中学生向けに、理科の定期テスト対策用の一問一答問題をまとめました。
今回は中1範囲の「物質の性質(てんびん、メスシリンダー、質量と密度)」です。
テストによく出るポイントもまとめているので、ぜひ定期テストで高得点をねらいましょう!
※関連記事:中学理科の計算問題
※関連記事:【高校入試】理科でよく出る問題の一問一答
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(1)てんびんを使うときは、どのような台に置きますか。
(2)以下の選択肢は電子てんびんで薬品をはかりとるときの使用手順です。正しい順番に並び替えてください。
ア:薬品を薬包紙に少量ずつのせる
イ:電源を入れる
ウ:0点スイッチを押す
エ:薬包紙をのせる
オ:水平な台に置く
(3)上皿てんびんで薬品をはかりとるとき、分銅は左の皿と右の皿のどちらに置きますか。
(4)上皿てんびんの指針を左右同じくらい振れるように調節する部分を何というか。
(5)以下の選択肢は上皿てんびんで薬品をはかりとるときの使用手順です。正しい順番に並び替えてください。
ア:分銅を左の皿にのせる
イ:調節ねじをまわして指針が左右同じくらいに振れるようにする
ウ:薬包紙をのせる
エ:指針が左右同じくらい振れるように薬品を右の皿に少しずつのせる
オ:水平な台に置く
(6)上皿てんびんで薬品をはかりとるとき、薬包紙は(左の皿だけのせる/ 右の皿だけのせる/ 両方の皿にのせる)。
(7)メスシリンダーの目盛りを読むときは(液面のもっとも高い面/ 液面のもっとも低い面)を読む。
(8)以下の図で、液面の体積は何cm3になりますか。
(9)以下の図で、液面の体積は何cm3になりますか。
(10)1mLは何cm3ですか。
(11)15mLは何cm3ですか。
(12)30cm3は何mLですか。
(13)1Lは何mLですか。
(14)25Lは何mLですか。
(15)750mLは何Lですか。
(16)物体そのものの量を何というか。
(17)物体にかかる重力の大きさを何というか。
(18)1cm3あたりの質量を何というか。
(19)g/cm3の読み方を答えてください。
(20)水より物質の密度のほうが大きいとき、物質は水に(浮く/ 沈む)。
(21)氷は水に浮く。水と氷のどちらのほうが密度が大きいか。
(22)水の入った入れ物と水銀の入った入れ物がある。鉄を入れたとき、鉄が沈むのは水と水銀どちらの入れ物か。
鉄 | 8g/cm3 |
水銀 | 15g/cm3 |
水 | 1.00g/cm3 |
(23) 水の入った入れ物、水銀の入った入れ物、エタノールが入った入れ物がある。鉄を入れたとき、鉄が浮くのはどの入れ物か。
鉄 | 8g/cm3 |
水銀 | 15g/cm3 |
水 | 1.00g/cm3 |
エタノール | 0.8g/cm3 |
(1)水平な台
(2)オ→ウ→エ→イ→ア
(3)左の皿
(4)調節ねじ
(5)オ→ウ→イ→ア→エ
(6)両方の皿にのせる
(7)液面のもっとも低い面
(8)54cm3
(9)33cm3
(10)1cm3
(11)15cm3
(12)30mL
(13)1000mL
(14)25000mL
(15)0.75L
(16)質量
(17)重さ
(18)密度
(19)グラム毎立方センチメートル
(20)沈む
(21)水(密度の大きいほうが沈む)
(22)水(密度の大きいほうが沈む)
(23)水銀(密度の大きいほうが沈む。水とエタノールは鉄より密度が小さいので、鉄は沈む)
物質の性質の範囲について、中学の定期テストでは以下のようなポイントがよくテストに出てきます。
てんびんには電子てんびんと上皿てんびんがあります。
それぞれの使い方(手順)を覚えておきましょう。
①てんびんを水平な台の上に置く
②電源を入れる
③薬包紙をのせる
④0点スイッチを押す
⑤薬品を少しずつのせる
①てんびんを水平な台の上に置く
②薬包紙を両方の皿にのせる
③指針が左右に同じくらい振れるように調節ねじを回す
④左の皿に分銅をのせる(重い分銅からのせる)
⑤右の皿に薬品をのせる
テストには密度の計算問題がたくさん出てきます。
密度とは「物質1cm3あたりの量」です。記述問題に出てくることもあるので、書けるようにしておきましょう。
密度の公式は以下のとおりです。
密度(g/cm3)=物質の質量(g)÷物質の体積(cm3)
以下の問題を解いてみましょう。
(1)体積100cm3で質量20gの物質の密度。
(2)体積30cm3で質量15gの物質の密度。
(3)体積20.5cm3で質量12gの物質の密度。小数第一位まで。
(4)体積15cm3で質量8gの物質の密度。小数第一位まで。
(5)密度8g/cm3で体積10cm3の物質の質量。
(6)密度12.4g/cm3で体積28cm3の物質の質量。
(7)密度15.8g/cm3で質量47.4gの物質の体積。
(8)密度0.75g/cm3で質量25gの物質の体積。小数第一位まで。
(9)物体を20cm3の目盛りまで水の入ったメスシリンダーに入れたところ、目盛りが以下の図のようになった。
①この物体の体積は何cm3ですか。
②この物体の質量が55gのとき、密度を小数第2位まで求めてください。
(10)金属の密度をはかったところ、以下の表のようになった。
金属 | 鉄 | 銀 | 銅 | アルミニウム |
密度(g/cm3) | 8 | 10 | 9 | 3 |
①表の金属を同じ質量にしたとき、体積がもっとも大きいものと小さいものはそれぞれどれですか。
②表の金属を同じ体積にしたとき、質量がもっとも大きいものと小さいものはそれぞれどれですか。
(1)0.2g/cm3
密度=質量20g/体積100cm3
(2)0.5g/cm3
密度=質量15g/体積30cm3
(3)0.6g/cm3
密度=質量12g/体積20.5cm3
(4)0.5g/cm3
密度=質量8g/体積15cm3
(5)80g
質量=密度8g/cm3×体積10cm3
(6)347.2g
質量=密度12.4g/cm3×体積28cm3
(7)3cm3
体積=質量47.4g/密度15.8g/cm3
(8) 33.3cm3
体積=質量25g÷密度0.75g/cm3
(9)
①13cm3 (目盛りが20cm3から33cm3に増えている)
②4.23g/cm3 (密度=質量55g÷体積13cm3)
(10)
①大:アルミニウム、小:銀 (密度が小さいものほど体積は大きい)
②大:銀、小:アルミニウム (密度が大きいものほど体積は小さい)
理科は単元ごとに分かれているため、どうしても苦手単元が生まれやすいです。
覚えられない、計算問題が苦手など、人によって得意・不得意はさまざまです。
そこで、理科のテスト勉強をどうすれば良いかを簡潔に紹介します。
※関連記事:中学理科の勉強方法
まず、教科書や参考書を使って単元ごとにしっかり理解しましょう。
理科は1つの知識や解き方をいくつもの単元で使えるわけではありません。「前回のテストで高得点だったから今回のテストも大丈夫!」と思っていると失敗しがちです。
単元ごとにしっかり理解しておきましょう。
いくら理解を深めても、アウトプットしないと記憶には定着しづらいです。
単元を理解できたら、すぐに市販問題集や学校のワークを使って演習しましょう。
学校の授業を受けたらその日のうちに教科書を読みなおし、問題集で演習するのが理科で高得点を取るコツです。
問題を解いたらすぐに答え合わせをしましょう。
覚えきれていなかった用語や知識があれば、すぐ覚えなおし、その問題を解きなおします。
繰り返し正解することで記憶に定着しやすくなります。
理科は実験の問題がよく出てきます。単元ごとに代表的な実験がありますので、それぞれの実験で「目的」「手順」「結果」「考察」まで覚えておくと便利です。
テストではこの4つのいずれか(もしくはすべて)が問題になります。
覚えておくだけで正解できます。
80点以上を取りたい人は記述問題の演習もしましょう。
理科でよく出てくる記述問題も、前述のような実験問題です。ここでも、「目的」「手順」「結果」「考察」を覚えておくと正解しやすくなります。
記述問題では、問題と自身の解答がずれていないか確かめましょう。
原因を聞かれているのに結果を書いていると大きく減点されます。
問題の問われ方によって解答の文末の書き方は決まっています。
理科では特に「なぜ?」「何のため?」を聞く記述問題が多いです。
文末を「~(だ)から」「~(の)ため」とするのを忘れないようにしてください。
これだけで2-3点拾えます。
前述のように、理科は得意/不得意が単元ごとに分かれやすいです。
苦手単元は中3になって高校受験勉強をはじめると大きな障壁になります。
逆に、苦手単元を1つも残さずに中3を迎えられれば、受験対策でかなり有利になります。
学校の授業を受けて問題集を解き、「この単元難しいかも」と感じたら、すぐ苦手克服に乗り出しましょう。
いつもより復習の頻度を増やす、解説のくわしい参考書を併用するなどすれば克服しやすいです。
最後に、中学理科のおすすめの問題集・参考書を紹介します。いずれもAmazonのPRリンクをつけているので、リンク先でお得に購入いただけます。
1冊目に紹介するのは「ひとつひとつわかりやすく。」のシリーズです。
この問題集は基礎的な内容に特化しています。
解説はイラスト多めで視覚的に分かりやすく、理科に苦手意識の強い人でもスムーズに勉強に入れます。
学年ごとに分かれているので、高校入試対策で必要な単元の入っているものだけ利用するのにも便利です。
演習問題は少ないので、学校のワークなどで補うと良いでしょう。
出版社:学研プラス
2冊目は「標準問題集」のシリーズです。
解説はややシンプルですが、問題の質の高さで定評があります。
しっかりと理解して解く問題が多く、着実にレベルアップできます。
丸暗記に頼ってなかなか点数が伸び悩んでいる人に特におすすめです。中1~中3まで学年ごとに分かれています。
出版社:受験研究社
3冊目は「自由自在」です。流行の浮き沈みの多い問題集のなかで、数十年前から一貫して人気のあるシリーズです。
解説が分かりやすく、問題量も豊富です。基礎から難問まで幅広い問題が掲載されているので、理科が苦手な人から難関高校志望者まで使えます。
出版社:受験研究社
最後に紹介するには「面白いほどわかる」のシリーズです。
教科書以上に解説がくわしく、たくさんの図版を使って臨場感ある解説で理解が深まります。
これ1冊で中学3年間を網羅しています。
出版社:KADOKAWA
いかがでしょうか。
中学理科のてんびんの使い方、メスシリンダーの目盛りの読み方、質量や密度、体積を求める計算問題をまとめました。いずれもテストによく出る問題です。
密度を求める公式をベースに、質量や体積を求める問題もよく出てきます。
理科のなかでも計算して解くものが多い範囲です。問題集をくり返し解いて90点を目指しましょう!
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