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前置詞toの意味と使い方:toのイメージと6つの意味、forとの違いなどを例文を使って解説

英語の勉強中のノート 中学生
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「前置詞toの使い方が良く分からない」
「toはいつ使えばいいの?」

このような疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。

toは英文でよく出てくる単語で、意味がたくさんあります。ですが、前置詞toの意味をまとめて覚え、間違いやすい使い方を知っておけば、便利に使いこなせるようになります。

そこで、前置詞toの意味や使い方を解説し、forとの違いなどをお伝えします。最後に練習用に穴埋め問題も用意しています。

※関連記事:【英語の前置詞一覧】前置詞の意味と覚え方を種類別に紹介:of、for、atの使い分け方(ルール)など

前置詞toのイメージと使い方

前置詞のtoには大きく分けて6つの意味があります。たくさんあるので、コアイメージから理解しておくと覚えやすいです。

前置詞toのコアイメージ

前置詞はイメージから覚えると覚えやすく、場面に応じて活用しやすくなります。

前置詞のtoには「~に向かっている」というイメージがあります。

以下のように、「ある地点から別の地点へと向かい、目標地点に到達している」というニュアンスを含んでいます。「方向と到達」を表しています。

(例文)
I went to the park.
(私は公園に行きました。)

この例文の場合、「私」は公園に向かって移動し、公園に到着しているという意味になります。

なお、到着しているかどうか定かではない場合にはleave forを使います。

前置詞toの使い方

前置詞には「後ろに名詞がくる」というルールがあります。このルールはtoも同様です。

I went to the park.

上記の例文でも、toの後ろにはthe parkという名詞がきています。

前置詞の後ろの単語については、以下の記事で解説しています。
前置詞の後ろにくる単語は名詞・代名詞・動名詞

前置詞toの6つの意味

前述のように、前置詞には6つの意味があります。1つ1つ説明します。

方向と到達点

1つ目は「方向と到達点」を表す意味です。

goやwalkなど、移動や移動手段と一緒に使われることが多いです。

(例文①)
I walked to the station and took the train to Kobe.
(私は歩いて駅に行き、電車に乗って神戸に行った。)

駅まで歩いて向かい、駅に到着し、
さらに電車に乗って神戸に向かい、神戸にも到着したことになります。

遠い場所だけではなく、身近な距離でも使います。

(例文②)
I’m listening to him.
(私は彼の言うことを聞いている。/彼の話に耳を傾けて聞いている。)

彼のほうに「(気持ちや身体を)向けている」という状況です。

範囲と限界

2つ目は「範囲と限界(限度)」を表す意味です。

平たく言うと、「いつから・いつまで」「どこから・どこまで」を表します。

この場合のtoはfromと一緒に使うことも多いです。

(例文①)
I traveled from Italy to Spanish last year.
(私は去年、イタリアからスペインまで旅行した。)

例文①のように、「イタリアからスペインまで」という物理的な範囲を表します。また、以下の例文のように時間の範囲(期限)を表すこともできます。

(例文②)
I go to school from Monday to Saturday.
(私は月曜から土曜まで学校に通っている。)

例文②では、「月曜から土曜まで」という時間(期間)の範囲を表しています。曜日だけでなく、「10時から15時まで」のように何時から何時もfrom toで表せます。

(例文③)
To the best of my knowledge, he is innocent.
(私の知る限り、彼は無実だ。)

範囲・限度(限界)を、toだけで表す場合もあります。例文③では「to the best of my knowledge(私の知る限り)」という表現を使っています。直訳すると「私の知識の限界では」という意味です。

結果

3つ目は「結果」を表す意味です。「~して、その結果…になった」というときにtoを使います。

(例文)
To my surprise, she won the tournament.
(私の驚いたことに、彼女がトーナメントに優勝した。)

例文では、「to my surprise(私の驚いたことに)」という表現でtoを使っています。彼女がトーナメントに優勝したという事実が「私の驚き」という「結果」につながったことを表しています。

彼女がトーナメントに優勝した→私は驚いた
という、時系列を表しています。

結合と追加

4つ目は「結合と追加」を表す意味です。

(例文①)
He attached a name tag to his backpack.
(彼は名札をリュックに付けた。)

例文①のように、「名札」を「リュック」に結合させる状況を表しています。

これは「方向」とよく似ている表現で、
「方向」が物理的な距離を移動して目標地点に到達することを表すのに対して、
「結合」では物理的な距離は関係ありません。

(例文②)
Please add your name to the list.
(お名前をリストにご記入ください。)

例文②では「追加」の意味でtoが使われています。「リスト」に「名前」を追加するという状況です。

これも「方向」と「到達」のコアイメージから派生しています。

比較

5つ目は「比較」を表す意味です。

(例文①)
I prefer to read books to watch TV.
(私はテレビをみるより本を読むほうが好きだ。)

例文では「prefer A to B」(BよりAが好き)という表現が使われています。AとBを比較するのにtoを使うやり方です。

AとBのどちらのほうが好きなのかややこしいですが、「to B」で「Bに比べると~」となります。ほかにも、「A is superior to B」で「AはBより優れている」という表現あります。ここでも、「to B」で「Bに比べると~」という使い方をします。

この使い方はイディオムとして覚えておくと便利です。ほかにも以下のような表現があります。

(例文②)
The teacher asked us to compare our answers to the correct ones.
(先生は私たちに答案を模範解答とくらべるように伝えた。)

この例文では「compare A to B(AとBをくらべる)」という表現が使われています。ここでも比較の意味でtoを使います。

定期テストや入試によく出る前置詞toの表現一覧

以下の表現はテストによく出てきます。覚えておくと便利です。

  • Prefer A to B:BよりAが好き
  • A is superior to B:AはBより優れている
  • A is inferior to B:AはBより劣っている
  • senior to ~:~より年上
  • junior to ~:~より年下
  • prior to ~:~よりも前に

適合と一致

6つ目は「適合と一致」を表す意味です。

(例文①)
We danced to her piano.
(私たちは彼女のピアノに合わせて踊った。)

例文①では「to her piano」で「彼女のピアノに合わせて」という意味でtoを使っています。「彼女のピアノ(の演奏)」にダンスを適合させている状況を表しています。

また、以下のような「一致」でtoを使うこともできます。

(例文②)
They didn’t know the answer to the question.
(彼らはその問題に対する答えが分からなかった。)

例文②では、「問題」と「答え」を一致させるという意味でtoを使っています。

前置詞toで間違いやすい使い方

つづいて、前置詞toの使い方で間違いやすい例をまとめて説明します。

前置詞toとforの使い分け

前置詞toとforは意味がやや似ているため、「この場合はどっちを使えばいいのか」がややこしくなりがちです。その分、テストでもよく問われます。

toは「~に向かって」という「方向と到達」を表しますが、forは「~のために」「~の期間」という「範囲」を表します。端的に言うと、違いは「到達しているかどうか」です。

to…到達している
for…到達しているかどうか分からない

到達していると分かるものはto、到達しているかどうか不明な場合(あるいは到達したかどうかが重要ではない場合)はforを使います。

(例文)
I gave a book to him.(彼に本をあげた。)
I bought a book for him.(彼のために本を買った。)

上記の例文のように、to himなら本が彼に届いている状態を表します。一方、for himなら本が彼のもとに届いているかどうかは分かりません。

このように、到達していればtoで、到達したか分からない場合はforです。

look forward to~ing

前置詞の後ろは名詞か動名詞になります。このことから、to ~ingになる間違いやすい表現がいくつかあります。

以下、覚えておきたい表現です。

  • look forward to ~ing:~するのを楽しみに待つ
  • be used to ~ing:~するのに慣れている
  • be accustomed to ~ing:~するのに慣れている
  • what do you say to ~ing?:~するのははどうですか?
  • take to ~ing?:~する習慣になっている
  • object to ~ing:~するのに反対する
  • when it comes to ~ing:~するということになると
  • come close to ~ing:危うく~するところ
  • with a view to ~ing:~することを目指して
  • devote oneself to ~ing:するのに専念する
  • object to ~ing:~に反対する

前置詞toとto不定詞の違い

同じtoでも前置詞の場合と不定詞の場合もあります。

前置詞toは「~に、~へ」という意味ですが、to不定詞は「~すること、~するために、~するための」の意味になります。

また、前置詞toの後ろは名詞か動名詞ですが、to不定詞の後ろは動詞の原形です。

(例文)
I went to the park to play soccer.
(私はサッカーをするために公園に行った。)

例文ではtoが2つ登場しています。went to the parkのtoはthe park(公園)という名詞が後ろにきているので、前置詞のtoです。2つ目のtoはto play soccerのように動詞がきているので不定詞です。

このように、意味や用法で前置詞なのか不定詞なのかが分かれます。

※関連記事:前置詞toと不定詞toの見分け方

前置詞to、for、inの穴埋め問題

それでは、前置詞の穴埋め問題を解いて練習してみましょう。

以下の日本文に合うように、(  )に入る単語を【 】から選んでください。

(1)私はその本を友人にあげた。

I gave the book( )my friend.
【to/ for/ in】

(2)彼女は鍵をカバンに入れた。

She put the keys ( )her bag.
【to/ for/ in】

(3)彼は先生にメッセージを残した。

He left a message( ) his teacher.
【to/ for/ in】

(4)私たちは雨のなか、バスを待った。

We waited( )the bus in the rain.
【to/ for/ in】

(5)彼女はその店に行って野菜を買った。

She went( )the store to buy groceries.
【to/ for/ in】

解答

(1) to

「あげた」ということは、友人にその本が届いているのでtoを選びます。

(2) in

「カバンに入れた」というのはカバンの「中に」入れたということなので、inを選びます。

(3) for

「メッセージを残した」だけなので、そのメッセージが「先生」に届いているかどうかは不明です。そのため、forを選びます。

(4) for

「バスを待った」なので、バスが来た・バスに乗ったという「到達」が不明です。またwait for~で「~を待つ」というイディオムがあるので、forを選びます。

(5) to

野菜を買っているので、「その店に到着している」と分かります。そのため、toを選びます。

大学受験英文法の参考書・問題集

最後に、高校英文法のおすすめ参考書・問題集を紹介します。学校で使う文法問題集をひととおり終えてから使うようにしましょう。

『Next Stage 英文法・語法問題』

1冊目は『Next Stage』です。一般的にネクステと呼ばれています。ひととおり文法の知識をインプットした向けにアウトプット用の問題集です。

問題数が多く、共通テスト8割、GMARCH・関関同立レベルまでこれ1冊で大丈夫です。

解説がややあっさりしていますから、解説を読んでわかりづらい場合は解説のくわしい参考書を併用すると良いでしょう。


Next Stage 英文法・語法問題[4th EDITION]: 入試英語頻出ポイント218の征服

基本編はコチラ↓


Bright Stage[ブライトステージ] 英文法・語法問題

応用編はコチラ↓


POWER STAGE 英文法・語法問題 New Edition

出版社:桐原書店
特徴:

1999年の初版刊行以来、ベストセラーとして好評を博している「スーパー整理本」。「文法」「語法」「イディオム」「会話表現」「単語・語い」「アクセント・発音」の大学入試頻出項目を最も効率的に身につけることができます。

英文法・語法問題はもちろん英作文問題や英文読解問題も含めて大学入試で合格点を取るために前提となる知識が1冊にまとめられています。

共通テスト・中堅大学では「差をつける」レベルまで、難関大学では「合格ラインに到達できる」レベルまでの情報量とし、入試に必要な情報はすべて網羅しています。

体系的理解が可能なように全218の「Point」を設置し、内容を明示することで、獲得目標が明らかな構成となっています。また、各「Point」内の問題配列にも細心の注意を払っています。

左頁を問題、右頁を解説とする見開き2頁構成。右頁の解説では、「【整理】」「考え方」「注意」「プラス」などの項目を設け、情報を整理していますので、理解すべきこと、整理すべきこと、覚えるべきことが明確になっています。

Part 4「会話表現」、Part 6「アクセント・発音」を収録した音声CD付き。文字だけでなく、耳から確認して覚えることができます。

桐原書店より引用

『英文法・語法 Vintage』

2冊目は『Vintage』(ビンテージ)です。ネクステと並んでよく使われている文法問題集です。

ネクステがGMARCH・関関同立レベルまでなのに対して『Vintage』は早慶レベルまでカバーしています。また、解説がネクステよりも丁寧です。ただし、問題数はやや少なめなので、解説→問題演習の順に勉強すると良いでしょう。


英文法・語法 Vintage 3rd Edition

出版社:いいずな書店
特徴:

受験の“マスト・アイテム”さらに洗練されて登場!本書は,大学受験に必要な,英文法・語法・イディオム・会話表現などの広範な英語の知識を効率よく獲得し,さらにその知識を展開して入試問題を解く力を身につけることを目的とした学習書です。<特長>“最新入試を徹底研究,頻出問題を厳選”最近の入試傾向を踏まえて,必須の攻略ポイントを厳選しました。さらに,超頻出問題もチェックできます。また,必須項目を体系的に学習できるように問題を配列しました。“レイアウトを一新, 読みやすく学習がスムーズに進む紙面に”学習がスムーズに進む紙面にレイアウトを一新しました。 “詳しい解説で問題の解き方が身につく”問題を解く際の「着眼点」,正解への道筋である「問題の解法」,なぜ誤りなのかを示す誤答の「選択肢」の解説など,問題を解く力を養います。“学習の指針を示す豊富なコラム”「まずは確認」,「しっかり理解」,「整理して覚える」の3種類のコラムを掲載。理解しなければならないこと,覚えなければならないことを明確に提示しています。

Amazonより引用

『総合英語Evergreen』

3冊目に紹介するのは『総合英語Evergreen』です。『Next Stage』や『Vintage』が文法問題集なのに対して、『総合英語』は参考書です。解説中心で、演習問題は少なめです。

解説の分量が相当多いので全部読もうとするよりも、文法問題集の分からない箇所だけ参照してみるのがおすすめです。


総合英語Evergreen

出版社:いいずな書店
特徴:

「総合英語Forest」が新たなステージへ!英文法の本質がわかる参考書の最新版!

<特長>☆「総合英語Forest」から引き継がれる3大特長☆
① 英文法の「なぜ?」をしっかり理解
② 基本から発展までスムーズに学習できる構成
③ 「わかりやすさ」を徹底追及

☆解説動画・アプリで学習を強力にサポート!☆
【解説動画】英文法の重要項目の基本的な概念を、著者がわかりやすく解説した動画をご用意。冊子とあわせて視聴することで、英文法の「なぜ?」をしっかりと理解できます。
【学習アプリ】ターゲット例文をさまざまなかたちで確認できる学習アプリをご用意。コミュニケーションの基盤となる基本英文をしっかりとマスターすることができます。

Amazonより引用

まとめ

いかがでしょうか。

前置詞toの6つの意味と使い方を例文付きで分かりやすく解説しました。

toには「ある地点から別の地点へと向かい、目標地点に到達している」というイメージがあります。forとの使い分けで悩むときもありますが、「到達しているかどうか」で違いがあります。

to、for、inの使い分けをする問題も載せているので、ぜひ練習してみてください。

※関連記事:前置詞toと不定詞toの見分け方:意味の違いや使い分け方を解説します
※関連記事:asの意味と使い分け:前置詞as、接続詞as、副詞as、関係代名詞asの意味・用法と長文での訳し方

プロフィール
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福地 暁です。
個別指導の塾を経営しています。

これまで3000組以上のご家庭を担当させていただきました。
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