英検®の資格を持っておくと、中学入試・高校入試・大学入試それぞれで有効に活用できます。受験学年になる前に取得しておくと、受験学年で英語への勉強時間をほかの科目に回せるなど、受験を有利に持っていけます。
一方で、英検®は決して簡単な検定ではありません。特に準2級~1級は高校卒業以上の学力レベルが求められます。
検定対策に時間を使ったのに結局資格を取得できなかったら、元も子もありません。
そこで、英検®対策に有効な問題集を13種類お伝えします。級別に紹介しますので、ご自身の取得したい級に合わせてご活用ください。
この記事は下記の方向けです。
- 英検®を取得して受験を有利にしたい方
- 効率よく英検®対策をしたい方
- 英検®3級までは取得されたか、3級取得相当の実力がある方
英検®の概要
準2級以上を受けられる方はすでにご存じかもしれませんが、確認のために英検®の概要を簡単におさらいします。
英検®の試験日程
英検®は年3回あります。個人で申し込む際の試験日程を下記の表にまとめています。
受付期間 | 一次試験日 | 二次試験日 | |
第1回 | 3月31日~5月2日 (書店は4月21日締切) | 6月4日(日)本会場 | (A日程)7月2日(日) (B日程)7月9日(日) |
第2回 | 8月1日~9月8日 (書店は9月1日締切) | 10月8日(日)本会場 | (A日程)11月5日(日) (B日程)11月12日(日) |
第3回 | 11月1日~12月14日 (書店は12月8日締切) | 2024年1月21日(日)本会場 | (A日程)2024年2月18日(日) (B日程)2024年2月25日(日) |
英検®の合格率と合格ライン
英検®は2015年度まで合格率が発表されていました。2016年度以降は不明ですが、それまでは下記のとおりでした。
1級 | 準1級 | 2級 | 準2級 | |
2015年 | 12.0% | 16.0% | 26.4% | 36.7% |
2014年 | 10.4% | 15.3% | 25.1% | 35.7% |
2013年 | 10.4% | 15.3% | 26.2% | 35.9% |
2012年 | 10.0% | 15.1% | 25.0% | 35.8% |
2011年 | 9.6% | 14.5% | 25.2% | 36.1% |
2010年 | 8.8% | 14.4% | 24.9% | 35.1% |
1級は10%前後、準1級は15%前後、2級は25%前後、準2級は36%前後でした。今も問題の難易度は大きく変わっていませんが、級があがるごとに合格率は下がっています。
また、各級の合格ラインは下記のように公表されています。
級 | 1次スコア | 2次スコア |
1級 | 2028/2550点(79.5%) | 602/850点(70.8%) |
準1級 | 1792/2250点(79.6%) | 512/750点(68.3%) |
2級 | 1520/1950点(77.9%) | 460/650点(70.8%) |
準2級 | 1322/1800点(73.4%) | 406/600点(67.8%) |
2級以上は1次で8割弱、2次で7割の得点率が必要です。準2級はやや下がりますが、それでも1次・2次ともに7割前後が求められます。
受験で英語利用できる
英検®準2級以上を持っていると、中学入試・高校入試・大学入試すべてで英語利用できます。
英検の優遇措置は大きく、下記の3点です。
- 受験資格が得られる
- 当日の英語の試験に加点される
- 英語の学科試験が免除される
学校によって優遇制度の内容が異なっていますので、くわしくは学校の募集要項を確認ください。
※関連記事:英語利用できる東京の私立中学
※関連記事:英語利用できる神奈川、埼玉、千葉の私立中学
※関連記事:英語利用できる関西の私立中学
大学入試については、準2級から英語利用できますが、2級以上の所持が望ましいです。
英検®対策問題集の選び方
英検®対策問題集はたくさんあります。そのなかからどれを選べばいいか迷ってしまいますよね。
英検®対策は、下記の4つの基準で問題集を選ぶようにしてみてください。
- 2016年度以降の新制度に対応している
- 試験内容の全体像がわかる
- 検定までの日数で選ぶ
- 解説付きで過去問がある
それぞれ説明します。
2016年度以降の新制度に対応
まず、2016年度から英検®の検定内容がリニューアルされました。変更内容は下記のとおりです。

ほかにも2級のライティングの時間が75分→85分になり、2級以上の検定に観点別採点が導入されています。
2016年以前の対策や過去問も勉強に使えますが、リニューアル後の内容で対策するほうがいいでしょう。
試験内容の全体像がわかる
問題集によっては、試験内容の一部に特化しているものもあります。
特定の出題傾向の苦手克服には有効ですが、初めてその級の検定を受けるときには全体像がわかるものを選びましょう。
どのパートにどれくらい時間がかかるか、どれくらい得意・苦手にしているかを感覚的に把握できるようにするためです。
この感覚が過去問対策や検定受検時の時間配分で活きてきます。
同じ理由で、リスニングが掲載されている問題集を選びましょう。ライティングだけではなく、リスニングの練習も必須です。
検定までの日数で選ぶ
それぞれの問題集は、「何日で検定対策をするか」をコンセプトにして作られています。7日間完成、2週間完成などです。
こうした速成タイプの問題集は、試験までに日数が乏しいときに「急いで仕上げる」ためのものです。
もし検定日までに2-3か月もあるなら、英語4技能(聞く・話す・読む・書く)をバランスよくあげるような勉強をしましょう。
その際には、級別の単語帳や文法問題集を使うと対策がしやすいです。
解説付きで過去問がある
最後は過去問です。ライティングやリスニングをパートごとに学習したら、通しで過去問を解いてみましょう。
問題集を解くのに一生懸命勉強になって、過去問を1回分くらいしか解かずに検定に臨む人もいます。
それだと実力を十分に発揮しづらいです。
過去問は最低3回分は解いておきましょう。
過去問やその解説が問題集に載っていれば、問題集に集中していても過去問を忘れずに解きます。
過去問を解き忘れないようにするのが目的なので、過去問が問題集に掲載されていなければ、別ルートで手に入れておきましょう。
※各級の過去問(1年3回分)は下記の日本英語検定協会のサイトで手に入ります。
英検5級・英検4級・英検3級・英検準2級・英検2級・英検準1級・英検1級
英検®準2級対策の問題集
『英検®準2級 でる順 合格問題集 新試験対応版』

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出版社:旺文社
値段:1.320円(税込)
掲載内容:過去問を細分割した対策問題集
※この問題集の後に『2022年度版 英検®準2級 過去6回全問題集』に移る流れです
特徴:
「でる順」だからムダがない!
この本は、1冊で二次試験対策までカバーできる、
オールインワン型、英検準2級対策問題集です。●2017年度英検リニューアルに完全対応!
新形式の英作文問題をはじめ、2017年度からの新試験に完全対応しています。●「でる順」に効率よく学習!
過去問を分析し、本番そっくりのオリジナル問題を頻度別に収録。
合格に最適な問題数だから、ムリなく、ムダなく学習できます。●1冊で二次試験対策まで!
一次試験はもちろん、二次試験までこれ1冊でばっちり対策できます。●試験会場まで持って行ける「でる順BOOK」付き!
「持ち物リスト」や「解答のポイント」、「単熟語ファイナルチェック」など、
試験直前に役立つ内容をポケットサイズの別冊に収録しています。
===※本書の音声は、旺文社リスニングアプリ「英語の友」でもお聞きいただけます。詳しくは、公式ウェブサイト(http://www.eigonotomo.com/)をご覧ください。
旺文社より引用
※本書は、『英検準2級 でる順 合格問題集』の内容に、2017年度以降の試験形式に合わせて大問5「英作文問題」のみを新規で加え再編集したものです。(2017年6月時点の情報に基づく)
『2023年度版 英検®準2級 過去6回全問題集』

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出版社: 旺文社
値段:1,650円(税込)
掲載内容:6回分の過去問
※『英検®準2級 でる順 合格問題集 新試験対応版』の後に使うと効果的です
特徴:
★旺文社は英検書売上No.1! ※日販調べ(2022年1月-12月の英検書ジャンル売上部数より)
英検対策は、刊行50年目を迎えるロングセラー『全問題集』シリーズで!★掲載6回分すべての音声(リスニング・面接)が聞ける!
リスニング・面接の音声をアプリやダウンロードで手軽にお聞きいただけます。
(公式アプリ「英語の友」・音声ダウンロード・ストリーミングでの音声再生サービスをご利用いただける期間は2023年2月24日-2024年8月31日です。なお、ご利用期間内にアプリやPCにダウンロードしていただいた音声は、期間終了後も引き続きお聞きいただけます。)
※公式アプリ「英語の友」について、詳しくは公式サイト(https://eigonotomo.com/)をご覧ください。★はじめての受験も安心!
試験内容や合否判定方法がわかる「英検インフォメーション」で試験情報はバッチリ。★充実の別冊解答!
解答、訳、詳しい解説を別冊に掲載。◎収録試験:2022年度第2回・第1回、2021年度第3回・第2回・第1回、2020年度第3回
旺文社より引用
『英検®準2級 を たった7日で総演習 予想問題集 新試験対応版』

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出版社:学研プラス
値段:1,430円(税込)
掲載内容:出題パートごとの演習と予想問題1回分
特徴:
ライティングも面接試験もおまかせ。この1冊で合格まで完全サポート!
■たった7日で試験の内容がよくわかる!
英検準2級の過去問を徹底分析し、出題形式別によく出る問題を精選。はじめて受験する人でも、無理なく効率的に学習を進めることができます。■合格力が身につく3ステップ方式!
1「弱点発見模試」で苦手分野を確認。
2大問ごとに「まとめ」→「演習問題」の流れで実力アップ。
3最後に「本番直前模試」で総仕上げ。■CD2枚つき!
リスニング問題の音声が全て吹き込まれたCDつき。リスニングテストの対策がしっかりできます。■ライティング対策もできる!
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なるべく短期間で試験勉強をしたい人
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英検®2級対策の問題集
『英検®2級 でる順 合格問題集 新試験対応版』

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出版社: 旺文社
値段:1,320円(税込)
掲載内容:過去問を細分割した対策問題集
※この問題集の後に『2022年度版 英検®2級 過去6回全問題集』に移る流れです
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「でる順」だからムダがない!
この本は、1冊で二次試験対策までカバーできる、
オールインワン型、英検2級対策問題集です。●2016年度英検リニューアルに完全対応!
新形式の英作文問題をはじめ、2016年度からの新試験に完全対応しています。●「でる順」に効率よく学習!
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試験直前に役立つ内容をポケットサイズの別冊に収録しています。※本書は、『英検2級 でる順合格問題集』の内容に、2016年度以降の試験形式に合わせて大問4「英作文問題」のみを新規で加え再編集したものです。(2016年8月時点の情報に基づく)
旺文社より引用
『2023年度版 英検®2級 過去6回全問題集』

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出版社:旺文社
値段:1,760円(税込)
掲載内容:6回分の過去問
※『英検®2級 でる順 合格問題集 新試験対応版』の後に使うと効果的です
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★旺文社は英検書売上No.1! ※日販調べ(2022年1月-12月の英検書ジャンル売上部数より)
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旺文社より引用
『英検®2級をたった7日で総演習 新試験対応』

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出版社:学研プラス
値段:1,430円(税込)
掲載内容:出題パートごとの演習と予想問題1回分
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ライティングも面接試験もおまかせ。この1冊で合格まで完全サポート!
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英検®準1級対策の問題集
『英検®準1級 でる順 合格問題集 新試験対応版』

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出版社:旺文社
値段:1,540円(税込)
掲載内容:過去問を細分割した対策問題集
※この問題集の後に『2022年度版 英検®準1級 過去6回全問題集』に移る流れです
特徴:
「でる順」だからムダがない!
この本は、1冊で二次試験対策までカバーできる、
オールインワン型、英検準1級対策問題集です。●英検リニューアルに完全対応!
英作文問題が新形式となった、2016年度からの新試験に完全対応しています。●「でる順」に効率よく学習!
過去問を分析し、本番そっくりのオリジナル問題を頻度別に収録。
合格に最適な問題数だから、ムリなく、ムダなく学習できます。●1冊で二次試験対策まで!
一次試験はもちろん、二次試験までこれ1冊でばっちり対策できます。●試験会場まで持って行ける「二次試験・面接BOOK」付き!
二次試験の問題2セット、「面接の流れ」や「面接のポイント」など、
試験直前に役立つ内容をポケットサイズの別冊に収録しています。※本書は、『英検準1級 でる順合格問題集』の内容を、2016年度からの試験形式に合わせて再編集したものです。
旺文社より引用
大問4「英作文」以外の問題については、基本的に旧版と同じ内容となっています。
『2023年度版 英検®準1級 過去6回全問題集』

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出版社:旺文社
値段:2,310円(税込)
掲載内容:6回分の過去問
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★旺文社は英検書売上No.1! ※日販調べ(2022年1月-12月の英検書ジャンル売上部数より)
英検対策は、刊行50年目を迎えるロングセラー『全問題集』シリーズで!
★掲載6回分すべての音声(リスニング・面接)が聞ける!
リスニング・面接の音声をアプリやダウンロードで手軽にお聞きいただけます。
(公式アプリ「英語の友」・音声ダウンロード・ストリーミングでの音声再生サービスをご利用いただける期間は2023年2月24日-2024年8月31日です。なお、ご利用期間内にアプリやPCにダウンロードしていただいた音声は、期間終了後も引き続きお聞きいただけます。)
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旺文社より引用
『英検®準1級をたった7日で総演習 新試験対応』

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出版社:学研プラス
値段:1,760円(税込)
掲載内容:出題パートごとの演習と予想問題1回分
特徴:
ライティングも面接試験もおまかせ。この1冊で合格まで完全サポート!
■たった7日で試験の内容がよくわかる!
英検準1級の過去問を徹底分析し、出題形式別によく出る問題を精選。はじめて受験する人でも、無理なく効率的に学習を進めることができます。■合格力が身につく3ステップ方式!
1「弱点発見模試」で苦手分野を確認。
2大問ごとに「まとめ」→「演習問題」の流れで実力アップ。
3最後に「本番直前模試」で総仕上げ。■CD2枚つき!
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例題を解きながら、面接の概要を把握することができます。▼こんな人におすすめ!
Amazonより引用
なるべく短期間で試験勉強をしたい人
試験勉強ができないまま、受験日が近づいてきてしまった人
試験の出題傾向をしっかり把握したい人
英検®1級対策の問題集3選
『英検®1級 でる順パス単 5訂版』

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出版社:旺文社
値段:1,980円(税込)
掲載内容:英検®1級の最頻出単語
特徴:
英検単語集の超定番「でる順パス単」シリーズ!
1998年シリーズ刊行、信頼と実績のロングセラー単語集の5訂版です。本書の特長
★「でる順」だから効率的に覚えられる!
★学習をサポートする無料音声つき!
★学習効果がわかるテストつき!各特長の詳細は以下の通りです。
★「でる順」だから効率的に覚えられる!
過去10年分の英検過去問題を徹底分析し、よく出題される語を「でる順」に掲載しました。★学習をサポートする無料音声つき!
音声ダウンロード・アプリ対応なので、スマホやパソコンで簡単に音声をお聞きいただけます。★学習効果がわかるテストつき!
「単語編」には見出し語を覚えたか確認できるテストがついています。※本書の音声は、公式アプリ「英語の友」でお聞きいただけます。詳しくは、公式サイト(https://eigonotomo.com/)をご覧ください。
※本書は、2012年3月に刊行された『英検1級でる順パス単』を改訂したものです。主な改訂ポイント
旺文社より引用
・英検過去問分析データに基づき、収録内容を見直しました。
・見出し語を100語ごとのセクションに区切りました。
・章末に「英検形式にチャレンジ!」を新設しました。
『2023年度版 英検®1級 過去6回全問題集』

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出版社:旺文社
値段:3,630円(税込)
掲載内容:6回分の過去問
特徴:
★旺文社は英検書売上No.1! ※日販調べ(2022年1月-12月の英検書ジャンル売上部数より)
英検対策は、刊行50年目を迎えるロングセラー『全問題集』シリーズで!★掲載6回分すべての音声(リスニング・面接)が聞ける!
リスニング・面接の音声をアプリやダウンロードで手軽にお聞きいただけます。
(公式アプリ「英語の友」・音声ダウンロード・ストリーミングでの音声再生サービスをご利用いただける期間は2023年2月24日-2024年8月31日です。なお、ご利用期間内にアプリやPCにダウンロードしていただいた音声は、期間終了後も引き続きお聞きいただけます。)
※公式アプリ「英語の友」について、詳しくは公式サイト(https://eigonotomo.com/)をご覧ください。★はじめての受験も安心!
試験内容や合否判定方法がわかる「英検インフォメーション」で試験情報はバッチリ。★充実の別冊解答!
旺文社より引用
解答、訳、詳しい解説を別冊に掲載。
『英検®1級総合対策教本』

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出版社:旺文社
値段:2,750円(税込)
掲載内容:過去問を細分割した対策問題集
特徴:
受験申し込みから二次試験まで、
英検1級合格に必要なすべての情報を1冊にまとめた総合対策書!
解説と問題演習を通して着実に英語力を高めることができます。●新試験に完全対応!
2016年度から新形式になった英作文問題に対応しています。●豊富な英検情報!
申し込み方法や受験の流れ、受験者の悩みに答えるQ&Aなど、英検情報を豊富に収録しています。●過去問分析で傾向がつかめる!
過去問の分析に基づく出題傾向を掲載。最新の傾向を把握することで、効率よく学ぶことができます。●4技能の力が身につく!
本書の英検対策で、読む・聞く・書く・話すの4つの技能を総合的に鍛えることができます。※本書は、2010年8月に刊行された『英検1級総合対策教本』を改訂したものです。
旺文社より引用
主な改訂ポイント
・2016年度から変更された英作文問題に対応しました。
・近年の出題傾向に基づき、解説・問題の一部を差し替えました。
・「教えて!英検1級Q&A」を加えるなど、英検情報を増やしました。
・コラム「4技能統合型学習のすすめ」を加えました。
『DAILY30日間 英検®1級 集中ゼミ 新試験対応版』

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出版社:旺文社
値段:2,310円(税込)
掲載内容:30日間かけてじっくり対策できるよう過去問を細分割している
特徴:
1日30分でできる!
この本は、30日間で英検1級の一次試験突破を目指す問題集です。●英検リニューアルに完全対応!
英作文問題が新形式となった、2016年度からの新試験に完全対応しています。●1日30分でできる!
1日の学習に必要な時間は30分程度。忙しくても、無理なく英検対策ができます。●30日間で総仕上げまでできる!
1日に取り組む範囲がきっちり決まっているから、試験日までの学習計画が簡単に立てられます。●問題形式に沿って学べる!
問題形式ごとに解き方のポイントを押さえ、英検と同じ形式の練習問題を解くから、スコアに直結する無駄のない学習ができます。
●模擬テストを収録!
実際の一次試験と全く同じ形式・分量の模擬テストで、力試しができます。※本書は、『DAILY30日間 英検1級集中ゼミ 四訂版』の内容を、2016年度からの試験形式に合わせて再編集したものです。
旺文社より引用
大問4「英作文」以外の問題については、基本的に旧版と同じ内容となっています。
英検®準2級~1級の出題傾向
つづいて、英検®準2級~1級の出題傾向を確認します。
合格に必要なレベル
準2級~1級までの学力の目安を表にまとめました。
級 | 推奨目安 | 出題目安 |
準2級 | 高校中級程度 (高校2年相当) | 教育や科学などを題材とした、長文の穴埋め問題が加わります。 大学入試の問題形式と共通点が多く、入試対策にも最適。 |
2級 | 高校卒業程度 (高校3年相当) | 医療やテクノロジーなど社会性のある英文読解も出題されます。 海外留学、国内での入試優遇・単位認定など、コミュニケーション力が高く評価されます。 ビジネスシーンでも採用試験の履歴書などで英語力をアピールできます。 |
準1級 | 大学中級程度 (早慶合格相当) | エッセイ形式の実践的な英作文の問題が出題されます。 「実際に使える英語力」の証明として高く評価されています。 |
1級 | 大学上級程度 (英検®では最上級) | 二次試験では2分間のスピーチと、その内容への質問がなされます。 カギは英語の知識のみでなく、相手に伝える発信力と対応力。 世界で活躍できる人材の英語力を証明します。 |
3級までは中学卒業レベルですが、準2級からは高校・大学レベルに入ります。
小学生で取得するのはかなり困難ですが、対策をしっかり行って合格を取っている子も多数います。
入試で活用する際には、高校入試なら準2級以上、大学入試なら2級以上を取るようにしましょう。
合格に必要な英単語数
次に、各級で求められる英単語数をまとめました。
学力目安 | 必要英単語数 | |
準2級 | 高校2年相当 | 3300語 |
2級 | 高校3年相当 | 4500語 |
準1級 | 早慶合格相当 | 8000語 |
1級 | 英検®では最上級 | 12000語 |
級が上がるごとに必要な英単語数が増えていきます。2級の「4500語」は大学入試に必要とされる単語数と同程度です。
さらに、2級→準1級→1級とあがるにつれて、必要な英単語数を3000-4000語ずつ増やす必要があります。
英単語は数が多くなると良く似た意味の単語も増えてきて、ややこしくなってきます。
効率のいい暗記方法を下記の記事でお伝えしています。中学生向けの記事ですが、確実に覚えるための暗記方法を紹介しています。
よろしければ参考にしてください。
英検®準2級の出題傾向
ここからは級ごとに出題傾向をお伝えします。まず、英検®準2級です。
準2級は「一次試験」と「二次試験」にわかれています。
一次試験は筆記試験で、二次試験はスピーキングテストです。
一次試験の出題傾向
■リーディング・ライティング(75分) | ||||
形式・課題 | 形式・課題詳細 | 問題数 | 問題文の種類 | 解答形式 |
短文の語句空所補充 | 文脈に合う適切な語句を補う。 | 20 | 短文 会話文 | 4つの選択肢から解答を1つ選ぶ (選択肢印刷) |
会話文の文空所補充 | 会話文の空所に適切な文や語句を補う。 | 5 | 会話文 | 4つの選択肢から解答を1つ選ぶ (選択肢印刷) |
長文の語句空所補充 | パッセージの空所に文脈に合う適切な語句を補充。 | 5 | 物語文 説明文 | 4つの選択肢から解答を1つ選ぶ (選択肢印刷) |
長文の内容一致選択 | パッセージの内容に関する質問に答える。 | 7 | Eメール 説明文 | 4つの選択肢から解答を1つ選ぶ (選択肢印刷) |
英作文 | 質問に対する回答を英文で書く。 | 1 | (問題文なし) | 記述式 |
■リスニング(25分) | ||||
形式・課題 | 形式・課題詳細 | 問題数 | 問題文の種類 | 解答形式 |
会話の応答文選択 | 会話の最後に発話に対する応答として最も適切なものを補う。 (放送回数1回) | 10 | 会話文 | 3つの選択肢から解答を1つ選ぶ (選択肢読み上げ) |
会話の内容一致選択 | 会話の内容に関する質問に答える。 (放送回数1回) | 10 | 会話文 | 4つの選択肢から解答を1つ選ぶ (選択肢印刷) |
文の内容一致選択 | 短いパッセージの内容に関する質問に答える。 (放送回数2回) | 10 | 物語文 説明文 | 4つの選択肢から解答を1つ選ぶ (選択肢印刷) |
準2級の一次試験は
- リーディングの大問が4問
- ライティングの大問が1問
- リスニングの大問が3問
の合計8問からなります。それぞれ説明します。
【リーディング】
リーディングの大問の内容は下記のとおりです。
- 大問1:短文の語句空所補充
- 大問2:会話文の文空所補充
- 大問3:長文の語句空所補充
- 大問4:長文の内容一致
3級までにくらべて問題量が増え、なおかつ長文が2題も出ています。
大問1は全問正解しておきたいところです。
【ライティング】
50-60語の英作文が1題出されます。

指定語数が50-60語というのは、大学入試二次試験と同等です。なかなかのハイレベルになってきます。
とはいえ、英検のライティングは毎回同じ問題になっています。解答のコツを守れば比較的書きやすいです。
ライティングのコツ
コツは2つです。
- 「主張→理由①→根拠①→理由②→根拠②→再主張」の順に書く
- 定型表現を使う
「外国人の知り合いから、『勉強中にスマホを使うのって良いと思う?』と聞かれたら」という上記の問題を例に取って説明します。
<主張>
I think that it’s good for people to use smartphones while studying. I have two reasons.
(勉強中にスマホを使うのは良いことだと考えます。理由は2つあります。)
<理由①>
First, a smart phone can help you concentrate.
(第一に、スマホがあると集中力を高められます。)
<根拠①>
For example, playing music is relaxing.
(例えば、音楽を流すとリラックスできます。)
<理由②>
Second, you can finish your homework faster.
(第二に、宿題が早く終わります。)
<根拠②>
For instance, you can check the time immediately.
(例えば、時間をすぐ確認できます。)
<再主張>
That’s why I think that it’s good for people to use smartphones while studying.
(そのため、私は勉強中にスマホを使うのは良いことだと考えます。)
赤字部分は定型表現です。丸覚えして勉強中に使い慣れておきましょう。
【リスニング】
準2級のリスニングは大問が3つ出てきます。
- 大問1:会話の応答文選択
- 大問2:会話の内容一致選択
- 大問3:文の内容一致選択
大問1は選択肢も音声で放送されます。問題用紙に印字されていないので、集中を切らさないように気をつけましょう。
また、大問2・大問3も放送されるのは1回だけですが、問題用紙に選択肢が印字されています。
※関連記事:英検®準2級のレベルと一次試験対策(リーディング・ライティング・リスニング)の仕方を徹底解説!
二次試験の出題傾向
■面接(6分):面接委員1人と受験者1人 | ||
形式・課題 | 形式・課題詳細 | 問題数 |
音読 | 50語程度のパッセージを読む。 | 1 |
パッセージについての質問 | 音読したパッセージの内容についての質問に答える。 | 1 |
イラストについての質問 | ①イラスト中の人物の行動を描写する。 ②イラスト中の人物の状況を描写する | 2 |
受験者自身の意見など | ①カードトピックに関連した内容についての質問に答える。 ②日常生活の身近な事柄についての質問に答える。 (カードのトピックに直接関連しない内容も含む) | 2 |
準2級の二次試験は6つの形式・課題からなります。
- 音読:50語程度のパッセージを読む
- 音読したパッセージの内容についての質問に答える
- イラストについての質問①:イラスト中の人物の行動を描写する
- イラストについての質問②:イラスト中の人物の状況を説明する。
- 受験者自身の意見など①:カードのトピックに関連した内容についての質問に答える
- 受験者自身の意見など②:日常生活の身近な事柄についての質問に答える
日常生活で英語でコミュニケーションを取れるかどうかがポイントになります。
※関連記事:英検®準2級の二次試験対策(スピーキング)の仕方と当日の流れを徹底解説!
英検®2級の出題傾向
つづいて、英検®2級の出題傾向を見ていきます。
2級も「一次試験」と「二次試験」にわかれています。
一次試験は筆記試験で、二次試験はスピーキングテストです。
一次試験の出題傾向
■リーディング・ライティング(85分) | ||||
形式・課題 | 形式・課題詳細 | 問題数 | 問題文の種類 | 解答形式 |
短文の語句空所補充 | 文脈に合う適切な語句を補う。 | 20 | 短文 会話文 | 4つの選択肢から解答を1つ選ぶ (選択肢印刷) |
長文の語句空所補充 | パッセージの空所に文脈に合う適切な語句を補充。 | 6 | 説明文 | 4つの選択肢から解答を1つ選ぶ (選択肢印刷) |
長文の内容一致選択 | パッセージの内容に関する質問に答える。 | 12 | Eメール 説明文 | 4つの選択肢から解答を1つ選ぶ (選択肢印刷) |
英作文 | 質問に対する回答を英文で書く。 | 1 | (問題文なし) | 記述式 |
■リスニング(25分) | ||||
形式・課題 | 形式・課題詳細 | 問題数 | 問題文の種類 | 解答形式 |
会話の内容一致選択 | 会話の内容に関する質問に答える。 (放送回数1回) | 15 | 会話文 | 4つの選択肢から解答を1つ選ぶ (選択肢印刷) |
文の内容一致選択 | 短いパッセージの内容に関する質問に答える。 (放送回数1回) | 15 | 物語文 説明文 | 4つの選択肢から解答を1つ選ぶ (選択肢印刷) |
2級の一次試験は
- リーディングの大問が3問
- ライティングの大問が1問
- リスニングの大問が2問
の合計6問からなります。それぞれ説明します。
【リーディング】
リーディングの大問の内容は下記のとおりです。
- 短文の語句空所補充
- 長文の語句空所補充
- 長文の内容一致
ポイントは「長文」です。大問3つのうち2つが長文です。
長文を早く正確に読む練習をしておきましょう。
【ライティング】
80-100語の英作文が1題出されます。
下記の画像をご覧ください。

出題内容はこれまでと同じく、下記の2つを英語で書く問題です。
- 自分の意見
- 意見の理由2つ
ライティングのコツは英検準2級のライティングとまったく同じです。
- 「主張→理由①→根拠①→理由②→根拠②→再主張」の順に書く
- 定型表現を使う
書く順番と定型表現は毎回同じなので、事前に何度も練習しておきましょう。
【リスニング】
リスニングは大問2つです。
- 大問1:会話の内容一致選択
- 大問2:文の内容一致選択
問題用紙の選択肢に目をとおしておき、
「何を聞き取ればいいか」
を意識しておきましょう。放送されるのはどちらの大問も1回だけです。
どちらの大問も問題用紙に選択肢が印字されていません。聞き逃さないように集中する必要があります。
※関連記事:英検®2級のレベルと一次試験対策(リーディング・ライティング・リスニング)の仕方を徹底解説!
二次試験の出題傾向
2級の二次試験は5つの形式・課題からなります。
■面接(7分):面接委員1人と受験者1人 | ||
形式・課題 | 形式・課題詳細 | 問題数 |
音読 | 60語程度のパッセージを読む。 | 1 |
パッセージについての質問 | 音読したパッセージの内容についての質問に答える。 | 1 |
イラストについての質問 | 3コマのイラストの展開を説明する | 1 |
受験者自身の意見など | ある事象・意見について自分の意見などを述べる。 (カードのトピックに関連した内容) | 1 |
受験者自身の意見など | 日常生活の一般的な事柄に関する自分の意見などを述べる。 (カードのトピックに直接関連しない内容も含む) | 1 |
- 音読:60語程度のパッセージを読む
- 音読したパッセージの内容についての質問に答える
- イラストについての質問:3コマのイラストの展開を説明する
- 受験者自身の意見など①:ある事象・意見について自分の意見を述べる
- 受験者自身の意見など②:日常生活の一般的な事柄に関する自分の意見などを述べる
子育てについての意見など、ややむずかしいテーマで意見を述べる問題もあります。
ゆっくり話す、「Could you say that again?」を2回まで繰り返すなど、「アティテュード」や裏技を駆使して「間違いの少ない英語」を話すように心がけましょう。
※関連記事:英検®2級の二次試験対策(スピーキング)の仕方と当日の流れを徹底解説!
英検®準1級の出題傾向
次は英検®準1級の出題傾向を見ていきます。
準1級も「一次試験」と「二次試験」にわかれています。
一次試験は筆記試験で、二次試験はスピーキングテストです。
準1級を所持していると、大学入試ではかなり有利になります。
※関連記事:大学受験の英検®優遇措置について徹底解説!絶対に損をしないそのお得な制度とは?
ですが、2級からかなり難易度があがりますので、合格するのに時間がかかります。入試に利用する予定なら、早めの合格(高2の1月まで)を目指しましょう。
一次試験の出題傾向

準1級の一次試験は「リーディング」「ライティング」「リスニング」の3パートにわかれています。
試験時間が90分と非常に長いです。通しで過去問演習を繰り返して解き慣れておく必要があります。
パートごとに出題傾向を見ていきます。
【リーディング】
リーディングは大問が3つあります。
- 大問1:短文の語句空所補充
- 大問2:長文の語句空所補充
- 大問3:長文の内容一致選択
短文・長文を読む前に選択肢に目をとおすようにしましょう。
【ライティング】
120-150語の英作文が1題出されます。字数の長さだけでいえば、難関国公立並みです。
ですが、これまでの級同様の定型表現が使えるのと、提示されたポイントが重要なヒントになってくれます。
下記の画像をご覧ください。

準1級のライティングのポイントは3つです。
- 書く順番に気をつける
- 定型表現を使う
- 書きやすいPOINTSを選ぶ
それぞれ説明します。
【書く順番】
Essayなので、「序論」→「本論」→「結論」の順番に書きます。
この順番や内容は、2級までのライティングと同じです。
2級までと同じく、最初(「序論」)と最後(「結論」)は同じ主張を書きます。
真ん中の本論には主張内容の根拠を2つ書きます。
単語数が2級の「80-100語」だったのに対して、
準1級では「120-150語」と1.5倍に増えています。
「本論」で話をふくらませて語数を稼いでおきましょう。「いつ」「誰が」「なぜ」の視点で書くようにすると、120-150語に収まりやすくなります。
【定型表現】
2級までの定型表現をそのまま使えます。
<序論>「I agree with the idea that ~.」「I have two reasons to support my opinion.」
<本論>「First, ~.」「Second, ~.」
<結論>「Because of these reasons, I believe that ~.」
定型表現だけで23語も稼げます。字数が増えてもあまり気にする必要はありません。
【リスニング】
準1級のリスニングは大問3からなります。
- 大問1:会話の内容一致選択
- 大問2:文の内容一致選択
- 大問3:Real-Life形式の内容一致選択
英検2級までにはなかった「Real-Life形式」の問題が登場します。
この形式について説明します。
「10秒間で次の状況を読んでおきなさい」という音声(英語)が流れます。
その間に下記画像のような問題文を読み、状況を把握して音声が流れてくるのを待ちます。

画像部分を和訳するとこうなります。
(日本語訳)
状況:あなたはスティックタイプのお香(incense)を買い、火をつけて(香りを)楽しみたいと思っています。店員が次のようなことをあなたに伝えました。
問題:あなたはどのブランドのお香を買うほうがいいですか?
放送では、「Bonquet Himalayaは~で、Magnolia’s Sanctuaryは~です。」といった流れで店員は説明してくれています。
放送が流れる前に「状況」と「選択肢」を把握しておき、問題用紙に軽くメモを取りながら聞き取るようにしましょう。
二次試験の出題傾向
準1級の二次試験は5つの形式・課題からなります。

- 自由会話:面接委員と簡単な日常会話を行う
- ナレーション:4コマのイラストの展開を説明する
- 受験者自身の意見を問う質問①:イラストに関連した質問に答える
- 受験者自身の意見を問う質問②:カードのトピックに関連した内容についての質問に答える
- 受験者自身の意見を問う質問③:カードのトピックにやや関連した、社会性のある内容についての質問に答える
準1級は「アティテュード」(態度・姿勢)も評価ポイントに入っています。
発声の明瞭さ、反応の自然さ、積極性がプラスの評価になります。逆に、何と答えていいか考えて黙ってしまうとマイナス評価になります。
面接委員の質問を聞き取れなかった場合は、
“I beg your pardon?”
“Could you say that again?”
と聞き返せばまた同じ質問を繰り返してくれます。
ただし、考えるための時間稼ぎで何度も聞きかえすのはNGです。会話が不自然・リスニング力が足りない、と判断されてしまいます。
英検®1級の出題傾向
最後に、英検®1級の出題傾向を見ていきます。
1級も「一次試験」と「二次試験」にわかれています。
一次試験は筆記試験で、二次試験はスピーキングテストです。
一次試験の出題傾向
英検®1級の一次試験は大問8題からなります。下記の画像のとおりです。

【リーディング】
- 大問1:短文の語句空所補充
- 大問2:長文の語句空所補充
- 大問3:長文の内容一致選択
「英検®1級はむずかしい」とよく言われます。
むずかしく感じる理由の1つは「単語力」です。難関大学入試の2倍程度の単語力が必要です。
例えば、下記画像をご覧ください。

各問題で使っている文法は平均的な高校レベルです。共通テストよりも易しいかなというくらいです。
ただ、単語が厄介で、大学入試用の単語帳にもあまり出てこない単語が並びます。
設問(1)の会話は、
A:「議長は辞任の理由言ってた?」
B:「言わなかった。とてもプライベートな理由だからと。」
というやり取りです。文の意味はわかりやすいですが、選択肢に下記のようななじみのない単語が並んでいます。
①divulge(明かす) ②condone(大目に見る)
③shun(忌む) ④elude(免れる)
単語の意味を知っていれば解けます。1級の単語帳で覚えておくようにしましょう。
【ライティング】
リーディングに比べて、1級のライティングは取り組みやすいです。
出題形式は同じで、準1級までとの違いは下記の2点です。
- 「語数の増加」:120-150語→200-240語
- 「理由の増加」:2つ→3つ
- 「テーマの変化」:日常的なもの→社会的なもの
語数が大幅にアップしていますが、その分、「理由・根拠」も1つ増えています。
書くネタが増えれば自然と語数も増えます。
用いる定型表現もそのままですから、「書きやすい理由を3つ考える」練習をしておけば問題ないですね。
【リスニング】
リスニングの大問は4つあります。
- 大問1:会話の内容一致選択
- 大問2:文の内容一致選択
- 大問3:Real-Life形式の内容一致選択
- 大問4:インタビューの内容一致選択
大問3は準1級から登場した「Real-Life形式」です。
準1級の項でもお伝えしたように、
10秒で「状況」と「質問文」を読むのがポイントです。
また、1級には「インタビューの内容一致選択」が登場します。この問題も最初に10秒与えられて、「インタビューの状況」と「質問文」に目をとおしておきます。
インタビューの放送原稿は下記のとおりです。

和訳すると、下記のとおりです。
☆☆今回はAisha Chopraさんという、ビンテージのレコードショップを経営する人へのインタビューです。
インタビュアー:番組をお聞きいただきありがとうございます。本日は、Aisha Chopraさんとお話しします。ようこそ、Aishaさん。
Aisha Chopra:お招きいただきありがとうございます。
インタビュアー:お仕事内容について少し教えていただけますか。
Aisha Chopra:わかりました。1960年代ビンテージのレコードと音楽製品を扱うお店を2つ経営しています。主に1960年代から1980年代のものです。最初のお店は15年前にオープンし、5年前には2つ目のお店もオープンしました。
本当のラジオのインタニューのようです。ポイントは2つです。
- 挨拶や自己紹介の言い方に慣れておく
- 「いつ」「どこで」「何」「なぜ」を聞き取る
長いですから、集中を切らさず・聞き洩らしても引きずらずに聞き取るように心がけましょう。
二次試験の出題傾向

英検®1級の二次試験は3つの形式・課題からなります。
- 自由会話:面接委員と簡単な日常会話を行う
- スピーチ:与えられた5つのトピックの中から1つ選び、スピーチを行う(2分)
- Q&A:スピーチの内容やトピックに関連した質問に答える
ポイントは「スピーチ」のパートです。5つのトピックはその場で与えられるので、事前に準備はできません。
「その場で2分間話す内容が思い浮かばない」という状態は避けたいです。
過去問集を使ったりして150-180語程度で、即興で話す練習を繰り返しましょう。

まとめ
いかがでしょうか。
英検®は英語力をたかめられるのと同時に、中学・高校・大学入試に利用できます。
受験学年になる前に計画的に取得したいところです。
※中学入試で英語利用できる中学校を下記の記事で紹介しています。
東京の私立中学
神奈川、埼玉、千葉の私立中学
関西の私立中学
※関連記事:高校受験の英検®優遇措置
※関連記事:大学受験の英検®優遇措置
合格率は低く、受験者4-5人に1人しか合格できません。問題集を使ってしっかりと勉強をがんばりましょう。
ただ、問題の難易度があがってくると解説を読んでもわからない問題が出てきたり、根本的に学習計画を練りなおす必要も出てきます。
また、英検®の勉強に力を入れすぎて学校の英語やほかの科目の勉強が薄くなってしまっては本末転倒です。
対策を急がないといけない場合は、プロ家庭教師に教わるという手もあります。
状況をみて検討してみましょう。
※関連記事:中学受験・高校受験・大学受験でプロの家庭教師の選び方:派遣センターはどこがいい?大手5社を徹底比較!

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