中学歴史の定期テスト対策のために、よく出る問題を一問一答にまとめました。
単元別にまとめており、今回は「日本の成り立ち（日本の誕生）」です。並行型の学校なら中1の1学期（前期）の定期テストでよく出題される範囲です。
どちらでも活用できます。
社会は丁寧に覚えれば誰でも高得点をねらえます。早めに勉強して、社会を得意にしておきましょう！
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※Z会について下記記事でくわしく紹介しています。
【中学生向け】Z会タブレットコースの進め方：成績上位を取って難関校に合格する方法を解説
縄文時代から古墳時代までの流れやポイントを解説します。
約1万5000年前から始まり、土器や狩猟・採集中心の生活が特徴です。独特な縄目模様の「縄文土器」や「貝塚」がよく知られています。
人々は、狩りや魚採り、植物の採集をしながら暮らしていました。
住んでいる地域で食べ物を1か月程度保管していましたが、気候の影響などで食料確保がむずかしくなると、別の地域に移動する「移住生活」もしていました。
弥生時代（紀元前4世紀頃〜3世紀頃）に中国から稲作が伝わり、日本の広い地域に普及しました。
稲作が広まったことで、それまでの「狩猟・採集」を中心とした生活から、農耕を基盤にした定住生活が進みました。
狩猟にくらべて収穫量が安定したことで人が増え、村落が形成され、人々が農業を中心に生活を営むようになりました。
弥生時代後期にはいくつからの集落が集まったり統合されたりして、力のある集団がうまれだします。なかには朝鮮半島に使いを送って金属を手に入れる集団も出てきました。
日本でも鉄器や青銅器が使用され始め、農具や武器の質が向上しました。特に銅鐸（どうたく）や銅剣（どうけん）などの青銅器は祭りや儀式で使用されました。また、村同士の争いも増加していきました。
3世紀後半から7世紀頃にかけて、ヤマト政権が全国の豪族をまとめ、中央集権的な支配体制が整いました。王（おおきみ：後の天皇）を中心とした支配体制が確立し、権力の象徴として各地に巨大な古墳が築かれました。
古墳をつくるほど大きな勢力には、朝鮮半島から渡来人がやってくることがしばしばありました。
渡来人は専門技術や知識を持った人たちで、中国や朝鮮半島での最新技術を日本に伝えました。
この時代には、大王や有力者のために巨大な古墳が作られました。特に大阪の大仙古墳は代表的で、副葬品として武器や鏡、宝石などが納められ、権力や信仰が強く反映されています。
ではポイントが分かったところで、一問一答問題を解いて知識を定着させましょう。
「テストで正解しておきたい基本問題」と「テストで差がつく問題」に分けています。
(1)ナウマンゾウのきばなど、日本の旧石器時代の化石が発見された長野県の湖の名前は何か。
(2)日本ではじめて打製石器が発見された群馬県の遺跡を何というか。
(3)海面が上昇して日本列島が今のような形になったのは約何年前か。
(4)表面に縄目の文様がつけられた厚手の土器を何というか。
(5)縄文時代の人びとの食べ物の残りかすなどを捨てた跡を何というか。
(6)縄文時代の人びとが住んでいた住居を何というか。
(7)魔よけや食物の豊かさを祈るために作られたと考えられる人形を何というか。
(8)稲作が伝えられたころに作られた、薄手でかための土器を何というか。
(9)弥生時代に収穫した稲を保管していた倉庫で、ねずみや湿気を防ぐように作られていた倉庫を何というか。
(10)弥生時代に祭りなどで使われていた金属器は何か。
(11)弥生時代の代表的な遺跡で、佐賀県にある遺跡を何というか。
(12)1世紀半ばに中国の王朝に使節を送ったと中国の文書に残っている、現在の福岡県にあった国を何というか。
(13)魏志倭人伝に載っている、卑弥呼が治めていたとされる国を何というか。
(14)3世紀後半に近畿で誕生し、5世紀までに東北の一部から九州まで治めるようになった勢力を何というか。
(15)5世紀に作られ、堺市にある世界最大級の古墳を何というか。
(16)古墳を囲むように並べられ、馬や家をかたどった土の製品を何というか。
(17)3世紀から7世紀にかけて朝鮮半島にあった国々のうち、①北部にあった国、②南部にあった2つの国の名前を答えなさい。
(18)朝鮮半島から日本に移り住み、最新の知識や技術を伝えた人々を何というか。
(19)渡来人が伝えたもののうち、朝廷の記録にも使わるようになった文字は何か。
(20)6世紀に渡来人が伝え、その後朝廷でも採用されるに至った宗教は何か。
(1)野尻湖
(2)岩宿遺跡
(3)約1万年前
(4)縄文土器
(5)貝塚
(6)たて穴住居
(7)土偶
(8)弥生土器
(9)高床倉庫
(10)青銅器
(11)吉野ケ里遺跡
(12)奴国
(13)邪馬台国
(14)大和政権
(15)仁徳陵古墳
(16)埴輪
(17)①高句麗、②百済と新羅
(18)渡来人
(19)漢字
(20)仏教
(1)旧石器時代の遺跡、相沢忠洋が発見した遺跡の名称を答えなさい。
(2)縄文土器の特徴は（厚手/薄手）で、（こわれにくい/こわれやすい）。当てはまるほうの選択肢を選びなさい。
(3)奴国の王が使いを送った中国の王朝名を答えなさい。
(4)奴国の王が漢に使いを送って金印を授けられたという内容を記述している中国の書物名を答えなさい。
(5)邪馬台国を治め、中国の王朝にも使いを送っていたという記録が残っている女王は誰か。
(6)卑弥呼が中国の王朝に使いを送ったという記録が残っている中国の書物名を答えなさい。
(7)大和政権の王は何と呼ばれたか。
(8)3世紀から7世紀に朝鮮半島北部にあり、中国の王朝とも戦っていた国はどこか。
(9)大和政権の倭の五王が相次いで使節を送っていた中国の王朝はどこか。
(10)大和政権時代に作られた古墳で、前方が円形で後方が四角形のようになっているタイプの古墳を何というか。
(11)日本で初めて磨製石器が使われた時代は何時代か。
(12)青銅器や鉄器が伝わった時代は何時代か。
(13)静岡県にある弥生時代の遺跡を何というか。
(14)古代日本の王が中国の王朝に使節を送って称号を授けられたり、珍しい文物をもらったりしていたことを何というか。
(15)倭の奴国の王が漢に授けられた金印が見つかったのは、現在の何県か。
(16)①縄文時代に豊かさを祈るために作られた人形は（土偶/埴輪）で、②古墳時代に古墳の表面に並べられたのは（土偶/埴輪）である。当てはまる選択肢をそれぞれ答えなさい。
(1)岩宿遺跡
(2)厚手・こわれやすい
(3)漢
(4)後漢書東夷伝
(5)卑弥呼
(6)魏志倭人伝
(7)大王
(8)高句麗
(9)宋
(10)前方後円墳
(11)新石器時代
(12)弥生時代
(13)登呂遺跡
(14)朝貢
(15)福岡県
(16)①土偶、②埴輪
縄文時代から古墳時代までは範囲が広く、覚えることが矢継ぎ早に出てきます。以下のポイントを押さえながらテスト対策をしましょう。
時代の流れを押さえ、各時代の特徴（縄文の狩猟・採集、弥生の稲作、古墳のヤマト政権）を整理しましょう。
「何が」「どの順番」で出てくるのかを押さえておくだけで覚えやすく、テストでも思い出しやすくなります。
時代ごとの道具や建造物（古墳など）を覚える
縄文時代、弥生時代、古墳時代それぞれの時代で登場する文化的な道具や建造物（縄文土器、弥生土器、銅鐸、大仙古墳など）も覚えておきましょう。
縄文土器と弥生土器の特徴の違いはテスト頻出です。以下の特徴を覚えておきましょう。
奴国の王が金印を授かったことは後漢書東夷伝に書かれていて、
邪馬台国の卑弥呼のことは魏志倭人伝に書かれています。
この組み合わせってややこしいですよね。どっちが金印で、どっちが卑弥呼だったかなと。
「奴国・金印・後漢書東夷伝」の覚えやすい語呂合わせを紹介します。
動かん父さん、金くれる。
（うごかんとうさん かね くれる）
※ごかんとう→後漢書東夷伝
※かね→金印
以上の語呂合わせで覚えましょう！
中学の定期テストには古墳や遺跡の名称と場所がよく出てきます。一覧にまとめました。
| 時代 | 古墳・遺跡の名称 | 場所 | 説明 |
| 旧石器時代 | 岩宿遺跡 | 群馬県 | 相沢忠洋が黒曜石の石器を発見 |
| 野尻湖遺跡 | 長野県 | ナウマン象の歯の化石 | |
| 縄文時代 | 三内丸山遺跡 | 青森県 | 日本最大級の縄文集落跡。物々交換の跡。 |
| 大森貝塚 | 東京都 | モースが発見 | |
| 弥生時代 | 板付遺跡 | 福岡県 | 稲作の跡 |
| 登呂遺跡 | 静岡県 | 水田や集落の跡 | |
| 吉野ケ里遺跡 | 佐賀県 | 大規模な環濠集落跡 | |
| 古墳時代 | 稲荷山古墳 | 埼玉県 | ワカタケル大王の名が刻まれた鉄剣 |
| 大山古墳 | 大阪府 | 平面積では世界最大の古墳 |
定期テスト対策としておすすめの社会の問題集を3冊紹介します。
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※関連記事：社会の定期テスト対策の仕方
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1人で勉強していると、下記のようなことがあります。
こういうときの対策方法を3つお伝えします。
社会は暗記科目です。暗記するには、繰り返しの学習と視覚記憶が有効です。
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しかも大手の通信教育なら問題の正解・不正解に応じて「解くべき問題」を提示してくれる機能があります。復習も最適なタイミングで実施できます。
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定期テスト対策や高校入試対策の王道として、塾の活用を考えてみましょう。
子どもは「人からの影響」を強く受ける時期にいます。
といったメリットが塾にはあります。
時期や生徒の学習状況・志望校・学力目標に応じて必要なカリキュラムを考えても、肝心の本人が実行しなければ（実行し続けなければ）効果は薄くなります。
「人からの働きかけ」と「学習環境」によって子どもの学習行動や意識は変わります。
※関連記事：塾はいつから通う？費用は？
こういうときは、家庭教師が便利です。特に受験直前期に家庭教師を活用する方が多くなります。
また、最近ではオンライン家庭教師の優位性がかなり際立ってきています。
普段は塾や予備校で教えている指導者がプロ家庭教師として活躍しています。オンラインなので、移動圏外に住んでいる人がちょっと空いた時間に授業をしています。
トップクラスの実績を持つプロ講師に教われば、1人であれこれ工夫するより5倍10倍早く、的確にポイントを押さえた学習ができます。
特に社会はプロと学生で指導力に大きな差が表れる科目です。「暗記科目」だと思うと興味がわきにくいかもしれませんが、プロが教えると興味を持つようになって楽しく勉強できるようになることがよくあります。
※関連記事：プロ家庭教師と学生家庭教師の違い
中学歴史の「日本の成り立ち」の範囲で、定期テストによく出てくる問題を一問一答形式でまとめました。
「縄文土器と弥生土器の特徴の違い」「土偶と埴輪の違い」「旧石器時代・岩宿遺跡」「旧石器時代・野尻湖」「弥生時代・登呂遺跡」「弥生時代・吉野ケ里遺跡」など、テストで差がつく問題36問です。
定期テスト対策や高校入試対策にご活用ください。
※関連記事：社会の定期テストの勉強法
※関連記事：高校入試によく出る問題の一問一答
※関連記事：高校入試によく出る問題の記述問題
※関連記事：高校受験社会の対策方法
※Z会について下記記事でくわしく紹介しています。
【中学生向け】Z会タブレットコースの進め方：成績上位を取って難関校に合格する方法を解説
ほかの範囲の問題は下記の記事にあります。
地理：
【世界のすがた】
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【身近な地域】
【日本の自然環境】
【日本の産業】
【人口からみる日本】
歴史：
【古代文明と宗教のはじまり】
【日本の成り立ち】
【飛鳥時代・奈良時代】
【鎌倉時代】
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View Comments
勉強をポイントまとめてくだっさってとても助かりました。
無駄を省けそうです。
ありがとうございました。
役に立ちそうで良かったです。勉強がんばってください！
期末考査の範囲だったので良い対策になりました。
またお世話になりました！！
とてもわかりやすくまとめられているので、よくわかりました。
これを、テストの当日に活かせるようにします！！
ありがとうございました。