中学英語でつまずきやすい文法の1つが 冠詞(a・an・the) です。
「いつ a を使うの?」「the はどのタイミングでつけるの?」といった疑問は、多くの中学生が感じるポイントです。
この記事では、中学1年で習う 冠詞の基本ルールを一覧で整理し、例文を使ってわかりやすく解説 します。
さらに、数えられる名詞との関係、テストで間違えやすい問題、a / an / the の使い分けのコツまで、学習者目線で丁寧にまとめました。
親記事「中1英単語・品詞まとめ」とつなげて読むことで、語彙と文法が一緒に理解でき、英語の文章の仕組みが一気にクリアになります。
中学生はもちろん、小学生・保護者・英語指導者にも役立つ内容になっています。
※なお、冠詞を含めて中1で出てくる英単語の一覧や使い方について、以下の記事で詳しく解説しています。
「中1英単語まとめ(品詞別)」
冠詞とは?中1で覚える基本

冠詞(かんし)とは、名詞の前につけて「どんなものの話か」を伝えるための英語のことばです。
英語では、名詞をそのまま置くのではなく、「ひとつなのか」「どれなのか」「初めて出てくるものか」をはっきり示す必要があります。そのときに使うのが冠詞です。
日本語には冠詞がないため、中学生がつまずきやすい単元ですが、「意味のしくみ」を理解すればスムーズに使いこなせます。
この章では、中学英語で必ず出る a・an・the をわかりやすく整理し、テストで点が取れるように例文つきで解説します。
※参考:NHK for School – 中学生の基礎英語 レベル1
冠詞の役割(名詞の前につける言葉)
冠詞には、名詞がどんなものなのかを説明する役割があります。
- 「ひとつの〜」という意味を足す
- 「どれなのか」をはっきり示す
- 話し手・聞き手の「共有している知識」を表す
名詞の前につけることで、文の意味が正確に伝わります。
例:
- I have a pen.(私は1本のペンを持っています。)
- The pen is blue.(そのペンは青いです。)
1つ目の文では「どのペンかわからない状態」、2つ目は「さっき言ったペン」のように、冠詞が意味を整理しています。
※なお、名詞については、以下の記事で詳しく解説しています。
中1英語の名詞を完全攻略|種類・単数/複数・冠詞の使い方を例文でやさしく解説
冠詞は「不特定」「特定」を表す
冠詞のもっとも大切なポイントは、名詞が「不特定」か「特定」かを区別することです。
- 不特定(よく知らない・初めて出てくるもの)
→ a / an を使う - 特定(どれのことか分かっているもの・話し手と聞き手の両方が知っているもの)
→ the を使う
例:
- I saw a dog.(犬を1匹見たよ。)※どの犬かは不明
- The dog was very big.(その犬はすごく大きかった。)※今話題にした犬と分かっている
この「不特定 → a/an」「特定 → the」の考え方を押さえると、冠詞ミスがぐっと減ります。
a / an / the の3種類をまず覚える
中学英語で最初に覚える冠詞は、この3つです。
| 冠詞 | 読み方 | 主な意味 | 使うとき |
|---|---|---|---|
| a | ア | 1つの〜 | 不特定の名詞/子音で始まる語の前 |
| an | アン | 1つの〜 | 不特定の名詞/母音で始まる語の前 |
| the | ザ/ジ | その〜 | 特定の名詞/文脈で分かる名詞 |
※以下の教科書を参考にしています。
『NEW HORIZON(中学英語)』東京書籍
『NEW CROWN(中学英語)』三省堂
『ONE WORLD(中学英語)』教育出版
a と an は「言いやすさ」で使い分けることも、中1で必ず押さえておくポイントです。
例:
- a cat(ア・キャット → 子音で始まる)
- an apple(アン・アップル → 母音で始まる)
まずはこの3つの意味と使う場面をしっかり覚えましょう。
不定冠詞 a / an の使い方

不定冠詞 a / an は、話し手・聞き手のどちらも特定していない名詞につける言葉です。
「ひとつの」「ある〜」という意味を持ち、初めて話題に出すものによく使われます。
意味(「1つの」「ある〜」)
a / an は、名詞に次のような情報を加えます。
- 1つの〜(数量)
- ある〜(特定していないもの)
例:
- I have a pen.(私は1本のペンを持っています。)
- She bought an orange.(彼女は1つのオレンジを買いました。)
このように、どれか決まっていない名詞につけるのがポイントです。
a と an の違い(母音・子音の発音)
a か an かは、次に続く単語の「発音」が母音で始まるかどうかで決まります。
- 子音の発音で始まる語 → a
例:a book, a pen, a cat - 母音の発音で始まる語 → an
例:an apple, an egg, an hour(hour は h を発音しないため母音扱い)
※「スペル」ではなく発音で判断するのが英語のルールです。
a と an の使い分けの早見表
| 発音の始まり | 例 | 使う冠詞 |
|---|---|---|
| 子音で始まる | book / pen / dog | a |
| 母音で始まる | apple / egg / umbrella | an |
| 例外(hを発音しない) | hour / honor | an |
| 例外(u の発音が「ユ」) | university / user | a(子音の“y”の音で始まるため) |
この表を覚えておくと、テストで冠詞ミスを防げます。
中1でよく出る名詞を使った例文(a pen / an apple など)
中学1年生で必ず習う名詞を使って、a / an の基本を確認しましょう。
- I have a pen.(私はペンを1本持っています。)
- This is a notebook.(これは1冊のノートです。)
- She has a cat.(彼女は1匹のネコを飼っています。)
母音で始まる語の場合:
- I want an apple.(私はリンゴを1つほしいです。)
- He bought an eraser.(彼は消しゴムを1つ買いました。)
- She is eating an orange.(彼女はオレンジを食べています。)
「名詞が初めて出るときは a / an を使う」ことを意識すると、英文がぐっと正しく書けるようになります。
the の使い方(定冠詞)

定冠詞 the は、「どれのことか分かっている名詞」につける言葉です。
話し手も聞き手も、同じものを頭の中でイメージできているときに使います。
意味(その・特定されたもの)
the は、名詞に次のような意味を足します。
- その〜(すでに分かっているもの)
- 特定された〜
- 1つしかないもの(太陽・地球など)
例:
- The teacher is kind.(その先生はやさしい。)
→ どの先生か分かっている状態。 - The sun is bright.(太陽は明るい。)
→ 世界に一つだけなので the がつく。
初めて出てくる名詞には使わない
the は「特定されたもの」につけるため、初めて話題に出す名詞には使いません。
例:
- × I saw the dog.(初めての登場なのに the はNG)
- ○ I saw a dog.(どの犬か分からない → a)
まず a / an で紹介し、2回目以降に the に変わるイメージです。
2回目以降に出てくる名詞につける
一度 a / an で紹介したものは、次に登場するときは the を使うのが基本ルールです。
例:
- I saw a dog.(犬を1匹見たよ。)
- The dog was very big.(その犬はとても大きかった。)
前に話題に出た名詞=お互いに分かる → the を使う、という流れです。
学校・地域の公共施設の前に使う場合(the library / the park)
中学英語で特に重要なのが、学校や地域の公共施設につく the です。
その地域に「どの施設のことかすぐ分かる」場合、the をつけます。
- the library(その地域の図書館)
- the park(その公園)
- the station(その駅)
- the hospital(その病院)
例文:
- I go to the library after school.
(私は放課後、図書館に行きます。)
→ 住んでいる地域の図書館が特定できるため the を使用。
ただし、固有名詞(Sunshine Library など)には the をつけません。
中1レベルの例文集(the teacher, the dog など)
中学1年生でよく使う名詞で、the を使った例文をまとめます。
- The teacher is talking now.
(その先生は今話しています。) - The dog is very cute.
(その犬はとてもかわいいです。) - I cleaned the classroom.
(私はその教室を掃除しました。) - We played in the park.
(私たちはその公園で遊びました。) - She is at the station now.
(彼女は今その駅にいます。) - He opened the door.
(彼はそのドアを開けました。)
→ 今いる部屋のドアなど、状況で特定できるもの。
the は “特定できるかどうか” を判断基準にすると、使い分けが分かりやすくなります。
a / an / the の使い分けのコツ
冠詞を素早く正しく選べるようにするには、ルールを覚える+文の状況(誰が何を知っているか)を考えるのがいちばんです。
ここでは中学生向けに定期テストやスピーキングで迷わないように、実践的で覚えやすいコツを紹介します。
「不特定なら a/an」「特定なら the」
一番シンプルで使えるコツはこれだけです。
- 不特定(どの〜か分からない/初めて話す) → a / an
例:I saw a cat.(ある猫を見たよ。) - 特定(どの〜か分かる/前に話したもの) → the
例:The cat was black.(その猫は黒かった。)
補足のポイント:
- a / an は単数にしか使えない(複数形には使えない)。
例:a dog × → dogs(複数のときは a/an なしで表現:I saw dogs.) - the は単数・複数・不可算名詞すべてにつけられる。
例:the book, the books, the water
この「不特定→a/an、特定→the」を頭の中で常に問いかけると、ミスが減ります。
ストーリーで冠詞が変わるパターン
(例:I saw a dog. → The dog was big.)
冠詞は話の流れ(ストーリー)で変わります。よく出るパターンを覚えておくと便利です。
- 初めて登場するものを紹介 → a / an
例:I saw a dog.(犬を1匹見たよ。どの犬かはまだ特定されていない) - その後、同じものについて話す → the
例:The dog was big.(その犬は大きかった。今はどの犬か分かっている)
短い会話の例:
- I bought a book yesterday.
- The book is interesting.
この変化(a → the)は英語でとても頻繁に使われます。文章や話を読むとき「この名詞は初めて出ているか?前に出たか?」をチェックする癖をつけましょう。
絶対冠詞を使わない名詞(breakfast, school, home など)
英語には「冠詞をつけないのが普通」のパターンがいくつかあります。中学レベルで覚えておくと便利な例を紹介します。
1. 食事(一般的に話すとき)
- have breakfast / have lunch / have dinner
例:I have breakfast at 7 o’clock.(私は7時に朝ごはんを食べます。)
※ただし「その特別な朝ごはん」を言いたいときは the breakfast と言うこともあります(例:The breakfast at the hotel was good.)。
2. 通常の場所へ行くとき(目的を表す)
- go to school / go to church / go to work / go home / go to bed
例:She goes to school every day.(彼女は毎日学校へ行きます。) - 特定の建物を指す場合は the を付ける:I visited the school yesterday.(昨日その学校を訪ねた)
3. 家や寝ることを表すとき(一般)
- be at home(家にいる) / go to bed(寝る)
例:I’m home now.(私は今家にいます。)
※home は通常 the を使わない。特定の家を強調する場合は the が使われることもありますが中1レベルではまず「homeは冠詞をつけない」と覚えれば十分です。
4. 抽象的・一般的な概念(複数形や不可算名詞で一般を表すとき)
- Dogs are friendly.(犬はフレンドリーだ。) → 一般の話なので冠詞なし(複数形)
- Water is important.(水は大切だ。) → 不可算名詞で一般の話
覚え方のミニチェックリスト(テスト前にパッと確認)
- その名詞は初めて出てくる? → a / an
- その名詞は前に出たり特定できる? → the
- 複数形や一般的な話? → 冠詞なし(または the を使う場合あり)
- 「学校へ行く」「家にいる」「朝ごはんを食べる」のような決まった表現? → 冠詞なし
以上が a / an / the の使い分けのコツです。短い例文をたくさん読んで(音読するとさらに効果的)、上のチェックリストで確認する練習をすると定着しやすいです。
冠詞と一緒に覚えたい名詞のルール
冠詞は名詞とセットで使うことが多いので、名詞の種類や形を一緒に覚えると間違いが減ります。
ここでは中学生向けに、テストでよく出る「数えられる名詞/数えられない名詞」「単数のときの決まり」「基本形」をやさしくまとめます。
※以下の教科書を参考にしています。
『NEW HORIZON(中学英語)』東京書籍
『NEW CROWN(中学英語)』三省堂
『ONE WORLD(中学英語)』教育出版
数えられる名詞と数えられない名詞
英語の名詞は大きく分けて2つあります。冠詞の使い方が変わるので、まずこの区別を覚えましょう。
1. 数えられる名詞(countable noun)
- 1つ、2つ…と数えられるもの。単数/複数の形がある。
- 例:a pen(ペン1本) / two pens(ペン2本) / a dog / three apples
2. 数えられない名詞(uncountable noun)
- 数えられないもの。通常は複数形にならない。量を表すときは a piece of / some / much などを使う。
- 例:water(水)、rice(ごはん)、music(音楽)、homework(宿題)
※注意:日本語だと数えられそうでも英語では数えられない場合があります(例:information は数えられない → many information × → some information)。
単数は必ず冠詞か所有語が必要
可算名詞の単数形(a dog, one book のような)には、必ず「何かを示す言葉(冠詞・所有格・this/that 等)」が必要です。冠詞や所有語がないと文が自然ではありません。
使えるものの例:
- 不定冠詞:a / an → I have a pen.
- 定冠詞:the → The pen is red.
- 所有格:my / your / his / her / our / their → My pen is new.
- 指示詞:this / that / these / those → This pen is mine.
- 数詞:one / two / three → One cat is sleeping.
間違い例:
- × I have pen. ← NG(単数の可算名詞に冠詞なし)
- ○ I have a pen. ← OK
これを覚えると、短い英文の基本エラーを防げます。
※なお、myやyourなどの中学英語の代名詞まとめ|主格・目的格・所有代名詞・指示代名詞を例文つきでやさしく解説
所有代名詞については、以下の記事で詳しく解説しています。
「名詞+冠詞」の基本形
以下はよく使う基本パターンです。丸暗記でも実用的に使えます。
- a / an + 単数(可算)
例:a dog, an umbrella - the + 単数 / 複数 / 不可算(特定のものを指すとき)
例:the book, the books, the water - 複数形(一般) → 冠詞なし(一般的に〜は…だ)
例:Dogs are friendly.(犬は友好的だ。) - 不可算名詞(一般) → 冠詞なし
例:Water is important.(水は大切だ。) - 所有語 + 単数(可算)
例:my teacher, his bag - 数量表現 + 名詞
例:two apples, a lot of rice, some juice - 特別表現(決まった言い方)
- go to school / be home / have breakfast → 冠詞なしが普通
- the を使うとき:I visited the school yesterday.(その学校を訪ねた)
覚え方のヒント(まとめ)
- 「数えられる?→ 単数なら冠詞か所有語が必要」と考える。
- 「不特定→ a/an、特定→ the」を常にチェック。
- 不可算名詞や複数形の一般論には冠詞をつけないことが多い(例外あり)。
これらを文章でたくさん読んだり、短い例文を自分で作って声に出すと、感覚が身につきます。
冠詞のよくある間違いと解決策

冠詞 a / an / the は、中学生の定期テストでもミスが多い分野です。
ここでは「なぜ間違えるのか」「どう直すのか」をはっきりさせて、減点を防ぐためのポイントをまとめています。
apple に a をつけるミス
(例:× a apple → ○ an apple)
よくある間違い:
- × I have a apple.(母音なのに a を使ってしまう)
理由:
日本語では a と an の違いを意識しないため、綴りの頭だけを見て判断しがち。
正しい判断基準:
- 母音の“音”で始まる → an
- 子音の“音”で始まる → a
例:
- an apple(ア→母音)
- an egg(エ→母音)
- a book(ブ→子音)
- a uniform(ユ→子音)←綴りは u でも「ユー」なので子音扱い
解決策:
- 「音で決める」と覚える
- 声に出して読んでみると判断しやすい
the をつけすぎるクセ
(どれのことかわからないのに the を使う)
よくある間違い:
- × I have the dog.(犬を飼っていると言いたいだけなのに the)
- × I bought the book.(どの本か相手が知らない状況で the)
理由:
“the をつけると丁寧っぽい”と誤解してしまうパターン。
判断基準:
- 聞き手が「どの〜か」分かる?
→ YES → the
→ NO → a / an
解決策:
- 「特定と言えない限り the は使わない」と意識する
- ストーリーの流れを確認する(初登場=a / an)
冠詞を忘れやすい名詞
(単数の可算名詞に冠詞なし → 文法的に不自然)
よくある間違い:
- × I have pen.
- × She is teacher.
理由:
日本語では「私はペンを持っている」「彼女は先生です」と冠詞の概念がないため。
覚えるルール:
- 単数の可算名詞には “絶対に” a / an / the / 所有語 が必要
解決策:
- 文を書くときは「名詞チェック」をする
- 単数?
- 数えられる?
→ 必ず何かつける!
使える形:
- a pen / the pen / my pen
- a teacher / the teacher / our teacher
テストで出る並べかえ問題の注意点
並べかえ問題(語順整序)は冠詞ミスが最も多い問題。次のポイントに注意すれば得点が安定します。
① a / an はまず名詞のすぐ前に置く
- 例:I / a / have / pen → I have a pen.
※なお、名詞の使い方について以下の記事で詳しく解説しています。
中1英語の名詞を完全攻略|種類・単数/複数・冠詞の使い方を例文でやさしく解説
② the も名詞の前だが、形容詞があるときは形容詞より前
- 例:the / big / dog → the big dog
※なお、形容詞については、以下の記事で詳しく解説しています。
中1英語の形容詞まとめ|意味・使い方・例文・練習問題つきでわかりやすく解説
③ 文脈に注目して a / an / the を選ぶ
- “初めて出てくる名詞” → a / an
- “前に出た名詞や特定できる名詞” → the
文章の前半と後半で冠詞が変わる問題は定番です。
例題:
I saw ( a / dog / the ). ( big / was / dog / the )
→ I saw a dog. The dog was big.
④ 不可算名詞は a / an をつけられない
- × a water
- ○ some water / the water(特定の水なら OK)
⑤ “絶対冠詞をつけない名詞” が含まれる場合も要注意
- go to school
- be home
- have breakfast
→ 並べかえに the を入れないようにする
冠詞は「ルールを知る」→「たくさん読む」→「自分で書いてみる」を繰り返すことで確実に上達します。
冠詞の例文集(中1向け)
ここでは中学1年生がすぐ使える、a / an / the の例文をたくさん集めました。日本語訳つきなので、意味を確かめながら音読してみてください。
最後に「日常・学校・家族」シーン別の例文もまとめています。
※中1英文法まとめはこちら
中学英語文法一覧:三人称単数など中1、中2、中3で習う英文法を例文つきで基本から分かりやすく解説
a / an を使った例文
(不特定の1つを表すとき)
- I have a pen. — 私は1本のペンを持っています。
- She has an umbrella. — 彼女は1本のかさを持っています。
- He wants a sandwich. — 彼はサンドイッチを1つほしがっています。
- There is an apple on the table. — テーブルの上にりんごが1つあります。
- I saw a cat in the garden. — 庭で1匹のねこを見ました。
- Can I borrow a ruler? — 定規を1本借りてもいいですか。
- She found an egg in the nest. — 彼女は巣でたまごを1つ見つけました。
- He bought a ticket. — 彼は切符を1枚買いました。
- I need an eraser. — 消しゴムが1つ必要です。
- This is a good idea. — これはいい考えだ。
ポイント: 次に出てくるまで「初めて話すもの」は a / an を使います。
the を使った例文
(特定されたもの/前に出てきたものを指すとき)
- I saw a dog. The dog was big. — 犬を1匹見た。その犬は大きかった。
- The teacher is in the staff room. — その先生は職員室にいます。
- Please close the door. — そのドアを閉めてください。
- The sun rises in the east. — 太陽は東からのぼります。
- I went to the library yesterday. — 昨日その図書館に行きました。
- The water in the bottle is cold. — そのボトルの水は冷たい。
- The students are in the gym. — その生徒たちは体育館にいます。
- She is reading the book I lent her. — 彼女は私が貸したその本を読んでいます。
- Put the pencil on the desk. — そのえんぴつをその机の上に置いてください。
- Where is the station? — その駅はどこですか。(話し手・聞き手がどの駅か分かっている場面)
ポイント: 前に出た名詞や、話し手・聞き手がどれのことか分かるときは the。
日常・学校・家族シーン別の例文
日常(買い物・食事・移動)
- I want an ice cream. — アイスクリームを1つください。
- We saw a movie last night. — 昨夜映画を1本見ました。
- She lost the key to her house. — 彼女は自分の家の鍵を失くしました。
- Put the bag in the car. — そのバッグを車に入れてください。
学校(教室・授業・部活動)
- A student raised his hand. — 1人の生徒が手を挙げました。
- The teacher explained the answer. — 先生が答えを説明しました。
- Do you have a notebook? — ノートを1冊持っていますか。
- Let’s meet at the school gate. — 学校の門で会いましょう。
家族(家での会話・行動)
- My mother made a cake. — 母がケーキを1つ作りました。
- The room is very clean today. — その部屋は今日とてもきれいです。
- I gave an orange to my father. — 父にオレンジを1つあげました。
- Where is the remote? — そのリモコンはどこですか。
使い方チェック(短い練習)
- ( ) cat is cute. → a / the?
→ 文だけからは不明なら A cat is cute.(一般的な話)または前に出ていたら The cat is cute. - I bought ( ) apple.
→ an apple - Please open ( ) window.
→ 指定されている窓なら the window、初登場なら a window(文脈で判断)。
この例文集を声に出して読んで、同じ場面で自分なら何を言うかを考えてみましょう。どんどん口に出すと冠詞が自然に使えるようになります。
冠詞の練習問題(30問)+解答
下の問題は中学1年レベルの冠詞(a / an / the)の練習です。まず問題を解いて、ページ下部の解答と解説で答え合わせをしましょう。
※問題は以下の教育委員会の出題内容を参考にしています。
「ちばのやる気学習ガイド」英語1年生 – 千葉県教育委員会
英語 中1 – 東京都教育委員会
空所に a / an / the を入れる問題(1〜12)
(文の空所に a / an / the のどれかを入れてください。該当しない場合は「—」と答えてください。)
- I have ___ dog.
- She wants ___ apple.
- ___ sun is hot today.
- Please close ___ window.
- He is ___ teacher at our school.
- I saw ___ bird on the tree.
- Can I borrow ___ pen?
- ___ water in this bottle is cold.
- My father bought ___ new car.
- I go to ___ school by bus.
- There is ___ egg in the box.
- We visited ___ museum yesterday.
a / an の使い分け(発音に注意)(13〜20)
(次の文のかっこに入るのは a か an のどちら?発音で判断してください。)
13. I have ( ) university brochure.
14. She is ( ) honest person.
15. He ate ( ) orange.
16. This is ( ) one-time offer.
17. I need ( ) umbrella.
18. That is ( ) European map.
19. She found ( ) hourglass in the box.
20. He is ( ) useful friend.
the を使うか使わないか判断する問題(21〜30)
(かっこに入れるのは the か「何も入れない(—)」のどちら? 文脈が短いので、一般的な使い方に従って答えてください。)
21. I have ___ pen. (特にどのペンかは言っていない)
22. ___ Eiffel Tower is in Paris.
23. I cleaned ___ classroom yesterday. (私たちの教室=特定)
24. She goes to ___ school every day. (「通学する」という一般表現)
25. Please turn off ___ light. (その部屋の明かりを指す)
26. ___ water is necessary for life. (一般論)
27. He opened ___ door and went out. (話し手と聞き手が分かる特定のドア)
28. I saw ___ movie last night. (どの映画か特定していない)
29. ___ Pacific Ocean is the largest ocean.
30. We had ___ breakfast at 7:00. (普段の朝ごはんを言う一般表現)
解答(番号順)と簡単な解説
1〜12 の解答(空所に a / an / the または —)
- I have a dog.
- 単数の可算名詞で初出 → a。
- She wants an apple.
- apple は母音で始まる発音 → an。
- The sun is hot today.
- 太陽は唯一の存在 → the。
- Please close the window.
- 指示されたその窓 → the。
- He is a teacher at our school.
- 職業や紹介で初めて → a(または職業の場合冠詞なしで「He is teacher」は誤り)。
- I saw a bird on the tree.
- 初登場の1羽 → a。
- Can I borrow a pen?
- どのペンか特定していない → a。
- The water in this bottle is cold.
- 「このボトルの水」と特定されている → the。
- My father bought a new car.
- 新しい車を一台買ったと紹介 → a。
- I go to — (no article) school by bus.
- 「学校へ行く(通学する)」という一般表現 → 冠詞なし。
- There is an egg in the box.
- egg は母音で始まる発音 → an。
- We visited the museum yesterday.
- その地域の/話し手が特定の博物館を指す想定 → the。
- ※文脈で特定しないなら a museum もあり得るが、中学の典型例では the museum。
13〜20 の解答(a / an)
- I have a university brochure.
- university は「ユニバーシティ」と「ユー(y)音」で始まる → 子音扱い → a。
- She is an honest person.
- honest は h を発音しない(オンエスト) → 母音扱い → an。
- He ate an orange.
- orange は母音で始まる → an。
- This is a one-time offer.
- one は「ワン」と子音の /w/ 音で始まる → a。
- I need an umbrella.
- umbrella は母音で始まる → an。
- That is a European map.
- European は「ユーロピアン」と「ユー」音 → 子音扱い → a。
- She found an hourglass in the box.
- hourglass は h を発音しない → 母音扱い → an。
- He is a useful friend.
- useful は「ユースフル」と /j/(y)音で始まる → 子音扱い → a。
21〜30 の解答(the または 冠詞なし)
- I have a pen. (特にどのペンかは言っていない)
- 初出の単数可算名詞 → a(設問の選択肢に the/— のみなら — は不可)
- The Eiffel Tower is in Paris.
- 固有名詞だが the がつくもの(建物名として慣用的に the をつける) → the。
- I cleaned the classroom yesterday. (私たちの教室=特定)
- 所有や場所で特定される → the。
- She goes to — (no article) school every day. (「通学する」)
- go to school の一般表現 → 冠詞なし。
- Please turn off the light. (その部屋の明かりを指す)
- 特定の明かり → the。
- — (no article) Water is necessary for life. (一般論)
- 不可算名詞の一般論 → 冠詞なし。
- He opened the door and went out. (特定のドア)
- 話し手と聞き手に分かるドア → the。
- I saw a movie last night. (どの映画か特定していない)
- 特定していない単発行為 → a(または no article は不可)。
- The Pacific Ocean is the largest ocean.
- 海洋名には the をつける → the。
- We had — (no article) breakfast at 7:00. (普段の朝ごはん)
- have breakfast の一般表現 → 冠詞なし。
- ※「その朝の特別な朝食」を指す場合は the breakfast。
※もっと練習問題を解きたい人には以下の問題集がおすすめです。文法問題の基本演習を繰り返せます。
よくある間違いメモ
- 発音で判断:スペルではなく音で a / an を選ぶ(例:a university, an hour)。
- 単数可算名詞には何か(a/the/my/this など)をつけるか、数詞を使う。
- go to school / have breakfast / be home など、決まった表現は冠詞なしが基本。
まとめ
冠詞は「名詞をどう見るか」を表す、とても重要な文法です。
特に中1の段階では、
- a / an:1つの・ある〜(不特定)
- the:その〜(特定)
という基本のイメージをしっかり押さえることがポイントです。
また、
- 単数の名詞には必ず冠詞か所有語をつける
- breakfast / school / home などは冠詞をつけない
- ストーリーで a → the に変わるのは「初登場 → 特定」だから
といった共通ルールを理解することで、文章全体が正確に読めるようになります。
この記事の例文・練習問題で慣れていけば、テストの並べかえ問題や読解でも大きな力を発揮できます。
冠詞は小さな単語ですが、英語の意味を決める“超重要ルール”として習得しておきましょう。
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この記事を書いた人
現役の塾経営者。指導歴25年以上、のべ3,500人以上の小・中・高校生を指導。
定期テスト対策から中学・大学受験、英検対策まで幅広く対応。
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