PRを含みます

英語の前置詞の順番ルール|from A to B・場所と時・句動詞の並び方を中学生向けに解説

英語の前置詞の順番(from A to B、場所+時、狭い+広い)をイラストで解説した、中学生向けの学習記事用アイキャッチ画像。 中学生
Pocket

英語では、前置詞を置く順番にルールがあります。
このルールを知らないと、並べ替え問題や英作文で間違えやすくなります。実は、定期テストや高校入試でもよく出るポイントです。

そこでこの記事では、中学生がすぐ理解できるように、前置詞の順番の基本ルールとテストで役立つ考え方をわかりやすく解説します。

英語の語順や前置詞の使い方は、中学校英語の重要文法として扱われています。詳しくは中学校学習指導要領(外国語)でも確認できます。

前置詞の用法に習熟することで,様々な定型表現を使いこなすことができるため,前置詞の用法の基礎を中学校段階で身に付けることは発信技能を育成するために必要である。

文部科学省『中学校学習指導要領解説(英語)』より引用
  1. この記事でわかること
    1. 前置詞を置く順番の基本ルール
    2. 定期テスト・高校入試に出る並び方
    3. 迷ったときの判断方法
  2. 英語の前置詞の順番には「決まり」がある
    1. 日本語と逆?英語は「小さい→大きい」で並べる
    2. テストでよく出る「3つの基本パターン」
  3. 【基本】場所と時間の順番ルール
    1. 場所+時間の順番が基本
    2. 場所が2つあるときは「狭い→広い」
    3. 【図解】カメラがズームアウトするイメージ
  4. 【重要】移動や範囲を表す from A to B
    1. from(始点)→ to(終点)の順番は固定
    2. 場所・時間・数字で使える
    3. よくあるミス(to fromにならない理由)
  5. 【重要】前置詞が2つ続くときの順番
    1. 状態+場所の順で置く
    2. 「in with」のような組み合わせ
    3. なぜこの順番になるのか
  6. 【応用】句動詞の前置詞の順番
    1. 句動詞はセットで覚える
    2. 定期テスト頻出句動詞
    3. 前置詞を入れ替えると意味が変わる
  7. 【早見表】前置詞の順番まとめ
  8. 前置詞の順番で迷ったときのチェック法
    1. チェック① 小さい→大きい
    2. チェック② 原因→結果
    3. チェック③ 熟語なら丸ごと覚える
  9. 【高校入試・定期テスト】前置詞の順番の頻出問題
    1. 並べ替え問題
    2. 英作文問題
    3. よくあるひっかけ問題
  10. 【練習問題】前置詞の並べ替えに挑戦
    1. レベル1:場所と時間
    2. レベル2:from A to B
    3. レベル3:句動詞
    4. 解答解説
  11. まとめ|前置詞の順番は「3つのルール」で覚える
    1. ① 小さい→大きい
    2. ② from→to
    3. ③ 句動詞はセット
    4. 詳しい解説はこちら
  12. よくある質問(FAQ)
    1. Q1 前置詞の順番は必ず決まっていますか?
    2. Q2 「in Tokyo in the library」は間違いですか?
    3. Q3 from と to は必ずこの順番ですか?
    4. Q4 look forward to の to は不定詞ですか?
    5. Q5 前置詞の順番は高校入試でよく出ますか?

この記事でわかること

前置詞を置く順番の基本ルール

英語では、前置詞を並べるときに意味の流れに沿った順番があります。
日本語は比較的自由に並べることができますが、英語は順番が決まっていることが多いです。

例えば次の文を見てみましょう。

I studied in the library in Osaka.
私は大阪の図書館で勉強しました。

この文では

  • in the library
  • in Osaka

という2つの場所の情報があります。

英語では、場所が2つあるときは
狭い場所 → 広い場所
の順番で置くのが基本です。

  • in the library(図書館という小さい場所)
  • in Osaka(大阪という広い場所)

つまり英語は、カメラが少しずつ引いていくイメージで情報を並べます。

次の例も見てみましょう。

She lives in a small house in Kyoto.
彼女は京都の小さな家に住んでいます。

  • in a small house(小さい場所)
  • in Kyoto(大きい場所)

このように、小さい場所から大きい場所へ広げる順番になります。

もう一つ例を見てみます。

I met him at the station in Tokyo.
私は東京の駅で彼に会いました。

  • at the station(駅という具体的な場所)
  • in Tokyo(東京という広い場所)

このように、具体的な場所 → 広い場所の順番になります。

このルールはとても重要で、英作文や並び替え問題でよく出ます。

定期テスト・高校入試に出る並び方

前置詞の順番は、学校のテストでもよく出ます。特に次の3つのパターンが頻出です。

① 場所 → 時間

英語では、場所と時間を一緒に言うときは
場所 → 時間の順番になります。

I studied in the library after school.
私は放課後に図書館で勉強しました。

  • in the library(場所)
  • after school(時間)

次の例も見てみましょう。

We played soccer in the park yesterday.
私たちは昨日、公園でサッカーをしました。

  • in the park(場所)
  • yesterday(時間)

英語では、どこで → いつの順番になることが多いです。

もう一つ例を見てみます。

She met her friend at the station this morning.
彼女は今朝、駅で友だちに会いました。

  • at the station(場所)
  • this morning(時間)

この順番は、並び替え問題でよく出る典型パターンです。

② from A to B(始まり→終わり)

移動や範囲を表すときは

from(〜から) → to(〜まで)

の順番になります。

I walked from the station to the school.
私は駅から学校まで歩きました。

  • from the station(出発点)
  • to the school(到着点)

この順番は絶対に変わりません。

もう一つ例を見てみます。

The meeting is from 3 to 5.
会議は3時から5時までです。

  • from 3(始まり)
  • to 5(終わり)

時間でも同じ順番になります。

さらにもう一つ例です。

He traveled from Tokyo to Osaka.
彼は東京から大阪まで旅行しました。

このように、始まり → 終わりという流れで並びます。

③ 句動詞はセットで覚える

英語には、動詞+前置詞のセットで意味が決まる表現があります。これを句動詞といいます。

例えば次の表現です。

He got out of the car.
彼は車から降りました。

get out of は
「〜から出る」という意味のセットです。

out of の順番は固定なので、
of out にはなりません。

もう一つ例を見てみましょう。

I look forward to the trip.
私はその旅行を楽しみにしています。

look forward to は
「〜を楽しみにする」という句動詞です。

このように句動詞は、単語ごとに考えるのではなく、かたまりとして覚えることが大切です。

なお、英語の to には「前置詞」として使う場合と、「to+動詞の原形」で使う to不定詞 があります。中学英語ではこの2つを混同しやすいため、違いを整理しておくことが大切です。
to不定詞の3つの用法(名詞・形容詞・副詞)をわかりやすく解説

迷ったときの判断方法

前置詞の順番に迷ったときは、次の3つを思い出すと判断しやすくなります。

① 小さい → 大きい

場所が2つあるときは
小さい場所 → 大きい場所です。

例を見てみましょう。

She studies in the library in Osaka.
彼女は大阪の図書館で勉強します。

  • in the library(小さい場所)
  • in Osaka(大きい場所)

この順番を意識すると、並び替え問題でも正解しやすくなります。

② 始まり → 終わり

移動や時間の範囲では
from → toの順番になります。

I worked from 9 to 5.
私は9時から5時まで働きました。

  • from 9(始まり)
  • to 5(終わり)

この順番は英語の基本ルールです。

③ 熟語はセット

句動詞は順番を変えることができません。

He ran out of money.
彼はお金がなくなりました。

run out of は
「〜がなくなる」という意味のセットです。

このような表現は、1つの単語のように覚えることがポイントです。

この3つを覚えておくと、前置詞の順番で迷うことがほとんどなくなります。定期テストや高校入試の並び替え問題でも、正しい順番をすばやく判断できるようになります。

中学校の英語教科書でも、前置詞は「場所」「移動」「句動詞」などの使い分けが重要なポイントとして扱われています。詳しくは、東京書籍の中学校英語教科書の解説ページも参考になります。

英語の前置詞の順番には「決まり」がある

英語では、前置詞を並べるときに意味の流れに沿った順番のルールがあります。日本語では「どこで」「いつ」「どこからどこまで」などの情報を比較的自由な順番で言えますが、英語では自然に聞こえる並び方が決まっています。

例えば次の文を見てください。

I studied in the library in Osaka yesterday.
私は昨日、大阪の図書館で勉強しました。

この文には

  • in the library(図書館で)
  • in Osaka(大阪で)
  • yesterday(昨日)

という情報があります。英語ではこれらの情報を一定の順番で並べることで、意味が分かりやすくなるようになっています。

前置詞の順番は難しい文法というより、英語の情報の並べ方のルールです。このルールを理解しておくと、並び替え問題や英作文でも自然な英文を書けるようになります。

特に中学校の定期テストや高校入試では、次のような問題がよく出ます。

  • 前置詞を使った並び替え問題
  • 英作文での語順問題
  • 前置詞が2つ以上出てくる文

こうした問題では、前置詞の順番を知らないと正解できないことが多いため、基本ルールを覚えておくことがとても重要です。

日本語と逆?英語は「小さい→大きい」で並べる

英語の前置詞の順番を理解するうえで大切なのが、「小さい情報から大きい情報へ広げる」という考え方です。

これは場所を表すときによく使われるルールです。

例えば次の文を見てみましょう。

I live in a small apartment in Tokyo.
私は東京の小さなアパートに住んでいます。

この文では

  • in a small apartment(小さい場所)
  • in Tokyo(大きい場所)

という順番になっています。

英語ではこのように、具体的で小さい場所から、より広い場所へ広げていく並び方をします。

もう一つ例を見てみましょう。

She studies in the library in Osaka.
彼女は大阪の図書館で勉強します。

ここでも

  • in the library(図書館という小さい場所)
  • in Osaka(大阪という広い場所)

という順番です。

このルールは、カメラが少しずつズームアウトしていくイメージで覚えると分かりやすくなります。

まず目の前の場所を言って、そのあとにもっと広い場所を言うという順番です。

さらにもう一つ例を見てみましょう。

We met at the station in Kyoto.
私たちは京都の駅で会いました。

  • at the station(駅という具体的な場所)
  • in Kyoto(京都という広い場所)

このように、英語では具体的な場所 → 広い場所の順番になります。

日本語では「京都の駅で」と言うことが多いので、日本語と順番が逆になることがある点に注意しましょう。

テストでよく出る「3つの基本パターン」

前置詞の順番にはいくつかのパターンがありますが、定期テストや高校入試で特によく出るのは次の3つのパターンです。

  • 場所+時間
  • from A to B
  • 前置詞が2つ続く

この3つを理解しておけば、多くの問題に対応できます。

場所+時間

英語では、場所と時間を一緒に言うときは

場所 → 時間

の順番になります。

次の文を見てみましょう。

I studied in the library after school.
私は放課後に図書館で勉強しました。

  • in the library(場所)
  • after school(時間)

英語では、どこで → いつの順番になります。

もう一つ例を見てみましょう。

We played soccer in the park yesterday.
私たちは昨日、公園でサッカーをしました。

  • in the park(場所)
  • yesterday(時間)

この順番は英語の基本的な語順なので、並び替え問題でもよく出ます。

さらにもう一つ例を見てみましょう。

She met her teacher at school this morning.
彼女は今朝、学校で先生に会いました。

  • at school(場所)
  • this morning(時間)

このように、場所のあとに時間を置くのが英語の自然な順番です。

from A to B

移動や範囲を表すときには、from A to Bという形がよく使われます。

このときの順番は

from(〜から) → to(〜まで)

です。

例えば次の文を見てください。

I walked from the station to the school.
私は駅から学校まで歩きました。

  • from the station(出発点)
  • to the school(到着点)

この順番は、始まりから終わりへ進む流れを表しています。

時間でも同じルールになります。

The meeting is from 3 to 5.
会議は3時から5時までです。

  • from 3(始まり)
  • to 5(終わり)

さらにもう一つ例を見てみましょう。

He traveled from Tokyo to Osaka.
彼は東京から大阪まで旅行しました。

このように、英語ではスタート → ゴールという順番で情報を並べます。

前置詞が2つ続く

英語では、前置詞が2つ続くこともあります。このときも、意味の流れに沿った順番があります。

例えば次の文を見てみましょう。

He is in the room with his friends.
彼は友だちと一緒にその部屋にいます。

この文には

  • in the room(部屋の中に)
  • with his friends(友だちと)

という2つの前置詞があります。

英語では、このような場合

場所 → 状態・一緒にいる人

という順番になることが多いです。

もう一つ例を見てみましょう。

She sat on the chair with a book.
彼女は本を持って椅子に座っていました。

  • on the chair(椅子の上に)
  • with a book(本を持って)

ここでも、まず場所を言って、そのあとに追加の情報を言っています。

さらにもう一つ例を見てみましょう。

The boy in the park with a dog is my brother.
公園で犬を連れているその少年は私の兄です。

  • in the park(公園で)
  • with a dog(犬を連れて)

このように、前置詞が続くときは基本の場所を先に言い、そのあとに追加情報を付けるという順番になります。

この3つのパターン

  • 場所+時間
  • from A to B
  • 前置詞が2つ続く

を覚えておくと、定期テストや高校入試の並び替え問題でも、正しい順番を判断しやすくなります。

【基本】場所と時間の順番ルール

英語では、場所や時間を表す前置詞を並べるときに自然な順番のルールがあります。この順番を理解していないと、英作文や並び替え問題で不自然な英文になってしまうことがあります。

特に中学校の定期テストや高校入試では、場所・時間の語順問題がよく出題されます。そのため、まずは基本となる「場所」と「時間」の順番をしっかり理解しておくことが大切です。

英語では基本的に

場所 → 時間

の順番で情報を並べます。つまり、「どこで」を言ってから「いつ」を言うのが英語の自然な語順です。

このルールを覚えておくと、並び替え問題や英作文でも正しい順番を判断しやすくなります。

場所+時間の順番が基本

英語では、場所と時間を同時に言うときは場所 → 時間の順番になります。

例えば次の文を見てみましょう。

I played soccer in the park yesterday.
私は昨日、公園でサッカーをしました。

この文では

  • in the park(公園で)=場所
  • yesterday(昨日)=時間

という順番になっています。英語では、まず「どこで」を言い、そのあとに「いつ」を言います。

もう一つ例を見てみましょう。

She studied in the library after school.
彼女は放課後に図書館で勉強しました。

  • in the library(図書館で)=場所
  • after school(放課後に)=時間

このように、英語では場所を先に言い、そのあとに時間を言うのが自然です。

さらにもう一つ例を見てみましょう。

We met at the station this morning.
私たちは今朝、駅で会いました。

  • at the station(駅で)=場所
  • this morning(今朝)=時間

この順番は英語ではとても一般的で、定期テストの並び替え問題でもよく出るパターンです。

では、場所が2つある場合はどうなるのでしょうか。次のルールで説明します。

例として次の表現を見てください。

in the park in Osaka
大阪の公園で

この表現には

  • in the park(公園で)
  • in Osaka(大阪で)

という2つの場所があります。

この場合も、英語には決まった順番のルールがあります。

場所が2つあるときは「狭い→広い」

英語の場所前置詞の順番(小さい場所から大きい場所へ広がるイメージ図)
英語の場所表現は「小さい場所→大きい場所」の順番になります。図書館 → 大阪 → 日本のように、カメラがズームアウトするイメージで語順が決まります。

場所が2つ以上あるとき、英語では

狭い場所 → 広い場所

の順番になります。

つまり、より具体的な場所を先に言い、そのあとに広い場所を言います。

例えば次の文を見てみましょう。

I played soccer in the park in Osaka.
私は大阪の公園でサッカーをしました。

この文では

  • in the park(公園という小さい場所)
  • in Osaka(大阪という広い場所)

という順番になっています。

もう一つ例を見てみましょう。

She studies in the library in Tokyo.
彼女は東京の図書館で勉強します。

  • in the library(図書館という具体的な場所)
  • in Tokyo(東京という広い場所)

ここでも、小さい場所から大きい場所へ広げる順番になっています。

さらにもう一つ例を見てみましょう。

We met at the station in Kyoto.
私たちは京都の駅で会いました。

  • at the station(駅という具体的な場所)
  • in Kyoto(京都という広い場所)

このように英語では、具体的な場所 → より広い場所という順番になります。

日本語では「大阪の公園」「京都の駅」と言うので、日本語の語順とは逆に感じることがあります。英語では小さい場所から順番に広げていくというルールを覚えておきましょう。

【図解】カメラがズームアウトするイメージ

場所の順番を覚えるときは、カメラがズームアウトしていくイメージで考えると理解しやすくなります。

まず、カメラが一番近くの場所を映します。そのあと、少しずつ広い範囲が見えるようにカメラが引いていくイメージです。

例えば次の文を見てみましょう。

I am in a classroom in this school.
私はこの学校の教室にいます。

この文では

  • in a classroom(教室という小さい場所)
  • in this school(学校という広い場所)

という順番になっています。

もう一つ例を見てみましょう。

She lives in an apartment in Tokyo.
彼女は東京のアパートに住んでいます。

  • in an apartment(アパート)
  • in Tokyo(東京)

このように、具体的で小さい場所 → より広い場所の順番になります。

さらにもう一つ例を見てみましょう。

The restaurant is on this street in Osaka.
そのレストランは大阪のこの通りにあります。

  • on this street(この通り)
  • in Osaka(大阪)

この順番も、カメラが

通り → 大阪

広い範囲へズームアウトしていくイメージです。

この考え方を覚えておくと、場所の前置詞が複数ある場合でも、自然な順番を判断しやすくなります。特に並び替え問題では、「小さい場所から大きい場所へ」というルールを思い出すと正解しやすくなります。

【重要】移動や範囲を表す from A to B

英語では、移動や範囲を表すときにfrom A to Bという形がよく使われます。これは「AからBまで」という意味で、始まりと終わりを示すときの基本表現です。

この表現は中学校の英語でも頻繁に登場し、定期テストや高校入試でもよく出題されます。特に並び替え問題では、from と to の順番を正しく理解しているかが問われます。

例えば次の文を見てみましょう。

I walked from the station to the school.
私は駅から学校まで歩きました。

この文では

  1. from the station(駅から)
  2. to the school(学校まで)

という順番になっています。英語ではこのように、出発点 → 到着点の順番で表現します。

もう一つ例を見てみましょう。

He traveled from Osaka to Tokyo.
彼は大阪から東京まで旅行しました。

ここでも

  1. from Osaka(大阪から)
  2. to Tokyo(東京まで)

という順番になっています。

このように、英語では移動のスタート地点を先に言い、そのあとにゴール地点を言うのが基本です。

from A to B の意味(始点から終点へ移動するイメージ図)
from A to B は「始まり→終わり」の順番で表します。場所・時間・数字などすべて同じ語順になります。

from(始点)→ to(終点)の順番は固定

from と to の順番は絶対に変わりません。

英語では

from(始まり) → to(終わり)

という順番で使うのがルールです。

例えば次の文を見てみましょう。

The bus runs from the station to the airport.
そのバスは駅から空港まで走っています。

  1. from the station(出発点)
  2. to the airport(到着点)

このように、移動のスタート地点が先、ゴールが後になります。

もう一つ例を見てみましょう。

She walked from the park to her house.
彼女は公園から家まで歩きました。

ここでも

  1. from the park(公園から)
  2. to her house(家まで)

という順番になっています。

さらにもう一つ例を見てみましょう。

The train goes from Kyoto to Osaka.
その電車は京都から大阪へ行きます。

このように、英語では動きの流れに沿って順番が決まっています。

場所・時間・数字で使える

from A to B は場所だけでなく、時間や数字などの範囲を表すときにも使えます。

まず時間の例を見てみましょう。

The meeting is from 8 to 10.
会議は8時から10時までです。

ここでは

  1. from 8(8時から)
  2. to 10(10時まで)

という時間の範囲を表しています。

もう一つ例を見てみましょう。

I studied from 7 to 9 last night.
私は昨夜7時から9時まで勉強しました。

  1. from 7(7時から)
  2. to 9(9時まで)

このように、時間の始まりから終わりまでの範囲を表すことができます。

次に場所の例を見てみましょう。

He traveled from Tokyo to Kyoto.
彼は東京から京都まで旅行しました。

  1. from Tokyo(東京から)
  2. to Kyoto(京都まで)

場所の移動でも同じ形を使います。

さらに数字の範囲でも使えます。

The test score goes from 0 to 100.
テストの点数は0点から100点までです。

  1. from 0(0から)
  2. to 100(100まで)

このように from A to B は「範囲」を表すときの基本表現として、場所・時間・数字などさまざまな場面で使われます。

よくあるミス(to fromにならない理由)

英語を勉強していると、次のような間違いをしてしまうことがあります。

I walked to the station from my house.
私は家から駅まで歩きました。

この文は意味は通じますが、基本の順番ではありません。

英語では、出発点を先に言うほうが自然です。

I walked from my house to the station.
私は家から駅まで歩きました。

  1. from my house(家から)
  2. to the station(駅まで)

このように、始まり → 終わりという流れで表現します。

さらに次のような誤りもよく見られます。

I studied to 10 from 8.
私は8時から10時まで勉強しました。

これは語順が逆なので正しくありません。

正しくは次のようになります。

I studied from 8 to 10.
私は8時から10時まで勉強しました。

英語では、時間の流れも必ず「始まり → 終わり」で表現します。

このように、from と to は意味の流れと深く関係しています。スタート地点を表す from を先に置き、ゴールを表す to を後に置くことで、自然な英語になります。

from A to B はとても重要な表現なので、詳しい使い方や覚え方については、次の記事でさらにくわしく解説しています。

from A to B の意味・使い方を詳しく知りたい人は、こちらの記事も読んでみてください。

from A to B 完全解説記事(作成中)

【重要】前置詞が2つ続くときの順番

英語では、前置詞が2つ続く形がよく出てきます。中学生が最初に混乱しやすいポイントですが、実は意味の流れに沿った順番のルールがあります。

このルールを知らないと、並び替え問題や英作文で不自然な英文になってしまうことがあります。定期テストや高校入試でも、前置詞が2つ出てくる文の語順問題はよく出題されます。

前置詞が2つ続く場合、基本的には

状態 → 場所

または

場所 → 追加情報

という順番になることが多いです。

まずは代表的なパターンから見ていきましょう。

状態+場所の順で置く

英語では、人の状態や状況を表す表現のあとに、その原因や説明となる情報を続けることがあります。

例えば次の表現を見てみましょう。

in bed with a cold
かぜをひいてベッドにいる

この表現では

  1. in bed(ベッドにいる状態)
  2. with a cold(かぜをひいて)

という意味になっています。

実際の文で見てみましょう。

He is in bed with a cold.
彼はかぜをひいてベッドで寝ています。

この文では

  1. in bed(ベッドにいる状態)
  2. with a cold(かぜをひいている)

という順番になっています。

まず人の状態を言い、そのあとにその理由や状況を説明する情報を付けています。

もう一つ例を見てみましょう。

She stayed at home with a fever.
彼女は熱があったので家にいました。

この文では

  1. at home(家にいる状態)
  2. with a fever(熱があって)

という順番になっています。

このように、英語では基本の状態を先に言い、そのあとに追加の説明を付けることが多いです。

さらにもう一つ例を見てみましょう。

He sat on the sofa with a cup of tea.
彼はお茶を持ってソファに座っていました。

この文では

  1. on the sofa(ソファに座って)
  2. with a cup of tea(お茶を持って)

という順番になっています。

このように、まず基本の状況を言い、そのあとに詳しい情報を付け加えるのが自然な英語の語順です。

「in with」のような組み合わせ

英語では、場所を表す前置詞+追加情報を表す前置詞という組み合わせもよく使われます。

例えば次の表現を見てみましょう。

in the room with my friend
友だちとその部屋にいる

この表現では

  1. in the room(部屋の中に)
  2. with my friend(友だちと)

という順番になっています。

実際の文で見てみましょう。

I am in the room with my friend.
私は友だちとその部屋にいます。

この文では、まず場所を言い、そのあとに誰と一緒にいるかという情報を追加しています。

もう一つ例を見てみましょう。

She is in the park with her dog.
彼女は犬と一緒に公園にいます。

この文では

  1. in the park(公園に)
  2. with her dog(犬と一緒に)

という順番です。

まず場所を示して、そのあとに一緒にいる人や物の情報を付け加えています。

さらにもう一つ例を見てみましょう。

The boy is in the classroom with his teacher.
その少年は先生と一緒に教室にいます。

この文では

  1. in the classroom(教室に)
  2. with his teacher(先生と一緒に)

という順番になっています。

このように、場所 → 一緒にいる人や物という順番になることが多いです。

なぜこの順番になるのか

前置詞が2つ続くときの順番は、英語の情報の伝え方と関係しています。

英語では、まず基本となる情報を言い、そのあとに詳しい説明を付け加えるという流れで文を作ることが多いです。

例えば次の文を見てみましょう。

He is in the room with his friends.
彼は友だちとその部屋にいます。

この文では

  1. in the room(基本情報:場所)
  2. with his friends(追加情報:誰と一緒か)

という順番になっています。

まず「どこにいるか」を言って、そのあとに「誰と一緒か」を説明しています。

もう一つ例を見てみましょう。

She was in the library with a book.
彼女は本を持って図書館にいました。

この文では

  1. in the library(基本情報:場所)
  2. with a book(追加情報:何を持っているか)

という順番になっています。

このように英語では

基本情報 → 追加情報

という順番で情報を並べることが多いです。

このルールを覚えておくと、前置詞が2つ続く文でも自然な語順を判断しやすくなります。

前置詞 inwith の組み合わせには、ほかにもさまざまな使い方があります。くわしい意味や使い方については、次の記事で詳しく解説しています。

in と with の使い方をもっと知りたい人は、こちらの記事も読んでみてください。

in with 解説記事(作成中)

【応用】句動詞の前置詞の順番

英語では、動詞+前置詞の組み合わせで1つの意味になる表現がたくさんあります。このような表現を句動詞(phrasal verb)といいます。

句動詞では、前置詞の順番を変えることはできません。なぜなら、その順番で1つの意味のかたまりになっているからです。

例えば次の文を見てみましょう。

He got out of the car.
彼は車から降りました。

この文の get out of は「〜から出る」という意味の句動詞です。

  • get(出る)
  • out(外へ)
  • of(〜から)

という意味が組み合わさって、「〜から外へ出る」=「〜から出る」という意味になります。

もし順番を変えて get of out のようにすると、英語として成立しません。

つまり句動詞では、前置詞の順番も含めて1つの表現として覚えることが重要です。

句動詞はセットで覚える

句動詞は、単語ごとに意味を考えるよりも、かたまりとして覚えるほうが理解しやすくなります。

例えば次の文を見てみましょう。

She got out of the taxi.
彼女はタクシーから降りました。

この文では

  • get out of(〜から出る)
  • the taxi(タクシー)

という意味になります。

もし get だけを見ると「手に入れる」という意味を思い浮かべる人もいるかもしれません。しかし get out of という形になると、意味は「〜から出る」になります。

もう一つ例を見てみましょう。

They ran out of water.
彼らは水がなくなりました。

この文の run out of は「〜がなくなる」という意味です。

  • run(走る)
  • out(外へ)
  • of(〜から)

という単語の意味からは想像しにくいですが、3語で1つの意味の表現になっています。

このような句動詞は、順番ごとセットで覚えることが大切です。

句動詞の意味や使い方は、英英辞書でも確認できます。例えば Cambridge Dictionary では look forward to などの句動詞の意味や例文を詳しく確認できます。

定期テスト頻出句動詞

中学校の定期テストや高校入試では、特に頻出の句動詞があります。ここではその代表例を見ていきましょう。

get out of

get out of は「〜から出る」「〜から降りる」という意味の句動詞です。

例えば次の文を見てみましょう。

He got out of the car.
彼は車から降りました。

この文では

  • get out of(〜から出る)
  • the car(車)

という意味になります。

もう一つ例を見てみましょう。

She got out of the room quickly.
彼女はすぐに部屋から出ました。

このように get out of は、建物や乗り物などから外へ出るときによく使われます。

look forward to

look forward to は「〜を楽しみにする」という意味の句動詞です。

例えば次の文を見てみましょう。

I look forward to the trip.
私はその旅行を楽しみにしています。

この文では

  • look forward to(〜を楽しみにする)
  • the trip(その旅行)

という意味になります。

もう一つ例を見てみましょう。

She looks forward to the summer vacation.
彼女は夏休みを楽しみにしています。

このように look forward to は、将来の出来事を楽しみにしているときに使う表現です。

また to は前置詞なので、to のあとには名詞や動名詞が来るという特徴があります。

例えば次の文を見てみましょう。

I look forward to seeing you.
私はあなたに会えるのを楽しみにしています。

この文では

seeing you(あなたに会うこと)

という動名詞が to のあとに来ています。

前置詞を入れ替えると意味が変わる

句動詞では、前置詞を変えると意味がまったく変わることがあります

例えば look を使った表現を見てみましょう。

He looked for his key.
彼は鍵を探しました。

look for は「〜を探す」という意味です。

次の文を見てみましょう。

He looked after the child.
彼はその子どもの世話をしました。

look after は「〜の世話をする」という意味になります。

さらにもう一つ例を見てみましょう。

He looked at the picture.
彼はその写真を見ました。

look at は「〜を見る」という意味です。

このように、同じ look という動詞でも

  • look at
  • look for
  • look after

のように前置詞が変わるだけで意味が大きく変わります

そのため句動詞を覚えるときは、動詞と前置詞をセットで覚えることがとても重要です。

句動詞には他にも多くの種類があり、並び替え問題や英作文でもよく出題されます。句動詞の前置詞の順番や覚え方については、次の記事でさらに詳しく解説しています。

句動詞の順番ルールや頻出表現をもっと知りたい人は、こちらの記事も読んでみてください。

句動詞順番記事(作成中)

【早見表】前置詞の順番まとめ

ここまで解説してきた内容を、定期テストや高校入試で特に重要な前置詞の順番としてまとめました。
並び替え問題や英作文で迷ったときは、まずこの表を思い出してください。前置詞の順番は大きく4パターンに分けて覚えると理解しやすくなります。

パターン順番例文和訳
場所+時間場所 → 時間I played soccer in the park in Osaka yesterday.私は昨日、大阪の公園でサッカーをしました。
移動from → toHe traveled from Tokyo to Kyoto.彼は東京から京都まで旅行しました。
前置詞が2つ状態 → 追加情報He is in bed with a cold.彼はかぜをひいてベッドで寝ています。
句動詞セットで覚えるI look forward to the trip.私はその旅行を楽しみにしています。

この4つのパターンを理解しておけば、中学校の定期テストや高校入試の前置詞問題の多くに対応できます。

特に並び替え問題では、次のポイントを思い出すと正解しやすくなります。

  • 場所と時間は「場所 → 時間」
  • 移動は「from → to」
  • 前置詞が2つ続くときは「基本情報 → 追加情報」
  • 句動詞はセットで覚える

このルールを頭に入れておくと、前置詞の順番で迷うことがほとんどなくなります。

前置詞の順番で迷ったときのチェック法

前置詞の順番を判断するフローチャート図
前置詞の順番は「場所」「移動」「句動詞」の3パターンで判断できます。問題を解くときはこの順番で確認すると正しい語順を判断しやすくなります。

英語の前置詞には基本的な順番のルールがありますが、問題を解いていると「どちらを先に置けばよいのか分からない」と迷うこともあります。特に並び替え問題や英作文では、前置詞が複数出てくると判断が難しくなることがあります。

そのようなときは、3つのチェックポイントを思い出すと判断しやすくなります。

  • 小さい→大きい
  • 原因→結果
  • 熟語なら丸ごと覚える

この3つの考え方を知っておくと、定期テストや高校入試の問題でも正しい順番を選びやすくなります。

チェック① 小さい→大きい

場所に関する前置詞が2つ以上ある場合は、小さい場所から大きい場所へ広げる順番になることが多いです。

つまり、具体的で狭い場所 → 広い場所という順番です。

例えば次の文を見てみましょう。

I studied in the library in Osaka.
私は大阪の図書館で勉強しました。

この文では

  1. in the library(図書館という小さい場所)
  2. in Osaka(大阪という広い場所)

という順番になっています。

もう一つ例を見てみましょう。

She lives in a small apartment in Tokyo.
彼女は東京の小さなアパートに住んでいます。

この文でも

  1. in a small apartment(アパートという小さい場所)
  2. in Tokyo(東京という広い場所)

という順番になっています。

さらにもう一つ例を見てみましょう。

We met at the station in Kyoto.
私たちは京都の駅で会いました。

この文では

  1. at the station(駅という具体的な場所)
  2. in Kyoto(京都という広い場所)

という順番です。

このように英語では、カメラがズームアウトしていくように、場所を少しずつ広げていく順番になります。

並び替え問題で場所が2つあるときは、まずどちらが小さい場所かを考えると正しい順番を判断できます。

チェック② 原因→結果

出来事の流れを表すときは、原因 → 結果の順番になることが多いです。これは移動や時間の範囲を表す表現でも同じです。

代表的な例が from A to B です。

例えば次の文を見てみましょう。

He traveled from Tokyo to Kyoto.
彼は東京から京都まで旅行しました。

この文では

  1. from Tokyo(出発点)
  2. to Kyoto(到着点)

という順番になっています。

これは、移動の始まり → 移動の終わりという流れになっています。

時間でも同じ考え方になります。

I studied from 8 to 10.
私は8時から10時まで勉強しました。

この文では

  1. from 8(始まり)
  2. to 10(終わり)

という順番です。

さらにもう一つ例を見てみましょう。

The store is open from Monday to Friday.
その店は月曜日から金曜日まで営業しています。

この文でも

  1. from Monday(始まり)
  2. to Friday(終わり)

という順番になっています。

このように英語では、時間や移動などの流れを表すときは、必ず「始まり → 終わり」という順番になります。

並び替え問題で from と to が出てきたときは、必ず from を先に置くことを思い出してください。

チェック③ 熟語なら丸ごと覚える

英語には、動詞と前置詞がセットになって意味を作る表現がたくさんあります。これを句動詞や熟語といいます。

この場合は、前置詞の順番を考えるのではなく、1つの表現として丸ごと覚えることが大切です。

例えば次の文を見てみましょう。

He got out of the car.
彼は車から降りました。

この文の get out of は「〜から出る」という意味の句動詞です。

もし順番を変えて get of out にすると、英語として正しくありません。

つまりこの表現は

get out of

という形で覚える必要があります。

もう一つ例を見てみましょう。

I look forward to the trip.
私はその旅行を楽しみにしています。

この文では

look forward to(〜を楽しみにする)

という句動詞が使われています。

さらに次の文も見てみましょう。

She looks forward to seeing her friends.
彼女は友だちに会うのを楽しみにしています。

この文では

seeing her friends(友だちに会うこと)

という動名詞が to のあとに来ています。

このような句動詞は、単語ごとに順番を考えるのではなく、1つのまとまりとして覚えることが重要です。

前置詞の順番で迷ったときは

  • 小さい→大きい
  • 原因→結果
  • 熟語はセット

この3つのチェックポイントを思い出すと、正しい語順を判断しやすくなります。これらのルールを理解しておくと、定期テストや高校入試の並び替え問題でも自信を持って解答できるようになります。

【高校入試・定期テスト】前置詞の順番の頻出問題

前置詞の順番は、定期テストや高校入試で非常によく出る文法テーマの一つです。特に出題されやすいのは次の3つの形式です。

  • 並べ替え問題
  • 英作文問題
  • ひっかけ問題

これらは前置詞の意味を理解しているかだけでなく、語順のルールを正しく理解しているかを確認する問題です。ここではテストでよく出るパターンを具体例で解説します。

並べ替え問題

最もよく出題されるのが並べ替え問題です。バラバラにされた語句を正しい順番に並べて英文を作ります。このとき、前置詞の順番ルールを知らないと正解できません。

例題を見てみましょう。

(Osaka / in / park / the / in / we / played).

正しい文
We played in the park in Osaka.
私たちは大阪の公園で遊びました。

この文では

  1. in the park(公園という小さい場所)
  2. in Osaka(大阪という大きい場所)

という順番になっています。

つまり英語では、小さい場所 → 大きい場所の順番で並びます。

もう一つ例を見てみましょう。

(Kyoto / from / traveled / we / Tokyo / to).

正しい文
We traveled from Tokyo to Kyoto.
私たちは東京から京都へ旅行しました。

ここでは

  1. from Tokyo(出発点)
  2. to Kyoto(到着点)

という順番です。

移動や範囲を表すときは、始まり → 終わりという順番になるため、from → toが固定になります。

さらにもう一つ例を見てみましょう。

(room / my / in / friend / with / the / I / talked).

正しい文
I talked with my friend in the room.
私は部屋で友だちと話しました。

この文では

  1. with my friend(相手)
  2. in the room(場所)

という順番です。

並べ替え問題では、前置詞の意味と役割を理解して順番を判断することが大切です。

英作文問題

英作文でも、前置詞の順番を正しく使えるかどうかがよく問われます。日本語をそのまま英語の順番にすると間違えることが多いので注意が必要です。

例を見てみましょう。

「私は東京の図書館で勉強しました。」

正しい英文
I studied in the library in Tokyo.
私は東京の図書館で勉強しました。

日本語では

東京の図書館

と大きい場所から言うことが多いですが、英語では

  1. in the library(小さい場所)
  2. in Tokyo(大きい場所)

という順番になります。

もう一つ例を見てみましょう。

「彼は8時から10時まで勉強しました。」

He studied from 8 to 10.
彼は8時から10時まで勉強しました。

ここでは

  1. from 8(始まり)
  2. to 10(終わり)

という順番です。

さらにもう一つ例を見てみましょう。

「彼女は友だちと公園で話しました。」

She talked with her friend in the park.
彼女は公園で友だちと話しました。

英作文では、どの情報を先に置くかを考える必要があります。前置詞の順番ルールを理解しておくと、自然な英文を書くことができます。

よくあるひっかけ問題

テストでは、前置詞の順番を逆にしたひっかけ問題もよく出題されます。これは日本語の感覚に引っ張られると間違えやすいポイントです。

例えば次のような例です。

誤り
I studied in Tokyo in the library.

正しい文
I studied in the library in Tokyo.
私は東京の図書館で勉強しました。

英語では

小さい場所 → 大きい場所

という順番になるため、このような語順になります。

もう一つよくあるミスを見てみましょう。

誤り
We traveled to Kyoto from Tokyo.

正しい文
We traveled from Tokyo to Kyoto.
私たちは東京から京都へ旅行しました。

英語では移動を表すとき、始まり → 終わりの順番になるため

from Tokyo
to Kyoto

という語順になります。

さらに次のような例もよく出題されます。

誤り
I look forward the trip to.

正しい文
I look forward to the trip.
私はその旅行を楽しみにしています。

この look forward to は句動詞であり、セットで覚える表現です。順番を変えることはできません。

このように高校入試や定期テストでは

  • 場所の順番(小さい→大きい)
  • 移動の順番(from→to)
  • 熟語の固定語順

を理解しているかどうかが問われます。これらのルールを意識して問題を解くことで、前置詞の並びに関するミスを大きく減らすことができます。

【練習問題】前置詞の並べ替えに挑戦

前置詞の順番は理解したつもりでも、実際に問題を解くと迷うことが多い単元です。特に定期テストや高校入試では、並び替え問題・穴埋め問題の形で出題されることが非常に多いです。

ここでは、定期テストや高校入試を想定して、現役塾講師が実際の指導でよく使うレベル分けで練習問題を用意しました。レベル1から順番に解くことで、前置詞の語順を確実に身につけることができます。

レベル1:場所と時間

次の日本文に合うように( )に入る英単語を答えなさい。

① 私は大阪の公園でサッカーをしました。
I played soccer ( ) the park ( ) Osaka.

② 私たちは京都の駅で会いました。
We met ( ) the station ( ) Kyoto.

③ 彼女は東京の図書館で勉強しました。
She studied ( ) the library ( ) Tokyo.

次の日本文の意味になるように、語句を並べ替えなさい。

④ 私は大阪の学校で勉強しています。
【in / school / Osaka / I / in / study】.

⑤ 私たちは公園で午後にテニスをしました。
【afternoon / the / in / the / we / park / tennis / in / played】.

レベル2:from A to B

次の日本文に合うように( )に入る英単語を答えなさい。

⑥ 私は8時から10時まで勉強しました。
I studied ( ) 8 ( ) 10.

⑦ 彼は東京から京都へ旅行しました。
He traveled ( ) Tokyo ( ) Kyoto.

⑧ この店は月曜日から金曜日まで開いています。
This store is open ( ) Monday ( ) Friday.

次の日本文の意味になるように、語句を並べ替えなさい。

⑨ 私たちは大阪から奈良へ行きました。
【Nara / Osaka / from / to / went / we】.

⑩ 彼女は9時から12時まで勉強しました。
【studied / to / she / 9 / from / 12】.

レベル3:句動詞

次の日本文に合うように( )に入る英単語を答えなさい。

⑪ 彼は車から降りました。
He got ( ) ( ) the car.

⑫ 私はその旅行を楽しみにしています。
I look forward ( ) the trip.

⑬ 彼女は友だちに会うのを楽しみにしています。
She looks forward ( ) seeing her friends.

次の日本文の意味になるように、語句を並べ替えなさい。

⑭ 彼はバスから降りました。
【of / out / the / got / he / bus】.

⑮ 私はその試合を楽しみにしています。
【the / forward / look / I / game / to】.

解答解説


I played soccer in the park in Osaka.
私は大阪の公園でサッカーをしました。

in the park → in Osaka の順番になっています。英語では小さい場所 → 大きい場所の順番になるのが基本です。現役塾講師として生徒を見ていると、日本語の「大阪の公園」に引っ張られて逆にしてしまうミスが非常に多いポイントです。


We met at the station in Kyoto.
私たちは京都の駅で会いました。

at the station → in Kyoto の順番です。駅は具体的で小さい場所、京都は広い場所なのでこの順番になります。


She studied in the library in Tokyo.
彼女は東京の図書館で勉強しました。

図書館 → 東京の順番です。英語はカメラがズームアウトするように、具体的な場所から広い場所へ広がっていきます。


I study in school in Osaka.
私は大阪の学校で勉強しています。

in school → in Osaka の順番です。並び替え問題では、場所が2つあるときは小さい→大きいを思い出すと一瞬で解けます。


We played tennis in the park in the afternoon.
私たちは午後に公園でテニスをしました。

場所 → 時間の順番になっています。定期テストではこの語順もよく出ます。


I studied from 8 to 10.
私は8時から10時まで勉強しました。

from → to は必ずこの順番です。逆にして to 8 from 10 とは言いません。


He traveled from Tokyo to Kyoto.
彼は東京から京都へ旅行しました。

移動の表現は出発 → 到着の順番になります。高校入試でも非常によく出る表現です。


This store is open from Monday to Friday.
この店は月曜日から金曜日まで開いています。

時間・曜日・期間でもfrom → toの順番は同じです。


We went from Osaka to Nara.
私たちは大阪から奈良へ行きました。

並び替え問題では、from と to を見つけたらまず順番を確定させるのが解き方のコツです。塾の授業でもまずこの2語をセットで探させています。


She studied from 9 to 12.
彼女は9時から12時まで勉強しました。

この問題もfrom → toを見つければすぐ解けます。


He got out of the car.
彼は車から降りました。

get out of は「〜から出る」という句動詞です。これは3語セットで覚える表現です。


I look forward to the trip.
私はその旅行を楽しみにしています。

look forward to は高校入試でも非常によく出る熟語です。to のあとに名詞や動名詞が来ることも重要なポイントです。


She looks forward to seeing her friends.
彼女は友だちに会うのを楽しみにしています。

ここでは seeing が使われています。look forward to の to は前置詞なので、後ろは動名詞になります。


He got out of the bus.
彼はバスから降りました。

get out of は順番を入れ替えることができません。現役塾講師として指導していると、生徒は get of out のように並べてしまうことがありますが、これは完全に誤りです。


I look forward to the game.
私はその試合を楽しみにしています。

この問題もlook forward to をセットで知っていればすぐに解けます。高校入試では、熟語を知っているかどうかで一瞬で解ける問題としてよく出題されます。

前置詞の語順問題では、次の3つを意識すると正解率が大きく上がります。

  • 場所は小さい→大きい
  • 移動や時間は from→to
  • 句動詞はセットで覚える

この3つは、定期テストや高校入試で頻出の解き方なので必ず覚えておきましょう。

英語の to は「方向」を表す前置詞として使われる場合と、「to+動詞」で使う to不定詞 の2つの使い方があります。
中学英語ではどちらも非常に重要なので、まだ理解があいまいな場合は次の記事も確認しておきましょう。
to不定詞の意味・見分け方・3つの用法まとめ

まとめ|前置詞の順番は「3つのルール」で覚える

英語の前置詞の順番は複雑に見えますが、定期テストや高校入試で問われる内容は実はそれほど多くありません。覚えるべきポイントはたった3つのルールです。

  • 小さい→大きい
  • from→to
  • 句動詞はセット

この3つを理解しておくと、並び替え問題や英作文で前置詞の順番に迷うことがほとんどなくなります。

ルール順番例文意味
場所の順番小さい→大きいI studied in the library in Tokyo.私は東京の図書館で勉強しました。
移動・範囲from→toWe traveled from Tokyo to Kyoto.私たちは東京から京都へ旅行しました。
句動詞セットで覚えるI look forward to the trip.私はその旅行を楽しみにしています。

① 小さい→大きい

場所の前置詞が2つある場合は、小さい場所から大きい場所へという順番になります。

例えば次の文です。

I studied in the library in Tokyo.
私は東京の図書館で勉強しました。

この文では

  1. in the library(図書館)
  2. in Tokyo(東京)

という順番です。

英語ではカメラがズームアウトしていくようなイメージで、場所を少しずつ広げていきます。このルールは並び替え問題で非常によく出ます。

② from→to

移動や時間の範囲を表す場合は、from→toの順番が固定です。

例えば次の文です。

We traveled from Tokyo to Kyoto.
私たちは東京から京都へ旅行しました。

この文では

  1. from Tokyo(出発点)
  2. to Kyoto(到着点)

という順番になっています。

時間でも同じです。

I studied from 8 to 10.
私は8時から10時まで勉強しました。

このように英語では、始まり→終わりという順番で表現します。

③ 句動詞はセット

句動詞は、動詞と前置詞がセットで意味を作る表現です。この場合は語順を考えるのではなく、1つの熟語として覚えることが大切です。

例えば次の文です。

I look forward to the trip.
私はその旅行を楽しみにしています。

この look forward to は3語セットの表現です。

次の文も見てみましょう。

He got out of the car.
彼は車から降りました。

この get out of も句動詞で、順番を変えることはできません。

句動詞は語順ルールではなく暗記が必要な表現なので、問題演習で慣れていくことが重要です。

詳しい解説はこちら

それぞれのルールをさらに詳しく知りたい人は、次の記事も参考にしてください。

from A to B の使い方を詳しく解説した記事(作成中)

in with など前置詞が続くパターンの解説記事(作成中)

句動詞の順番と覚え方の解説記事(作成中)

これらの記事をあわせて読むことで、前置詞の語順に関する理解がより深まります。

よくある質問(FAQ)

前置詞の順番は中学生がよく混乱する文法の一つです。ここでは、実際に塾でよく質問される内容をまとめました。

Q1 前置詞の順番は必ず決まっていますか?

すべての前置詞に厳密な順番があるわけではありません。ただし、場所の順番・from→to・句動詞など、テストで問われるパターンには明確なルールがあります。

Q2 「in Tokyo in the library」は間違いですか?

基本的には不自然な語順になります。

I studied in the library in Tokyo.
私は東京の図書館で勉強しました。

英語では小さい場所→大きい場所の順番になるのが自然です。

Q3 from と to は必ずこの順番ですか?

はい。移動や範囲を表す場合は必ず from→toになります。

He moved from Osaka to Tokyo.
彼は大阪から東京へ引っ越しました。

Q4 look forward to の to は不定詞ですか?

いいえ。前置詞の to です。そのため、後ろには動詞の原形ではなく動名詞が来ます。

I look forward to seeing you.
私はあなたに会うのを楽しみにしています。

Q5 前置詞の順番は高校入試でよく出ますか?

はい。特に次の問題形式で頻出です。

並び替え問題
英作文問題
熟語問題

そのため、この記事で解説した3つのルールを理解しておくことが重要です。

――――――――――
この記事を書いた人
現役の塾経営者。指導歴25年以上、のべ3,500人以上の小・中・高校生を指導。
定期テスト対策から中学・大学受験、英検対策まで幅広く対応。
→ 運営者情報はこちら
――――――――――

プロフィール
satoru
satoru

福地 暁です。
25年以上教育に携わり、現在は個別指導の塾を経営しています。

これまで3500組以上のご家庭を担当させていただき、中学受験(灘中・御三家など最難関含む)、高校受験、大学受験(医学部・旧帝大含む)への合格をアシストしてきました。

この記事では中学受験、高校受験、大学受験、英検・TOEIC対策、中学生・高校生の定期テスト対策など、さまざまな学習アドバイスをしています。

みなさまの学びにプラスになる情報をお伝えしていきます!
よろしくお願いします。

1男1女の父。
どうやら娘には「甘いパパ」と思われているようで、
アイスやジュースをねだるときは必ずパパのところにきます。

satoruをフォローする
中学生
satoruをフォローする

コメント

This website stores cookies on your computer. These cookies are used to provide a more personalized experience and to track your whereabouts around our website in compliance with the European General Data Protection Regulation. If you decide to to opt-out of any future tracking, a cookie will be setup in your browser to remember this choice for one year.

Accept or Deny

タイトルとURLをコピーしました