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【中1理科の一問一答問題】気体の性質(酸素などの発生の仕方・集め方、酸性・アルカリ性の見分け方など)

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中学生向けに、理科の定期テスト対策用の一問一答問題をまとめました。

今回は中1範囲の「気体の性質」です。酸素、二酸化炭素、水素、窒素、アンモニアの水の溶けやすさ、重さや密度と気体の集め方(水上置換法、上方置換法など)です。

テストによく出るポイントもまとめているので、ぜひ定期テストで高得点をねらいましょう!

※関連記事:中学理科の計算問題
※関連記事:【高校入試】理科でよく出る問題の一問一答

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中学理科の一問一答問題:気体の性質

(1)空気に含まれる気体のうち、約8割は何か。

(2)空気に含まれる気体のうち、約2割は何か。

(3)酸素、二酸化炭素、水素、窒素、アンモニアのうち、水にとけにくい気体をすべて答えてください。

(4)酸素、二酸化炭素、水素、窒素、アンモニアのうち、水に少しとける気体をすべて答えてください。

(5)酸素、二酸化炭素、水素、窒素、アンモニアのうち、水に非常にとけやすい気体をすべて答えてください。

(6)酸素は空気とくらべて(重い/軽い)。

(7)二酸化炭素は空気とくらべて(重い/軽い)。

(8)水素は空気とくらべて(重い/軽い)。

(9)アンモニアは空気とくらべて(重い/軽い)。

(10)水にとけやすく、空気より重い気体は何という方法で集めますか。

(11)水にとけやすく、空気より軽い気体は何という方法で集めますか。

(12)水にとけにくい気体は何という方法で集めますか。

(13)水素は水にとけくにいです。何という方法で集めればいいでしょうか。

(14)二酸化マンガンにうすい過酸化水素水(オキシドール)を加えると、何という気体が発生しますか。

(15)酸素を集めた試験管のなかに火のついた線香をいれると、線香はどうなりますか。

(16)石灰石にうすい塩酸を加えると、何という気体が発生しますか。

(17)二酸化炭素を集めた試験管のなかに火のついた線香をいれると、線香はどうなりますか。

(18)二酸化炭素を集めた試験管のなかに石灰水を入れて試験管をふると、石灰水はどうなりますか。

(19)酸素を集めた試験管のなかに石灰水を入れて試験管をふると、石灰水はどうなりますか。

(20)二酸化炭素は(酸性/アルカリ性/中性)のどれですか。

(21)二酸化炭素のとけている水を青色のリトマス紙につけると、何色になりますか。

(22)塩化アンモニウムと水酸化カルシウムをまぜて加熱すると、何という気体が発生しますか。

(23)アンモニアは(酸性/アルカリ性/中性)のどれですか。

(24)アンモニア水を赤色のリトマス紙につけると、何色に変化しますか。

(25)アンモニア水にフェノールフタレイン溶液をつけると、何色に変化しますか。

(26)アンモニア水にBTB溶液をくわえると、何色に変化しますか。

(27)亜鉛にうすい塩酸を加えると、何という気体が発生しますか。

(28)水素に火のついた線香を近づけると、どうなりますか。

(29)酸素、二酸化炭素、水素、アンモニウムのうち、最も密度が小さい(軽い)気体はどれですか。

(30)酸素、二酸化炭素、水素、アンモニウムのうち、最も密度が大きい(重い)気体はどれですか。

(31)酸素、二酸化炭素、水素、アンモニウムのうち、もっとも水にとけやすい気体はどれですか。

(32)酸素、二酸化炭素、水素、アンモニウムのうち、水上置換法で集めることができない気体はどれですか。

(33)無色でくさった卵のようなにおいのする有毒な気体で、火山ガスの主成分の1つとなっている気体は何ですか。

(34)天然ガスの主成分となっている気体は何ですか。

(35)入浴剤をお風呂に入れるとシュワシュワと泡を出す。あの泡は何と気体ですか。

(36)ふろがま洗浄剤にお湯を加えると発生する気体は何ですか。

(37)大根おろしにオキシドールを加えると発生する気体は何ですか。

(38)卵の殻を酢にひたすと発生する気体は何ですか。

(39)アンモニアを集める実験で、試験管の口を下げる理由は何ですか。

(40)酸素、二酸化炭素、水素、窒素、アンモニア、塩素、塩化水素、メタン、硫化水素のなかで有毒な気体をすべて選んでください。

解答

(1)窒素

(2)酸素

(3)酸素、窒素、水素

(4)二酸化炭素

(5)アンモニア

(6)重い

(7)重い

(8)軽い

(9)軽い

(10)下方置換法

(11)上方置換法

(12)水上置換法

(13)水上置換法

(14)酸素

(15)激しく燃える

(16)二酸化炭素

(17)火が消える

(18)白くにごる

(19)変化しない

(20)酸性

(21)赤色

(22)アンモニア

(23)アルカリ性

(24)青色

(25)赤色

(26)青色

(27)水素

(28)音を立てて燃える(炎を出して燃える)

(29)水素

(30)二酸化炭素

(31)アンモニア

(32)アンモニア

(33)硫化水素

(34)メタン

(35)二酸化炭素

(36)酸素

(37)酸素

(38)二酸化炭素

(39)試験官が割れるのを防ぐため

(40)アンモニア、塩素、塩化水素、硫化水素

気体の集め方3種類

気体の集め方は下記の3種類あります。

  • 水上置換法:水にとけにくい気体を集める
  • 上方置換法:空気より軽い気体を集める
  • 下方置換法:空気より重い気体を集める

水上置換法

水上置換法は「水にとけにくい気体」を集めるのに適しています。酸素や水素を集めるときに用います。

以下のような集め方です。

上方置換法

上方置換法は水にとけやすく、空気より軽い(密度が小さい)気体を集めるのに適しています。アンモニアを集めるときに用います。

以下のような集め方です。

下方置換法

下方置換法は水にとけやすく、空気より重い(密度が大きい)気体を集めるのに適しています。二酸化炭素を集めるのに適しています。

以下のような集め方です。

気体の集め方の選び方

どの集め方が良いかは、その気体の「水のとけやすさ」と「空気とくらべた密度の大きさ(密度が大きい=空気より重い)」の2点で判断します。

集め方水のとけやすさ空気とくらべた密度の大きさ
水上置換法水にとけにくい
下方置換法水にとけやすい大きい(空気より重い)
上方置換法水にとけやすい小さい(空気より軽い)

気体の発生のさせ方(一覧)

酸素、二酸化炭素、アンモニア、水素はそれぞれ発生のさせ方を覚えておきましょう。

以下の表にまとめています。

気体混ぜる物質①混ぜる物質②
酸素二酸化マンガン過酸化水素
二酸化炭素石灰石うすい塩酸
アンモニア塩化アンモニウム水酸化カルシウム
水素亜鉛や鉄などの金属うすい塩酸

酸素・二酸化炭素・水素によるものを燃やす性質

「試験管に火のついた線香を入れるとどうなるか?」という問題がテストによく出ます。

ここでは、酸素・二酸化炭素・水素について覚えておきましょう。

  • 酸素→激しく燃やす
  • 水素→音を立てて燃えて水ができる
  • 二酸化炭素→火が消える

酸性・アルカリ性・中性の見分け方

理科のテストで酸性・アルカリ性はよく出てきます。リトマス紙、フェノールフタレイン溶液、BTB溶液を使って色の変化をみます。

見分け方、色の変化の仕方をまとめました。

酸性・アルカリ性の性質の違い

特定の水溶液について酸性かアルカリ性かを問う問題では、以下のポイントで考えてみましょう。

  • 酸性→酸っぱい(レモン、酢など)
  • アルカリ性→苦い(塩素、アンモニウムなど)

リトマス紙の色の変化

リトマス紙では酸性かアルカリ性かを見分けます。赤色⇔青色です。

  • 酸性:赤→青
  • アルカリ性:青→赤

フェノールフタレイン溶液の色の変化

フェノールフタレイン溶液はアルカリ性の物質だと緑色に変わります。理科のテストでは、「アンモニア水」につける実験の問題でよく出てきます。

BTB溶液の色の変化

BTB溶液は、酸性・アルカリ性・中性で色が変わります。

  • 酸性→黄色
  • アルカリ性→青色
  • 中性→緑色

BTB溶液の色の変化を覚えられる語呂合わせ

BTB溶液の色の変化を覚えられる語呂合わせを考えました。

駐輪場に青色あるか?サンキュー!

酸性・アルカリ性・中性の見分け方まとめ

リトマス紙とフェノールフタレイン溶液は、アルカリ性のときに赤色になり、中性では変化しません。

酸性アルカリ性中性
リトマス紙赤→青青→赤変化なし
フェノールフタレイン溶液変化なし変化なし
BTB溶液

中学理科の勉強法

理科は単元ごとに分かれているため、どうしても苦手単元が生まれやすいです。

覚えられない、計算問題が苦手など、人によって得意・不得意はさまざまです。

そこで、理科のテスト勉強をどうすれば良いかを簡潔に紹介します。

※関連記事:中学理科の勉強方法

教科書や参考書で単元理解を深める

まず、教科書や参考書を使って単元ごとにしっかり理解しましょう。

理科は1つの知識や解き方をいくつもの単元で使えるわけではありません。「前回のテストで高得点だったから今回のテストも大丈夫!」と思っていると失敗しがちです。

単元ごとにしっかり理解しておきましょう。

問題集や学校のワークを解く

いくら理解を深めても、アウトプットしないと記憶には定着しづらいです。

単元を理解できたら、すぐに市販問題集や学校のワークを使って演習しましょう。

学校の授業を受けたらその日のうちに教科書を読みなおし、問題集で演習するのが理科で高得点を取るコツです。

覚えていない用語や知識を覚えなおす

問題を解いたらすぐに答え合わせをしましょう。

覚えきれていなかった用語や知識があれば、すぐ覚えなおし、その問題を解きなおします。

繰り返し正解することで記憶に定着しやすくなります。

実験の目的・手順・結果・考察を覚える

理科は実験の問題がよく出てきます。単元ごとに代表的な実験がありますので、それぞれの実験で「目的」「手順」「結果」「考察」まで覚えておくと便利です。

テストではこの4つのいずれか(もしくはすべて)が問題になります。

覚えておくだけで正解できます。

記述問題の演習をする

80点以上を取りたい人は記述問題の演習もしましょう。

理科でよく出てくる記述問題も、前述のような実験問題です。ここでも、「目的」「手順」「結果」「考察」を覚えておくと正解しやすくなります。

問題と解答がずれていないか確かめる

記述問題では、問題と自身の解答がずれていないか確かめましょう。

原因を聞かれているのに結果を書いていると大きく減点されます。

解答の文末が適切な書き方になっているか確かめる

問題の問われ方によって解答の文末の書き方は決まっています。

  • なぜですか?→~(だ)から
  • 何のためですか?→~(の)ため
  • どのような違いですか?→Aは~で、一方Bは…という違い

理科では特に「なぜ?」「何のため?」を聞く記述問題が多いです。

文末を「~(だ)から」「~(の)ため」とするのを忘れないようにしてください。

これだけで2-3点拾えます。

苦手単元はすぐにつぶしておこう

前述のように、理科は得意/不得意が単元ごとに分かれやすいです。

苦手単元は中3になって高校受験勉強をはじめると大きな障壁になります。

逆に、苦手単元を1つも残さずに中3を迎えられれば、受験対策でかなり有利になります。

学校の授業を受けて問題集を解き、「この単元難しいかも」と感じたら、すぐ苦手克服に乗り出しましょう。

いつもより復習の頻度を増やす、解説のくわしい参考書を併用するなどすれば克服しやすいです。

中学理科の問題集

最後に、中学理科のおすすめの問題集・参考書を紹介します。いずれもAmazonのPRリンクをつけているので、リンク先でお得に購入いただけます。

『ひとつひとつわかりやすく。』

1冊目に紹介するのは「ひとつひとつわかりやすく。」のシリーズです。

この問題集は基礎的な内容に特化しています。

解説はイラスト多めで視覚的に分かりやすく、理科に苦手意識の強い人でもスムーズに勉強に入れます。

学年ごとに分かれているので、高校入試対策で必要な単元の入っているものだけ利用するのにも便利です。

演習問題は少ないので、学校のワークなどで補うと良いでしょう。


中1理科をひとつひとつわかりやすく。改訂版 (中学ひとつひとつわかりやすく)

出版社:学研プラス

『理科 標準問題集』

2冊目は「標準問題集」のシリーズです。

解説はややシンプルですが、問題の質の高さで定評があります。

しっかりと理解して解く問題が多く、着実にレベルアップできます。

丸暗記に頼ってなかなか点数が伸び悩んでいる人に特におすすめです。中1~中3まで学年ごとに分かれています。


中学1年 理科 標準問題集: 中学生向け問題集/定期テスト対策や高校入試の基礎固めに最適! (受験研究社)

出版社:受験研究社

『自由自在問題集 理科』

3冊目は「自由自在」です。流行の浮き沈みの多い問題集のなかで、数十年前から一貫して人気のあるシリーズです。

解説が分かりやすく、問題量も豊富です。基礎から難問まで幅広い問題が掲載されているので、理科が苦手な人から難関高校志望者まで使えます。


中学 自由自在問題集 理科: 基礎から難関校突破まで自由自在の実力をつけるスーパー問題集 (受験研究社)

出版社:受験研究社

『改訂版 中学理科が面白いほどわかる本』

最後に紹介するには「面白いほどわかる」のシリーズです。

教科書以上に解説がくわしく、たくさんの図版を使って臨場感ある解説で理解が深まります。

これ1冊で中学3年間を網羅しています。


改訂版 中学理科が面白いほどわかる本

出版社:KADOKAWA

まとめ

いかがでしょうか。

中学理科の気体の性質の問題をまとめました。酸素、二酸化炭素など気体の水のとけやすさ、空気より重いか、集め方(水上置換法など)、リトマス紙・フェノールフタレイン溶液・BTB溶液の色の変化など。

気体の性質や酸性・アルカリ性の見分け方はばっちり覚えておけば高得点を取れます。問題集をくり返し解いて90点を目指しましょう!

※関連記事:【中1理科の一問一答問題】水溶液の性質(溶質・溶媒・質量とは、濃度や質量の計算問題など)

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福地 暁です。
個別指導の塾を経営しています。

これまで3000組以上のご家庭を担当させていただきました。
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