英検5級の学習を始めたばかりのあなたへ、最初に覚えたい大事なポイントが「be動詞」です。
英語の文法の基本となるbe動詞をしっかり理解すると、簡単な英会話や文章作成がぐんと楽になります。
そこでこの記事では、be動詞の使い方を初心者でもわかりやすく解説し、例文や練習問題を通じて、楽しく学べるように工夫しました。
これであなたもbe動詞を完全マスター!さあ、英語の第一歩を踏み出しましょう。
英検5級に出る「be動詞」とは?【小学生向けに分かりやすく基礎解説】

英検5級の文法の中でもとっても大切なのが「be動詞(ビーどうし)」です。これは、英語で「〜です」「〜にいます」と言いたいときに使う特別な動詞です。
英検5級では、このbe動詞が必ず出題されます!
be動詞は「〜です」「〜にいる」という意味
たとえば、日本語で「私は小学生です」と言いたいとき、英語ではこうなります。
I am an elementary school student.
(私は小学生です)
このとき使われている 「am」 が be動詞です。
他にも…
He is in the park.
(彼は公園にいます)
この「is」もbe動詞。
つまり、be動詞は人や物の「状態」や「場所」を伝えるための大事な言葉なんです。
「am」「is」「are」の違いをやさしく解説
be動詞は、1つではありません。3つの形があります。
主語 | be動詞 |
---|---|
I(わたし) | am |
You(あなた) | are |
He / She / It(彼・彼女・それ) | is |
We / You / They(わたしたち・あなたたち・彼ら) | are |
Iには「am」/Youには「are」
- I am ~(わたしは〜です)
- 例)I am happy.(私はうれしいです)
- You are ~(あなたは〜です)
- 例)You are my friend.(あなたは私の友だちです)
He / She / Itには「is」
- He is ~(彼は〜です)
- 例)He is a soccer player.(彼はサッカー選手です)
- She is ~(彼女は〜です)
- 例)She is kind.(彼女はやさしいです)
- It is ~(それは〜です)
- 例)It is a dog.(それは犬です)
ポイント:
主語(誰のことか)によって、使うbe動詞が変わります!これは英語のルールです。
※なお、以下の記事で中学生向けにbe動詞の解説をし、練習問題を掲載しています。定期テスト対策や高校入試対策にどうぞ!
【中学英語】be動詞の疑問文の作り方・答え方を例文と練習問題で完全解説!|テスト・高校入試対策向け
be動詞が出てくる英文の形(肯定文・否定文・疑問文)
be動詞を使った文には、3つのパターンがあります。
肯定文(〜です/〜にいます)
「○○は〜です」と、そのまま伝える文です。
- I am a student.(私は生徒です)
- She is cute.(彼女はかわいいです)
- They are at school.(彼らは学校にいます)
否定文(〜ではありません/〜にいません)
「not(〜ではない)」を入れて、ちがうよ!と言いたいときの文です。
- I am not tired.(私はつかれていません)
- He is not my brother.(彼は私の兄ではありません)
- You are not in the classroom.(あなたは教室にいません)
ポイント:「not」はbe動詞のすぐあとに置くのがルール!
疑問文(〜ですか?/〜にいますか?)
be動詞を文の先頭に出すと、「〜ですか?」という文になります。
- Are you ready?(準備できた?)
- Is she a doctor?(彼女は医者ですか?)
- Am I late?(わたしは遅れていますか?)
Yes/Noで答える練習も大切!
- Are you happy? → Yes, I am. / No, I’m not.
- Is he your friend? → Yes, he is. / No, he isn’t.
このように、be動詞は英語のとても大切な土台です。
英検5級ではリスニングにも筆記にもよく出るので、まずはこの3つの文の形をしっかり覚えることが合格への近道です!
英検5級に出るbe動詞の使い方【例文つきで理解しよう】
英検5級の試験では、be動詞を正しく使えるかがとても大切です。
ここでは、肯定文・否定文・疑問文の作り方と答え方を例文でやさしく説明します。自分のことや相手のこと、友達のことを英語で言えるように練習しましょう!
肯定文の例文とコツ(I am a student. など)
肯定文とは、「〜です」「〜にいます」と、相手にそのまま事実を伝える文です。
基本の形
主語 + be動詞 + ほかの言葉
例文
- I am a student.(私は生徒です)
- He is my brother.(彼は私の兄です)
- We are in the room.(私たちは部屋の中にいます)
コツ
- 主語によって am / is / are を正しく使い分けよう!
- 単語の並びを変えずに、そのまま話すのがポイント。
否定文の例文とルール(He is not busy. など)
否定文は、「〜ではありません」「〜にいません」と言うときに使います。
基本の形
主語 + be動詞 + not + ほかの言葉
例文
- I am not hungry.(私はおなかがすいていません)
- He is not busy.(彼は忙しくありません)
- They are not students.(彼らは生徒ではありません)
コツ
- not は be動詞のすぐあとにつけます。
- 英検では「is not → isn’t」「are not → aren’t」の短縮形も出るよ!
- 例:He isn’t tall. / We aren’t tired.
疑問文の例文と答え方(Are you a teacher? Yes, I am. など)
疑問文は、「〜ですか?」「〜にいますか?」と質問したいときに使います。
基本の形
be動詞 + 主語 + ほかの言葉 ?
例文
- Are you a teacher?(あなたは先生ですか?)
- Is she your sister?(彼女はあなたの姉妹ですか?)
- Am I late?(私は遅れましたか?)
Yes / No で答えるときの注意点
答えるときは、主語とbe動詞を合わせて使うのがルールです!
質問 | 答え(Yes) | 答え(No) |
---|---|---|
Are you a student? | Yes, I am. | No, I’m not. |
Is he a doctor? | Yes, he is. | No, he isn’t. |
Are they here? | Yes, they are. | No, they aren’t. |
注意!
- 質問と答えの 主語が同じにならないことが多いです。
例)質問「Are you〜?」に対して「Yes, I am.」と答える!
※なお、be動詞の疑問文の作り方や間違いやすいポイントについて、以下の記事でくわしく解説しています。
be動詞の疑問文の作り方・答え方を例文と練習問題で完全解説!
三人称の考え方も簡単にマスター!
英語では、「自分(I)」でもなく「あなた(You)」でもない人やモノのことを「三人称(さんにんしょう)」といいます。
三人称とは?
- He(彼)
- She(彼女)
- It(それ)
- 名前(Tom, Emi など)
この三人称には、be動詞「is」を使います。
※なお、主語が三人称単数の場合、一般動詞には-sをつけるというルールがあります。以下の記事でくわしく解説しています。
三単現のsの解説:sのつけ方やつけない場合などのルールを説明します(三単現の動詞一覧つき)
例文
- He is my friend.(彼は私の友達です)
- She is 10 years old.(彼女は10歳です)
- It is a pencil.(それは鉛筆です)
- Tom is tall.(トムは背が高いです)
英検5級では、He / She / It で始まる文がよく出るので、ここでしっかり覚えておきましょう!
このように、be動詞を正しく使えるようになると、英検5級の問題がぐんと解きやすくなります。例文をまねして声に出して読んでみるのも効果的です!
be動詞の覚え方・練習法【小学生でも続けられる!】
「be動詞って覚えにくい…」と思っている小学生でも、ちょっとした工夫で楽しく覚えることができます。ここでは、語呂合わせ・家庭での練習・プロ講師のアドバイスまで、幅広く紹介します。
語呂合わせやイラストで覚える方法
語呂合わせで覚える
小学生にも親しみやすい語呂合わせは、覚えるときの強い味方!
- I am(アイアム)=「アイ、アム(会いに来た)」
→「私は来た!」というイメージで覚える。 - You are(ユーアー)=「ゆー、あー(ゆっくりあるく)」
→「あなたはゆっくりあるいてる」=あなたは〇〇です - He is(ヒーイズ)=「火、いず(火がある)」
→「彼は火だ!」とちょっとおどけた感じで印象づけ
※特に意味はありません。リズムをつかみ、イメージしやすくするためのものです。
イラストとセットで覚える
- I am → 自分の顔写真に「I am ○○」と書く
- He is → 男の子のイラストに「He is a boy.」
- It is → 犬や鉛筆のイラストに「It is a dog.」など
視覚+音のダブル記憶で、忘れにくくなります!
おうちでできるbe動詞の簡単トレーニング
家庭でも楽しくできる練習法を紹介します。ポイントは「短時間でも毎日コツコツ」。
親子でできるミニ英会話練習
毎日の会話に少しずつbe動詞を取り入れてみましょう。
たとえばこんなやりとり:
- 親:「Are you hungry?(おなかすいた?)」
子:「Yes, I am!(うん、おなかすいた!)」 - 子:「Is it your bag?(これ、ママのカバン?)」
親:「Yes, it is. Thank you!」
短くて簡単なフレーズからでOK。実際に使うことで、be動詞の使い方が自然に身につきます。
be動詞○×クイズで楽しく復習
ゲーム感覚で復習できる「○×クイズ」がおすすめ!
例題:
- I is a girl. → ×(正しくは I am a girl.)
- They are students. → 〇
→ クイズにして親子で遊びながら答えることで、「間違いポイント」に強くなれます!
プロの英語講師が教えるおすすめ勉強法
現役英語講師のアドバイスも、信頼性アップのカギです。
よくあるアドバイス:
- 「同じフレーズを3回ずつ声に出して読む」
→ 音読でbe動詞の使い方を体にしみこませる! - 「自分のことを英語で紹介する練習をする」
→ 例:「I am Emi. I am 9 years old. I am a student.」 - 「イラストカードやフラッシュカードを使って楽しく学習」
→ 例:「He / She / It」などをカード化してシャッフル
講師コメント例:
「be動詞は文の基本。小学生のうちに “口ぐせ” のように使えるようになると、英語力がグンと伸びます!」
英検5級に合格した小学生の体験談
実際に英検5級に合格した小学生の話をいくつか紹介します。
※個人が特定できないように、学年や地域などの個人属性は変えています。
be動詞が苦手でも大丈夫!克服エピソード
実話例:
「最初は“is”と“are”の違いがよくわからなくて、全部“is”って書いちゃってたんです。でも、お母さんと一緒に“be動詞クイズ”をやったり、ぬいぐるみに“Is he a dog?”って聞いたりしてたら、だんだん使い分けができるようになりました!」
家庭でどうやってbe動詞を練習した?
家庭学習の工夫ポイント:
- 毎日、朝ごはんのときに英語で自己紹介
- お風呂で「I am happy.」ゲーム(お互いに気持ちをbe動詞で言う)
- 寝る前に「今日の1文」練習:「He is my friend.」など
ポイントは「生活の中にbe動詞を自然に入れる」こと。毎日少しでも触れることで、定着しやすくなります!
英検5級レベル be動詞 模擬問題【全10問】
【問題1】空欄に入る正しい語を選びなさい。
I ___ a student.
A. is B. am C. are
答え:B. am
解説: 主語が「I(わたし)」のときは be動詞は「am」を使います。
【問題2】正しい英文を選びなさい。
A. He are a teacher.
B. She am a doctor.
C. He is a teacher.
答え:C. He is a teacher.
解説: 「He」には「is」を使います。「are」や「am」は使いません。
【問題3】否定文にしなさい。
They are happy. → ( )
答え:They are not happy.
解説: 否定文では be動詞のあとに「not」を入れます。
【問題4】疑問文にしなさい。
You are a student. → ( )
答え:Are you a student?
解説: 疑問文では be動詞を主語の前に出します。
【問題5】次の英文に正しく答えなさい。
Are you from Japan?
A. Yes, I am.
B. Yes, I is.
C. Yes, I are.
答え:A. Yes, I am.
解説: 「Are you ~?」の質問には「Yes, I am.」と答えます。
【問題6】空欄に入る正しい語を選びなさい。
She ___ my mother.
A. are B. is C. am
答え:B. is
解説: 「She(彼女)」には「is」が正しい be動詞です。
【問題7】文が正しければ〇、まちがっていれば✕をつけなさい。
It are a dog.
答え:✕
解説: 「It」には「is」を使います。正しくは「It is a dog.」
【問題8】次の日本語に合う英文を選びなさい。
「私たちは友だちです」
A. We is friends.
B. We are friends.
C. We am friends.
答え:B. We are friends.
解説: 「We」には「are」を使います。
【問題9】正しい順番に並びかえなさい。
(student / I / a / am)
答え:I am a student.
解説: 「I → am → a student」の語順にします。
【問題10】空欄に「am / is / are」のどれかを入れなさい。
My name ___ Ken.
答え:is
解説: 「My name」は「It」と同じように「is」を使います。
保護者の方へアドバイス
- お子さんと一緒に声に出して読むことで定着します。
- 間違えた問題は、正解と一緒になぜそうなるのか理由を口で説明させてみましょう。
- 〇✕問題や選択問題をアレンジして、家庭でミニテスト形式で活用するのもおすすめです。
be動詞対策に役立つおすすめ教材・無料プリント
英検5級に出るbe動詞の基本をしっかり身につけるには、楽しく反復練習できる教材が効果的です。ここでは、小学生向けに厳選した無料ワークシート・アプリ・公式教材をご紹介します。
小学生向けのbe動詞ワークシート紹介
短い文+イラスト付きで、子どもが直感的に学べるものを用意しました!
【使い方】
イラストを見て、空欄に正しい be動詞(am / is / are) を書こう!
※イラストの説明は文字で表現しています。画像生成も可能です。
【問題1】

___ Ken.
【選択肢】am / is / are
➡ 答え:I am Ken.
【問題2】

She ___ my sister.
【選択肢】am / is / are
➡ 答え:She is my sister.
【問題3】

It ___ a dog.
【選択肢】am / is / are
➡ 答え:It is a dog.
【問題4】

They ___ happy.
【選択肢】am / is / are
➡ 答え:They are happy.
【問題5】

You ___ my friend.
【選択肢】am / is / are
➡ 答え:You are my friend.
ミニポイント解説
You / We / They → are(相手・たくさんのとき)
I → am(わたしのときは「am」)
He / She / It → is(1人や1つのとき)
be動詞が楽しく学べる無料アプリ・ゲーム
子どもが夢中になる「ゲーム感覚」でbe動詞を復習できるアプリも充実しています。
おすすめ無料アプリ(iOS / Android両対応)
- Duolingo(デュオリンゴ)
→ 小学生にも親しみやすいカラフルな画面で、be動詞の使い方をステップごとに練習。 - 英検ナビ(無料版)
→ 過去に出題された英検の問題が収録。5級レベルの文法や単語、リスニングまで対応。 - Fun English(Sesami Studio)
→ イラストや音声で楽しくbe動詞を覚えられる。ミニゲームやパズルで定着。
アプリ活用のコツ:
- 「1日5分だけ」など時間を決めて継続する
- 保護者も一緒に取り組むことで習慣化しやすい
英検公式教材の中でbe動詞をしっかり学べるページはここ!
英検公式教材には、be動詞に関する問題が豊富にあります。特に以下の教材が小学生に人気です。
『7日間完成 英検5級 予想問題ドリル』(旺文社)
- 1日目・2日目の文法パートにbe動詞の使い分け問題が多数
- 短文穴埋め、正誤問題、並べ替えなどが出題
『英検5級 過去6回全問題集』(旺文社)
- 過去問に出た「I am ~」「Is he ~?」などの実例が確認できる
- リスニングでもbe動詞の聞き取り問題が登場!
英検公式ページ
公式ページで無料のサンプル問題もダウンロード可能。
→ 日本英語検定協会 – 英検5級サンプル問題
まとめ|be動詞がわかれば英検5級は合格できる!
この記事で学べたことの再確認
この記事では、英検5級の合格に必要な「be動詞」のすべてを分かりやすく解説しました。ここでポイントをおさらいします。
- be動詞の意味:「~です」「~にいます」などの状態をあらわす
- 使い分けのルール:「I am」「He is」「You are」など主語で変わる
- 文の形:肯定文・否定文・疑問文それぞれのパターンを理解
- 楽しく覚える方法:語呂合わせ・イラスト・会話練習・アプリなど
次のステップは一般動詞?過去形?
be動詞がしっかり使えるようになったら、次の学習は「一般動詞」や「過去形」。
- 一般動詞:eat, play, like など「動きや行動」をあらわす
- be動詞との違いを意識して学ぶのがコツ
例:「I am a student.」と「I play soccer.」のちがいを比べてみよう!
まずはbe動詞を「自分のことば」で話してみよう
最後のまとめとして、次のような自分紹介フレーズを練習してみましょう!
【スピーキング例】
- I am ○○(名前).
- I am ○ years old.
- I am a student.
- I am happy today.
自分で声に出すことで、「覚える英語」から「使える英語」へステップアップ!
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