中学英語で習う助動詞の中でも、will(〜するつもりだ/〜だろう)は、未来の文を作るときに必ず出てくる重要な表現です。
一方で、「be動詞なの?」「一般動詞なの?」「疑問文はどうするの?」と混乱しやすく、中学1年生がつまずきやすいポイントでもあります。
この記事では、塾での指導経験をもとに、中1で習う単語と文法だけを使い、助動詞willの使い方を例文と練習問題(並び替え・穴埋め・書き換え)で確認しながら、自然に身につくように解説します。
また、よく質問されるbe going to とのちがいについても、テストで困らないレベルでやさしく触れています。
「説明を読んだだけで終わらず、問題を解いてできるようになりたい」という人にぴったりの記事です。
この記事でわかること
- 助動詞willの基本的な意味と使い方
- willを使った肯定文・否定文・疑問文の作り方
- 中1でよく出るwillの並び替え・穴埋め・書き換え問題
- be going to とのちがい(中1で覚えれば十分な範囲)
- 定期テストでwillを間違えないためのポイント
中学英語の助動詞willとは?【中1向け基本】
助動詞willは、文の中で「これからのこと」を表すときに使う特別な言葉です。
日本語では「〜するだろう」「〜するつもりだ」といった意味になります。
中学英語では、今のことを表す文や、過去のことを表す文だけでなく、これから先に起こることを英語で言えるようになることが大切です。
そのときに使うのが、助動詞willです。
willはbe動詞や一般動詞とはちがい、文の形を変える力を持っています。
このあとで、willのイメージや、基本の形を一つずつ確認していきましょう。
willの基本イメージ「これから〜する」
willのいちばん大切なイメージは、「これからのこと」です。
今このときよりも先に起こることや、これからしようと思っていることを表すときに使います。
たとえば、「明日サッカーをする」「これから英語を勉強する」といった文は、まだ起きていない未来のことです。
このような文を英語で言いたいときに、willを使います。
また、willは「今、そうしようと思ったこと」を言うときにも使われます。
会話の中で、「じゃあ、やるよ」「あとで電話するね」と決めたときの気持ちを表す助動詞だと考えると分かりやすいでしょう。
中学1年生の段階では、
willは「未来のことを言うときに使う」
このイメージをしっかり持っておけば大丈夫です。
willを使った基本の形(肯定文)
willを使った文は、とてもシンプルな形をしています。
主語の後にwillを置き、その後ろに動詞を続けるだけです。
主語がIでも、youでも、sheでも、形は変わりません。
ここが、be動詞や一般動詞と大きくちがうポイントです。
will+動詞の原形
willの後ろにくる動詞は、必ず「原形」を使います。
三人称単数のときでも、sはつきません。
過去形やingの形にもなりません。
「willが来たら、動詞はそのままの形」
このルールを覚えておきましょう。
例文(中1レベル)
I will play soccer.
私はサッカーをするつもりです。
She will study English.
彼女は英語を勉強するでしょう。
どちらの文も、主語の後にwillがあり、その後に動詞の原形が続いています。
sheが主語でも、studyに三人称単数のsがついていないことに注目してください。
→ 三人称単数のsについては、「中学英語|三人称単数のsのつけ方を例文で分かりやすく解説」の記事でくわしく解説しています。
willを使うと、主語が変わっても文の形が変わらないため、文を作りやすいのが特徴です。
このあとで、否定文や疑問文、そして練習問題を通して、willの使い方をさらに定着させていきましょう。
助動詞全体の中でのwillの役割を確認したい場合は
「中学英語の助動詞まとめ(can・will・must)」
もあわせて読むと理解が深まります。
willの否定文・疑問文の作り方【be動詞・一般動詞と比較】

助動詞willは、否定文や疑問文を作るときも形がとてもシンプルです。
be動詞や一般動詞では、主語によって形が変わったり、doやdoesを使ったりしますが、willはその必要がありません。
willは、主語が何であっても同じ形を使える助動詞です。
この特徴をしっかり理解すると、文を作るのが一気に楽になります。
willの否定文の作り方
willの否定文は、「willの後ろにnotをつける」だけで作れます。
be動詞のようにam notやis notに変えたり、一般動詞のようにdo notを使ったりする必要はありません。
主語がIでも、youでも、sheでも、willの形は変わりません。
will not(won’t)の形
will notは、会話や文章でよく短くして使われます。
短くした形がwon’tです。
will notとwon’tは意味は同じで、どちらも「〜しないだろう」「〜するつもりはない」という意味になります。
テストでは、will notとwon’tのどちらが使われても答えられるようにしておきましょう。
例文とよくあるミス
I will not play soccer.
私はサッカーをしないつもりです。
She won’t study English today.
彼女は今日は英語を勉強しないでしょう。
よくあるミスとして、willの後ろの動詞を過去形にしたり、三単現のsをつけてしまうことがあります。
否定文でも、willの後ろの動詞は必ず原形のままです。
また、一般動詞の否定文と同じようにdo notを使ってしまう間違いも多いので注意しましょう。
willの疑問文の作り方
willの疑問文は、willを文のいちばん前に出すことで作ります。
be動詞の疑問文と形が似ているため、覚えやすいのが特徴です。
一般動詞の疑問文のように、DoやDoesを使うことはありません。
Will+主語+動詞の原形?
willの疑問文の形は、
Will+主語+動詞の原形?
となります。
主語が何であっても、この形は変わりません。
ここでも、willは主語に関係なく同じ形を使える助動詞だということが分かります。
Yes/Noの答え方
willの疑問文に対する答え方も、とてもシンプルです。
Yesで答えるときは、
Yes, 主語+will.
となります。
Noで答えるときは、
No, 主語+will not.
または
No, 主語+won’t.
となります。
たとえば、
Will you play soccer?
と聞かれたら、
Yes, I will.
または
No, I won’t.
と答えます。
be動詞や一般動詞では答え方が変わりますが、willの場合は形がいつも同じです。
この「形が変わらない」という点が、willの大きな強みです。
否定文や疑問文の作り方を理解できたら、次は練習問題でwillの形をしっかり定着させていきましょう。
一般動詞の疑問文・否定文と比べたい場合は
「中学英語|一般動詞の疑問文の作り方」
「中学英語 | 一般動詞の否定文の作り方」
be動詞とのちがいを整理したい場合は
「中学英語|be動詞の疑問文・否定文まとめ」
もあわせて読むのがおすすめです。
【練習①】willの並び替え問題(中1レベル)

willの文は、形が決まっているため、並び替え問題でよく出題されます。
ここでは、肯定文と疑問文の基本的な語順を、実際に手を動かしながら確認していきましょう。
大切なのは、
肯定文では「主語+will+動詞の原形」
疑問文では「willが前に出る」
という感覚を身につけることです。
並び替え問題(基礎)
まずは、もっとも基本的なレベルの問題です。
willの位置に注意しながら考えてください。
問題(5問)
次の( )内の語を正しい順に並び替えて、英文を完成させましょう。
1.( play / will / I / soccer )
2.( she / study / will / English )
3.( will / you / help / me )
4.( have / will / we / lunch )
5.( will / he / come / tomorrow )
解答・考え方の解説
1.I will play soccer.
肯定文なので、まず主語のIを先頭に置き、その後にwill、最後に動詞の原形playを置きます。
willの後ろにくる動詞は、必ず原形になることを確認しましょう。
2.She will study English.
主語がsheでも、willの形は変わりません。
三人称単数でも、studyにsはつかない点がポイントです。
3.Will you help me?
疑問文なので、willを文のいちばん前に出します。
一般動詞の疑問文のようにDoを使わないように注意しましょう。
4.We will have lunch.
肯定文では、主語+will+動詞の順番が基本です。
haveも原形のまま使います。
5.Will he come tomorrow?
疑問文では、主語がheでも形は同じです。
willが前に出て、その後に主語、動詞の原形が続きます。
並び替え問題では、まず
これは肯定文か、疑問文か
を考えることが大切です。
肯定文なら主語から始め、疑問文ならwillから始める。
このルールを意識すれば、willの並び替え問題は確実に解けるようになります。
【練習②】willの穴埋め問題(意味から考える)
定期テストでは、文の意味を読み取り、正しい助動詞を入れる問題がよく出ます。
ここでは、単に形を覚えるのではなく、「この文は未来のことか」「今の気持ちを表しているか」を考えて、willを選ぶ練習をします。
穴埋め問題(未来・意思)
次の英文の( )に入る最も適切な語を入れましょう。
文の意味に注目して考えてください。
問題(5問)
1.I( )play soccer tomorrow.
2.She( )study English after school.
3.Don’t worry. I( )help you.
4.It is late. We( )go home now.
5.He says, “I( )call you later.”
解答・なぜwillになるかの説明
1.I will play soccer tomorrow.
tomorrowは「明日」という未来を表す言葉です。
これからすることなので、未来を表すwillを使います。
能力を表す文ではないため、canは使えません。
2.She will study English after school.
after schoolは、今より後の時間を表しています。
未来の行動なのでwillを使います。
be動詞だけでは「勉強する」という動作を表せないため、be動詞は使えません。
3.Don’t worry. I will help you.
この文は、「今、助けるよ」と決めた気持ちを表しています。
今の意思を表すときはwillを使います。
できるかどうかを表す文ではないので、canは合いません。
4.It is late. We will go home now.
話している今の状況から、「これから帰ろう」と決めています。
このように、その場で決めた行動にはwillを使います。
be動詞だけでは「帰る」という動きを表せません。
5.I will call you later.
laterは「あとで」という意味で、未来を表す言葉です。
これから電話をする予定なので、willが使われます。
今していることではないため、be動詞の文にはなりません。
定期テストでは、
未来を表す言葉がある
今決めたことを言っている
このどちらかに当てはまるときは、willを選ぶ問題がよく出ます。
意味を考えて助動詞を選ぶことができれば、willの問題は確実に得点源になります。
【練習③】書き換え問題でwillを定着させよう
書き換え問題は、willの理解が本当に身についているかを確かめる問題です。
今のことを表す文を、「これからのこと」を表す文に直すことで、willの役割がはっきり分かります。
定期テストでは、現在の文が出されて、「未来の文に書き換えなさい」と聞かれることがよくあります。
ここで確実に点を取れるように練習していきましょう。
書き換え問題(現在文 → willの文)
次の英文を、「未来のこと」を表すwillの文に書き換えましょう。
意味が変わらないように注意してください。
問題(5問)
1.I play soccer.
2.She studies English every day.
3.We have lunch at school.
4.He comes home early.
5.They help me.
解答・書き換えの手順解説
1.I will play soccer.
まず、主語の後にwillを入れます。
その後ろの動詞は、原形に戻します。
playはすでに原形なので、そのまま使います。
2.She will study English.
willを入れると、動詞は原形になります。
studiesはstudyに戻すことが大切なポイントです。
3.We will have lunch at school.
haveは原形なので、そのまま使えます。
willを入れる位置は、主語のすぐ後ろです。
4.He will come home early.
comesは三人称単数の形なので、comeに直します。
willの後ろでは、主語に関係なく原形を使います。
5.They will help me.
helpも原形なので、形を変える必要はありません。
主語がtheyでも、willの形は変わらないことを確認しましょう。
書き換え問題では、
①まずwillを主語の後ろに入れる
②次に動詞を原形に直す
この2つを順番に行うことが大切です。
willを使った未来の文には、be動詞やdoは必要ありません。
この形をしっかり覚えておくと、テストで迷わず答えられます。
未来の文の作り方をまとめて確認したい場合は、
「中学英語|未来の文の作り方まとめ(will/be going to)」
もあわせて読むと、理解がさらに深まります。
willとbe going toのちがい【中学生向け】

中学英語では、未来のことを表す言い方が2つ出てきます。
willとbe going toです。
どちらも「〜するつもりだ」「〜だろう」という意味になりますが、使う場面に少しちがいがあります。
中学1年生のうちは、細かく覚える必要はありません。
まずは、ざっくりとした使い分けを理解しましょう。
ざっくり覚えよう|willとbe going to
willは、その場で決めた未来や、今思ったことを言うときに使います。
話している最中に「じゃあ、やるよ」「あとで電話するね」と決めたときのイメージです。
be going toは、前から決まっている予定を言うときに使います。
すでに心の中で決めていたことや、計画していたことを表します。
中1では、
willは今決めた未来
be going toは前から決まっている予定
この2つを区別できれば十分です。
見分けるミニ問題
次の文で、willとbe going toのどちらが合うか考えてみましょう。
意味を読み取ることがポイントです。
問題(2〜3問)
1.It’s hot. I( )open the window.
2.I have a plan. I( )study English tonight.
3.Don’t worry. I( )help you.
解説
1.It’s hot. I will open the window.
暑いと感じて、その場で「窓を開けよう」と決めています。
今決めた行動なのでwillが合います。
2.I am going to study English tonight.
すでに「計画がある」と言っています。
前から決まっている予定なのでbe going toを使います。
3.Don’t worry. I will help you.
相手の言葉を聞いて、「助けるよ」と今決めています。
このような場面ではwillが自然です。
be going toは、「できる」「予定がある」といった意味で、canに近い感覚で使われることがあります。
そのため、前から決まっていることにはbe going toが使われやすいと覚えておくと分かりやすいでしょう。
ただし、入試や定期テストでは、未来の文としてwillが出題されることが圧倒的に多いです。
中学1年生の段階では、まずwillを確実に使えるようになることが最優先です。
be going toは、「予定を表す別の言い方がある」程度に理解しておけば問題ありません。
この考え方を知っているだけで、テストでも安心して解けるようになります。
willを使う表現は中学校の英語の授業でも頻出です。国立教育政策研究所のサイトでも、触れられています。
→ 国立教育政策研究所 | 英語の学習指導の改善・充実に関する資料
中1がwillでつまずきやすいポイントまとめ
助動詞willは形がシンプルですが、be動詞や一般動詞の知識と混ざってしまい、ミスが起こりやすい単元です。
ここでは、中学1年生が特によく間違えるポイントを整理します。
よくあるミス
まず多いのが、willの後の動詞の形を間違えるケースです。
willの後ろには、必ず動詞の原形が来ます。
三人称単数の文でも、sはつきません。
「She will plays」と書いてしまうのは、一般動詞の現在形と混同していることが原因です。
この点は、
「中学英語|三人称単数のsの使い方」
とあわせて確認すると、整理しやすくなります。
次に多いのが、willの後にtoを入れてしまうミスです。
willは助動詞なので、「will to+動詞」という形にはなりません。
toが必要になるのは、want toやgoing toのときだけです。
最後に、疑問文でDoやDoesを使ってしまうミスもよく見られます。
willの疑問文では、DoやDoesは使いません。
willをそのまま文の先頭に出すだけで疑問文になります。
これらのミスは、willの形に慣れることで必ず減らせます。
ここまでできればOK|willの理解チェック
ここまで学習した内容が身についているかを、簡単に確認してみましょう。
すべて「できる」と言える状態なら、定期テスト対策としては十分です。
チェックリスト(自己確認)
- willが未来のことを表す助動詞だと分かる
- willの後には動詞の原形を使える
- 主語が変わってもwillの形が変わらないと理解している
- willの否定文と疑問文を正しく作れる
- be going toとのちがいをざっくり説明できる
このレベルまで理解できていれば、学校の定期テストでwillの問題に困ることはありません。
「難しい文法」ではなく、「使いやすい文の形」としてwillを捉えられている状態です。
中学校英語で求められる学習内容は、文部科学省が示す学習指導要領に基づいています。
定期テスト対策としても、このレベルの理解ができていれば十分です。
→ 文部科学省 中学校学習指導要領(外国語 – 英語 – 内容)
まとめ|助動詞willは「形が変わらない未来表現」
この記事では、中学英語の助動詞willについて、意味・形・使い方を練習問題といっしょに確認してきました。
willは「これから〜する」「今決めたこと」を表す助動詞で、主語が変わっても形が変わらないのが大きな特徴です。
IでもHeでも、willの後は必ず動詞の原形になります。
肯定文では「主語+will+動詞の原形」、否定文では「will not(won’t)」、疑問文では「Will+主語+動詞の原形?」という形を使います。
疑問文でもDoやDoesを使わない点が、be動詞や一般動詞との大きな違いでした。
また、be going toとの違いについては、中1の段階では「will=今決めた未来」「be going to=前から決まっている予定」と覚えておけば十分です。
定期テストでは、基本的にwillが中心に出題されます。
並び替え問題・穴埋め問題・書き換え問題を通して、willの形と使い方が整理できていれば、学校のテストにはしっかり対応できます。
「willは形がシンプルで覚えやすい助動詞」です。
この理解ができていれば、未来の文はもう安心です。
よくある質問
Q1.willは中学1年生で必ず覚える必要がありますか?
はい。willは未来の文を作る基本なので、中学1年の定期テストや今後の英語学習で必ず使います。
Q2.willとbe動詞はどうちがいますか?
be動詞は「〜です」「〜にいる」を表します。
willは「これから〜する」という未来を表します。
Q3.willの後にsをつけてはいけないのはなぜですか?
willの後ろでは、主語に関係なく動詞の原形を使うルールだからです。
Q4.willの疑問文でDoを使ってもいいですか?
いいえ。willの疑問文では、willを文の先頭に出します。
Q5.won’tはテストで使っても大丈夫ですか?
はい。will notとwon’tは同じ意味なので、どちらでも正解になります。
Q6.willは「予定」にも使えますか?
使えます。中学1年では、未来のことは基本的にwillで表せば問題ありません。
Q7.be going toは覚えなくても大丈夫ですか?
中1では、willを優先して覚えれば十分です。
be going toは予定を表す別の言い方として知っておけばOKです。
Q8.willの文にbe動詞は必要ですか?
必要ありません。willの後ろには動詞をそのまま置きます。
Q9.willは会話とテストで使い方がちがいますか?
基本は同じです。
テストでは文の形を正しく書けることが大切になります。
Q10.willの問題が解けるか不安です。どうすればいいですか?
主語+will+動詞の原形
疑問文はwillを前に出す
この2点を意識して練習すれば、必ず解けるようになります。
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この記事を書いた人
現役の塾経営者。指導歴25年以上、のべ3,500人以上の小・中・高校生を指導。
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