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古文単語の一覧:大学受験で頻出の重要古文単語の一覧と覚え方を紹介(高校生向け)

古文仮名遣い 大学入試
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大学受験や高校の定期テストに出てくる「古文単語」「歴史的仮名遣い」「月の名称」を一覧化しました。問題と解答もつけています。

まず一覧で暗記し、問題演習をしてしっかり覚えておきましょう!

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頻出古文単語の一覧

頻出古文単語160語を表にまとめました。

古文単語現代語訳
あわれなりしみじみと心がうたれる。情緒がある。
をかし趣がある。美しい。おもしろい。
なまめかし優美だ。上品だ。
えんなりあでやかで美しい。
あてなり上品だ。高貴だ。
うつくしかわいい。りっぱだ。
うるわし整っていて美しい。端正だ。
めでたしすばらしい。愛すべきだ
めづらしかわいい。清新だ。
いみじすばらしい。はなはだしい。
恥づかし立派だ。きがひける。
ありがたしめったにない。
やんごとなし高貴だ。特別たいせつだ。
よし悪くない。まあまあだ。
よろし非常によい。
らうたしかわいい。
かなし悲しい。かわいい。いとしい。
心にくし奥ゆかしい。上品で美しい。
ゆかし見たい。聞きたい。心ひかれる。
あらまほし好ましい。理想的だ。
あし悪い。不都合だ。
わろしよくない。感心できない。
すさまじ興ざめだ。殺風景だ
うしいやだ。つらい。
心づきなしきにくわない。不快だ。
かたはらいたし決まりが悪い。みっともない。心苦しい。
あいなしおもしろみながない。
うしろめたし気がかりだ。気がとがめる。
あぢきなしつまらない。不快だ。
おぼつかなし気がかりだ。はっきりしない。
さうざうしさびしい。ものたりない。
あたらし惜しい。もったいない。
をこがましばかばかしい。みっともない。
わりなし道理に合わない。無理である。しかたがない。
はしたなし中途半端だ。ばつが悪い。
むげなりひどく悪い。最低だ。
おどろおどろし気味が悪い。大げさだ。
ゆゆし不吉だ。はなはなだしい。
あやしふしぎだ。そまつだ。あんまりだ。
あさまし意外であきれる。あんまりだ。
わびしつらい。やりきれない。おもしろくない。
わづらふ病気になる。苦労する。
とし速度が速い、勢いが激しい。
ののしる騒ぐ。わめく。
かしづく大切に育てる。後見する。
興ず面白がる。
のたまふおっしゃる。
あした朝。
おはすいらっしゃる。
つとめて早朝。
すなはちその時。すぐに。
さながらすべて。そのままの状態で。
にはかに突然。
年ごろ長年。
失す消える。死ぬ。
しのぶ我慢する。隠す。
下る下りる。地方に行く。
やはらそっと。
うたてしいやだ。気にくわない。
いとけなし幼い。
あまねく世間一般に。広く。
をのこ男。
げになるほど。実に。
あまたたくさん。
やすし簡単だ。
よすがら一晩中。
はらから兄弟姉妹。
いたくひどく。うまく。
かかるこのような。
だに~でさえ。
をこばか。愚か。
いたづらにつまらない。むなしい。
いづくどこ。
あり歩く。
いにしへ昔。
うれふ心配する。
おどろく目を覚ます。
かしこし怖れ多い。怖い。
さらなり言うまでもない。
ちご幼児。
いぶせし気が晴れない。うっとうしい。
あらまし願望。予定。
ゆくりなし思いがけない。不意だ。
あやなし筋が通らない。無駄だ。
あからさまなりほんのちょっと。しばらく。
ねんず心の中で祈る。期待する。
なかなか中途半端に。かえって。
めざまし思いのほか素晴らしい。心外だ。
けう孝。親の喪に服すること。
ものうしなんとなく億劫だ。心が晴れない。
つきづきしふさわしい。似合っている。
なほざりいい加減だ。おろそかだ。
よろづ数が多いこと。種類が多いこと。
たのむ頼りにする。あてにする。仕える。
めやすし感じが良い。見苦しくない。
ぐす一緒に行く。備える。
なやむ心を痛める。苦労する。
たいだいしあるまじきことだ。もってのほかだ。
つれなし平然としている。さりげない。
いはけなし子どもっぽい。あどけない。
としごろ長年。
こちたしわずらしい。甚だしい。
まうく準備をする。利益を得る。
おほけなし身の程知らずだ。恐れ多い。
たがふ相違する。外れる。
つつむ隠す
いとどますます。いっそう。
なめし無礼だ。
こちなし無作法だ。無風流だ。
ひがひがし素直でない。情趣を解さない。みっともない。
いつく大切に育てる
つらし薄情だ。思いやりがない。
かたへ片方。片側。
まろうと訪ねてきた人。客人。
まもる心に決める。
かづく頭からかける。褒美をもらって肩から掛ける。
なつかし心がひかれる。好ましい。
なまめく若々しくて美しい。物静かで落ち着いている。
ほだし妨げ。足かせ。動けなくするもの。
うつつ現実。正気。
かげ
すごしぞっとするほど素晴らしい
せうそこ訪問すること。取り次ぎを依頼すること。
かしこまる怖れつつしむ
うしろやすし気安い。先が安心だ。
はたへり。ふち。
ながむぼんやり見る。物思いにふける。
おこなふ仏道の修行をする。勤行(ごんぎょう)をする。
おくる取り残される。一緒に行けない。
うすなくなる。消える。
まさなし不都合だ。見苦しい。予想外だ。
やをらゆっくり。そっと。
さう(左右)なしすんなりことが運ぶ。
さう(双)なし比べるものがない。素晴らしい。
けしき様子。
かたし難しい。めったにない。
とみただちに。すぐに。
あく満足している。満ち足りている。
にほふ美しく咲いている。
おほかたおおよそ。大体。
おぼゆ思われる。感じられる。
おとなし大人っぽい。分別がある。
かこつなげく。不平を言う。
なべて総じて。すべて。
つゆ~ず少しも。全く。
つれづれ手持ち無沙汰。退屈。
おぼろけ普通だ。通り一遍だ。
まめまじめなこと。
なほ依然として。やはり。
せちにひたすら。
あからめよそ見。わき見。
しるぼんやりとなる。愚かになる。
かく必要なことを抜かす。おろそかにする。
しほたるしづくが垂れる。
ごとしまるで~のようだ
まほし~でありたい。~であってほしい。
とかくあれやこれや。何やかんや。
けうとしうとましい。なじめない。
さすがそうは言うものの。やはり。
あきらむ明らかにする。はっきりさせる。

古文単語の覚え方

古文単語は1つの古語でいくつもの現代語訳があり、覚えづらいですよね。

そんな古文単語の覚え方を紹介します。

語源から覚える

まず、語源から覚えてみましょう。

1つの古文単語で3つも4つも現代語訳がついている場合がありますが、もともとの意味は1つです。おおもとの意味を1つ覚えておき、そこから派生させると覚えやすくなります。

覚え方の例:わりなし

例えば「わりなし」という古語は「理なし」と書きます。「理」は「理屈」という意味なので、「理なし」で「理屈がない=理屈が合わない」という意味になります。

「理屈が合わない→おかしい、不条理だ」と、意味が派生します。

このように、語源を1つ覚えておくと意味を覚えやすく、派生させやすくなります。

イメージで覚える

次に、その古文単語が指すイメージを覚えてみましょう。

まず、プラスの意味なのかマイナスの意味なのか、イメージを思い浮かべます。そしてそのイメージを頭のなかで映像化します。

覚え方の例:いぎたなし

例えば、「いぎたなし」という古文単語のイメージをつかんでみましょう。

いぎたなし、とは「寝坊している」「見苦しく寝ている」という意味です。寝坊、見苦しくとあるので、「マイナスの意味」ですね。

また、下記の画像のようにヨダレをたらして口を開けてカッコ悪く寝ている様子をイメージしてみましょう。

マイナスのイメージで上記のような画像を思い出すようにすると、「いぎたなし」の意味を思い出しやすくなります。

ちなみに、「いぎたなし」は「寝汚し」と書きます。「寝かたが汚い」という字なので、ここから覚えることもできそうです。

語呂合わせで覚える

語源でもイメージでも覚えられない!という古文単語もあります。そんな単語は語呂合わせで覚えるのが便利です。

ゴロゴという古文単語帳を使うと覚えやすいです。


新・ゴロゴ古文単語

古文単語の練習問題

問題. 以下の古文単語を現代語訳しなさい。

(1)あわれなり

(2)をかし

(3)なまめかし

(4)えんなり

(5)あてなり

(6)うつくし

(7)うるわし

(8)めでたし

(9)めづらし

(10)いみじ

(11)恥づかし

(12)ありがたし

(13)やんごとなし

(14)よし

(15)よろし

(16)らうたし

(17)かなし

(18)心にくし

(19)ゆかし

(20)あらまほし

(21)あし

(22)わろし

(23)すさまじ

(24)うし:

(25)心づきなし

(26)かたはらいたし

(27)あいなし

(28)うしろめたし

(29)あぢきなし

(30)おぼつかなし

(31)さうざうし

(32)あたらし

(33)をこがまし

(34)わりなし

(35)はしたなし

(36)むげなり

(37)おどろおどろし

(38)ゆゆし

(39)あやし

(40)あさまし

(41)わびし

(42)わづらふ

(43)とし

(44)ののしる

(45)かしづく

(46)興ず

(47)のたまふ

(48)あした

(49)おはす

(50)つとめて

(51)すなはち

(52)さながら

(53)にはかに

(54)年ごろ

(55)失す

(56)しのぶ

(57)下る

(58)やはら

(59)うたてし

(60)いとけなし

(61)あまねく

(62)をのこ

(63)げに

(64)あまた

(65)やすし

(66)よすがら

(67)はらから

(68)いたく

(69)かかる

(70)だに

(71)をこ

(72)いたづらに

(73)いづく

(74)あり

(75)いにしへ

(76)うれふ

(77)おどろく

(78)かしこし

(79)さらなり

(80)ちご

(81)いぶせし

(82)あらまし

(83)ゆくりなし

(84)あやなし

(85)あからさまなり

(86)ねんず

(87)なかなか

(88)めざまし

(89)けう

(90)ものうし

(91)つきづきし

(92)なほざり

(93)よろづ

(94)たのむ

(95)めやすし

(96)ぐす

(97)なやむ

(98)たいだいし

(99)つれなし

(100)いはけなし

(101)としごろ

(102)こちたし

(103)まうく

(104)おほけなし

(105)たがふ

(106)つつむ

(107)いとど

(108)なめし

(109)こちなし

(110)ひがひがし

(111)いつく

(112)つらし

(113)かたへ

(114)まろうと

(115)まもる

(116)かづく

(117)なつかし

(118)なまめく

(119)ほだし

(120)うつつ

(121)かげ

(122)すごし

(123)せうそこ

(124)かしこまる

(125)うしろやすし

(126)はた

(127)ながむ

(128)おこなふ

(129)おくる

(130)うす

(131)まさなし

(132)やをら

(133)さう(左右)なし

(134)さう(双)なし

(135)けしき

(136)かたし

(137)とみ

(138)あく

(139)にほふ

(140)おほかた

(141)おぼゆ

(142)おとなし

(143)かこつ

(144)なべて

(145)つゆ~ず

(146)つれづれ

(147)おぼろけ

(148)まめ

(149)なほ

(150)せちに

(151)あからめ

(152)しる

(153)かく

(154)しほたる

(155)ごとし

(156)まほし

(157)とかく

(158)けうとし

(159)さすが

(160)あきらむ

解答(現代語訳)

前述の古文単語の現代語訳です。

古文単語→現代語訳ができたら、
現代語訳→古文単語もしてみましょう。

(1)しみじみと心がうたれる。情緒がある。

(2)趣がある。美しい。おもしろい。

(3)優美だ。上品だ。

(4)あでやかで美しい。

(5)上品だ。高貴だ。

(6)かわいい。りっぱだ。

(7)整っていて美しい。端正だ。

(8)すばらしい。愛すべきだ

(9)かわいい。清新だ。

(10)すばらしい。はなはだしい。

(11)立派だ。きがひける。

(12)めったにない。

(13)高貴だ。特別たいせつだ。

(14)悪くない。まあまあだ。

(15)非常によい。

(16)かわいい。

(17)悲しい。かわいい。いとしい。

(18)奥ゆかしい。上品で美しい。

(19)見たい。聞きたい。心ひかれる。

(20)好ましい。理想的だ。

(21)悪い。不都合だ。

(22)よくない。感心できない。

(23)興ざめだ。殺風景だ

(24)いやだ。つらい。

(25)きにくわない。不快だ。

(26)決まりが悪い。みっともない。心苦しい。

(27)おもしろみながない。

(28)気がかりだ。気がとがめる。

(29)つまらない。不快だ。

(30)気がかりだ。はっきりしない。

(31)さびしい。ものたりない。

(32)惜しい。もったいない。

(33)ばかばかしい。みっともない。

(34)道理に合わない。無理である。しかたがない。

(35)中途半端だ。ばつが悪い。

(36)ひどく悪い。最低だ。

(37)気味が悪い。大げさだ。

(38)不吉だ。はなはなだしい。

(39)ふしぎだ。そまつだ。あんまりだ。

(40)意外であきれる。あんまりだ。

(41)つらい。やりきれない。おもしろくない。

(42)病気になる。苦労する。

(43)速度が速い、勢いが激しい。

(44)騒ぐ。わめく。

(45)大切に育てる。後見する。

(46)面白がる。

(47)おっしゃる。

(48)朝。

(49)いらっしゃる。

(50)早朝。

(51)その時。すぐに。

(52)すべて。そのままの状態で。

(53)突然。

(54)長年。

(55)消える。死ぬ。

(56)我慢する。隠す。

(57)下りる。地方に行く。

(58)そっと。

(59)いやだ。気にくわない。

(60)幼い。

(61)世間一般に。広く。

(62)男。

(63)なるほど。実に。

(64)たくさん。

(65)簡単だ。

(66)一晩中。

(67)兄弟姉妹。

(68)ひどく。うまく。

(69)このような。

(70)~でさえ。

(71)ばか。愚か。

(72)つまらない。むなしい。

(73)どこ。

(74)歩く。

(75)昔。

(76)心配する。

(77)目を覚ます。

(78)怖れ多い。怖い。

(79)言うまでもない。

(80)幼児。

(81)気が晴れない。うっとうしい。

(82)願望。予定。

(83)思いがけない。不意だ。

(84)筋が通らない。無駄だ。

(85)ほんのちょっと。しばらく。

(86)心の中で祈る。期待する。

(87)中途半端に。かえって。

(88)思いのほか素晴らしい。心外だ。

(89)孝。親の喪に服すること。

(90)なんとなく億劫だ。心が晴れない。

(91)ふさわしい。似合っている。

(92)いい加減だ。おろそかだ。

(93)数が多いこと。種類が多いこと。

(94)頼りにする。あてにする。仕える。

(95)感じが良い。見苦しくない。

(96)一緒に行く。備える。

(97)心を痛める。苦労する。

(98)あるまじきことだ。もってのほかだ。

(99)平然としている。さりげない。

(100)子どもっぽい。あどけない。

(101)長年。

(102)わずらしい。甚だしい。

(103)準備をする。利益を得る。

(104)身の程知らずだ。恐れ多い。

(105)相違する。外れる。

(106)隠す

(107)ますます。いっそう。

(108)無礼だ。

(109)無作法だ。無風流だ。

(110)素直でない。情趣を解さない。みっともない。

(111)大切に育てる

(112)薄情だ。思いやりがない。

(113)片方。片側。

(114)訪ねてきた人。客人。

(115)心に決める。

(116)頭からかける。褒美をもらって肩から掛ける。

(117)心がひかれる。好ましい。

(118)若々しくて美しい。物静かで落ち着いている。

(119)妨げ。足かせ。動けなくするもの。

(120)現実。正気。

(121)光

(122)ぞっとするほど素晴らしい

(123)訪問すること。取り次ぎを依頼すること。

(124)怖れつつしむ

(125)気安い。先が安心だ。

(126)へり。ふち。

(127)ぼんやり見る。物思いにふける。

(128)仏道の修行をする。勤行(ごんぎょう)をする。

(129)取り残される。一緒に行けない。

(130)なくなる。消える。

(131)不都合だ。見苦しい。予想外だ。

(132)ゆっくり。そっと。

(133)すんなりことが運ぶ。

(134)比べるものがない。素晴らしい。

(135)様子。

(136)難しい。めったにない。

(137)ただちに。すぐに。

(138)満足している。満ち足りている。

(139)美しく咲いている。

(140)おおよそ。大体。

(141)思われる。感じられる。

(142)大人っぽい。分別がある。

(143)なげく。不平を言う。

(144)総じて。すべて。

(145)少しも。全く。

(146)手持ち無沙汰。退屈。

(147)普通だ。通り一遍だ。

(148)まじめなこと。

(149)依然として。やはり。

(150)ひたすら。

(151)よそ見。わき見。

(152)ぼんやりとなる。愚かになる。

(153)必要なことを抜かす。おろそかにする。

(154)しづくが垂れる。

(155)まるで~のようだ

(156)~でありたい。~であってほしい。

(157)あれやこれや。何やかんや。

(158)うとましい。なじめない。

(159)そうは言うものの。やはり。

(160)明らかにする。はっきりさせる。

歴史的仮名遣いの一覧

つづいて、歴史的仮名遣いをまとめています。定期テストでもよく出るものばかりです。

現代語訳⇔歴史的仮名遣いをどちらもできるようにしておきましょう。

歴史的仮名遣い現代仮名遣い 
語中・語尾での「は・ひ・ふ・へ・ほ」「わ・い・う・え・お」あはれ→あわれ
かほ→かお
「ゐ・ゑ・を」い・え・お」ゐなか→いなか
ゑんりょ→えんりょ
をかし→おかし
「ぢ・づ」「じ・ず」ぢとう→じとう
づめん→ずめん
「くゎ・ぐゎ」「か・が」ぐわまん→がまん
「む」「ん」やむごとなし→やんごとなし
アウ・アフおうかうかう→こうこう
やうやう→ようよう
イウ・イフゆうじふにひとへ→じゅうにひとえ(十二単)
エウ・エフようてふてふ→ちょうちょう

歴史的仮名遣いの練習問題

問題. 次の古語を現代仮名遣いになおして、すべてひらがなで書きなさい。

(1)かほ

(2)をかし

(3)こゑ

(4)あはれ

(5)やうやう

(6)ゐなか

(7)づめん

(8)ゑんりょ

(9)かうかう

(10)きのふ

(11)すなはち

(12)ゐなか

(13)ぢとう

(14)まうで

(15)からうじて

(16)わざはひ

(17)よそほひ

(18)にはかに

(19)をさなき

(20)言へども

(21)よはひ

(22)うつろひ

(23)さふ

(24)をしへられし

(25)やむごとなし

(26)くわし

(27)もちゐる

(28)てふてふ

(29)かうやさん

(30)ぐわまん

解答(現代仮名遣い)

(1)かお

(2)おかし

(3)こえ

(4)あわれ

(5)ようよう

(6)いなか

(7)ずめん

(8)えんりょ

(9)こうこう

(10)きのう

(11)すなわち

(12)いなか

(13)じとう

(14)もうで

(15)かろうじて

(16)わざわい

(17)よそおい

(18)にわかに

(19)おさなき

(20)言えども

(21)よわい

(22)うつろい

(23)そう

(24)おしえられし

(25)やんごとなし

(26)かし

(27)もちいる

(28)ちょうちょう

(29)こうやさん

(30)がまん

旧暦の月の一覧

旧暦名称読み方
1 月睦 月むつき
2 月如 月きさらぎ
3 月弥 生やよい
4 月卯 月うづき
5 月皐 月さつき
6 月水無月みなづき
7 月文 月ふみづき
8 月葉 月はづき
9 月長 月ながつき
10月神無月かんなづき
11月霜 月しもつき
12月師 走しわす

月の名称の練習問題①:月名→旧暦名称

問題1. 月名から旧暦の名称と読み方を書きなさい。順番はバラバラにしています。
旧暦名称読み方
6 月  
8 月  
4 月  
11月  
10月  
1 月  
9 月  
2 月  
12月  
5 月  
3 月  
7 月  

月の名称の解答①:月名→旧暦名称

旧暦名称旧暦名称
6 月水無月みなづき
8 月葉 月はづき
4 月卯 月うづき
11月霜 月しもつき
10月神無月かんなづき
1 月睦 月むつき
9 月長 月ながつき
2 月如 月きさらぎ
12月師 走しわす
5 月皐 月さつき
3 月弥 生やよい
7 月文 月ふみづき

月の名称の練習問題②:旧暦名称→月名

問題2. 旧暦名称の読み方と現在の月名を書きなさい。順番はバラバラにしています。
旧暦名称読み方
 卯 月 
 文 月 
 葉 月 
 睦 月 
 皐 月 
 霜 月 
 如 月 
 弥 生 
 師 走 
 水無月 
 神無月 
 長 月 

月の名称の解答②:旧暦名称→月名

旧暦名称読み方
4月卯 月うづき
7月文 月ふみづき
8月葉 月はづき
1月睦 月むつき
5月皐 月きさらぎ
11月霜 月しもつき
2月如 月きさらぎ
3月弥 生やよい
12月師 走しわす
6月水無月みなづき
10月神無月かんなづき
9月長 月ながつき

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付録では、古典世界の最も重要な常識を解説、内容理解が深まるようアシストしています。
新課程「言語文化」対応コーナーでは、現代と古文の時代との違い、あるいは古文の世界の現代までつながる流れを多角的に学ぶことができます。

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『新・ゴロゴ古文単語』


新・ゴロゴ古文単語

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古文単語の覚え方

古文単語は現代語と似ているため、覚えやすい反面、現代語とややこしくなってしまいがちです。英単語と同じ方法でもある程度覚えられますが、少し覚え方の工夫が必要です。

古文単語の特徴は下記の3つあります。

  • 英単語や漢字にくらべて「つづり」は難しくない
  • 1つの古文単語で現代語訳がいくつもある
  • 古文の文章での使われ方が幅広い

こうした特徴を踏まえて、古文単語の効率のいい覚え方を紹介します。

3秒見つめてテストする

まず、「つづり」を覚える必要がない以上、「何回も書いて覚える」必要は必ずしもありません。

書く時間がもったいないので書かずに覚える方法に変えましょう。

  1. 古文単語を3秒見つめる
  2. 目線を空中にあげる
  3. 現代語訳を思い出す
  4. 思い出せなかったらすぐ古文単語を見つめる

この1~4を繰り返します。空中で思い出せるようになるまで何度もテストをします。

翌日にもう1度テストする

1度覚えた古文単語を翌日にもう1度テストをします。

1度覚えても、24時間で5割は忘れてしまいます。このときにもう1度覚える(思い出す)と、脳への定着率が格段にあがります。

  • 1日目:テストして覚える
  • 2日目:1日目の古文単語をもう1度覚える
  • 3日目:新たな古文単語を覚える
  • 4日目:2日目の古文単語をもう1度覚える

というように、2日で1セットずつ覚えるようにします。

イメージで覚える

古文単語は情景をイメージしながら覚えると覚えやすくなります。

例えば、「ぐす(具す)」は「一緒に行く。備える。」という現代語訳になりますが、「身体にピタっとくっついているイメージ」とともに覚えると思いだしやすくなります。

くっついている先の身体が移動したら「一緒に行く」という意味になりますし、人柄もビジュアルも1つの身体にくっついているので「備わっている」という意味にもなります。

赤字も太字も覚える

古文単語は複数の意味を持っていることが多いです。単語帳では重要度に応じて赤字・太字などで記載されています。

最初から赤字・太字の複数の意味を覚えておきましょう。

古文単語は英単語のように1つの意味を覚えただけではあまり使えません。1つの単語をさまざまな場面で使い回すため、いくつもの意味やニュアンスを覚えておき、長文に出てきたときにその単語の持つイメージを思いだせるようにしておきましょう。

文と一緒に覚える

「イメージで覚える」と関連しますが、覚えようとしている古文単語がどのような文で使われるかを確認すると、使う情景・状況がわかりやすいです。

プラス・マイナス両方のイメージから覚える

古文単語は1つの単語で多くの意味やイメージを包含しているものもあります。そういう単語は、両方のイメージから覚えるようにしましょう。

例えば、「めざまし」という語には

  • プラス:思いのほか素晴らしい
  • マイナス:心外だ

というように、プラス・マイナス両方の意味・イメージがあります。

「予想していたのと違う」というざっくりしたイメージを持ち、
プラスの方向に違っていたら「思いのほか良い」になり、
マイナスの方向に違っていたら「そうじゃない。心外だ」となります。

現代に比べて当時は語彙が少なかったのに、貴族に求められる表現力がハイレベルだったため、1つの語を広い場面で応用させる技術が発達したのでしょう。

語呂合わせで覚える

イメージを使っても文を見ても、それでもどうにも頭に入ってこない古文単語たちは少なからずいます。

そんなときは「語呂合わせ」が役立ちます。

自分にあった古文単語帳を1冊完璧に覚える

ここまで紹介したように、古文単語の覚え方は多種多様です。人にはそれぞれ好みがありますから、自分に合う方法で覚えるのが1番効率いいです。

この記事で紹介した古文単語帳3冊も、それぞれ特徴があります。下記のように、好みに合わせて選ぶのがおすすめです。

  • 単語だけで覚えたい → 『マドンナ古文単語230 パワーアップ版』
  • 文のなかで覚えたい → 『読んで見て聞いて覚える 重要古文単語315 四訂版』
  • 語呂合わせで覚えたい → 『新・ゴロゴ古文単語』

どれも定番の古文単語帳ですが、難関大学を目指している人は『マドンナ』だけではやや足りません(言いかえれば、難関大学を目指していない人にとってはちょうど良い分量です)。

「単語だけで覚えたい人」で難関大学志望者には『古文単語FORMULA600【改訂版】』(東進ブックス、1,100円)がおすすめです。


古文単語FORMULA600【改訂版】 (東進ブックス 大学受験 FORMULAシリーズ)

また、古文単語帳は1冊を完璧にしましょう。あれこれ手を出しても掲載されている単語はほぼ同じです。

まとめ

受験勉強は「ライバルより1点でも多く取ること」がゴールです。

そのためには得意科目で点数をかせぎ、苦手科目をカバーするのが鉄則です。

古文は苦手にしている人が多い科目です。なかでも、古文単語は多くの受験生を悩ませています。

だからこそ、いち早く覚えておけば文章読解の練習もスムーズにいき、古文でライバルに差をつけられます。

古文を得点源にして、第一志望校合格をがっちりとつかみとりましょう!

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また、推薦入試や後期試験で小論文が入試科目になっていることがよくあります。共通テスト対策をしながらでも小論文の対策も週1~月2くらいではしておきましょう。

推薦をもらえるようにするには学校の評定平均を4.0以上にしておくほうがいいです。定期テストで80点、90点を目指してがんばりましょう!

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