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【大学受験対策】高校国語の勉強方法(現代文・古文・漢文)とおすすめの参考書・問題集

大学入試国語の問題用紙 大学入試
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「定期テストでは国語の点数が取れるのに模試で点が取れない」
「選択肢を2つまでは絞れるのにそこから間違う」
「国語の入試対策をいつ・どうすればいいかわからない」

このようなお悩みをかかえている高校生は多いです。

文系・理系問わず、国語はもともと得意な人以外は勉強法に困っていると言っても過言ではないかもしれません。

ですが、国語は「一度実力を上げれば大学入試まで下がらない」というありがたい特性があります。早めに対策しておいて、高3では国語以外の科目に受験勉強時間を回すこともできます。

そこで、高校国語の実力を上げるための勉強法おすすめの参考書と問題集高1から必要な勉強時間を紹介します。

※関連記事:【大学受験】英語の勉強方法とおすすめの参考書

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  1. 高校国語の偏差値・点数を上げるのに必要な勉強
    1. 語彙力・読解力・解答力をすべて上げる
    2. 学校の定期テスト対策とは別に勉強する
  2. 高校国語:現代文の勉強法
    1. 漢字・語彙力をつける
    2. わからない漢字・語彙はノートに一覧化して暗記する
    3. 論説文の勉強法
      1. 意味段落ごとの主張を読み取る
      2. 接続詞で論旨の展開を読む
      3. 指示語の指す内容を明確にしながら読む
      4. 言い換えの表現に注意する
      5. 自分なりに段落ごとの内容をまとめる
    4. 小説の勉強法
      1. 感情の変化を読み取る
      2. 直接的な感情表現をチェックしながら読む
      3. 情景描写の変化に注目する
    5. 週1回は初見の長文を読もう
    6. 週2回は解いたことのある長文を読もう
  3. 高校国語:古文の勉強法
    1. 古文単語と古文文法は学校の授業の先取りをする
    2. 古文単語の勉強法:単語帳の意味を全部覚える
    3. 古文文法の勉強法①:動詞と助動詞を重点的に覚える
    4. 古文文法の勉強法②:活用表を丸覚えする
    5. 古文常識を勉強する
    6. 古文読解は問題の選択肢もヒントにする
  4. 高校国語:漢文の勉強法
    1. 漢文の勉強法①:よく出る漢文句法を先にマスターしよう
    2. 漢文の勉強法②:返り点のルールを覚える
    3. 漢文の勉強法③:再読文字を覚える
    4. 漢文の勉強法④:二重否定を覚える
    5. 漢文の勉強法⑤:長期休みに長文読解の演習をする
    6. 漢文の勉強法⑥:有名な漢詩は目をとおして内容を覚えておく
  5. 高校国語のおすすめ参考書・問題集(大学受験用)
    1. 現代文のおすすめ参考書・問題集
      1. 『入試現代文へのアクセス』シリーズ
      2. 『入試精選問題集 現代文』
      3. 『上級現代文』シリーズ
    2. 高校古文のおすすめ参考書・問題集
      1. 『ステップアップノート30古典文法基礎ドリル』
      2. 『古文上達 基礎編 読解と演習45』
      3. 『岡本梨奈の1冊読むだけで古文の読み方&解き方が面白いほど身につく本』
      4. 『大学入試問題集 岡本梨奈の古文ポラリス[2 標準レベル]』
      5. 『最強の古文 読解と演習50』
    3. 高校漢文のおすすめ参考書・問題集
      1. 『ステップアップノート10漢文句形ドリルと演習』
      2. 『入試精選問題集 漢文』
  6. 大学受験に向けて国語に必要な勉強時間
    1. 高1は週3時間
    2. 高2は週5時間、長期休みに毎日2時間
    3. 高3は週3時間、長期休みに毎日1時間
    4. 高2までで共通テスト対策を終わらせる
  7. 国語の勉強を効率良くする方法
    1. 塾を活用してみる
    2. 時間がない人は通信教育がおすすめ
    3. 苦手を克服するにはオンライン家庭教師がおすすめ
  8. まとめ

高校国語の偏差値・点数を上げるのに必要な勉強

国語の勉強はほかの科目と似ている部分もあれば、違っている部分もあります。学校の勉強をしているだけでは、大学受験の国語で点数をなかなか取れるようになりません。

語彙力・読解力・解答力をすべて上げる

まず、国語の実力を上げるには、

「語彙力」「読解力」「解答力」

の3つとも伸ばす必要があります。

現代文・古文・漢文のいずれも「文字」で表現されています。文字を読んでイメージをつかみ、そのイメージをまた自分なりに文字で表現しなおす必要があります

数学が数字や方程式で表現するのに対して、国語は文字です。共通テストでは図表が出題されるようになってきていますが、表現方法・解答方法ともに文字がメインなのは変わりません。

学校の定期テスト対策とは別に勉強する

他科目との大きな違いの1つとして、「学校の定期テスト対策をしても国語の実力は大して上がらない」という点があります。

英語なら単語・文法・長文読解・英作文すべて、定期テストで正解できればある程度実力になっていると言えます。数学、理科、地歴公民もそうです。

理解していないまま解法や用語を丸暗記しても、高校のテストでは高得点を取りづらいです。

国語の定期テストはそれほど理解を求められません。長文の読み方・解答の仕方がよくわかっていなくても定期テストで高得点を取るのはむずかしくありません。

※関連記事:【高校生】定期テストで90点以上を取れる勉強方法

ところが、模試や入試では読解力・解答力がそろわないと上手く点数につながらないです。冒頭でお伝えしたように、「定期テストでは点数が取れるのに模試で点が取れない」のはこれが理由なのです。

国語の実力を上げるには、国語の実力アップに特化した勉強法を実践する必要があります。

高校国語:現代文の勉強法

現代文の実力を上げられる勉強法からお伝えします。

漢字・語彙力をつける

漢字と語彙の勉強をできるだけ早い段階からはじめて、継続しましょう。

英語の勉強なら英単語・英熟語の暗記は高1からはじめて、大学入試直前までつづけますよね。文法問題、長文問題、英作問題すべてで単語・熟語の知識が必須だからです。

※関連記事:【大学入試】英語の熟語・連語の一覧と問題

現代文も同様です。模試や入試で使われている題材は、高校生向けに書かれたものではありません。一般の大人向けで、特にそのテーマに興味のある人たちに向けて書かれた文章です。

高校生は知らなくても、そのテーマに興味のある大人なら知っているであろう漢字や語彙が普通に使われています。

例えば「畏敬」。圧倒的な存在に対しておそれ敬うことであり、尊敬とも恐怖とも異なります。

このニュアンスをつかんでおかないと、「大洪水をもたらす自然への畏敬の念」と文章中に書かれていても、「洪水を起こす自然を押さえ込もうとしている?」と読み間違えてしまいます。

わからない漢字・語彙はノートに一覧化して暗記する

学校の教科書でも市販の参考書でも、勉強中に出てきたわからない漢字や語彙はノートにまとめて書き、リスト化して定期的に覚えなおしましょう。

1度出てきた漢字・語彙は別の文章でもまた登場する確率が高いです。そのときに「これ以前にも出てきたけど、どういう意味だったかな?」となってしまうと、もったいないです。

「以前勉強したから今回は意味がわかる!」となるだけで文章読解への自信が上がりますし、勉強のモチベーションもアップします。

※関連記事:【大学受験】漢字の一覧と問題

論説文の勉強法

ここからは、文章の種類ごとの勉強法を紹介します。まず、論説文の勉強法です。

意味段落ごとの主張を読み取る

現代文は形式段落と意味段落にわかれています。形式段落は「最初の1マスを形式的に空けている段落」です。文章の形式を整えて読みやすくするためのものです。

それに対して意味段落は「同じテーマや内容・主張をまとめた範囲」です。複数の形式段落をまとめて1つの意味段落にしている場合がよくあります。

形式段落は見た目で区別できますが、意味段落は見た目では区別できません。

  • 問題提起や本文内容の宣言
  • 筆者の主張
  • 筆者の主張への反論とその反論に対する反駁
  • 再度、筆者の主張

という流れで文章が進むケースが多いです。

本文を読みながら「この段落からこの段落までが筆者の主張で、この段落からは~」と文章の流れを意味段落に分けながら把握するようにしましょう。

接続詞で論旨の展開を読む

論旨の展開をつかみやすくするには、接続詞が役立ちます。

  • そして・従って・ゆえに → 順接
  • しかし・けれども・だが → 逆接
  • ところで・では → 転換

文章を読むときにこれらを意識しておき、本文中に出てきたらチェックを入れておきます。長い文章を読んでいると、途中で話の展開が分かりづらくなるときがあります。そんなときに接続詞にチェックを入れておくと、論理展開を理解しなおすためのヒントになります。

指示語の指す内容を明確にしながら読む

「それ・これ・そのようなこと」といった指示語が論説文にはよく出てきます。

指示語が直前に出てきた内容を指していることはよく知られています。直前のどの内容を指しているのかを明確にしながら読むようにしましょう。

高校国語は「なんとなく言いたい内容はわかった」という程度だと正解に結びつきにくいです。

「選択問題で選択肢を2つまでは絞れるのに、どちらを選ぶかいつもわからなくなる」という声をよく聞きます。あるいは、記述問題でいつも〇が取れない(△になる)人もたくさんいます。

このように点を取り切れないのは、「本文理解が曖昧だから」かもしれません。指示語の指す内容を「大体この辺りの内容を指している」と曖昧なままにせず、「それ・これ」を指示語の指している内容に言いかえて本文を読むようにしてみてください。

本文を正確に理解できるようになり、選択肢の表現内容のわずかな違いにも気づけるようになります。また、記述問題で書くべきポイントをもらさずに書けるようになり、〇をもらいやすくなります。

言い換えの表現に注意する

論説文では、筆者の主張などの大事な内容は繰り返し記述されています。ただし、少しずつ表現が異なっていることがよくあります。比喩になったり、言い換えされたりします。

比喩というのは「別の何かに例えること」で、下記のように使われます。

彼の話はよくわからなかった。
→(比喩)物理学の画期的な発見をいきなり説明されているようだった。

彼女は学生の鑑(かがみ)だ。
→(言い換え)ほかの学生も彼女を見倣ってほしい。

使われている言葉が変わると、別の内容を説明しているように感じるかもしれません。ですが上記のように比喩も言い換えも、同じ内容を繰り返し表現しているにすぎません

繰り返し表現するのはそれだけその内容が重要だからです。

選択問題でもよく「言い換え」がされます。本文と同じ内容を別の言葉で言いかえて説明している選択肢が「正解」である場合が多いうえに、本文中と同じ言葉を使って別の内容を説明している選択肢がダミーとして出てくることも多いです。

本文中と同じキーワードが使われている選択肢は大抵不正解

これも「解き方」のテクニックの1つです。

「どの言葉を使っているか」よりも「どのような内容か」に注目しましょう。

自分なりに段落ごとの内容をまとめる

論旨の展開をつかむには、段落ごとの内容を要約するのがおすすめです。この場合の「段落」は形式段落です。1段落ごとの内容をまとめてみましょう。

段落ごとの内容が分かれば、話の流れがわかりやすくなります。また、要約しづらく感じる段落があれば、その段落の理解が不十分なのかもしれないとわかります。

小説の勉強法

つづいて、小説の勉強法を紹介します。

感情の変化を読み取る

小説(文学的文章)では何より「登場人物の感情の変化」に注意しましょう

嬉しそうにしていた人物が涙を流していたり、急に黙りこくってしまっていたりしたら、何かきっかけがあったはずです。

親友が近々引っ越しをすると聞いてさびしくなったのかもしれませんし、前日の晩に母が夜遅くまで起きていた理由が分かって母に対して申し訳ない気持ちになったのかもしれません。

感情や行動が変化したときにはそのきっかけとなる事実や描写も必ず書かれています。どの描写が何の感情につながっているのかをセットで見るようにしましょう。

直接的な感情表現をチェックしながら読む

感情の変化は直接的に書かれている場合がよくあります。

  • 悲しい気持ちになった
  • 喜びのあまり声が大きくなった

のように、「悲しい」「嬉しい」「喜ぶ」といった感情を表す言葉が出ていればチェックをつけるようにしましょう。入試で使われる文学的文章では感情の変化が2~3回起こります。

本文中のどの箇所でどのような感情変化が起こっているのか、本文を読んでいるうちに忘れてしまうかもしれません。チェックをつけておけば、問題を解くときにどの辺りを読み直せばいいか分かりやすくなります

情景描写の変化に注目する

登場人物の感情の変化は、必ずしも直接的に書かれていません。その場面に登場している人物たちの感情を情景描写で表現していることがよくあります。

  • 空がどんよりと曇っている
  • セミの鳴き声が2人の間の静寂をつんざいた

上記のように、「感情を表す言葉」が入っていなくても、「暗い気持ち」「緊張している様子」を情景で表現しています。

客観的事実を伝える文章とは違い、文学的文章は事実と情景の両方を使って登場人物の感情を表現します。意味なく天気を描写することはありません。空が曇っていると書かれていれば、それは登場人物の何らかの行動や感情に結びついているはずと考えられます。

「ドアがぎいーっと鳴りながら開いた」などの表現があれば、その場面と結びつけて意味を解釈するようにしましょう。

週1回は初見の長文を読もう

論説文も文学的文章も、「読み方」「解き方」がわかればすぐに読めるようになるわけではありません。模試や入試で使われる文章は高校生になじみのうすいテーマがほとんどです。

なじみのうすいテーマだと読むのに時間がかかります。大学入試は時間との戦いです。

大学入試は年々文字数が増えています。以下の表は令和4年度の共通テスト国語の文字数です。

大問分野文字数
大問1論説文約7,800字
大問2文学的文章約9,000字
大問3古文約4,700字
大問4漢文約2,500字
合計約24,000字
大学入試センター 過去3年分の試験問題より作成

日本人は平均して1分間に500字程度読むと言われています(日本速脳速読協会より)。24,000字だと、読むだけで50分かかります。共通テスト国語は80分(2025年度から90分)なので、問題を解くのに30分しかありません。小問数は毎年36-37問あるので、1問1分もかけられません

初見の文章を週1回は読んでさまざまなテーマに慣れ、速く・確実に読めるようにしましょう。

※関連記事:2025年度からの大学入学共通テストのポイントと対策方法を解説

週2回は解いたことのある長文を読もう

長文問題集を1周したら、さらに2-3周繰り返し解きましょう。先ほど、初見の長文を週1回読むことをおすすめしました。解いたことのある長文はそれより多く、週2回は読みましょう。

繰り返し解くのは「読み方」「解き方」を身につけるためです。

多くの高校生は英語や数学の問題集を3周程度します。いろいろな問題集に手を出すよりも1冊を3周するほうが実力をつけられると言われています。

それと同じで、国語の問題集も3周しましょう。

  • 1周目:実力を試す+解説をよく読む
  • 2-3周目:自分で解説しながら読む・解く

数学の公式ほどではないにしても、国語の長文読解も「定番の読み方」があります。問題集は「定番の読み方」が見事にハマる題材を選んでいますから、「読み方」を実践するのに最適なのです。

1度解いて解説を読み、その題材の背景知識や読み方を身につけたら、2-3周目でその知識・読み方を再現しながら解きましょう。この繰り返しで、どの題材が出てきても同じ読み方を実践しやすくなります。

難関大学をねらう人は特に現代文で安定して高得点を取れるようにしておきましょう。

※関連記事:難関大学に合格するために必要な勉強時間や勉強法

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高校国語:古文の勉強法

高校の古文は英語の勉強とよく似ています。かつて日本語だったにせよ、現在の私たちが読んでもよく分かりません。単語も文法も違っているからです。

「ほぼ外国語」だと思って勉強しましょう。

古文単語と古文文法は学校の授業の先取りをする

古文の単語と文法の勉強は学校の授業より先に進めておきましょう。古文は「ほぼ外国語」ですが、英語と違って単語や文法の解説を英語の授業ほど丁寧にしてくれません。古文にそこまで時間を割く余裕がないのです。

学校の授業任せだと古文が苦手になりがちです。自分でどんどん勉強をしましょう。

古文単語の勉強法:単語帳の意味を全部覚える

単語帳に掲載されているほとんどの古文単語は、1単語あたり3-4つも現代語訳が載っています。面倒がって太字で書かれている現代語訳しか覚えない人もいますが、掲載されている現代語訳はすべて覚えましょう

大学入試に出てくるときは、太字以外の意味もよく使われているからです。しかも、1つの単語がプラスの意味で使われる場合もあればマイナスの意味で使われる場合もあります。

一部の意味しか覚えていないと、本文全体のニュアンスを逆に捉えてしまうリスクもあります。

そもそも大学入試に必要な古文単語は全部で400-500語ほどしかありません。英単語が5000語ほど必要なのと比べると非常に少ないです。

1日10語ずつ覚えると2ヵ月かからず1周できます。高1の4月からはじめると5月末までには大学入試に必要な古文単語を一応すべて覚えられます。

古文単語を覚えるのに大きな労力は必要ありません。数か月~1年半ほどかけて単語帳を何周もして、ゆっくり確実に覚えるようにしましょう。

※関連記事:古文単語の一覧と覚え方

古文文法の勉強法①:動詞と助動詞を重点的に覚える

古文の文法は長文を読むうえで必須です。

なかでも動詞と助動詞は非常に重要です。半年ほどかければ用言(動詞・形容詞・形容動詞)、助詞、助動詞、敬語をすべて無理なく勉強できますが、部活などでどうしても忙しい場合は動詞と助動詞だけでも先に勉強しておきましょう。

※関連記事:【古文の勉強方法】何から勉強すればいい?おすすめの勉強法と問題集を紹介

古文文法の勉強法②:活用表を丸覚えする

古文文法の問題集・参考書には活用表が載っています。すべて丸覚えしましょう

古文が嫌いな人の多くは「活用表」を覚えるのを嫌がります。ですが、活用表は定期テストにゴソっと出てきます。丸暗記しておくだけで一気に20-30点も稼げます

※関連記事:【高校生】定期テストで90点以上を取れる勉強方法

古文常識を勉強する

古文は現代から500~1000年ほど前の文章です。現代とは時代背景も文章を書く際の暗黙のルールも全く違っています。そうした古文の背景知識(=「古文常識」と呼びます)を知っておくと、古文の読解が非常にしやすくなります。

予備校でも古文常識を初回の授業などで解説するなど、とても重視しています。

古文常識をまとめた参考書もありますので、自宅学習の人は必ず目を通しておきましょう。

古文読解は問題の選択肢もヒントにする

古文の長文はときどき、何を言いたいのかさっぱり分からないときがあります。

  • 身近な誰かをほめたい
  • 上司に取り入って出世したい
  • とにかく自分の考えを世に伝えたい
  • 誰かの教育的指導をしたい

など、文章の目的はさまざまです。何のためにその文章が書かれたのかを知っていればかなり読みやすくなりますが、知らなければ現代文に比べて読みづらいです。

そういうときは設問の選択肢もヒントにしましょう。

若い貴族の男性が出てきて何か悩んでいるようだ。何に悩んでいるんだろう?

そんなときは設問の選択肢に「恋人に会いに行こうとしている」「恋人に会いに行ったけど会えなかった」などが書かれています。若い貴族の男性以外に若い女性が登場することが分かりますし、その2人は恋仲なんだとも分かります。

後は、「会ったのか、会っていないのか」を本文から読み取るだけで済みます。

このように設問の選択肢を読解のヒントにすると、本文で読み取らないといけない内容を絞ることもできます

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高校国語:漢文の勉強法

漢文は高校国語のなかでも一番勉強がしやすいです。

漢文も古文同様に「ほぼ外国語」です。単語も文法も異なります。ありがたいことに(?)、表記が漢字なので漢字の意味から文章の意味を想像しやすくなります。

漢文の勉強法①:よく出る漢文句法を先にマスターしよう

漢文の句法は100個近くあります(数え方で変わります)。すべて覚えようとすると厄介ですから、まず「疑問・反語・使役・受身・比較」の5つだけ覚えるようにしましょう。

  • 疑問:~だろうか
  • 反語:~だろうか、いや~ない
  • 使役:~させる
  • 受身:~される
  • 比較:~には及ばない

この5つは漢文でよく出てきます。これらさえ分かれば大体の意味をつかめるようになりますので、まずこの5つの句法を覚えるようにしましょう。

漢文の勉強法②:返り点のルールを覚える

大きく、「レ点・一二点・上下点」の3つの順番を覚えておきましょう。数学の大カッコ・中カッコ・小カッコと同じように認識しておくと覚えやすいです。

  • レ点≒大カッコ。一つ下の文字から読む。
  • 一二点≒中カッコ。一→二→三→四の順に読む。
  • 上下点≒小カッコ。上→中→下の順に読む。

返り点はすべて同じ文のなかで用いられることもあります。その場合に読む順番は数学のカッコと同じです。

数学なら「大カッコ→中カッコ→小カッコ」の順に読みますよね。漢文の返り点は「レ点→一二点→上下点」の順に読みます。

漢文の勉強法③:再読文字を覚える

漢文には1度の登場で2度読む「再読文字」が出てきます。「未・将・且・当・応・宜・須・猶(由)・盍」の10種類あります。

読み方が同じものがいくつかあり、同じものどうし覚えると楽に覚えられます。

  • まさに~せんとす
  • まさに~すべし
  • ~すべし

など。

漢文の勉強法④:二重否定を覚える

2回否定する「二重否定」も漢文では重要です。入試でも良く意味が問われます。

2回否定して「強い肯定」の意味になります。数学の方程式で-と-をかけたら+になるようなものです。

「どんな盾でも突き通せないものはない!」(否定×否定)
→ どんな盾でも突き通せる!(強い肯定)

漢文の勉強法⑤:長期休みに長文読解の演習をする

漢文の勉強はおそらく大学入試に必要な科目のなかで1番時間がかかりません。夏休み中に毎日少しずつ勉強すれば共通テストで8割を取れるレベルまで到達できます

前述の句法も夏休みの間に覚えられるくらいの量ですが、できれば高2の1学期(前期)までに学校の定期テスト対策の一環で、必要な句法をすべて覚えておきましょう。そうすれば夏休みの間に漢文の長文を読んで句法に早く慣れられます。

また、高3では数学や理科、地歴公民の勉強が忙しくなります。漢文の勉強にまで手が回らなくなるのが現役生の常です。

ですが漢文はきちんと勉強しておけば共通テストで8-9割を稼げる科目にできます。高2の夏休みか冬休みには共通テスト対策まで漢文を終わらせておきましょう。

漢文の勉強法⑥:有名な漢詩は目をとおして内容を覚えておく

共通テストで漢文8割以上を安定して取りたい人は有名な漢詩(李白、杜甫など)にも目をとおしておきましょう。

直接出題される可能性がありますし、題材ではなくても本文中に引用などで出てくることもあります。現代文でもたまに、「出展元の本を読んだことがある!」と高得点を取る受験生がいます。漢文も同じです。目をとおして内容を知っておく程度で十分です。

難関大学を目指している人にはZ会がおすすめです。下記のPRリンクから資料請求ができます。

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高校国語のおすすめ参考書・問題集(大学受験用)

ここまで、現代文・古文・漢文の勉強法をお伝えしました。

時間効率の高い勉強ができる参考書・問題集を紹介します。AmazonのPRリンクをつけています。クリックいただくと、Amazonでお得に購入いただけます。

現代文のおすすめ参考書・問題集

まず、現代文のおすすめ参考書・問題集を紹介します。

『入試現代文へのアクセス』シリーズ

最初に紹介するのは『入試現代文へのアクセス』シリーズです。

「基本編」「発展編」「完成編」と分かれています。解説が詳しく、現代文の読解に必要なことが書かれています。下記の内容が掲載されており、「基本編」は現代文の大学入試対策の第一歩として定番です。

  • 大学入試に出やすいジャンルの長文
  • 解説には本文の読み方・問題の解き方
  • 覚えておくべき語句の意味

基本編はコチラ↓(偏差値55ぐらいまで上げられます)


入試現代文へのアクセス 基本編 (河合塾シリーズ)

発展編はコチラ↓(偏差値50台の人、入試で50字程度の記述がある人向け)


入試現代文へのアクセス 発展編 (河合塾シリーズ)

完成編はコチラ↓(早慶、旧帝大志望者向け)


入試現代文へのアクセス 完成編 (河合塾シリーズ)

出版社:河合出版
特徴:

入試現代文に向かう基本的な力を養う

●本書は、受験生の絶大な支持と高い評価を獲得してきた問題集です。

●現代文の学習にどう取り組めばよいかわからない。現代文の成績は悪くないが、入試に向けて不安だ。いろいろな参考書や問題集に取り組んだがうまくいかない。入試に向けて基礎学力をつけたい。こんな方におすすめです。

●「きちんと筋道を通して、入試現代文の正解に迫る」力を養成し、入試現代文学習に欠かせない基本的指針と知識を、「読解へのアクセス」「正解へのアクセス」と「現代文のキーワード」で整理しながら着実に身につけます。

河合出版より引用

『入試精選問題集 現代文』

つづいて紹介するのは「入試精選問題集」です。

共通テストの過去問で8割前後取れるようになった人で、早慶・難関国公立志望者におすすめです。


入試精選問題集 現代文 五訂版 (河合塾SERIES)

出版社:河合出版
特徴:

出題のねらいと解き方を詳しく解説!

●主に国公立大二次・私立大試験の対策に照準を合わせた問題集です。

●全国の大学入試問題の出題傾向と特徴を分析し、その中でも「標準~発展」レベルの入試問題の中から《頻出・典型・良問》を厳選しました。

●それぞれの問題は、発展性があり、応用力の養えるものを厳選しています。

●問題の解き方・考え方を詳しく解説しており、記述・論述にも対応できます。

河合出版より引用

『上級現代文』シリーズ

現代文で3つ目に紹介するのは「上級現代文」シリーズです。ⅠとⅡがあり、Ⅰは「本格的な国公立二次対策をはじめたい人」、Ⅱは「東大・京大・一橋大志望者」に向いています。

記述問題ばかりなので記述対策に集中できるうえに解説が非常に詳しく、特に解答の書き方を徹底的に練習できます。

シリーズⅠはコチラ↓(中堅以上の国公立二次対策向け)


上級現代文I

シリーズⅡはコチラ↓(東大、京大、一橋大、阪大向け)


上級現代文Ⅱ

出版社:桐原書店
特徴:

全36題をすべて記述問題で構成した国公立大学入試のための問題集です。

字数の多い記述問題を自学自習する際に問題になるのは、「自分の解答は何点なのか?」という点。記述問題では、模範解答どおりの解答はなかなか書けるものではありません。問題を解き、自分の解答を丹念にチェックして書き直すことの繰り返しが、記述問題の得点にあらわれることから、本書では自分の解答が何点かを正確に知るため、解説に「セルフチェック」コーナーを設けています。

また、記述問題はたくさんの設問を解いても、漠然と解いていては基礎力が付きません。「何が問われているのか?」という点に意識的になる必要があります。本書では、記述問題を出題内容から大きく4つのカテゴリーに分類し、合計12の出題パターンに沿って学習します。常にパターンを意識することで効果的に学習ができます。

桐原書店より

高校古文のおすすめ参考書・問題集

古文のおすすめ参考書・問題集も紹介します。

ここでは文法・長文読解用の問題集を紹介しています。古文の勉強方法では単語帳も含めて紹介していますので、よろしければご参考ください。

『ステップアップノート30古典文法基礎ドリル』

1冊目は『ステップアップノート』です。河合塾が出している古文法の定番問題集です。基礎から標準レベルまで網羅しており、初学者から中堅大学の受験対策までカバーしています。


ステップアップノート30古典文法基礎ドリル (河合塾シリーズ)

出版社:河合出版

『古文上達 基礎編 読解と演習45』

2冊目に紹介するのは『古文上達45』です。こちらも古文文法の勉強で定番の問題集です。

文法ごとに解説と演習を繰り返せます。難易度は1冊目の『ステップアップノート』と同程度です。

違いは、『ステップアップノート』が文法だけ掲載しているのに対して、『古文上達45』は文法とその演習用に長文読解も載せているという点です。文法も長文も標準レベルまでなので、1人で勉強するのに適しています。


古文上達 基礎編 読解と演習45

出版社:Z会
特徴:

読解につながる文法理解
体系的に文法を学べる構成になっているので、これから受験勉強を始める人に最適です。詳しい「集中講義」と「練習問題」で、受験に必要なポイントだけを効率よく学べ、これ1冊で受験勉強の基礎が完成します。

実戦問題で応用力アップ
「実戦問題」は、基礎から始めてだんだんとレベルアップし、センター~中堅大の入試を突破する実力を養います。「読解へのアプローチ」では、読解に必要な古文常識や文章を読むときの着眼点も解説。古文読解を確実な得点源にします。

Amazonより引用

『岡本梨奈の1冊読むだけで古文の読み方&解き方が面白いほど身につく本』

『読み方&解き方が面白いほど身につく本』シリーズです(古典文法編漢文編もあります)。古文常識や古文の読解・解法テクニックを網羅している参考書です。

古文文法をひととおり身につけて読解の練習に入る前に読んでおくのがおすすめです。


岡本梨奈の1冊読むだけで古文の読み方&解き方が面白いほど身につく本

古典文法編もあります↓


岡本梨奈の 1冊読むだけで古典文法の基本&覚え方が面白いほど身につく本

漢文編もあります↓


改訂版 岡本梨奈の 1冊読むだけで漢文の読み方&解き方が面白いほど身につく本

出版社:KADOKAWA
特徴:

オンライン予備校「受験サプリ」の看板講師であり、数万人の受講生アンケートで常に最上位評価(ほぼ満点)を獲得する超人気講師の岡本梨奈先生。そんな岡本先生による待望の「古文読解対策」指南書がついに登場です!
先生と生徒との”講義形式”だから、「読むだけ」でアタマに入るだけでなく、「読解」方法にくわえて「つまづきポイント」までしっかりフォローしてくれて、圧倒的にわかりやすい1冊に仕上がりました! これ1冊を読むだけで、読解はもちろん、和歌対策まで可能な構成になっています。
わかりやすさを極めに極めた岡本先生がおくる「古文読解対策の決定版」、必見です!

KADOKAWAより引用

『大学入試問題集 岡本梨奈の古文ポラリス[2 標準レベル]』

先ほど紹介した『岡本梨奈の1冊読むだけで古文の読み方&解き方が面白いほど身につく本』の後におすすめの読解問題集です。読解の仕方・解答テクニックを詳しく解説されており、『岡本梨奈の1冊読むだけで古文の読み方&解き方が面白いほど身につく本』でインプットした解き方をこの問題集で練習できます。

レベル1はコチラ↓(日東駒専・産近甲龍レベル)


大学入試問題集 岡本梨奈の古文ポラリス[1 基礎レベル]

レベル2はコチラ↓(河合塾の偏差値で50後半くらい、共通テストで7割くらいまで)


大学入試問題集 岡本梨奈の古文ポラリス[2 標準レベル]

レベル3はコチラ↓(早慶、MARCH、関関同立レベル志望者向け)


大学入試問題集 岡本梨奈の古文ポラリス[3 発展レベル]

出版社:KADOKAWA
特徴:

古文入試最前線の良問を解きまくれ! キミをさらなる高みへ導く精選14題

「過去問もそこそこ解けるようになったのに、成績が伸び悩んでいる・・・・・・」古文を得点源にできない受験生の悩みに答える問題集が登場。「スタディサプリ」の人気講師・岡本先生が、過去10年分の入試問題からマストの14題を厳選し、「実力がつく」順に配列。設問だけでなく問題文の読み方や、おさえておくべき語句・文法、さらには論旨の展開まで、まるで参考書のようなくわしさ・ていねいさで解説。日東駒専・産近甲龍・中堅私立大対策、GMARCH・関関同立・上位国公立大対策の基礎固め用に自信をもっておすすめできる問題集。

KADOKAWAより引用

『最強の古文 読解と演習50』

最後に紹介するのは『最強の古文』です。早稲田大学などの難関私大向けの古文読解問題集です。記述問題、マーク式問題の両方で構成されています。

やや古いのが弱点ですが、まだまだ十分に活用できます。これが終われば、あとは志望大の過去問に移るようにしましょう。


最強の古文 読解と演習50

出版社:Z会
特徴:

問題文は、最新の出題傾向の分析に基づき厳選。記述式に加え、マーク方式も取り入れ、様々な問題に即応できるように配慮。文学史的な視野に立って問題に取り組めるよう、問題はジャンル別に、文学史の流れに沿って構成。解答編には、出典、関連文学史、全訳、各設問についての詳細な解説を掲載。問題文に出てきた古文の基礎知識や重要事項、古典の教養に関する事項などをQ&A形式で解説します。巻末には、全体の整理と語彙確認のための「古典文学の流れ」「敬語動詞のポイント」「単語チェック」「枕詞・50」を掲載。

Amazonより引用

高校漢文のおすすめ参考書・問題集

最後に漢文の勉強に便利な参考書・問題集を紹介します。

漢文は入試で配点が小さく、覚える量も少ないです。いかに勉強時間を短くできるかがカギです。

『ステップアップノート10漢文句形ドリルと演習』

1冊目は「ステップアップノート」です。句法と長文読解が1冊にまとまっており、今勉強した句法を長文ですぐに練習できます。


ステップアップノート10漢文句形ドリルと演習 (河合塾シリーズ)

出版社:河合出版

『入試精選問題集 漢文』

2冊目に紹介するのは「入試精選問題集 漢文」です。

早慶・難関国公立大など、ハイレベルな漢文の記述問題を解けるようにしたい人向けです。問題のレベルが3段階に分かれており、徐々にステップアップしていけるようにできています。

記述問題は自己採点がしづらいですが、解説が丁寧なので自分の答案に正解のポイントが入っているかどうかの判断もしやすいですし、解きなおしにも便利です。


漢文 (河合塾series)

出版社:河合出版
特徴:

出題のねらいと解き方を詳しく解説!

●主に国公立大二次・私立大試験の対策に照準を合わせた問題集です。

●全国の大学入試問題の出題傾向と特徴を分析し、その中でも「標準~発展」レベルの入試問題の中から《頻出・典型・良問》を厳選しました。

●それぞれの問題は、発展性があり、応用力の養えるものを厳選しています。

●問題の解き方・考え方を詳しく解説しており、記述・論述にも対応できます。

河合出版より引用

大学受験に向けて国語に必要な勉強時間

国語は勉強しづらい、勉強量と学力アップがなかなか比例しないと言われます。ですが前述の勉強法や参考書・問題集を使えば、他科目と変わりなく実力アップができます。

国語の勉強はいつから、どれくらい勉強すればいいかお伝えします。

高1は週3時間

高1の間は、毎週3時間は勉強しましょう。

高1のメインはやはり英語・数学です。生物基礎・化学基礎など覚えないといけない勉強も多く、国語の勉強にそれほど時間を使いづらいです。

  • 古文単語を1日5-10個暗記
  • 古文文法を1週間に1単元勉強
  • 現代文の読解演習(マーク式)を1週間に1題

この3つの勉強は毎週続けてみてください。どれも数十分程度で終わる程度の勉強量です。

指定校推薦をねらう人も、現代文・古文で高得点を取れるようにしておいて評定平均4.0以上は取れるようにしておきましょう。

※関連記事:指定校推薦とは?校内選考の仕組みと、推薦をもらうための評定の上げ方
※関連記事:高校の評定の出し方と上げ方

高2は週5時間、長期休みに毎日2時間

高2では国語を毎週5時間、長期休みに毎日2時間はするようにしましょう。

高1に比べて国語の勉強量を増やす必要があります。特に長期休みは英語・数学に次ぐ重要科目です。高2の間に国語の勉強はある程度完了させておくのが理想的です。

毎週の勉強は下記のとおりです。

  • 古文単語を1日10個暗記
  • 古文文法を1週間に1単元勉強
  • 現代文の漢字・語彙を1年間で終えるペースで勉強
  • 現代文の読解演習(マーク式か記述式)を1週間に1題

高1で勉強した内容のおさらいがメインで、そこに現代文の漢字・語彙の暗記を加えましょう。ここで蓄えた知識が高3で役に立ちます。

高3は週3時間、長期休みに毎日1時間

高3になれば毎週3時間の勉強に戻し、長期休みには毎日1時間程度は勉強しましょう。

高2に比べて勉強量を少なくしています。「少なくても大丈夫」なのではなく、「これ以上の勉強時間を国語に回せない」です。私立文系の人はこの2倍の量はしておきましょう。

それでも国語は少なめです。理科や地歴公民、数Ⅲ、英作文の勉強に時間を回さざるを得なくなります。

高3でこの程度の量でも大丈夫なようにするために、高1から少しずつ勉強しておくのが良いです。

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※関連記事:【高校生向け】Z会だけで難関大学に合格する方法

高2までで共通テスト対策を終わらせる

前述のように、国語は「長期にわたって」「少しずつ勉強する」のがおすすめです。理由は、繰り返しになりますが、高3で国語の勉強に時間をあまり回せなくなるからです。

高2までで共通テスト対策までは終わらせるようにしましょう。志望校のボーダーが共通テスト8割なら、高2の共通テスト同日模試で最低でも7割以上を取れるようにしておきたいです。

国語は暗記量も少なく、身につけるべき読解方法や題材も限られています。早めに対策しておけば着実に成果を出せます。

しかも国語はほかの科目と違って、一度実力が上がれば時間が経っても国語はほとんど実力が下がりません。読み方を多少忘れたとしても、2-3題解けば思いだせます。

「高1から・少しずつ」勉強するようにしましょう。

国語の勉強を効率良くする方法

1人で勉強していると、下記のようなことがあります。

  • 思うように成績があがらない
  • 解説を読んでもいまいち理解できない
  • 1つ1つの解説は理解できるが、問題を解くときに知識をうまく使えない

こういうときの対策方法をお伝えします。

塾を活用してみる

定期テスト対策や高校入試対策の王道として、塾の活用を考えてみましょう。

子どもは「人からの影響」を強く受ける時期にいます。

  • 勉強へのモチベーションアップ
  • 学習内容の的確な提案
  • 学習継続の働きかけ
  • 学習環境の提供

といったメリットが塾にはあります。

時期や生徒の学習状況・志望校・学力目標に応じて必要なカリキュラムを考えても、肝心の本人が実行しなければ(実行し続けなければ)効果は薄くなります。

「人からの働きかけ」や「学習環境」によって人は大きく変わります。

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時間がない人は通信教育がおすすめ

近くに良い塾や予備校がない、部活が忙しくて塾・予備校に通う時間がない。

こういったケースはよくあります。

そんなときは通信教育がおすすめです。

なかでも、難関大学を目指す高校生はZ会を検討してみてください。1回15~30分ほどで勉強でき、難関大学によく出る難問や記述問題の対策ができます。

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※Z会を活用して、部活と並行して難関大に進学するための方法を下記記事で紹介しています。
Z会だけで難関大学に合格する方法

苦手を克服するにはオンライン家庭教師がおすすめ

苦手な科目が気になるけどまとまった勉強時間が取れない、帰宅したらもう夜になっている。という人には、オンライン授業がおすすめです。

自宅で受けられますから、21時や22時からでも安心して授業を受けられます。塾や予備校だと22時までには授業も終わり、自習室も閉めざるを得ません。

ですが自宅受講なら22時からさらに1時間授業を受けても23時半には寝られます。気になる箇所を1対1の個別授業で解説してもらえば、すっきりした状態で1日を終えられます。

しかも遅い時間帯だと、予備校で教えているプロ講師が予備校の授業後にオンラインで個別授業をすることもあります。

どうしても分からない問題に1人で悩んでいるより、実力のある講師に教わるほうが効率よく学力を伸ばせます。

定期テストは一発勝負ではなく年に4-5回ありますから、1回ごとに勉強のやり方を工夫して質を高められます。時間がないなど、ほかの人より不利な状況にある人ほど、質の高い勉強をするチャンスです。自分に合ったやり方を早めに見つけるようにしましょう。

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「STUDY BASE」

まとめ

高校生向けに大学入試の国語(現代文・古文・漢文)の勉強方法と参考書・問題集を紹介しました。漢字・語彙・古文単語・重要句法を覚え、意味段落や言い換え表現に注意する読み方・解き方を身につけましょう。

高1から毎週少しずつ勉強すれば高2の共通テスト同日模試で志望校合格に近い点数を取れるようになります。動詞・助動詞などの古文文法は学校より先に学習して定期テスト対策で復習するなど、効率の良い勉強法を取るようにしましょう。

記事内で紹介した「入試精選問題集」や「上級現代文」など定番の問題集を使うと、国語の勉強の時間効率をさらに上げられます。

※関連記事:【大学受験】英語の勉強方法とおすすめの参考書

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※関連記事:【高校生向け】Z会だけで難関大学に合格する方法

また、推薦入試や後期試験で小論文が入試科目になっていることがよくあります。共通テスト対策をしながらでも小論文の対策も週1~月2くらいではしておきましょう。

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