中学社会の定期テスト対策のために、よく出る問題を一問一答にまとめました。
今回は公民の「内閣と行政の仕組み」(内閣の仕事や組織)です。
どちらでも活用できます。
社会は丁寧に覚えれば誰でも高得点をねらえます。早めに勉強して、社会を得意にしておきましょう!
※関連記事:中学社会の勉強法:定期テストで70点、90点を取れる暗記方法と勉強の仕方
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(1)内閣の中心として行政の各部門を指揮監督するのはだれか。
(2)内閣総理大臣は、誰が指名するか。
(3)内閣は国会に対して連帯して責任を負っている。この仕組みを何というか。
(4)首相とともに内閣を構成する大臣を何というか。
(5)日本の外交政策を外国に知ってもらったり、外国に滞在している日本人の支援を行ったりしている行政機関はどこか。
(6)学校教育やスポーツ、文化など幅広い教育活動を担っている行政機関はどこか。
(7)経済や産業全般を統括している行政機関はどこか。
(8)社会福祉や社会保障の面から国民の暮らしを守る役割を担っている行政機関はどこか。
(9)消費者の安心・安全を守る役割を担っている行政機関はどこか。
(10)内閣を直接補佐する行政機関はどこか。
(11)内閣官房の長を何というか。
(12)内閣を信頼して仕事を任せられないと判断すると、衆議院は何の決議を行うか。
(13)国会で内閣不信任決議が可決されると、内閣は何日以内に・何をしなければいけないか。
(14)衆議院の解散に合わせて、内閣がしなければならないことは何か。
(15)国務大臣のうちどれくらいの割合が国会議員でなければならないか。
(16)日本では、内閣総理大臣は国会議員の投票で選ばれる。アメリカでは大統領が国民の投票で直接選ばれる。アメリカのこうした制度を何というか。
(17)日本の議院内閣制では内閣総理大臣は衆議院の解散権を持っている。アメリカの大統領制では、大統領は議会の解散が(できる/できない)。当てはまる語を選んでください。
(18)行政を担当する職員を総称して何というか。
(19)国家公務員法や地方公務員法では、公務員は国民のために仕事をする何であると規定されているか。
(20)政府が税金を使って行う支出活動を何というか。
(21)社会保障や教育、雇用対策など幅広い分野で国民生活に積極的に関わっていく政府を何というか。
(22)(21)とは反対に、国民生活には安全保障など最低限でしか関わらず国民が自由に生活できるようにする政府を何というか。
(23)日本政府は大きな政府・小さな政府のどちらか。
(24)各省庁が独自のルールで運営され、他の省庁との連携が少ない状態を何というか。
(25)国や地方公共団体のスリム化や効率的な運営を目指す改革を何というか。
(26)医師免許や運転免許などの許可や公共料金の値上げなどの認可を行う権限を何というか。
(27)許認可権を見直し、政府が規制してきた活動を民間の活動に任せていくことを何というか。
(28)規制緩和の一環で、一般市民が旅行者に宿泊場所を提供することを何というか。
(1)内閣総理大臣(首相)
(2)国会
(3)議院内閣制
(4)国務大臣
(5)外務省
(6)文部科学省
(7)経済産業省
(8)厚生労働省
(9)消費者庁
(10)内閣官房
(11)内閣官房長官
(12)内閣不信任決議
(13)10日以内に衆議院を解散(しなければならない)
(14)総辞職
(15)過半数
(16)大統領制
(17)できない
(18)公務員
(19)全体の奉仕者
(20)財政
(21)大きな政府
(22)小さな政府
(23)小さな政府
(24)縦割り行政
(25)行政改革
(26)許認可権
(27)規制緩和
(28)民泊
中学公民の定期テストでは、内閣不信任決議についてよく問われます。テストで得点を取りやすくするため、下記2点について説明します。
内閣不信任決議というのは、今の内閣(内閣総理大臣やほかの国務大臣)の仕事の様子をみて、「これ以上任せられないから退任してください」という議会から内閣への意思表明です。
内閣不信任決議が国会に提出されると、賛成・反対の議決が取られます。
国会には衆議院と参議院がありますが、内閣不信任案の議決は「衆議院」で行われます。
内閣不信任決議が可決されると(=今の内閣は退任してくださいと議会が求めることに決まると)、内閣がその決議に対して以下の2種類の手段から1つ選ぶことのできます。
衆議院を解散すると、衆議院議員は全員辞職になります。選挙をやりなおして、国民が政府にどう思っているかを確認します。
選挙後は内閣総辞職をします。大臣は全員辞職して(国会議員はつづけます)新たに内閣総理大臣が任命されて、内閣が新たに組織されます。
衆議院を解散してもしなくても内閣は総辞職しないといけません。
選挙をして結果が良ければ同じ人が内閣総理大臣になるでしょうし、結果が良くなければ別の人に交代します。
衆議院を解散してから内閣総辞職するのか、衆議院を解散せずに内閣総辞職するのかの違いです。
中学公民の定期テストで「大きな政府」「小さな政府」という用語が出てきます。一時期に比べると世間の話題にのぼらなくなりましたが、定期テストでは今も重要な用語のひとつです。
そもそも大きな政府というのは、国民の福祉・生活に積極的に関わる政策方針を言います。教育、医療、社会保障などに予算をたくさん使う、許認可の規制を多く設けるなどします。
一方、小さな政府は福祉活動を政府が積極的に行わない方針の政府のことです。国民の生活や経済活動に政府は最小限しか関与しません。
国家予算が少なくて済み、政府による許認可も少ないのが特徴です。
大きな政府には、政府が国民の生活を徹底的に守る・規制する・導くという面があります。反対に小さな政府には国民が経済活動を自由に行いやすくするという面があります。
ここからメリット・デメリットそれぞれ発生します。
メリット | デメリット | |
大きな政府 | ・教育、医療、社会保障、インフラ整備などが充実する ・万が一、生活が破綻しても生活保護などのセーフティーネットの恩恵を受けられる ・個人間の経済格差が小さい | ・税金が高くなる ・経済が発展しにくくなる(民間企業の経済活動の自由度が小さくなり、競争力が弱まる) |
小さな政府 | ・税金が少ない ・経済活動の自由度が大きい | ・公的サービスの水準が下がる(教育、福祉、医療などで各家庭の負担が大きくなる) ・個人間の経済格差が大きくなる |
ご覧のように、大きな政府、小さな政府にはいずれもメリット・デメリットがあります。どちらのほうが優れているというものではありません。
各国の社会状況に応じて方針を変えます。
大きな政府の代表例はアメリカで、小さな政府の代表例はスウェーデンです。
アメリカは福祉にかける予算が少なく経済活動の自由度も大きいです。
一方、スウェーデンは福祉の政府支出が大きく、福祉国家(≒大きな政府)として有名です。
日本はどちらかというと「小さな政府」です。
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※関連記事:社会の定期テスト対策の仕方
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授業で学ぶ内容をくわしくていねいに解説。サイドに盛り込まれた追加情報が理解を助けます。章末には「定期テスト予想問題」があり、テスト前に本番さながらの練習をすることができます。巻末には「入試レベル問題」があるので、最後に力試しをしてみましょう。●勉強のやり方や、学校生活もサポート
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○ 3段階式でレベルアップ
標準レベル・応用レベル・難関レベルの3段階式でレベルアップしながら,定期テスト対策及び難関校の入試対策ができる問題集です。
・ステップA…教科書レベルの標準問題で構成。
・ステップB…公立高校・標準的な私立高校入試レベルの応用問題で構成。
・ステップC…難関私立・国立高校入試レベルの問題で構成。
・総合実力テスト…巻末に設けた実戦形式のテスト。○ くわしい解答・解説
増進堂・受験研究社より引用
解答編は,解答及びくわしい解説・解き方を設け,レベルの高い問題でもしっかり理解できるように説明しています。
つづいて紹介するのは、難関国公私立入試対策の定番である「最高水準問題集」です。
難問をメインに構成されており、学校のテストで80-90点を安定して取れている人が入試に向けてレベルアップをするのに最適です。
「最高水準問題集」と「最高水準問題集 特進」に分かれており、「特進」のほうが難問ぞろいです。
歴史↓
歴史 特進↓
地理↓
地理 特進↓
公民↓
高校入試対策用↓
出版社:文英堂
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最高レベルの入試対策! 難関高校の入試を突破するための問題集
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◇◆本書の構成は、本冊160頁 + 別冊 解答・解説64頁 となります。◆◇
特長1.過去の入試問題を徹底分析
国立・私立難関高校の入試問題を全分野から厳選。よく出る問題には「頻出」マークを、特に難しい問題には「難」マークをつけて、問題を解きながら、問題のレベルや傾向がわかるように配慮しました。
特長2.重点的に強化できる単元別の配列
各自の学習計画に合わせてどこからでも学習できます。また弱点分野の補強や、入試直前の重点演習もできます。
特長3.入試対策総仕上げのための模擬テスト
入試本番を想定した模擬テストを巻末につけました。志望校突破のための最終チェックができます。
最後に紹介するのは「新中学問題集」シリーズです。塾では定番のハイレベル問題集です。
前述の「最高水準問題集」と同等の難易度で、問題量はこちらのほうが多いです。
難関高志望者向けで、公立中の定期テストのレベルを越えた問題も多数出てきます。教科書に載っていない内容も一部掲載されています。
この問題集の良いところは、記述問題や思考力問題が豊富にあるという点です。
資料をみてその場で考えて解く問題も単元・時代ごとに載っており、定期テストで90点以上を安定している取りやすくなりますし、難関校入試対策にも大いに役立ちます。
なお、地理、歴史は前半と後半で分かれています。
地理Ⅰ↓(世界の地理)
地理Ⅱ↓(日本の地理)
歴史Ⅰ↓(原始~安土桃山時代)
歴史Ⅱ↓(江戸時代~ラストまで)
公民↓(高校入試対策のページも多数含みます)
出版社:教育開発出版
中3の公民の勉強法を紹介します。
公民は[暗記7割+理解3割]です。
公民を得意にしている中学生は非常に少ないです。その大きな理由の1つが「用語の難解さ」です。公民で出てくる用語は分かりづらいものが多いです。
自分に分かりやすい言葉に言いかえて理解しましょう。
たとえば、「立憲主義」という用語が教科書や問題集で出てきます。
立憲主義とは、「国民の人権が国家権力でおびやかされないように憲法で保障すること。人の支配ではなく、法の支配を目指すこと。」を指します。
この説明を読んで理解できる中学生はあまりいないのではないでしょうか。理解できない説明を覚えたところで問題は解けません。
この用語を、たとえば下記のように変換します。
「憲法をつくって、みんな憲法に従うようにすること。
×:人の支配、〇:法の支配」
このような簡単な理解で十分です。
ピンとこない用語はすべてこんなふうに読み替えます。読み替えられないときは、保護者の方や社会が得意な友だち、学校の先生に聞いてみましょう。
公民は、現代の私たちの生活に関連している内容がたくさんあります。
選挙制度、経済のしくみ、地域紛争、子どもの人権を守る条約など。
これらはよくニュースになるので、普段からニュースにふれておくと理解しやすくなります。
1人で勉強していると、下記のようなことがあります。
こういうときの対策方法を3つお伝えします。
社会は暗記科目です。暗記するには、繰り返しの学習と視覚記憶が有効です。
通信教育なら何度でも学習できますし、視覚的に理解しやすい(印象に残りやすい)解説動画を視聴できます。
しかも大手の通信教育なら問題の正解・不正解に応じて「解くべき問題」を提示してくれる機能があります。復習も最適なタイミングで実施できます。
スタディサプリは視覚的に理解しやすい授業を特徴としています。何度も受講できるので、説明動画を頭に焼き付けることができます。
また、高品質な授業動画に加えて10万問以上の演習問題があり、月10,780円で個別指導も受けられます。
くわしくは、スタディサプリ中学講座の特徴と効果的な活用法で紹介しています。
やはり通信教育といえば進研ゼミです。受講者数No. 1で、昔から高校受験対策に定評があります。
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定期テスト対策や高校入試対策の王道として、塾の活用を考えてみましょう。
子どもは「人からの影響」を強く受ける時期にいます。
といったメリットが塾にはあります。
時期や生徒の学習状況・志望校・学力目標に応じて必要なカリキュラムを考えても、肝心の本人が実行しなければ(実行し続けなければ)効果は薄くなります。
「人からの働きかけ」と「学習環境」によって子どもの学習行動や意識は変わります。
※関連記事:塾はいつから通う?費用は?
こういうときは、家庭教師が便利です。特に受験直前期に家庭教師を活用する方が多くなります。
また、最近ではオンライン家庭教師の優位性がかなり際立ってきています。
普段は塾や予備校で教えている指導者がプロ家庭教師として活躍しています。オンラインなので、移動圏外に住んでいる人がちょっと空いた時間に授業をしています。
トップクラスの実績を持つプロ講師に教われば、1人であれこれ工夫するより5倍10倍早く、的確にポイントを押さえた学習ができます。
特に社会はプロと学生で指導力に大きな差が表れる科目です。「暗記科目」だと思うと興味がわきにくいかもしれませんが、プロが教えると興味を持つようになって楽しく勉強できるようになることがよくあります。
中学公民の定期テスト対策として、「内閣と行政の仕組み」(内閣の仕事や組織)の範囲の問題を一問一答でまとめました。
内閣不信任決議とその後の流れ、大きな政府と小さな政府の違いやメリット・デメリットについてはテストによくでてきます。いずれも理解しながら覚えておきましょう!
※関連記事:【中3公民の一問一答問題】国の政治の仕組み:衆議院と参議院の違い、国会の種類、衆議院の優越など
※関連記事:【中3公民の一問一答問題】裁判所の仕事:三審制、下級裁判所の種類と役割
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※Z会について下記記事でくわしく紹介しています。
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