中学受験の英語入試や高校入試の英検利用のため英検4級の取得を目指す幼児、小学生、中学生は多いです。
英検4級以上を取得すると入試で利用できる私立中学が多くなりますし、2級まで取れれば難関中学の英語入試や高校入試で大きく有利になります。
ですが、幼児や小学生はまだ英文法を論理的に理解するのがむずかしいです。
そこで、幼児や小学生・中学生向けに自宅学習で英検4級対策ができるおすすめの問題集と、問題集の選び方を紹介します。
※関連記事:英検4級の勉強法:4級のレベルやリスニングのコツ、幼児や小学生が一発合格できる方法を紹介!
※関連記事:高校受験の英検優遇制度
英検4級とは?小中学生に人気の理由と試験概要
英検(実用英語技能検定)は、日本でもっとも多くの人が受けている英語の検定試験です。
その中でも「英検4級」は、小学生や中学生の英語力を測る入門レベルとして非常に人気があります。
ここでは、英検4級がどんな試験なのか、小・中学生におすすめされる理由、そして出題形式や合格基準について詳しく解説します。
英検4級はどんな試験?
英検4級は、初級の英語力を評価する試験で、おおよそ「中学中級程度」のレベルとされています。英単語や基本文法を理解し、短い文章の読み書き、日常会話の聞き取りができるかどうかが試されます。
- 対象レベル:中学2年生レベル
- 出題内容:リーディング(読む)、リスニング(聞く)+希望者はスピーキング(話す)
- 試験時間:55分(筆記35分+リスニング20分)
- 合格率:70~80%前後(しっかり対策すれば合格可能)
英検4級は、英語学習を始めたばかりの小学生や、英語の授業に慣れてきた中学生の「はじめての検定試験」としてちょうど良い難易度です。
英検4級のレベル
日本英語検定協会(英検)では、英検4級を「中学中級程度」としています。
おおむね、公立中2で習う範囲です。
簡単な英語を理解して表現する力が求められます。
英検4級の出題傾向
英検4級は筆記試験とリスニングの2パートです。
筆記試験はリーディング、ライティングに分かれています。
制限時間は65分、そのうちリーディングが35分でリスニング30分です。
英検4級の単語数
筆記試験に必要な単語数は1200語前後とされています。
小学校5年生から中学2年生までに習う単語数と同程度です。
リーディング(筆記)
筆記問題は全部で35問あります。
問題の種類 | 問題数 |
短文の語句空所補充 | 15問 |
会話文の文空所補充 | 5問 |
日本文付き短文の語句整序 | 5問 |
長文の内容一致選択 | 10問 |
4級から長文読解が登場します。
リスニング
リスニングは全部で30問あり、3つのパートに分かれています。
問題の種類 | 問題数 |
会話の応答文選択 | 10問 |
会話の内容一致選択 | 10問 |
イラストの内容一致選択 | 10問 |
英検4級の出題テーマ
前述のように、英検4級は「簡単な英語を理解して使えること」を目標とされています。
試験では、家庭や学校で使うあいさつや簡単なやり取りが出てきます。
英検4級の合格点
英検CSEスコアの満点が1000で、合格基準スコアは622。つまり、合格点は
小学生・中学生に英検4級を受けさせるメリット
英検4級は、単なる英語力の証明にとどまらず、子どもの成長に多くのメリットを与える試験です。以下に主な利点を紹介します。
モチベーションアップにつながる
「試験に合格する」という明確な目標ができることで、英語学習のやる気が高まります。特に小学生の場合、合格証が届くと達成感を感じやすく、継続的な学習につながります。
英語に対する自信がつく
英検4級は、語彙や文法、リスニングなどをバランスよく学ぶ必要があるため、合格すれば英語の基礎力がしっかり身についた証となります。これが子ども自身の「自信」になります。
内申点や高校受験にプラスになる可能性も
一部の中学校や高校では、英検の級を取得していると内申点に加点されるケースがあります。中学1〜2年生のうちに取得しておけば、高校受験にも活かせる場面があります。
スピーキング力の強化にもつながる
希望者が受けられる英検のスピーキングテストは、人とのやりとりに慣れるよい練習になります。将来的に英語を話す力をつけたい子どもにはぴったりです。
合格ラインと出題形式のポイント
英検4級は、総合的な英語の基礎力を測るため、筆記(リーディング)・リスニング・スピーキング(任意)に分かれています。それぞれのパートの特徴と対策ポイントを解説します。
リーディング(筆記試験)
- 出題数:約30問(35分)
- 主な内容:短文の語句補充、会話文の空欄補充、短文読解など
リーディングパートでは、単語や文法、短文読解力が問われます。日常的な場面(学校・家庭・買い物など)を題材にした出題が多く、身近な英語表現をどれだけ理解できているかがポイントです。
対策のコツ:語彙をしっかり覚え、問題集で形式に慣れておくことが大切です。
※なお、以下の記事で4級の勉強法を解説しています。
英検4級の効果的な勉強法|小学生・中学生向けに合格のコツを徹底解説!
リスニング
- 出題数:約30問(20分)
- 主な内容:イラストを見て選ぶ問題、会話の応答、短い英文の内容理解など
リスニングパートでは、ゆっくりとした英語の音声を聞いて、内容を理解する力が求められます。音声のスピードは英検5級よりやや速くなっていますが、まだ初級者向けです。
対策のコツ:毎日10分でもよいので、英語の音声に慣れておくことが重要です。CDやアプリを活用して「耳を育てる」練習が効果的です。
※なお、以下の記事で4級リスニングの対策法を紹介しています。
英検4級リスニングのコツ
スピーキング(任意受験)
- 形式:オンラインでの録音式面接(約3分)
- 内容:簡単な自己紹介、イラストの説明、質問に答えるなど
英検4級のスピーキングテストは任意ですが、今後の英語学習に役立つ力を身につけられる貴重な機会です。面接官との会話形式ではなく、スマートフォンやパソコンで録音し、送信するスタイルなので自宅で気軽に受験可能です。
対策のコツ:質問パターンに慣れておくことで、緊張せずに答えやすくなります。予想問題集やスピーキング対策アプリもおすすめです。
英検4級問題集の選び方【小学生・中学生別】
英検4級の合格を目指すには、自分に合った問題集を選ぶことがとても大切です。とくに小学生と中学生では、英語の理解度や集中力、学習スタイルが大きく異なるため、それぞれの学年に合わせた問題集選びが必要です。
ここでは、学年別の難易度の目安や、選ぶときの5つのチェックポイントを詳しく紹介します。お子さまにピッタリの問題集を見つける参考にしてください。
学年別でのおすすめの難易度とは?
英検4級の出題レベルは中学2年生程度ですが、実際には小学生からのチャレンジも増えています。そのため、選ぶ問題集の難易度は、学年によってしっかり調整することが重要です。
小学生に向いている問題集の特徴
小学生、とくに低学年〜中学年(小1〜小4)の場合は、以下のような特徴をもつ問題集が適しています:
- イラストやカラーが多く、飽きにくい
- ふりがなややさしい日本語で説明されている
- 1日1ページなど、短時間で取り組める構成
- 基礎の単語やフレーズの反復練習が豊富
例:「小学生のための英検4級合格ドリル」や「はじめての英検4級」シリーズなどが人気です。
ポイント:まずは英語に親しみ、「できた!」という成功体験を積ませることが大切です。
中学生に必要な実践力重視の問題集
中学生の場合は、英検本番と同じ形式の問題で練習できる問題集を選ぶのがおすすめです。とくに、英語の授業で文法を学んだ中学2年生・3年生は、出題傾向に沿った問題演習が効果的です。
以下のような特徴を持つ問題集が向いています:
- 本番形式の模試が複数回分ついている
- リスニング問題やスピーキング対策も網羅
- 出題パターン別に攻略法が載っている
- 実力確認テストや自己採点シートつき
例:「7日間完成 英検4級予想問題ドリル」「英検4級 過去6回全問題集」など。
ポイント:本番に近い練習で、時間配分や出題傾向に慣れておくことが合格のカギです。
選び方の5つのチェックポイント
英検4級の問題集は種類が豊富で迷いがちですが、以下の5つのポイントを押さえることで、自分に合った一冊を選ぶことができます。
解説のわかりやすさ
英検4級の勉強では、「なぜそうなるのか」を理解することが大切です。そのため、問題を解いたあとの解説がていねいで、イラストや例文が豊富に使われているものを選びましょう。
おすすめ:解説に「図解」「会話例」「誤答のポイント」があると理解が深まりやすいです。
CD・音声付きかどうか
英検4級ではリスニングが得点の約半分を占めます。音声付きの問題集を使って、耳を鍛えることは合格に直結します。
- CD付き
- スマホで音声が聞けるQRコード付き
- スピードが変えられるアプリ対応
など、自宅でも気軽にリスニング練習できる教材を選ぶのがベストです。
試験形式に近いか
英検4級の問題形式に慣れておくことも大切です。本番そっくりのレイアウトや設問構成の問題集は、試験本番での緊張を減らす効果もあります。
- 模擬試験(予想問題)が2〜3回分収録されているか
- 時間を測って解ける構成になっているか
をチェックしましょう。
学習スケジュールに合わせられるか
毎日少しずつ学習したい人には「1日1レッスン」形式、短期集中で対策したい人には「7日間完成」や「3週間プラン」付きの問題集が便利です。
おすすめ:巻頭に「スケジュール表」があるタイプは、計画的に進めやすいです。
最新の出題傾向に対応しているか
英検の出題傾向は数年ごとに少しずつ変化します。最新年度の改訂版や、英検公式の出題データに基づいた問題集を選ぶと、より効果的に対策できます。
- 発行年が最近(2年以内)
- 「最新傾向対応」「2025年度版」と記載されている
などを確認しましょう。
小学生におすすめの英検4級問題集【5選】
英検4級を受ける小学生が増えている今、「どの問題集を選べばいいの?」と迷う保護者の方も多いはず。
ここでは、小学生でも楽しく・無理なく学習を続けられる、口コミ評価も高いおすすめ問題集を5つ厳選して紹介します。
それぞれの問題集の特徴や、小学生に人気の理由をわかりやすく解説します。
【1位】英検4級 でる順パス単 5訂版(旺文社)
初心者向けの英検対策の単語帳といえばこれ!というほど定番の一冊。
英語学習がはじめての小学生にも優しく寄り添ってくれる構成が高評価を集めています。
小学生の保護者からの信頼が厚い理由
- 発行元は長年英検教材を作り続けてきた旺文社(おうぶんしゃ)。
- 教育現場や塾の先生からも高い評価を受けており、信頼性・実績ともに抜群。
- 「親子で一緒に取り組めた」「計画的に勉強できる」といったレビューが多く、家庭学習にぴったり。
ふりがな付き&イラストが豊富で学習しやすい
- すべての単語・文にふりがな付きで、英語が初めての子どもでも安心。
- カラフルなイラストが豊富に使われていて、飽きずに楽しく進められる。
- スケジュール表や目標管理ページもついており、毎日の学習習慣づけにも最適です。

英検4級 でる順パス単 5訂版(音声DL付) 英検でる順パス単シリーズ(5訂版)
【2位】小学生のためのよくわかる英検4級合格ドリル(旺文社)
タイトル通り、小学生専用に設計された英検対策本。問題数はやや少なめですが、しっかり復習できる構成です。
- 「1日1枚」形式で短時間集中型の学習が可能。
- 英単語の反復練習→実戦練習→確認テストと、3ステップ方式で学習が定着しやすい。
- 小テスト感覚で親がチェックしやすく、家庭学習にぴったりの設計。

小学生のためのよくわかる英検4級合格ドリル 4訂版 (旺文社英検書)
【3位】小学生からできる!1日10分英検合格ドリル 4級(学研)
英語に少し慣れてきた小学生や、中学受験を見据えた子にもおすすめ。
- 学研のノウハウを生かし、出題傾向を忠実に再現した予想問題集。
- 1日たった10分からできる「切り取り式」で、続けやすい。
- スマホやPCで聞けるリスニング音声あり。リスニング対策もばっちり。

小学生からできる!1日10分英検合格ドリル 4級
【4位】小学生のためのはじめての英検4級(学研)
はじめて英検4級を受ける小学生向けにつくられた一冊。
- 文法のむずかしい説明はなく、イラスト中心の構成。
- 4級によく出る会話表現を網羅。
- 本番同様の予想問題付き。

小学生のための はじめての英検4級
5位】おぼえる!英検4級単語&フレーズ(ナツメ社)
問題集ではなく単語・フレーズの暗記ブックとして、小学生の補助教材に最適です。
- 4級頻出の単語を「イラスト」と音声で覚えられるタイプ。
- 音声はスマホでも聞ける。
- 文字中心では覚えにくい!という小学生におすすめ。

【音声アプリ対応】英検4級 絵で覚える単熟語 4訂版 (旺文社英検書)
まとめ
小学生におすすめの英検4級問題集は、「楽しさ」「やさしさ」「信頼性」がカギです。
英語が好きになるきっかけとして、ふりがな付き・イラスト入り・短時間で取り組める構成の問題集を選ぶと成功しやすくなります。
お子さまの学習レベルや性格に合わせて、ぴったりの一冊を見つけてみてくださいね。
中学生におすすめの英検4級問題集【5選】
英検4級は中学1~2年生レベルの英語力が問われる試験。
中学生にとっては、「学校の勉強+英検対策」を効率よく進めることがカギになります。
以下の問題集は、中学英語をベースにしながら、実戦力を高めることができるラインナップ。
志望校対策や英語の成績アップにも直結する内容ばかりです。
【1位】英検4級総合対策教本(旺文社)
英検対策の王道といえば「総合対策教本」。
リーディング・リスニング・スピーキングまで網羅した1冊完結型の教材で、中学生から特に人気が高い一冊です。
中学英語を踏まえた応用問題に強い
- 中学校で習う文法や語彙と英検出題範囲がリンクしていて、効率よく学べる。
- 「基礎確認→応用問題→模試形式」の3段階構成で、得点力がぐんぐん伸びる。
- 英文の読み方やリスニングのコツも解説されていて、初めて受験する中学生にも安心。

【CD付】英検4級総合対策教本 改訂版 (旺文社英検書)
【2位】出る順パス単英検4級(旺文社)
英検シリーズで定番の「出る順パス単」は、語彙力強化に特化した単語帳。
「単語を覚えてから問題集を解きたい!」というタイプの中学生にぴったりです。
- 出る順=頻出順に単語が並んでいるので、効率的に覚えられる。
- 音声CD/アプリ対応で、リスニング力も同時に鍛えられる。
- セクションごとに小テストもあり、定着度チェックに最適。

【音声アプリ対応】英検4級 でる順パス単 (旺文社英検書)
【3位】7日間完成 英検4級予想問題ドリル(旺文社)
「短期間で一気に仕上げたい!」という中学生におすすめのスピード対策型問題集。
- 1日分=見開き2ページの学習設計で、毎日少しずつ取り組める。
- 各日ごとにリーディング・リスニング・文法などバランスよく配分されている。
- 巻末には模擬試験+解説付きで、最終チェックにも使える。

7日間完成 英検4級 予想問題ドリル 5訂版 (旺文社英検書)
【4位】英検4級をひとつひとつわかりやすく。(学研)
中学生で「英語がちょっと苦手…」という生徒に好評の一冊。
やさしい言葉と丁寧な説明で、「わかる」を増やしながら学習できます。
- 各文法・単元が1ページ単位で完結するので、気軽に進めやすい。
- 挿絵や例文が多く、イメージで理解しやすい。
- 「学校の授業より先に進んで英検に挑戦したい」生徒に最適。

英検4級をひとつひとつわかりやすく。
【5位】英検4級過去6回全問題集(旺文社)
実際の試験とまったく同じ形式で、仕上げ・模試練習用として定番の一冊。
- 直近6回分の過去問をまるごと収録。傾向分析・時間配分の練習に最適。
- 全問に詳しい日本語解説付き。解きっぱなしにせず復習がしやすい。
- 本番さながらの問題演習で、試験慣れしたい中学生におすすめ。

2025年度版 英検4級 過去6回全問題集【音声アプリ・ダウンロード付き】 (旺文社英検書)
まとめ
中学生におすすめの英検4級問題集は、「学校の授業との相性」や「学習ペース」に合わせて選ぶことが大切です。
旺文社・学研・成美堂など、信頼ある出版社の教材を使うことで、安心して学習できます。
- 初学者→「ひとつひとつわかりやすく」
- 語彙強化→「出る順パス単」
- 実戦重視→「総合対策教本」「過去6回全問題集」
学力や目標に合わせて、ぴったりの1冊を選んで英検合格を目指しましょう!
英検4級対策のおすすめ勉強法【小学生・中学生共通】
英検4級は、単語や文法の基礎力に加えて、リスニング・スピーキング・読解力のバランスが求められる試験です。
合格のポイントは、短時間でも「正しいやり方」で継続すること。ここでは、小学生にも中学生にも共通する、効果的な勉強法を紹介します。
1日30分!効率よく勉強するタイムスケジュール
短時間でも集中すれば、しっかり実力は伸びます。
以下は「1日30分」で実践できるシンプルな勉強スケジュール例です。
【平日:学校後の勉強】
時間帯 | 内容 | ポイント |
---|---|---|
10分 | 単語・フレーズの復習 | アプリや音声で「目+耳」を活用 |
10分 | リスニング(1パート分) | 1回聞いて→スクリプト確認→もう1回聞く |
10分 | 問題集1ページ or 間違いノート | 苦手を「見える化」して克服 |
【休日:少しだけ延長】
時間帯 | 内容 | ポイント |
---|---|---|
15分 | 模試問題 or 過去問 | 実際の形式に慣れる |
10分 | スピーキング練習(アプリ or 親と) | 声に出して感覚をつかむ |
5分 | 今日のふり返り | できたこと・間違えたことをメモする |
POINT:
- 「毎日やる」ことが大切。10分でもOK。
- 朝に単語、夜にリスニング…など生活に組み込むと継続しやすい。
リスニング対策は「耳から覚える」がカギ
リスニング力アップの基本は、「英語の音に慣れる」ことです。
【おすすめの練習法】
- 公式問題集やCD付き問題集を活用:一度聞いて、スクリプトを見ながらもう一度聞く「聞き直し練習」が効果的。
- 音読・シャドーイング:英語音声のすぐあとをマネして声に出す練習。発音・リズム・理解力が一気に伸びる。
- 英語アニメやYouTubeもOK:「好きなコンテンツ」で耳を慣らすのも大切(ただし字幕なしで!)。
【リスニング力UPのコツ】
- 「聞くだけ」はNG。意味を理解しながら聞くことが重要。
- 毎日5分でも継続すれば、1か月後に驚くほど力がつきます。
スピーキング対策はアプリや先生の活用を
英検4級のスピーキングは「任意受験」ですが、今後の英語学習を見据えるなら練習しておくのがベスト。
【対策法】
- 英検スピーキングアプリを使う:自動採点&音声比較ができるものもあり、独学でも十分練習可能。
- 保護者や先生に英語で質問してもらう:「名前は?」「好きなスポーツは?」など、よくある質問を繰り返し練習。
- 録音して聞き直す:自分の発音・文法ミスを確認して修正できる。
【ポイント】
- 発音や文法よりも「答える姿勢」が評価される。
- 「Yes, I do.」「I like soccer.」など、短くてもOK!明るくハッキリ答えることが大切。
間違えた問題ノートの作り方
間違えた問題をそのままにしておくと、何度も同じところでつまずきます。
「間違いノート(復習ノート)」を作ることで、苦手が一目でわかるようになります。
【作り方の手順】
- 問題集で間違えた問題に印をつける
- ノートに「問題文・自分の解答・正しい答え・なぜ間違えたか」を書く
- できればイラストや色ペンで楽しくまとめる
【ポイント】
- 同じ問題を数日後にもう一度解いてみることで、「本当に理解できたか」がわかる。
- 間違いノートはテスト直前の復習にも最強の武器になる。
まとめ
英検4級は、正しい方法で継続すれば必ず合格できる試験です。
特に小学生・中学生のうちは「楽しく・短時間でも・毎日続ける」ことが最大の近道。
- 1日30分を習慣化する
- 音と会話を意識したリスニング・スピーキング対策
- 自分専用の「間違いノート」で弱点克服!
信頼できる教材を選ぶには?
英検4級の教材は数多く出版されていますが、どれを選んだらいいかわからないという声も多くあります。
出版社・著者の信頼性を確認しよう
教材選びでまず見るべきは、「誰が作っているか」です。
- 出版社の実績
- 旺文社、学研、成美堂、ナツメ社などは、英検対策に長年の実績がある安心ブランド。
- これらの出版社は実際の英検出題傾向に基づいた編集をしており、内容の精度も高いです。
- 著者の肩書・経験
- 「英検対策指導歴〇年」「元英語教員」「英語検定1級保持者」など、教育現場の経験者が監修しているかも大きなポイント。
- 著者紹介欄が充実している教材ほど、専門性や再現性が高い傾向があります。
レビューや口コミだけに頼らない選び方
Amazonや楽天などのレビューは、参考程度にとどめましょう。
- ★が高くても、学年やレベルに合っていなければ逆に非効率。
- 実際に使用したブログ記事や教育サイトの比較レビューなど、具体例を交えた紹介記事を参考にするのもおすすめです。
【チェックポイント】
- 内容サンプルが公開されているか(出版社公式サイトなど)
- 最新の英検形式に対応しているか(2025年以降の出題改訂に対応)
- 実際にどのように学習が進むか(見開き構成・レイアウト)を確認する
指導歴10年以上の英語講師がすすめる教材とは?
教育現場にいるプロが選ぶ教材には、独自のノウハウと生徒目線の工夫が詰まっています。
英語講師が高く評価する教材の特徴:
- 1ページ完結型で集中力が続きやすい構成
- CDまたは音声DL対応で「読む・聞く・話す」のすべてをカバー
- 解説が「親子で読んでも理解しやすい」「中学生でも自学しやすい」
講師の間で特に評価が高い例:
- 『英検4級をひとつひとつわかりやすく。』(学研)
→ 自学向け、動画付きで理解が進む - 『出る順パス単・英検4級』(旺文社)
→ 単語力を着実に伸ばしたい生徒に - 『英検4級予想問題ドリル』(学研)
→ 実戦力をつけたい小・中学生向け
まとめ|英検4級問題集は目的に合ったものを選ぼう
小学生は「楽しさと基礎重視」
- カラフルなデザインやイラスト付きで、「やってみよう」と思える構成が◎。
- 文法よりも「単語・フレーズ」中心の問題集がおすすめ。
- ふりがな付きや、保護者もサポートしやすい解説がついていると安心。
おすすめキーワード例:「楽しく覚える」「小学生向け」「イラストで学ぶ」「親子で使える」
中学生は「本番を見据えた実践型」
- 中学校の学習内容とリンクした教材で、定期テストにも役立つものを。
- 「実際の試験と同じ形式」「出題傾向に合った予想問題」があると効果的。
- 学習計画が立てやすい「7日間」「30日」などのスケジュール付き教材も人気。
おすすめキーワード例:「中学生の英検対策」「過去問ベース」「模試形式」
継続できる教材が最強の味方!
- どんなに良い教材でも、「開かれない問題集」では意味がありません。
- 毎日5分でも進められるような教材を選び、学習習慣をつくることが合格への近道。
【選び方の最終チェックリスト】
- 解説がわかりやすいか
- 音声付きで耳から覚えられるか
- 試験形式に近い問題が入っているか
- 学習ペースに合っているか
- 最新の出題傾向に対応しているか
まとめ
いかがでしょうか。
英検4級の合格を目指す幼児や小学生・中学生向けに対策問題集を紹介しました。
パス単や旺文社の過去問題集をはじめ、子どもにも分かりやすいイラスト解説が豊富な問題集を選ぶようにしましょう。
英検を取得すると中学入試や高校入試で加点されるなどのメリットがあります。
4技能をバランスよく伸ばし、英語を得意にできる土台をつくりましょう。
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