「塾や予備校に通っているのに成績がなかなか上がらない」
「過去問で志望校の合格点に届かない」
「定期テスト対策や受験勉強をしたいが何をどうすればいいかわからない」
このようなお悩みを感じるときありませんか。
こういうときは、プロ家庭教師を利用してみましょう。
プロ家庭教師は塾や予備校で長年教えている人や、1:1の授業をして成果を出しつづけている人たちです。
授業料は安くありませんが、その分、成績アップ・志望校合格の可能性をたかめられます。
そこで今回は、下記の3点をお伝えします。
- 学生家庭教師とプロ家庭教師の違い
- プロ家庭教師はどういう人がおすすめか
- プロ家庭教師の派遣センター大手5社を比較
ぜひ、参考にしてください。
この記事は下記の方向けです。
- 入試に向けてできる限り合格の可能性をあげたい方
- 塾や予備校の集団授業で成績が上がらず、やり方を思い切って変えたい方
プロ家庭教師と学生家庭教師の違い
家庭教師は「プロ家庭教師」と「学生家庭教師」にわかれています。
プロ家庭教師とは、「授業をすることを本業にしている人」です。学生ではなく、全員社会人です。
プロ家庭教師をしている人は、大抵下記のどちらかです。
- 普段は予備校や塾で授業をしている人
- 家庭教師専業の人
授業が本業ですから、
「成績をあげるには・〇〇中学/高校/大学に合格するのはどうすればいいか」
を熟知しています。
学生家庭教師はあくまで大学生・大学院生なので、「本業は学業」になります。
大学の都合で授業日程を変更したり、就職して授業を継続できなくなったりします。 プロ・学生それぞれに特徴があります。両者の違いを表にまとめてみました。
講師の学力 | スケジュール | 成績をあげるノウハウ | 入試情報 | 相性のあう生徒 | 費用 | |
プロ 家庭教師 | ◎ | ほぼ変更なし | 長年のノウハウを蓄積している | 詳しい | ・勉強に不安のある子 ・自分から質問するのが苦手な子 ・何がわかっていないか自己分析が苦手な子 | △ (1時間あたり 4,000円~10,000円ほど) |
学生家庭教師 | 〇 | ときどき変更あり | 自身の大学受験経験がメイン | 受験経験 のある大学の状況は詳しい | ・反抗期の子 ・人見知りする子 ・熱く引っ張ってほしい子 | 〇 (1時間あたり 1,500円~ 3,000円ほど) |
学力の違い
学力はプロ家庭教師のほうが高いです。
長年授業をしていますから、問題のパターンにも詳しいですし、塾や予備校でしか教えていない解答テクニックも持っています。
授業日程の安定性の違い
プロ家庭教師は授業が本業ですから授業日程は一定です。
就職などもなく受験終了まで授業を継続できます。
一方、学生は大学のテストや部活などで授業日程の変更をするときがしばしばあります。
成績をあげるノウハウの違い
成績をあげるノウハウはプロ家庭教師のほうがかなりあります。
長年多くの生徒を教えているので、ケアレスミスのなくしかた、テストでの解答テクニックなどもよく知っています。
一方、学生家庭教師は自身の大学受験の経験をもとに授業をします。
そのやり方が合う生徒はかなり生成が伸びますが、合わない生徒もいます。
持っている入試情報の違い
受験情報や入試出題傾向はプロ家庭教師のほうが詳しいです。
ただし、大学生は自身や友人の通っている大学や卒業した中学・高校の内部情報(先生のクセ、部活の引退時期、食堂の人気メニューなど)に非常に詳しいです。
そうした内部情報を志望校選びに活かしたり、受験勉強のモチベーションアップにつなげる生徒はたくさんいます。
相性の合う生徒の違い
相性のあう生徒もプロ家庭教師と学生家庭教師で違いがあります。
プロ家庭教師は「学習状況の分析をして適切な授業方法を選択したり、家庭学習の内容を伝えたりする」のが得意です。
そういうアドバイスが欲しい人にはプロ家庭教師のほうが合います。
逆に、誰かに心情的に寄り添ってもらえると安心して勉強に集中できる子は、学生家庭教師のほうが合います。
ただし、先生との相性は個人によって異なります。体験授業を受けるなどして相性のあう先生を探すほうがいいでしょう。
費用の違い
学生家庭教師のほうが安価です。
プロ家庭教師は1時間あたり4,000円~10,000円ほどかかります。
これで生計を立てていますから、1時間2,000-3,000円ではちょっと厳しいです。
実績と指導料が比例していますから、プロなのに1時間3,000円未満で受講できる場合は、指導力を疑うほうがいいでしょう。
プロ家庭教師と学生家庭教師はどちらがいいか
ではプロと学生でどちらがいいでしょうか。
絶対的にどちらがいいかは言えません。
生徒のタイプや受講目的によって変わるからです。
大まかにお伝えすると、下記のようになります。
プロ家庭教師のほうがいいケース
- 早く確実に成績をあげたい
- 子どもに家庭教師となれあいの関係になってほしくない
- 中学受験や医学部受験のような、特殊な受験情報を知っている人に担当してほしい
学生家庭教師のほうがいいケース
- 子どもが絶賛反抗期で、リーダーシップをとるお兄さん、お姉さんタイプの人の言うことなら耳を貸す
- 子どもが勉強に自信を失っていて、まず気持ちを引き上げたい
- 授業時間数を多くとりたい(たくさん受講しても費用を抑えられる)
このように、それぞれで合うケースがあります。
学生よりプロ家庭教師を選択される方の多くは、
- 中高一貫校の入試対策や入学後の定期テスト対策
- 医学部や難関大学の受験対策
を希望されている方です。
もちろん、高校受験対策や中学・高校の定期テスト対策でプロを利用されている方もいらっしゃいます。
最初からプロ家庭教師を選ぶというより、学生家庭教師では対応がむずかしそうな場合にプロ家庭教師を検討するというのが一般的な流れでしょう。
学生家庭教師にも多くの利点がありますが、まだ学生ということで大きな弱点もあります。
それが上記でも記載したように、「指導経験が乏しい」「知っている受験情報が偏っている」といった点です。
これらの弱点は、派遣センターの担当者がしっかり間に入ってくれる場合はかなり解消されます。
良いプロ家庭教師の選び方
大半のプロ家庭教師は派遣センターに登録しています。
まずは派遣センターに相談してみましょう。
※関連記事:【中学受験】小学生の家庭教師はいつからがいい?学年ごとのおすすめの利用目的を解説します!
相談する際、下記の点をチェックしておくことをオススメします。
- 無料体験があるかどうか → 子どもとの相性をチェックできる
- 社員が教務担任としてつくかどうか → 指導効果が出ないときに相談できる
- 幅広い学力層の生徒を教えてきたかどうか → 指導の引き出しをたくさん持っている
- 学生家庭教師もいるかどうか → プロと学生両方登録している場合、学生のみのセンターよりも学生家庭教師のレベルがたかい傾向にあります
大手プロ家庭教師派遣センターの比較
ここまでの点を踏まえて、5社を比較してみました。
ちなみに最近ではオンライン授業も当たり前になっており、物理的に離れている実力のある先生を紹介してもらうこともできます。
※関連記事:オンライン家庭教師だけで中学受験をするやり方
※関連記事:【中学生向け】おすすめのオンライン学習塾!選び方、成績のあげ方、裏技も解説!
家庭教師のトライ
・指導形態:学生、プロ両方あり
・月々の費用:週1回60分で月25,000円前後から(プロの費用)
・無料体験:あり/なし
・担当者:いる。入会後もサポートあり(サポートの濃淡は担当者による)。
・オンライン授業:あり
・特徴:子どもの性格診断をする「性格別学習法」で、生徒情報が乏しい初回授業でも指導をしやすくしている。
・問い合わせページ:(下記のPRリンクから資料請求ができます)
全国No.1【家庭教師のトライ】名門会家庭教師センター
・指導形態:プロのみ
・月々の費用:週1回120分で月55,000円前後から
・無料体験:あり(通常価格の半額で実施)
・担当者:いる。入会後も密なサポートあり。
・オンライン授業:個別指導(ホームページをみてみる)
・特徴:難関中学入試、難関大学入試、医学部入試のようなハイレベル層や中高一貫生の指導に長けている。入会後も社員の担当者が2名体制でサポートしている。
・問い合わせページ:名門会に資料請求する、名門会にメールで教育相談をする
家庭教師のアルファ
・指導形態:プロのみ
・月々の費用:週1回60分で月2回8,800円から
・無料体験:あり
・担当者:いる(学習進捗の管理担当)。
・オンライン授業:個別指導(ホームページをみてみる)
・特徴:独自の「週間学習計画表」などを用いて学習管理を行う。依頼から家庭教師派遣まで最短翌日。また、授業日以外に質問受けをしている。
・問い合わせページ:アルファに資料請求する
四谷進学会プロ家庭教師センター
・指導形態:プロのみ
・月々の費用:週1回90分で月35,000円前後から
・無料体験:あり(1回60分で実施)
・担当者:いる
・オンライン授業:個別指導(ページをみてみる)
・特徴:入会後も家庭ごとに担当者がつき、授業の振替依頼や進路相談ができる。授業状況について毎月報告書がもらえる。強引な勧誘をしないと評判。
・問い合わせページ:四谷進学会に資料請求する、四谷進学会の無料体験授業を申し込む
学研の家庭教師_プロ家庭教師コース
・指導形態:学生、プロ両方あり
・月々の費用:週1回120分で月53,680円から(プロの費用)
・無料体験:あり
・担当者:いる
・オンライン授業:個別指導(ページをみてみる)
・特徴:大きなグループ企業なので、作文コンクールや思考探求ゼミのように学習塾や家庭教師センターという枠組み以上のサービスも提供している。
・問い合わせページ:学研に資料請求する
まずは体験してみよう
家庭教師派遣センターはいくつもあります。「家庭教師」というくくりは同じでも、違いはいくつかあります。
- 使う教材は自由なのか
- 1回の授業時間の長さ
- 先生以外に担当者がつくのか
- 授業は何時まで受けられるのか
1回の授業時間が長いほうがいいのか短いほうがいいのか、担当者がいるほうがいいのかいなくても問題ないのか。
1回の授業時間が長いほうがいいのか短いほうがいいのか、担当者がいるほうがいいのかいなくても問題ないのか。
こういったことは何が正解か家庭や生徒によって異なっており、「受講してみないと分かりません」。
家庭教師を検討されたら、ひとまず2-3つ体験してみることをおすすめします。
まとめ
いかがでしょうか。
プロ家庭教師は成績を早く・確実にあげる可能性が学生家庭教師よりもたかいです。
費用はかかりますが、より確実性を重視する場合には有効な選択肢です。
特に、中学入試や難関大学入試、医学部入試のような特殊な入試対策に強い力を発揮します。
※関連記事:【中学受験】小学生の家庭教師はいつからがいい?
※関連記事:オンライン家庭教師だけで中学受験をするやり方
現在の成績状況や志望校への合格可能性に不安がある場合は、ぜひ1度検討してみましょう。
また、大学受験では小論文入試による合格者数の割合が急増しています。
小論文の書き方を身につけ、医療系学部など学部によるテーマの違いなどを踏まえた対策が必要です。
小論文は「書き方」と「解答の切り口(テーマごとの知見)」が重要です。
小論文指導に慣れたプロ家庭教師を利用し、数週間~数か月の対策で合格を勝ち取っている受験生が毎年たくさんいます。
※関連記事:合格を取れる小論文の書き方のコツを例文付きで解説!
※関連記事:医療・看護・保健学部の過去問テーマ一覧:傾向と対策
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