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中学生向けに、理科の定期テスト対策用の一問一答問題をまとめました。
今回は中1範囲の「地層と化石(風化・浸食・運搬・堆積、堆積岩の種類、示相化石と示準化石など)」です。
テストによく出るポイントもまとめているので、ぜひ定期テストで高得点をねらいましょう!
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中学理科の一問一答問題:地層と化石
(1)地表にある岩石が、直接何かにけずられるのではなく、太陽や水のはたらきでくずれて土砂になっていくことを何というか。
(2)土砂が雨水や流水にけずられることを何というか。
(3)けずりとられた土砂が流水で下流に流されることを何というか。
(4)運搬された土砂が流れのゆるやかな場所に積もることを何というか。
(5)川の上流は水の流れが急である。急な水の流れでできた地形を何というか。
(6)川の中流は水の流れがゆるやかになる。中流に土砂が堆積してできた地形を何というか。
(7)川の河口付近に土砂がたまってできた三角形のような地形を何というか。
(8)流水のはたらきでできる土砂は、粒の大きさで3種類に分けられる。3種類とも答えてください。
(9)れき・砂・泥を粒の大きい順に並べてください。
(10)れきは河口付近と沖合のどちらに堆積するか。
(11)泥は河口付近と沖合のどちらに堆積するか。
(12)土砂が長い年月かけて堆積したものを地層という。地層は普通、上の層ほど(新しい/ 古い)のどちらか。
(13)1つの地層では、上の層ほど粒が(大きい/ 小さい)のどちらか。
(14)ものが押し固められてできた岩石を何というか。
(15)生きものの遺骸などからできた堆積岩を2つ答えてください。
(16)火山の噴出物からできた堆積岩を何というか。
(17)石灰岩にうすい塩酸をかけると発生する気体は何か。
(18)表面が硬くて、鉄やくぎでも傷をつけることができない堆積岩は何か。
(19)地層ができた当時の環境を推測する手がかりになる化石を何というか。
(20)地層ができた時代・年代を推測する手がかりになる化石を何というか。
(21)ブナ・サンゴ・シジミのうち、海水と河川が混ざる場所だったことを示す化石となる生物はどれか。
(22)ブナ・サンゴ・シジミのうち、やや寒い気候だったことを示す化石となる生物はどれか。
(23)ブナ・サンゴ・シジミのうち、暖かくて浅い海だったことを示す化石となる生物はどれか。
(24)繁栄していた生物によって区別されている年代を何というか。
(25)古生代、中生代、新生代のうち、ビカリアの化石が示準化石となる年代はどれか。
(26)古生代、中生代、新生代のうち、アンモナイトの化石が示準化石となる年代はどれか。
(27)古生代、中生代、新生代のうち、フズリナの化石が示準化石となる年代はどれか。
(28)特徴的な化石や火山灰をふくむ地層は離れた地層をくらべるときに利用される。こうした地層を何というか。
(29)火山灰を含む地層のある年代では、何が発生したことが分かるか。
(30)地層の重なりの様子を柱状に表した図を何というか。
(31)大規模な土地の隆起によって海岸沿いで階段状になっている地形を何というか。
(32)火山灰などが高温のガスと一緒に高速で斜面を流れていく現象を何というか。
(33)火山灰などが水と一緒に下流へ流される現象を何というか。
(34)土砂や火山噴出物などが水と一緒に下流に流される現象を何というか。
(35)地震の揺れによって地面が急にやわらなくなる現象を何というか。
(36)将来その地域に発生する確率や被害予測を記している地図を何というか。
解答
(1)風化
(2)浸食
(3)運搬
(4)堆積
(5)V字谷
(6)扇状地
(7)三角州
(8)れき・砂・泥
(9)れき>砂>泥
(10)河口
(11)沖合
(12)新しい
(13)小さい
(14)堆積岩
(15)石灰岩・チャート
(16)凝灰岩
(17)二酸化炭素
(18)チャート
(19)示相化石
(20)示準化石
(21)シジミ
(22)ブナ
(23)サンゴ
(24)地質年代
(25)新生代
(26)古生代
(27)中生代
(28)鍵層
(29)火山の噴火
(30)柱状図
(31)海岸段丘
(32)火砕流
(33)泥流
(34)土石流
(35)液状化
(36)ハザードマップ
地層と化石の範囲でテストによく出るポイント
中学理科の地層と化石の範囲でテストによく出るポイントを2つまとめました。
場所ごとの流水のはたらきと地形の名称
川の上流・中流・下流で地層のでき方が変わります。
以下の表にまとめています。
流水のはたらき | 地形の名称 | |
上流 | 風化・浸食 | V字谷 |
中流 | 運搬・堆積 | 扇状地 |
下流 | 運搬・堆積 | 三角州 |
堆積岩の種類と特徴
生物の遺骸や火山灰など、堆積物が押し固められてできた岩石を堆積岩といいます。
堆積岩は種類ごとに以下の表のような特徴があります。
れき岩 | 砂岩 | 泥岩 | 石灰岩 | チャート | 凝灰岩 | |
堆積するもの | れき | 砂 | 泥 | 生物の遺骸など | 火山噴出物 | |
特徴 | 粒の大きさが、 れき岩>砂岩>泥岩 | 塩酸をかけると二酸化炭素が発生する | ・塩酸をかけても二酸化炭素は発生しない ・表面が固く、鉄でひっかいても傷がつかない | 火山の噴火があったことが分かる |
中学理科の勉強法
理科は単元ごとに分かれているため、どうしても苦手単元が生まれやすいです。
覚えられない、計算問題が苦手など、人によって得意・不得意はさまざまです。
そこで、理科のテスト勉強をどうすれば良いかを簡潔に紹介します。
※関連記事:中学理科の勉強方法
教科書や参考書で単元理解を深める
まず、教科書や参考書を使って単元ごとにしっかり理解しましょう。
理科は1つの知識や解き方をいくつもの単元で使えるわけではありません。「前回のテストで高得点だったから今回のテストも大丈夫!」と思っていると失敗しがちです。
単元ごとにしっかり理解しておきましょう。
問題集や学校のワークを解く
いくら理解を深めても、アウトプットしないと記憶には定着しづらいです。
単元を理解できたら、すぐに市販問題集や学校のワークを使って演習しましょう。
学校の授業を受けたらその日のうちに教科書を読みなおし、問題集で演習するのが理科で高得点を取るコツです。
覚えていない用語や知識を覚えなおす
問題を解いたらすぐに答え合わせをしましょう。
覚えきれていなかった用語や知識があれば、すぐ覚えなおし、その問題を解きなおします。
繰り返し正解することで記憶に定着しやすくなります。
実験の目的・手順・結果・考察を覚える
理科は実験の問題がよく出てきます。単元ごとに代表的な実験がありますので、それぞれの実験で「目的」「手順」「結果」「考察」まで覚えておくと便利です。
テストではこの4つのいずれか(もしくはすべて)が問題になります。
覚えておくだけで正解できます。
記述問題の演習をする
80点以上を取りたい人は記述問題の演習もしましょう。
理科でよく出てくる記述問題も、前述のような実験問題です。ここでも、「目的」「手順」「結果」「考察」を覚えておくと正解しやすくなります。
問題と解答がずれていないか確かめる
記述問題では、問題と自身の解答がずれていないか確かめましょう。
原因を聞かれているのに結果を書いていると大きく減点されます。
解答の文末が適切な書き方になっているか確かめる
問題の問われ方によって解答の文末の書き方は決まっています。
理科では特に「なぜ?」「何のため?」を聞く記述問題が多いです。
文末を「~(だ)から」「~(の)ため」とするのを忘れないようにしてください。
これだけで2-3点拾えます。
苦手単元はすぐにつぶしておこう
前述のように、理科は得意/不得意が単元ごとに分かれやすいです。
苦手単元は中3になって高校受験勉強をはじめると大きな障壁になります。
逆に、苦手単元を1つも残さずに中3を迎えられれば、受験対策でかなり有利になります。
学校の授業を受けて問題集を解き、「この単元難しいかも」と感じたら、すぐ苦手克服に乗り出しましょう。
いつもより復習の頻度を増やす、解説のくわしい参考書を併用するなどすれば克服しやすいです。
中学理科の問題集
最後に、中学理科のおすすめの問題集・参考書を紹介します。
『ひとつひとつわかりやすく。』
1冊目に紹介するのは「ひとつひとつわかりやすく。」のシリーズです。
この問題集は基礎的な内容に特化しています。
解説はイラスト多めで視覚的に分かりやすく、理科に苦手意識の強い人でもスムーズに勉強に入れます。
学年ごとに分かれているので、高校入試対策で必要な単元の入っているものだけ利用するのにも便利です。
演習問題は少ないので、学校のワークなどで補うと良いでしょう。
中1理科をひとつひとつわかりやすく。改訂版 (中学ひとつひとつわかりやすく)
出版社:学研プラス
『理科 標準問題集』
2冊目は「標準問題集」のシリーズです。
解説はややシンプルですが、問題の質の高さで定評があります。
しっかりと理解して解く問題が多く、着実にレベルアップできます。
丸暗記に頼ってなかなか点数が伸び悩んでいる人に特におすすめです。中1~中3まで学年ごとに分かれています。
中学1年 理科 標準問題集: 中学生向け問題集/定期テスト対策や高校入試の基礎固めに最適! (受験研究社)
出版社:受験研究社
『自由自在問題集 理科』
3冊目は「自由自在」です。流行の浮き沈みの多い問題集のなかで、数十年前から一貫して人気のあるシリーズです。
解説が分かりやすく、問題量も豊富です。基礎から難問まで幅広い問題が掲載されているので、理科が苦手な人から難関高校志望者まで使えます。
中学 自由自在問題集 理科: 基礎から難関校突破まで自由自在の実力をつけるスーパー問題集 (受験研究社)
出版社:受験研究社
『改訂版 中学理科が面白いほどわかる本』
最後に紹介するには「面白いほどわかる」のシリーズです。
教科書以上に解説がくわしく、たくさんの図版を使って臨場感ある解説で理解が深まります。
これ1冊で中学3年間を網羅しています。
改訂版 中学理科が面白いほどわかる本
出版社:KADOKAWA
まとめ
いかがでしょうか。
中1理科の「地層と化石」でテストによく出る問題をまとめました。
風化・浸食・運搬・堆積、堆積岩の種類、示相化石と示準化石の違いなどを一問一答問題にして、テストによく出るポイントを表にまとめています。
地学のなかでも覚えるものが多い範囲です。問題集をくり返し解いて90点を目指しましょう!
※関連記事:火山の噴火やマグマ(火山の形、火成岩の種類、含まれる鉱物など)
※関連記事:大地の揺れの一問一答問題(日本列島付近の4つのプレートなど)と地震の計算問題
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※Z会について下記記事でくわしく紹介しています。
【中学生向け】Z会タブレットコースの進め方:成績上位を取って難関校に合格する方法を解説
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