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【中1理科の問題】大地の揺れ:日本列島の4つのプレートの覚え方、地震の計算問題など

地層の写真 中学生
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中学生向けに、理科の定期テスト対策用の一問一答問題をまとめました。

今回は中1範囲の「大地の揺れ(プレート、地震の種類、地震の計算、震源・震央・初期微動継続時間など)」です。

テストによく出るポイントもまとめているので、ぜひ定期テストで高得点をねらいましょう!

※関連記事:中学理科の計算問題
※関連記事:【高校入試】理科でよく出る問題の一問一答

中学理科の一問一答問題:大地の揺れ

(1)地球の表面をおおっている厚さ数十cmの岩石の板を何というか。

(2)日本列島付近にはプレートが4つあります。下記の図で①~④のプレートの名称をそれぞれ答えてください。

(3)大地が持ち上がることを何というか。

(4)大地が沈むことを何というか。

(5)大地が押されて波打つように曲がることを何というか。

(6)大地がずれることを何というか。

(7)以下の図のように、両側に引っ張られて一方がずり下がった断層を何というか。

(8)以下の図のように、両側から押されて一方がのし上がった断層を何というか。

(9) 以下の図のように、両側から押されて両方が水平方向にずれた断層を何というか。

(10)崖など、地層や岩石が地表にあらわれているところを何というか。

(11)地中深くに細い穴を掘り、大地を試料として取り出す調査方法を何というか。

(12)日本で発生する地震は、(海洋プレートが大陸プレートの下/ 大陸プレートが海洋プレートの下)に沈み込むことが起こる。どちらか。

(13)一方のプレートがもう一方のプレートの下に沈み込んでいる場所(海底で深い谷になっている場所)を何というか。

(14)海溝にくらべて浅く、幅の広いものを何というか。

(15)海溝やトラフの付近で起こる地震を何というか。

(16)内陸で起こる地震を何というか。

(17)内陸型地震は何がずれることで発生するか。

(18)最初に岩石が破壊された、地震の発生した場所のことを何というか。

(19)震源の真上の地表地点を何というか。

(20)震源は(地中/ 地下)のどちらにあるか。

(21)震央は(地中/ 地下)のどちらにあるか。

(22)地震発生時の最初の小規模な揺れを何というか。

(23)初期微動を引き起こす波はP波、S波のどちらか。

(24)初期微動のあとに遅れてやってくる大きな揺れを何というか。

(25)主要動を引き起こす波はP波、S波のどちらか。

(26)初期微動がはじまってから主要動がはじまるまでの時間を何というか。

(27)地震の規模を表す尺度(ものさし)を何というか。

(28)地震による揺れの大きさを表す階級を何というか。

(29)震度は震央に(近い/ 遠い)ほど大きい。どちらか。

解答

(1)プレート

(2)①ユーラシアプレート、②北アメリカプレート、③太平洋プレート、④フィリピンプレート

(3)隆起

(4)沈降

(5)しゅう曲

(6)断層

(7)正断層

(8)逆断層

(9)横ずれ断層

(10)露頭

(11)ボーリング

(12)海洋プレートが大陸プレートの下

(13)海溝

(14)トラフ

(15)海溝型地震

(16)内陸型地震

(17)活断層

(18)震源

(19)震央

(20)地下

(21)地中

(22)初期微動

(23)P波

(24)主要動

(25)S波

(26)初期微動継続時間

(27)マグニチュード

(28)進度

(29)近い

地震の計算問題(初期微動継続時間など)

地震の範囲では計算問題も必出です。以下の練習問題を解いてみましょう

(1)20時25分に地震が発生した。震源距離が200kmの地点にある地震計の計測値をみると、5秒後に小さな揺れが来て、それから7秒後に大きな揺れが来ていた。
①初期微動継続時間は何秒か。
②P波の伝わる速さは何km/ sか。
③翌日、同じ震源地でマグニチュードのより大きな地震が発生した。このとき、揺れの大きさはどうなるか。

(2)7時30分25秒に地震が発生した。震源距離150kmの地点で地震計が計測したところ、7時30分31秒に小さな揺れが来て、その9秒後に大きな揺れが来ていた。
①最初の小さな揺れを何というか。
②初期微動継続時間は何秒か。
③この地震でS波の伝わる速さは何km/sか。

(3)地震が発生した。震源距離100kmの地点で13時25分25秒に小さな揺れを地震計が計測している。つづいて、13時25分28秒に大きな揺れを計測している。P波の速さが20km/sのとき、以下の問いに答えてください。
①地震は何時何分何秒に発生したか。
②S波の伝わる速さは何km/sか。
③震源距離が200kmの地点では初期微動は何時何分何秒にはじまるか。
④震源距離が200kmの地点での初期微動継続時間は何秒か。

解答

(1)
①2秒
7秒-5秒
②40km/s
200km÷5秒
③大きくなる

(2)
①P波
②7秒
③10km/s
150km÷(6秒+9秒)

(3)
①13時25分20秒
P波の速さが20km/sで震源距離が100kmなので、
100km÷20km/s=5秒
13時25分25秒の5秒前に地震が発生しているので、答えは13時25分20秒。
②12.5km/s
①より、S波の到達が地震発生から8秒後。
100kmを8秒で進んでいるので、
100km÷8秒=12.5km/s
③13時25分30秒
震源距離100kmの地点では地震発生から5秒後に初期微動がはじまっている。
④6秒
震源距離100kmの地点での初期微動継続時間は、8秒-5秒で3秒。
震源距離200kmの地点ならその2倍なので、6秒

日本列島プレート4つの覚え方(語呂合わせ)

日本列島は北アメリカプレート、フィリピン海プレート、太平洋プレート、ユーラシアプレートの4つのプレート上にあります。

以下の語呂合わせで覚えましょう!

北米から来たフィリピン人、太平洋ゆーらゆら
(北アメリカ、フィリピン海、太平洋、ユーラシア)

中学理科の勉強法

理科は単元ごとに分かれているため、どうしても苦手単元が生まれやすいです。

覚えられない、計算問題が苦手など、人によって得意・不得意はさまざまです。

そこで、理科のテスト勉強をどうすれば良いかを簡潔に紹介します。

※関連記事:中学理科の勉強方法

教科書や参考書で単元理解を深める

まず、教科書や参考書を使って単元ごとにしっかり理解しましょう。

理科は1つの知識や解き方をいくつもの単元で使えるわけではありません。「前回のテストで高得点だったから今回のテストも大丈夫!」と思っていると失敗しがちです。

単元ごとにしっかり理解しておきましょう。

問題集や学校のワークを解く

いくら理解を深めても、アウトプットしないと記憶には定着しづらいです。

単元を理解できたら、すぐに市販問題集や学校のワークを使って演習しましょう。

学校の授業を受けたらその日のうちに教科書を読みなおし、問題集で演習するのが理科で高得点を取るコツです。

覚えていない用語や知識を覚えなおす

問題を解いたらすぐに答え合わせをしましょう。

覚えきれていなかった用語や知識があれば、すぐ覚えなおし、その問題を解きなおします。

繰り返し正解することで記憶に定着しやすくなります。

実験の目的・手順・結果・考察を覚える

理科は実験の問題がよく出てきます。単元ごとに代表的な実験がありますので、それぞれの実験で「目的」「手順」「結果」「考察」まで覚えておくと便利です。

テストではこの4つのいずれか(もしくはすべて)が問題になります。

覚えておくだけで正解できます。

記述問題の演習をする

80点以上を取りたい人は記述問題の演習もしましょう。

理科でよく出てくる記述問題も、前述のような実験問題です。ここでも、「目的」「手順」「結果」「考察」を覚えておくと正解しやすくなります。

問題と解答がずれていないか確かめる

記述問題では、問題と自身の解答がずれていないか確かめましょう。

原因を聞かれているのに結果を書いていると大きく減点されます。

解答の文末が適切な書き方になっているか確かめる

問題の問われ方によって解答の文末の書き方は決まっています。

  • なぜですか?→~(だ)から
  • 何のためですか?→~(の)ため
  • どのような違いですか?→Aは~で、一方Bは…という違い

理科では特に「なぜ?」「何のため?」を聞く記述問題が多いです。

文末を「~(だ)から」「~(の)ため」とするのを忘れないようにしてください。

これだけで2-3点拾えます。

苦手単元はすぐにつぶしておこう

前述のように、理科は得意/不得意が単元ごとに分かれやすいです。

苦手単元は中3になって高校受験勉強をはじめると大きな障壁になります。

逆に、苦手単元を1つも残さずに中3を迎えられれば、受験対策でかなり有利になります。

学校の授業を受けて問題集を解き、「この単元難しいかも」と感じたら、すぐ苦手克服に乗り出しましょう。

いつもより復習の頻度を増やす、解説のくわしい参考書を併用するなどすれば克服しやすいです。

中学理科の問題集

最後に、中学理科のおすすめの問題集・参考書を紹介します。

『ひとつひとつわかりやすく。』

1冊目に紹介するのは「ひとつひとつわかりやすく。」のシリーズです。

この問題集は基礎的な内容に特化しています。

解説はイラスト多めで視覚的に分かりやすく、理科に苦手意識の強い人でもスムーズに勉強に入れます。

学年ごとに分かれているので、高校入試対策で必要な単元の入っているものだけ利用するのにも便利です。

演習問題は少ないので、学校のワークなどで補うと良いでしょう。


中1理科をひとつひとつわかりやすく。改訂版 (中学ひとつひとつわかりやすく)

出版社:学研プラス

『理科 標準問題集』

2冊目は「標準問題集」のシリーズです。

解説はややシンプルですが、問題の質の高さで定評があります。

しっかりと理解して解く問題が多く、着実にレベルアップできます。

丸暗記に頼ってなかなか点数が伸び悩んでいる人に特におすすめです。中1~中3まで学年ごとに分かれています。


中学1年 理科 標準問題集: 中学生向け問題集/定期テスト対策や高校入試の基礎固めに最適! (受験研究社)

出版社:受験研究社

『自由自在問題集 理科』

3冊目は「自由自在」です。流行の浮き沈みの多い問題集のなかで、数十年前から一貫して人気のあるシリーズです。

解説が分かりやすく、問題量も豊富です。基礎から難問まで幅広い問題が掲載されているので、理科が苦手な人から難関高校志望者まで使えます。


中学 自由自在問題集 理科: 基礎から難関校突破まで自由自在の実力をつけるスーパー問題集 (受験研究社)

出版社:受験研究社

『改訂版 中学理科が面白いほどわかる本』

最後に紹介するには「面白いほどわかる」のシリーズです。

教科書以上に解説がくわしく、たくさんの図版を使って臨場感ある解説で理解が深まります。

これ1冊で中学3年間を網羅しています。


改訂版 中学理科が面白いほどわかる本

出版社:KADOKAWA

まとめ

いかがでしょうか。

中1理科の「大地の揺れ」の範囲(プレート、地震の種類、地震の計算、震源・震央・初期微動継続時間など)でテストによく出る問題をまとめました。

日本列島付近の4つのプレートの場所と名前、震源・震央の違い、P波・S波の速さや初期微動継続時間を求める計算などはテストによく出てきます。

問題集をくり返し解くと高得点を見込める範囲です。ぜひ80点、90点を目指しましょう!

※関連記事:地層と化石(堆積岩の種類、示相化石・示準化石)
※関連記事:火山の噴火やマグマ(火山の形、火成岩の種類、含まれる鉱物など)

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