中学歴史の定期テストや高校入試で頻出の「鎌倉時代」を、これ一つで完全攻略!この記事では、教科書・入試問題をもとにした厳選一問一答48問と、記述問題5問を収録しています。
承久の乱・元寇・新仏教など、得点源になる重要ポイントを分かりやすく整理。初心者から高得点を狙う中学生まで、短時間で効率よく復習できる内容です。
語句暗記・記述対策・年表整理まで、鎌倉時代のテスト対策はこれで完璧!
※Z会について下記記事でくわしく紹介しています。
【中学生向け】Z会タブレットコースの進め方:成績上位を取って難関校に合格する方法を解説
はじめに:なぜ「鎌倉時代」は中学生定期テスト・入試対策で頻出なのか
中学歴史の中でも「鎌倉時代」は、政治のしくみが大きく変わった時代として非常に重要です。
それまでの貴族中心の政治から、武士による初めての政権(鎌倉幕府)が誕生し、日本の政治の流れが大きく転換しました。
この時代を理解することは、単に年号や出来事を覚えるだけでなく、「日本の政治のしくみがどう発展してきたか」を考えるうえで欠かせません。
そのため、定期テストや高校入試では、「鎌倉幕府の仕組み」「御恩と奉公」「承久の乱」「元寇」といったテーマが毎年のように出題されています。
また、鎌倉時代を正しく理解すると、次に学ぶ「南北朝」「室町時代」などへの流れもスムーズに理解できます。
文部科学省の学習指導要領でも、「時代区分」や「次の時代へのつながり方」は重視されています。
時代の区分やその移り変わりに気付かせ,歴史を学ぶ意欲を高める
文部科学省 学習指導要領「生きる力」 第2章 社会より
つまり鎌倉時代は、中学歴史の「分岐点」であり、テストでも入試でも得点のカギになる単元なのです。
鎌倉時代が出題される理由(定期テスト・高校受験)
鎌倉時代が中学生の定期テストや入試で頻出するのには、次のような理由があります。
- 政治のしくみの変化が明確に学べるため
鎌倉時代では、将軍・執権・守護・地頭など、今までにない政治の仕組みが登場します。
このため、「誰がどんな役割をもっていたのか」を理解できるかどうかが問われます。 - 重要な事件や人物が多く、記述問題にも出やすい
源頼朝、北条政子、北条泰時、後鳥羽上皇など、人物名を問う問題が多く出ます。
また、「承久の乱」「元寇」などは原因と結果を説明させる記述問題としても頻出です。 - 高校入試で「政治のしくみ・文化の特色」を総合的に問う問題が増えているため
高校入試では、単なる暗記だけでなく、「鎌倉文化の特徴を平安文化と比べて説明せよ」などの思考力問題が出題されます。
そのため、鎌倉時代の理解度が高い生徒ほど、応用問題にも強くなります。
この記事の使い方と活用法
この記事では、「暗記」と「理解」を両立できる構成にしています。
単に問題を解くだけでなく、背景やポイントを合わせて学ぶことで、知識が定着しやすくなります。
以下の3つのパートを使い分けて学ぶのがおすすめです。
一問一答パートの練習の仕方
一問一答は、基礎知識を固めるための最初のステップです。
効果的に活用するポイントは次のとおりです。
- ① まずはテンポよく音読する
声に出して問題と答えをテンポよく読むことで、記憶が長く残りやすくなります。
特に「将軍の名前」「出来事の年号」「事件の結果」などはリズムで覚えるのがコツです。 - ② 間違えた問題にマークをつける
1回で全部覚えようとせず、「間違えた問題」に★をつけ、2回目・3回目で重点的に復習しましょう。 - ③ 時間を区切って反復練習
「10分で20問」「寝る前に10問だけ」など、短時間×高頻度で学ぶ方が効果的です。
このパートをマスターすることで、定期テストの50~60%の点数を確実に取れる基礎力がつきます。
記述問題パートを活用するコツ
記述問題は「わかっているけど書けない」生徒が多い分、差がつく分野です。
次のポイントを意識して練習しましょう。
- 「原因→結果→意義」の3段構成で書く
例:「承久の乱は、上皇が幕府を倒そうとしたが失敗し、幕府の力が強まった出来事である。」
→ 1文で完結し、流れが分かるようにします。 - 模範解答の「型」をまねる
「~が行われ、~が変化した」「~することで、~となった」などの型を覚えておくと、
どんな問題でも対応しやすくなります。 - 1問ずつノートに書いて覚える
実際に手を動かすことで、書く力・語句の配置感覚が身につきます。
1日3問ずつ練習すれば、1週間で20~30問こなせます。
別途復習用年表・語句チェックリスト活用法
このサイトでは、記事内に「年表+語句チェックリスト」も用意しています。
以下のように活用することで、テスト前の総まとめがスムーズになります。
- ① 年表で出来事の順番を整理
→ 「源平合戦 → 鎌倉幕府成立 → 承久の乱 → 元寇 → 滅亡」など、流れで覚えることで応用問題に強くなります。 - ② 語句リストを使って穴埋め練習
「将軍」「執権」「守護」「地頭」「御恩と奉公」など、
語句だけをピックアップした穴埋め形式で最終チェック。 - ③ スマホ学習にも活用
通学中やすき間時間に、年表や語句リストをスマホで見返すことで、復習効率を高めましょう。
この3ステップで学ぶことで、暗記+理解+アウトプット力をバランスよく伸ばすことができます。
まとめ
鎌倉時代は、政治・文化・人物など覚える要素が多いですが、この記事を使えば
- 一問一答で基礎を固め、
- 記述問題で応用力をつけ、
- 年表と語句チェックで最終確認できる
という「テストで点が取れる流れ」を作ることができます。
鎌倉幕府の仕組み
鎌倉幕府は1185年に源頼朝が開きました。幕府(源頼朝)に味方をする鎌倉の御家人を中心に役職を割り当てていきました。その仕組みを簡単に解説します。
※なお、帝国書院の教科書『中学生の歴史』を参考にしています。
封建制度:御恩と奉公
幕府(将軍)と御家人は「御恩と奉公」と呼ばれる「封建制度」で結ばれていました。
こうした制度のもと、有力御家人は幕府運営のために設置された機関で役職を与えられていました。
執権(しっけん)
執権は将軍の補佐役で、幕府の実質的な政治運営を担いました。特に北条氏がこの地位を独占し、幕府の権力を掌握しました。
※関連記事:鎌倉幕府の執権:17人の執権北条氏の業績や出来事をまとめて紹介(元寇、承久の乱など)
六波羅探題(ろくはらたんだい)
1221年の承久の乱の後に朝廷の監視と西国の治安維持を目的に設置された役職です。京都に置かれ、反乱や不穏な動きを監視しました。
九州探題(きゅうしゅうたんだい)
九州地方の統治と防衛を任され、鎮西(九州)の武士や荘園を管理しました。
侍所(さむらいどころ)
幕府内の警察や軍事を担当し、御家人(ごけにん)と呼ばれる家臣団を管理。侍所の長官は侍所別当(さむらいどころべっとう)と呼ばれました。
政所(まんどころ)
幕府の行政機関であり、財務や地方の統治などの業務を担当。長官は政所別当(まんどころべっとう)です。
問注所(もんちゅうじょ)
幕府の裁判所として、訴訟や領地に関する紛争の処理を行いました。特に領地に関する紛争の処理を行いました。
評定衆:(ひょうじょうしゅう)
3代執権・北条泰時が創設した鎌倉幕府の主要な政務を合議制で決定する機関です。重要な決定や裁判の際に集まり、意見を交わしました。
執権の独裁に対する御家人からの不満を解消するために設置され、幕府の中での重要な政策や法的な問題を審議する役割を果たしました。
引付(ひきつけ)
領地の訴訟が多くなったため、裁判の迅速化を目的として設置された機関です。特に土地紛争や訴訟の際に公正な判決を下す役割がありました。
幕府の中で、民事や刑事の問題を迅速かつ公平に扱うための機関でした。
守護(しゅご)
鎌倉幕府が全国に配置した武士の監督官で、治安維持や犯罪の取り締まり、反乱の抑制を担当しました。主に大きな戦乱時に出陣して地域の秩序を守る役割を果たしました。
地頭(じとう)
領地ごとに配置された武士で、農民から年貢を徴収したり、土地の管理や治安維持を行いました。地頭は自らの領地を守るため、武力を用いることもあり、農民や他の地頭との間で紛争も発生しました。
役職一覧
| 中央 | 将軍 | 幕府のトップ |
| 執権 | 御家人のトップで政治の実質的中心 | |
| 政所 | 政治全般を扱う | |
| 侍所 | 御家人の統率・軍事を扱う | |
| 問注所 | 裁判を扱う | |
| 地方 | 守護 | 国ごとに置かれ、軍事・警察を扱う |
| 地頭 | 荘園ごとに置かれ、税の取り立てを行う | |
| 六波羅探題 | 京都に置かれ、京都の治安維持と朝廷と西国の監視を行う |
※なお、以下の記事で「鎌倉幕府の仕組み」を詳しく解説しています。
【中学生向け】鎌倉幕府の仕組み 完全ガイド ― 御恩と奉公、侍所・政所・問注所の違いなどテスト対策
元寇とは
元寇(げんこう)は、鎌倉時代に元帝国が日本に2度にわたって侵攻した戦いです。日本に大きな衝撃と影響を残していった戦いでした。
1274年文永の役と1281年弘安の役
1回目は1274年の「文永の役」、2回目は1281年の「弘安の役」で、いずれも元軍が海を越えて九州に攻めてきました。
元の大軍が襲来した際、御家人たちは苦戦しました。元軍の集団戦法と「てつはう」などの火器に手こずりました。
2度目の弘安の役では暴風(「神風」)が元軍を壊滅させ、元寇は失敗に終わりました。
元寇の影響
元寇後、鎌倉幕府は防備を強化し、九州の守りを固めました。しかし戦費が増加したため、幕府や御家人の財政が悪化。永仁の徳政令を発布して御家人の借金を帳消ししましたが、事態は良くならず、混乱につながりました。
中1歴史:鎌倉時代の一問一答問題
それでは、鎌倉幕府の仕組みや元寇の概要を把握できたところで、一問一答問題を解いて知識を定着させていきましょう。
「テストで正解したい基本問題」と「テストで差がつく問題」に分けています。
テストで正解したい基本問題
(1)平氏を滅ぼして鎌倉幕府を開いたのは誰か。
(2)源頼朝は奥州藤原氏も滅ぼしたが、奥州藤原氏はどこを本拠地にしていたか。
(3)源頼朝が①地方の国ごとに置いた役職、②荘園や公領ごとに置いた役職は何か。
(4)鎌倉時代の幕府と御家人は、幕府が御家人の先祖伝来の土地を守り、その代わりに御家人が幕府のために働くという関係性だった。こうした主従制度を何というか。
(5)鎌倉時代の封建制度で、①幕府が御家人の先祖伝来の土地を守ること、②その代わりに御家人が幕府のために働くことを何というか。
(6)鎌倉幕府を実質的に動かしたのは北条氏だった。北条氏は何という役職に就いたか。
(7)1221年、幕府から実権を取り戻そうと後鳥羽上皇が挙兵した。この戦乱を何というか。
(8)承久の乱の後、京都を監視するために幕府がおいた役所は何か。
(9)執権・北条泰時は土地に関する裁判の基準を定めた。その法令を何というか。
(10)鎌倉幕府の武士は一族のかしらを中心団結していた。武士の一族のかしらを何というか。
(11)鎌倉時代は農業が盛んになり、1年の間に同じ田で2回農産物を栽培する農業方式もとられた。この農業方式を何というか。
(12)チンギス・ハンがモンゴルを統一してつくった国は何か。
(13)13世紀、日本に2度にわたって攻めてきた国はどこか。
(14)元が二度にわたって日本に攻めてきたことを何というか。
(15)元寇のときの執権は誰か。
(16)借金に苦しむ御家人を救済するために幕府が出した法令は何か。
(17)後醍醐天皇に味方して鎌倉幕府を滅ぼした有力御家人は誰か。
(18)鎌倉幕府をほろぼした後に後醍醐天皇が行った、天皇や貴族中心の政治を何というか。
(19)鎌倉時代に生まれた新仏教で、法然が開祖の仏教は何か。
(20)法然の弟子で、親鸞が開いた仏教は何か。
(21)踊念仏の時宗を開いたのは誰か。
(22)題目を唱えれば救われるとした日蓮宗を開いたのは誰か。
(23)座禅によって悟りをひらこうとした宗派を何というか。
(24)栄西が開いた宗教は何か。
(25)道元が開いた宗教は何か。
(26)東大寺南大門の金剛力士像をつくった2人を答えなさい。
解答
(1)源頼朝
(2)平泉
(3)①守護、②地頭
(4)封建制度
(5)①御恩、②奉公
(6)執権
(7)承久の乱
(8)六波羅探題
(9)御成敗式目(貞永式目)
(10)惣領
(11)二毛作
(12)モンゴル帝国
(13)元
(14)元寇
(15)北条時宗
(16)永仁の徳政令
(17)足利尊氏
(18)建武の新政
(19)浄土宗
(20)浄土真宗
(21)一遍
(22)日蓮
(23)禅宗
(24)臨済宗
(25)曹洞宗
(26)運慶・快慶
テストで差がつく応用問題
(1)平氏が滅んだのは何の戦いか。
(2)壇ノ浦の戦いで平氏を滅ぼしたのは誰か。
(3)鎌倉時代の二毛作でつくられたのは、米と何か。
(4)鎌倉幕府の役所で、武家の統率をつかさどったのはどこか。
(5)鎌倉幕府の役所で、一般政務をつかさどったのはどこか。
(6)鎌倉幕府の役所で、裁判をつかさどったのはどこか。
(4)元寇のうち、①1回目の1274年の役、②2回目の1281年の役を何というか。
(5)モンゴル帝国の国号を元と定めた皇帝は誰か。
(6)永仁の徳政令は御家人の救済に(効果があった/あまり効果がなかった)。当てはまる語を選びなさい。
(7)足利尊氏らとともに鎌倉幕府と戦った河内の豪族は誰か。
(8)藤原定家らが編さんした和歌集を何というか。
(9)琵琶法師が語り継いだ平氏の物語は何か。
(10)鴨長明が著した随筆記を何というか。
(11)兼好法師が著した随筆記を何というか。
(12)①運慶・快慶らが作成した彫刻を何というか。また、②その彫刻はどこに置かれているか。
(13)浄土宗の開祖は誰か。
(14)浄土真宗の開祖は誰か。
(15)一遍が開いた宗教は何か。
(16)日蓮が開いた宗教は何か。
(17)臨済宗の開祖は誰か。
(18)曹洞宗の開祖は誰か。
(19)寺社の門前などで定期的に開かれた市を何というか。
(20)鎌倉時代後期に、近畿地方を中心に年貢を武力で奪い取る武士は何と呼ばれたか。
(21)鎌倉幕府が滅ぼされたのは何年か。
(22)鎌倉時代の御家人は土地を相続するときに、兄弟でわけあう方式だった。この相続方式を何というか。
解答
(1)壇ノ浦の戦い
(2)源義経
(3)麦
(4)侍所
(5)政所
(6)問注所
(4)①文永の役、②弘安の役
(5)フビライ・ハン
(6)あまり効果がなかった
(7)楠木正成
(8)新古今和歌集
(9)平家物語
(10)方丈記
(11)徒然草
(12)①東大寺南大門金剛力士像、②東大寺南大門
(13)法然
(14)親鸞
(15)時宗
(16)日蓮宗
(17)栄西
(18)道元
(19)定期市
(20)悪党
(21)1333年
(22)分割相続
鎌倉時代の記述問題
テストには記述問題もよく出てきます。以下の問題にもチャレンジしてみましょう。
(1)御恩と奉公とはどのような仕組みか説明してください。
(2)守護の役割を説明してください。
(3)地頭の役割を説明してください。
(4)御成敗式目は何のために制定されましたか。
(5)永仁の徳政令は何のために出されましたか。また、その効果はありましたか。
解答
(1)御恩とは将軍が御家人(武士)に土地を保証し、功績に応じて新たな土地を与えること。奉公とは御家人がその代わりに軍事や警備で将軍に仕えること。
(2)各国の治安維持や御家人の監視を担い、反乱の鎮圧や裁判などを担当した。
(3)各地の荘園や公領で年貢の取り立てや土地の管理を行った。
(4)裁判の基準を定めて武士社会の秩序を保つため。
(5)(目的)御家人の借金を帳消しするため。(効果)あまりなかった。
鎌倉時代のテストによく出る人物の解説
鎌倉時代には源氏や北条氏などたくさん登場します。誰が何をしたのか、テストに向けて何を覚えておけば良いのかをまとめました。
源頼朝(みなもとのよりとも)
何をしたか: 鎌倉幕府を開いた初代将軍。平氏をたおした。
暗記ポイント: 鎌倉幕府の初代将軍、守護と地頭の任命権を朝廷から与えられた。
北条政子(ほうじょうまさこ)
何をしたか: 源頼朝の妻で、幕府内で重要な政治的役割を果たした。
暗記ポイント: 承久の乱で御家人を説得して鎌倉幕府の味方をさせた。
北条義時(ほうじょう よしとき)
何をしたか: 執権として鎌倉幕府の実権を握り、承久の乱で後鳥羽上皇を打ち破り、幕府の権力を強化した。
暗記ポイント: 承久の乱勝利、六波羅探題設置。
北条泰時(ほうじょうやすとき)
何をしたか: 幕府の第3代執権として御成敗式目を制定。また、評定衆を設置して北条氏に対する御家人の不満を解消して合議制で幕府を運営した。
暗記ポイント: 御成敗式目の制定、評定衆の設置
北条時宗(ほうじょう ときむね)
何をしたか: 鎌倉幕府の8代執権で、元寇を乗り切った。
暗記ポイント: 元寇のときの執権
後鳥羽上皇(ごとばじょうこう)
何をしたか: 幕府に対抗し、承久の乱を起こしたが敗北。隠岐に配流された。
暗記ポイント: 承久の乱
竹崎季長(たけざき すえなが)
何をしたか: 元寇で奮戦し、後に自身の功績を絵巻として残した。
暗記ポイント: 蒙古襲来絵詞(教科書などの資料に載っている「元軍と戦っている武士」)
定期テスト直前!暗記チェック&学習法まとめ
鎌倉時代の範囲は、用語の暗記だけでなく、出来事の順序や人物の関係性を問う記述問題も多く出題されます。
ここでは、テスト直前の「最終確認」にぴったりの語句チェック・復習法・当日のテクニックを紹介します。
語句チェックリスト(穴埋め形式)
鎌倉時代の重要語句を「穴埋め形式」で整理しておくと、短時間で記憶の定着を確認できます。
例題形式(覚えやすい出題順)
- 1185年、源頼朝が( )と( )を任命する権利を得た。
- 1192年、源頼朝が( )に任命され、鎌倉幕府が成立。
- 1221年の( )の乱では、後鳥羽上皇が敗れた。
- 外国の侵入(元寇)に備えて、幕府は( )を築いた。
- 鎌倉時代の代表的な武士の文化を( )文化という。
→ ヒントや語句一覧表をページ下部に掲載し、「答え合わせで理解を深める」構成にするとSEO評価・滞在時間UP。
短時間で効果が出る復習法(15分×2回、音声化、フラッシュカード)
15分×2回学習法
- 1回目(朝): 一問一答を声に出して読む(5分)+語句暗記(10分)
- 2回目(夜): 朝の復習+間違えた問題だけ再チェック
→ 記憶定着率が約2倍に。睡眠前の復習が特に効果的。
音声化学習(耳から覚える)
- スマホの録音機能で自分の声を使って「問題→答え」を録音。
- 通学時間や風呂上がりに再生するだけで受動的暗記が可能。
フラッシュカードアプリ活用
- QuizletやAnkiなどを使い、重要語句カードをスマホで反復。
- 自動で苦手問題を出してくれるAI学習が効率的。
→ SEO的には「Quizlet 鎌倉時代 中学生」「フラッシュカード 暗記法」などの関連キーワードを自然に盛り込むと効果的。
テスト当日の使える技(問題用紙の見方・図表問題のコツ)
問題用紙の見方
- まず大問のテーマ(政治・文化・出来事)を確認し、見覚えのある語句を先に書く。
- 時系列で整理された問題は「1185 → 1192 → 1221 → 1274 → 1281 → 1333」の流れを意識。
図表・年表問題のコツ
- 鎌倉幕府関係の図では、「将軍」「執権」「御家人」「守護・地頭」の関係を整理。
- 年表問題は出来事と人物をセットで覚える(例:承久の乱=後鳥羽上皇)。
- “グラフや図から答える”問題では、文中のキーワード(地名・年号・人物)を拾うのが正解率アップの鍵。
まとめ
定期テスト前は「詰め込み」よりも「確認・整理・定着」がカギです。
穴埋め+一問一答+音声・カード学習を組み合わせれば、1日30分でも得点力アップが可能です。
信頼できる教材と正しい学習法で、鎌倉時代のテスト満点を目指しましょう。
定期テストにおすすめの社会問題集
定期テスト対策としておすすめの社会の問題集を4冊紹介します。
目標の点数によって下記のように使い分けるのがおすすめです。
- 教科書内容の対策に特化したい(定期テスト平均前後まで)→『中学教科書ワーク 地理』
- 定期テストレベルまでの問題を解けるようにしたい(定期テスト70点くらいまで)→『ニューコース参考書 中学地理』
- 県内トップ高を狙っている→『中学 地理 ハイクラステスト』『最高水準問題集』
※関連記事:社会の定期テスト対策の仕方
『中学教科書ワーク 社会 地理』
学校の教科書に合わせて作成された問題集です。教科書のページ数も記載されているので、「テスト範囲表」をページを確認しながらテスト勉強ができます。
帝国書院はコチラ↓
東京書籍はコチラ↓
教育出版はコチラ↓
日文はコチラ↓
出版社:文理
『ニューコース参考書 中学地理』
前出の『教科書ワーク』と同程度くらい~やや難しいレベルまでを網羅した参考書と問題集です。教科書よりポイントを分かりやすくまとめてくれており、テスト勉強に使いやすいです。
出版社:Gakken
『中学 地理 ハイクラステスト』
定期テストレベルの問題~高校入試レベルまで幅広いレベルの問題が掲載されています。
社会は範囲によって得意・不得意が分かれますから、そのときの自分に合った難易度の問題を選択できます。
出版社:増進堂・受験研究社
『最高水準問題集 社会』
最後に紹介するのは、難関国公私立入試対策の定番である「最高水準問題集」です。
難問をメインに構成されており、学校のテストで80-90点を安定して取れている人が入試に向けてレベルアップをするのに最適です。
「最高水準問題集」と「最高水準問題集 特進」に分かれており、「特進」のほうが難問ぞろいです。
地理↓
地理 特進↓
歴史↓
歴史 特進↓
公民↓
高校入試対策用↓
出版社:文英堂
中学社会のテスト勉強におすすめの通信教育
1人で勉強していると、下記のようなことがあります。
- 思うように成績があがらない
- 解説を読んでもいまいち理解できない
- 1つ1つの解説は理解できるが、問題を解くときに知識をうまく使えない
こういうときにおすすめの通信教育を2つ紹介します。
月2,178円で受け放題のスタディサプリ
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まとめ:鎌倉時代攻略&次の時代へつなげよう
鎌倉時代は「武士政権の始まり」「守護・地頭などの制度」「元寇や承久の乱といった大事件」「新仏教の広がり」といった、政治・社会・文化の重要ポイントがぎゅっと詰まった単元です。
ここまで学んだ知識を「得点に直結する力」にするには、ただ覚えるだけでなく「整理→定着→応用」のサイクルを回すことが大切です。
下に示す実践的な3ステップで、テストで点が取れる力を仕上げましょう。
この記事を使い切るための3ステップ
ステップ1:基礎を固める(整理) — 1週間目
- この記事の「流れ・要点まとめ」を1回音読。年表を見ながら出来事の順序を声に出して確認。
- 一問一答パートを1日20〜30問、間違えた問題に★をつける。
目的:用語や年号、主要人物を確実にインプットする。
ステップ2:アウトプットで定着(定着) — 2週間目
- 記述問題パートの例題を1日2問、模範解答を見ずに書く→模範解答と比較して改善点をノートに記録。
- フラッシュカード(紙/アプリ)で★をつけた問題を繰り返す。
目的:知識を使える形(書く・説明する)にする。記述の「型」を習得。
ステップ3:総合チェック&模試形式(応用) — テスト直前3〜5日
- 年表を隠して順番を並べ直す、重要語句穴埋め(制限時間あり)、記述1問(制限時間あり)で模擬テスト。
- 間違いの多かった箇所だけを集中復習(15分×2回方式)。
目的:本番での時間配分と実戦感覚を養う。弱点を最終補強。
次の学習単元(南北朝・室町)へのつながりと準備
鎌倉時代を理解すると、次の南北朝・室町時代の学習がぐっと簡単になります。つなげて学ぶポイントは以下です。
- 政治の連続性を見る:鎌倉幕府での「御家人の力」「守護・地頭」の仕組みが、その後の南北朝や室町の権力構造(守護の力、守護大名など)につながります。
→ 準備:鎌倉で学んだ「守護・地頭」「御恩と奉公」をノートで1ページにまとめ、対応する室町のキーワード(守護大名・戦国時代への伏線)を横に書く。 - 軍事と社会の変化を比較する:元寇での国防の問題、徳政令などの社会問題は、後の内乱や地方分権の背景を理解する材料になります。
→ 準備:元寇〜徳政令の流れを短い要約文(3〜4文)にしておき、南北朝の争いとの因果関係をメモ。 - 文化・仏教の流れをつなぐ:鎌倉で広まった新仏教(浄土・禅・日蓮など)は、その後の民衆宗教の基礎になります。
→ 準備:各宗派の簡単な「特徴」→「社会に与えた影響」を表にする。
これらを意識しておくと、次単元で出る「なぜこうなったのか」を説明する問題に強くなります。
※なお、室町時代の一問一答は以下のサイトに載せています。
中学歴史|室町時代の一問一答・記述問題まとめ【テスト頻出ポイント完全攻略】
よくある質問(FAQ)
「一問一答だけで十分?」
答え:いいえ。一問一答は基礎固めに必須ですが、それだけでは点数に差が出る記述問題や思考問題に弱くなります。
- 一問一答は「知識の幅」を作るために有効。まずは満点に近づけること。
- その次に「記述問題の型」を学び、実際に書く練習をすること(原因→結果→意義の3段構成など)。
- テストで確実に高得点をねらうなら、両方の練習が必要です。
「記述問題が苦手なときどうする?」
答え:型を覚えて、短くても論理的に書く練習を繰り返すこと。
- まずは「3文で説明」練習:①何が起きたか、②なぜ起きたか、③結果(意義)は何か。
- 模範解答を「語句」「接続詞」「年代」をチェックするチェックリスト化して丸写し→自分の言葉で要点だけ復唱する。
- 教師や友達に書いた答案を見てもらい、赤ペンで直してもらうのも効果的。短時間で改善点が分かります。
「年表を覚えるコツは?」
答え:流れ(ストーリー)化+視覚化+繰り返しがコツ。
- 「重要出来事」を5〜8個に絞り、その因果関係を1行の物語にする(例:源氏が平氏を倒し→鎌倉幕府成立→承久の乱で幕府が優位に→元寇で国防を問われる→幕府衰退)。
- 年表は自分で手書きで作る。色を使って(政変=赤、戦争=黒、文化=緑)視覚的に結びつけると記憶しやすい。
- 隙間時間に年表を見る(スマホ画像化して待ち時間にチェック)で定着。
「スマホで勉強したいけどどう使えば?」
答え:短時間反復+アウトプット中心で使うのがおすすめ。
- アプリ:QuizletやAnkiでフラッシュカードを作って反復学習。苦手カードだけ自動で出る設定にする。
- 音声学習:自分で問題→答えを録音して通学中に聴く。読むより「耳で覚える」ことができる。
- メモ・ノート:年表や模範解答の要点はスマホのメモに入れておき、1日1回見返す。
- 注意点:スマホは誘惑も多いので、勉強用モードや集中アプリ(タイマー)を活用して学習時間を区切る。
最後に一言
鎌倉時代は「覚えるべきこと」が多い単元ですが、順序と因果を押さえれば必ず得点源になります。この記事の3ステップを回しつつ、一問一答→記述→年表確認を習慣化すれば、テスト本番で落ち着いて書ける力がつきます。

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