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首都圏中学受験塾の比較(SAPIX、四谷、日能研、早稲アカ):塾に通うおすすめの時期とは?

塾で熱心に授業を受ける小学生 中学受験ー塾
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2024年度の首都圏中学入試はほぼ昨年並みで、私立受験率は15%と高水準を維持していました。

私立中高一貫校の堅調な人気ぶりがみられました。

競争の激しい中学入試では、塾選びも大きなポイントになります。この記事では、首都圏の大手中学入試専門塾を一覧にして比較しやすくしました。これから塾探しをする人も、現在塾に通っていて転塾を検討中の方もぜひ参考にしてください。

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Z会中学受験コースだけで難関中学に合格する方法

大手中学受験専門塾の比較(首都圏)

<比較ポイント>

費用・教材難易度・宿題量・合格実績

※詳細は各社のHPをご覧ください。時期によってキャンペーンや入塾テストの情報もあります。

SAPIX

SAPIXのHPより(2024/3/14)

費用

入塾費33,000円
小学1年生20,900円
小学2年生22,000円
小学3年生24,200円
小学4年生41,800円
小学5年生52,800円
小学6年生59,950円

教材難易度

最難関(★★★★★)

宿題量

多い(★★★★☆)

合格実績

男子御三家開成中262名
男子御三家麻布中182名
男子御三家武蔵中59名
女子御三家桜蔭中189名
女子御三家女子学院中131名
女子御三家雙葉中45名
難関国立筑波大学附属駒場中98名
中堅校巣鴨中250名
中堅校芝浦工業大学柏中96名
中堅校芝中162名
SAPIXホームページ「合格実績」(2024/3/14)より

四谷大塚

四谷大塚HPより(2024/3/14)

費用

入塾費22,000円
小学4年生2科:33,000円 4科:36,300円
小学5年生2科:38,500円 4科:45,100円
小学6年生【~7月】
2科:48,950円 4科:57,750円
【9月~】
2科:62,150円 4科:79,750

教材難易度

標準(★★★☆☆)

宿題量

標準(★★★☆☆)

合格実績

男子御三家開成中123名
男子御三家麻布中68名
男子御三家武蔵中53名
女子御三家桜蔭中57名
女子御三家女子学院中65名
女子御三家雙葉中33名
難関国立筑波大学附属駒場中39名
中堅校巣鴨中135名
中堅校芝中83名
四谷大塚ホームページ「合格実績」(2024/3/14)より

日能研

日能研HPより(2024/3/14)

費用

入塾費22,000円
小学3年生2科:10,450円
小学4年生2科:15,675円 4科:20,900円
小学5年生2科:19,228円 4科:26,334円
小学6年生【基礎コース】
2科:22,770円 4科:32,076円
【応用コース】
4科:42,768円

教材難易度

やや易(★★☆☆☆)

宿題量

やや少ない(★★☆☆☆)

合格実績

男子御三家開成中38名
男子御三家麻布中59名
男子御三家武蔵中21名
女子御三家桜蔭中21名
女子御三家女子学院中54名
女子御三家雙葉中30名
難関国立筑波大学附属駒場中8名
中堅校巣鴨中70名
中堅校芝中63名
日能研HP「合格実績」(2024/3/14)より

早稲田アカデミー

早稲田アカデミーHPより(2024/3/14)

費用

入塾費22,000円
小学1年生15,300円
小学2年生15,300円
小学3年生23,000円
小学4年生27,600円
小学5年生44,440円
小学6年生44,980円

教材難易度

難関(★★★★☆)

宿題量

多い(★★★★☆)

合格実績

男子御三家開成中146名
男子御三家麻布中102名
男子御三家武蔵中76名
女子御三家桜蔭中69名
女子御三家女子学院中94名
女子御三家雙葉中58名
難関国立筑波大学附属駒場中53名
中堅校巣鴨中163名
中堅校芝浦工業大学柏中102名
中堅校芝中67名
早稲田アカデミーHP「合格実績」(2024/3/14)より

中学受験塾の選び方

せっかく塾に通い出しても実力が上がらないと意味がありません。

実力がつくかどうかは、子どもの性格・志望校が塾とマッチするかどうかが大切です。成績のあがる塾の選び方を解説します。

志望校と塾の得意な中学校を合わせる

塾にはそれぞれ得意な中学があります。

SAPIXは男子御三家や女子御三家といった首都圏の最難関中学の合格実績は、四谷大塚の2倍以上出しています。ところが、それらの最難関よりワンランク入りやすい難関中学では、逆に四谷大塚がSAPIXの2倍以上の合格者を出しているケースもみられます。

合格者数が多いというのは、その塾が得意にしていることを表しています。SAPIXは最難関中学に強く、四谷大塚はやや取り組みやすい難関中学に強いのです。

これはあくまで一例ですが、難関中学に行きたいのに難関中学にあまり強くない塾に通っているとしたら、授業が進めば進むほどカリキュラムが本人に合わなくなってきます。

むずかしすぎる、簡単すぎるといったミスマッチが発生します。

必要ではない、適切ではない内容の勉強をすると、学力は伸びづらくなります。

志望校に合格するために受験勉強をするわけですから、その志望校に強い塾を選べば「本当に必要な勉強」だけで済みます。

教材の難易度を確認する

志望校と同様に、教材の難易度も塾選びで大切です。

というのも、塾でつかう教材はその塾が得意にしている中学の難易度に合わせているからです。

難易度の高い中学が得意な塾なら、難易度の高い問題を多く掲載している教材をつかいます。
逆に、標準的な難易度の中学に強い塾の教材には、むずかしい問題はそこまで掲載していません。

たとえばSAPIXは最難関中学への合格を目指すため、教材の難易度は非常に高いです。逆に日能研の教材は比較的易しく、授業スピードも中学受験塾のなかでゆるやかです。

塾の説明会では教材を見せてもらい、

・その教材の問題を子どもが解けるようになりそうか
・簡単すぎないか

をチェックするようにしましょう。

子どもの性格と塾の求める学習習慣を合わせる

3つ目は、「子どもの性格と塾の性格」です。

子どもにとって適切な学習習慣のペースと、塾が考える適切な学習習慣のペースが合わせるようにしましょう。

このミスマッチが1番発生しやすく、ミスマッチかどうかを判断するのに時間がかかります。

たとえば飲食店では、「おひとり様が落ち着ける」「ファミリーが安心して利用できる」のように、会社によって特徴がことなります。塾も同じで、会社によって下記のように指導方針がちがいます。

  • 安定して高い正答率で志望校合格を目指して、反復練習の量を多くしている
  • 応用力の育成を目指して、応用問題に時間をかけている
  • 自ら考える力を伸ばすため、授業や宿題を少なくしている

成績を上げるためにはどの指導方針が良い・良くないというのはありません。どの指導方針であれ、その塾ではその指導方針で合格実績をだしているのです。

その方針がお子様に合っているかどうかが1番大切です。

子どもによって特徴はバラバラです。一般的には下記のような組み合わせだと成績が上がりやすいです。

   (子どもの性格)                (合う指導方針)

作業スピードが高い子          ⇒      反復練習を多くする方針
いつもマイペースに過ごしたい子     ⇒     子どもの自主性を大事にする方針
やる気がその日その日で変わりやすい子  ⇒   楽しく勉強しながら基礎を大切にする方針

これらはあくまで一般論です。お子様の様子を3か月程度みてから判断するようにしましょう。

合っているかどうかの判断基準は「子どもが勉強に前向きになっているかどうか」です。中学受験の問題は難易度が高いため、興味を持って取り組まないとなかなか成績が上がりません。

体験授業を受けつつ、その校舎の責任者の方とも面談しておきましょう。責任者の考え方によって子どもへのアプローチの仕方も変わります。

中学受験対策で塾に通いはじめるおすすめ時期

塾は基本的にいつからでも通うことができます。個別指導塾の場合なら生徒のスタートラインから授業内容を組み立てるので、いつ入塾しても問題ありません。

集団指導塾の場合も月初や月途中からの入塾が可能なところは多いですが、特におすすめの時期を3つ紹介します。

新学年の授業スタートの2月~3月

まず1つ目は「2-3月」です。中学受験生なら2月、それ以外なら3月がおすすめです。

集団指導塾ではふつう、1年ごとにカリキュラムが組み立てられています。

3年生は1年間で〇〇を身につけて、4年生では1年間かけて△△を勉強する。

やはり新たなカリキュラムがスタートする時期から入ると、スムーズに授業に慣れられます。

夏期講習がはじまる7月

2つ目のおすすめ時期は、夏期講習がはじまる「7月」です。

年度途中からの入塾だと、授業が一部終わっています。「周りの生徒は習っているのに自分は知らない内容」があります。

夏期講習は1学期の復習からはじまりますから、習っていない内容もこのタイミングで復習できます。

冬期講習がはじまる12月

3つ目のおすすめ時期は、冬期講習がはじまる「12月」です。

同じく年度途中からの入塾ですから、知らない内容がたくさんあります。

冬期講習を受けて2学期の復習をしっかりしてから3学期のカリキュラムに移ることができます。

7月からの入塾に比べれば、復習をする時間が十分取りづらいかもしれません。塾の自習室をつかったり、家庭学習で復習の時間を持つようにしましょう。

志望校の難易度・家庭学習の習熟度で選ぶ

中学受験塾に通いはじめるタイミングは、志望校の難易度や家庭学習での習熟度によっても変わります。

※関連記事:中学受験の勉強はいつから?塾通い前に親が自宅でできる準備を紹介!

難関校志望なら3年生の2月(4年生になる直前)

下記の中学校を志望されている方は3年生の2月(4年生になる直前)には塾に通うのがおすすめです。

4年生のカリキュラムから中学受験対応に入っていきますから、そのスタートから受験対策を本格的に始めるほうがいいです。

志望校例

開成中学校、麻布中学校、武蔵中学校、桜蔭中学校、女子学院中学校、雙葉中学校、筑波大学附属駒場中学校、駒場東邦中学校、筑波大学附属中学校、早稲田大学高等学院中学部、渋谷教育学園幕張中学校、慶応義塾中等部、豊島岡女子学園中学校など。

難関校にこだわらないなら4年生の2月(5年生になる直前)

下記の中学校を志望されている方は4年生の2月(5年生になる直前)までには塾に通うのがおすすめです。

5年生のカリキュラムから入試レベルの演習に入っていきますから、それまでには入塾されているほうがいいです。

志望校例

横浜創英中学校、千代田国際中学校、芝浦工業大学柏中学校、芝中学校、巣鴨中学校、明治大学付属明治中学校、本郷中学校、明治大学付属明治中学校、茨城県立土浦第一高等学校附属中学校、鎌倉学園中学校、神奈川県立相模原中等教育学校、千葉県立東葛飾中学校、東京学芸大学附属世田谷中学校、東京都立桜修館中等教育学校、三田国際学園中学校、横浜共立学園中学校、横浜市立南高等学校附属中学校

家庭学習で基礎学力が身についているなら5年生の2月からでも

家庭学習がしっかりできている、入試対応の問題集で学年相当の算数・国語が解けるという子なら、5年生の2月(6年生になる直前)からでも十分に間に合います。

6年生では入試問題を集めた演習プリントや、受験生が間違いやすい問題を中心に塾で対策します。

塾に通いはじめる前に算数の先取り学習をしておこう

中学受験対策には算数の先取りが欠かせません。

ですが、まだ学校で習っていないので塾に通いはじめていきなり問題を解くと戸惑ってしまって「勉強に苦手意識」を持ってしまう子もいます。

算数の先取りをするのに便利な学習道具としてRISU算数という、「算数に特化したタブレット型の通信教育サービス」があります。

ゲームのようにステージをクリアすればするほど算数の問題を解けるようにしていくシステムです。

小学校の勉強先取りはもちろん中学受験の問題もたくさんあり、RISUの会員で四谷大塚の全国小学生学力テストやSAPIXの模試で全国1位を取っている子も出ています。

費用のシステムが分かりにくいので、その解説も含めて下記の記事で紹介しています。

RISU算数の特長・活用法(小学生向け)と費用を解説

下記バナーはRISUのPRです。クリックいただくとRISUのHPに移動できます。(ちなみに、RISUでリスと読みます)

中学受験での親の役割

塾に入れた後も、保護者は大忙しです。親の役割について説明します。

スケジュール管理と進捗管理

受験を成功させるには、家庭で「スケジュール管理」と「学習進捗管理」をするのがおすすめです。

学習内容・定着状況のチェックをしたり、タイミングよく復習したりするのは小学生にはまだむずかしいからです。

子どもに任せると算数ばかり勉強してしまったり、
国語の漢字の暗記ばかりしてしまったりする場合もあります。

小学生にはまだできない部分を補ってあげると、学力が上がりやすくなります。

※関連記事:【中学受験】勉強スケジュールの作成・管理方法を解説:親はどこまでサポートすればいい?

まとめ

首都圏の大手中学受験専門塾4社を比較しました。

それぞれ教材の難易度や宿題量、受験に強い中学が異なります。実際に入塾テストを受けたり体験授業を受けたりして、ご家庭の方針とお子様の性格にあう塾をお選びください。

もし現在お通いの塾で成績があがらない場合、
こちらの記事をご覧ください。

転塾の注意点や成績のあがる塾の選び方を紹介しています。

※関連記事:【中学受験】転塾はいつまで?成績があがる塾を選ぶおすすめのポイントを3つ紹介!

通塾以外の学習スタイルをこちらの記事で紹介しています。
【中学受験】塾なしは無理?家庭学習のみで志望校に合格できるおすすめの学習方法を紹介します
小学生におすすめの通信教育5社

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※Z会の中学受験コースのメリットや活用法を下記の記事で紹介しています。
Z会中学受験コースだけで難関中学に合格する方法

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