国語の長文読解は中学受験生にとって鬼門の1つです。
下記のような悩みを抱えている方、多いですよね。
- いつもほかの教科の足を引っ張っている
- 模試の偏差値が上がったり下がったりして安定しない
国語はほかの教科にくらべて、勉強した成果を実感しにくい教科です。
ですが配点も大きいうえに、中学入試に情報や意図を読み取る力を問う問題がふえてきています。
「国語は苦手だから算数と理科で点数をかせぐ」
というやり方が通用しにくくなってきています。
それだけに、国語を得意にしておくと中学入試やその後の大学入試でも非常に役立つ力になります。
そこで今回は、家庭学習で国語の実力を伸ばせるおすすめ問題集を紹介します。
漢字・語彙、長文読解、受験テクニック、作文と分野別にわけています。
※関連記事:【中学受験】低学年・高学年におすすめの国語辞典:子どもに合う辞書の選び方や辞書の引き方も解説!
この記事は下記の方向けです。
- 国語の読解を苦手にしている方
- 小学校低学年のうちから国語を得意にしておきたい方
※Z会の中学受験コースのメリットや活用法を下記の記事で紹介しています。
Z会中学受験コースだけで難関中学に合格する方法
中学受験国語のおすすめ問題集
漢字・語彙のドリル
中学入試国語で「漢字・語彙」は確実に点数を取れる、数少ない問題です。
おすすめの問題集を紹介します。毎日少しずつ勉強して着実に力をつけるようにしましょう。
『中学入試 でる順過去問』
中学入試の過去問から、出題頻度の高かった順(でる順)に漢字や語句を掲載しているドリルです。
中堅校志望者向けです。
中学入試 でる順過去問 漢字 合格への2610問 四訂版 (中学入試でる順)
中学入試 でる順過去問 ことわざ・語句・文法 合格への1204問 四訂版 (中学入試でる順)
著者:旺文社(編)
対象学年:小学校3-6年生
出版社:旺文社
説明:
近年の中学入試を徹底的に分析し、頻出度の高い問題を「でる順」に掲載しました。
旺文社より引用
1つの単元は基本的には「まとめのページ」→「スピードチェック」→「入試問題にチャレンジ!」の3ステップで構成されているので、無理なく着実に合格への力をつけることができます。
巻頭には国語の入試傾向とその対策がわかる分析記事が、巻末には入試直前に総確認ができる「直前チェック編」がついています。
『SAPI×漢 ー改訂版ー』
首都圏の中学入試でおなじみのSAPIXの漢字問題集です。
中学受験大手塾らしく、受験生が間違えやすい漢字が網羅されています。
SAPI×漢 ー改訂版ー: SAPIXの漢字学習字典 (サピックスメソッド)
著者:SAPIX小学部(編)
対象学年:小学校3-6年生
出版社:日本入試センター
説明:
★2020年度からの新学習指導要領に対応!新たに20字を加えた改訂版
Amazonより引用
小学校で習う漢字1026字を学年別に収録した、オールカラーの漢字学習字典。漢字のイメージが一目でつかめるイラストを見ながら、筆順・読み方・画数・用例などの基本学習を効率よく行える。中学受験を見据え、入試で出題されやすい漢字については注意すべきポイントをしっかり整理。また字の成り立ちなど、漢字学習が楽しくなるような知識も紹介している。
『中学受験国語の必須語彙ドリル 』
コピーして練習ドリルのように繰り返し使うことを想定してつくられています。問題集を開いて机に置き、参考書のように使うのにはあまり向いていません。
網羅性がかなり高く、志望校の難易度に合わせていずれか1冊仕上げれば十分なほど役立ちます。
ドリルA↓(語彙を基本からしっかり覚えたい人向け)
中学受験国語の必須語彙ドリル A(基礎レベル)
ドリルBC↓(難関中志望者向け)
中学受験国語の必須語彙ドリル B・C(標準・ハイレベル)
著者:井上秀和(著)
対象学年:小学校3-6年生
出版社:エール出版社
説明:
中学受験で必要な必須語彙を身につける。本書は基礎レベル(=中学受験初級)です。まずは重要語彙である本書を完全マスターしましょう!
Amazonより引用(レベルA)
長文読解の問題集
読解力をあげるには、できるだけ良い長文問題集を選びたいですよね。
下記の条件で選んでみてください。
- 最初は取り組みやすいもの(比較的うすめ、イラスト豊富など)
- 慣れてくれば、読解ルールの解説をしっかりしてくれているもの
この条件にあうオススメの長文問題集を10種類選びました。
『ハイレベ(ハイレベル)100 読解力』
1冊目は、『ハイレベ(ハイレベル)100 読解力』です。学年別につくられています。
使用目安は「その学年では国語の読解が得意なほう」の学力の子に合っています。物語の筋をしっかり追う力が養われます。国語の読解がかなり得意という子にはやや簡単です。
1年生用です↓
ハイレベ100小学1年読解力
2年生用です↓
ハイレベ100小学2年読解力
3年生用です↓
ハイレベ100小学3年国語
著者:しょうがく社 テスト事業部 企画/しょうがく社 幼児教室 編
対象学年:小学校1~3年生
出版社:奨学社
説明:
1回分が100点満点の問題を全100回収録。各単元の問題を、標準レベル→ハイレベ→最レベの3段階に分け、基本の問題から応用・発展問題までを、しっかり学習できるように編集。
学参ドットコムより引用
『最レベ 国語』
前述の『ハイレベ』だとちょっと簡単かな…?という子向けです。選択問題で消去法を使うなど、読解だけでなく解答テクニックも身につけられます。
1年生用です↓
最レベこくご問題集小学1年―段階別
2年生用です↓
最レベ国語問題集小学2年―段階別
3年生用です↓
最レベ国語問題集小学3年―段階別
対象学年:小学校1~3年生
出版社:奨学社
『小学3・4年 自由自在 国語』
2冊目は、『小学3・4年 自由自在 国語』です。中学受験で家庭学習の定番のシリーズです。
1冊3か月くらいで終わってしまうシリーズが多い中で、これはとにかく分量が多いです。半年以上かかります。1冊終わったころには大手中学受験塾の模試で偏差値が10ポイント以上伸びる子も多いです。
小学3・4年 自由自在 国語:小学生向け参考書/基礎から難関中学受験(入試)まで (受験研究社)
者:受験研究社 (著), 小学教育研究会 (編集)
対象学年:小学校3、4年生より
出版社:増進堂・受験研究社
説明:
〇知りたいことが何でもわかる
3・4年を中心に、中学受験の土台となる内容まで完全にカバー。詳しい解説であらゆる疑問に答えます。
〇マンガで学習内容を楽しく紹介!
導入部の「ここからスタート! 」では、マンガで単元の学習内容を楽しく紹介しています。
〇豊富な図や表
学習内容をわかりやすく整理した図や表を豊富に収録。オールカラーでわかりやすく、より深く理解できます。
〇記述力・思考力を伸ばす
これから必要とされる記述力・思考力を伸ばす練習問題を多数収録しています。
Amazonより引用
『国語がニガテな子のための読解力が身につく7つのコツ (中学受験 まんがで学ぶ!)』
3冊目は、『国語がニガテな子のための読解力が身につく7つのコツ』です。
国語が嫌い、問題集なんて手に取りたくない。そんな子には「とっつきやすいマンガ」がおすすめです。ポケモンカードのイラストを手掛ける「佐久間さのすけさん」が絵を担当されています。
漢字にはルビがふってあり、3年生くらいで十分読めます。
早めに読解の仕方を大まかに知っておいてから、本格的な問題集に移ると子どもが取り組みやすいですね。
説明文編はコチラ↓
国語がニガテな子のための読解力が身につく7つのコツ 説明文編 改訂版
物語文編はコチラ↓
国語がニガテな子のための読解力が身につく7つのコツ 物語文編
著者:長尾 誠夫(著)、佐久間 さのすけ(漫画)
著者の説明:
長尾 誠夫(ナガオ セイオ)。
愛媛県伊予市生まれ。
東京学芸大学卒後、都立高校の国語教諭となり、授業の傍ら小説を執筆。「源氏物語人殺し絵巻」第4回サントリーミステリー大賞読者賞を受賞し作家デビュー。
「早池峰山の異人」で第45回推理作家協会賞短編部門候補となる。日本推理作家協会会員。著書に「邪馬台国殺人考」(文藝春秋)、「黄泉国の皇子」(祥伝社)、「子規と漱石のプレイボール」(ぴあ)、「鬼譚〜闇のホムンクルス〜」(朝日メディアインターナショナル)などがある。
長尾 誠夫オフィシャルウェブサイトより引用
佐久間 さのすけ。
佐久間さのすけは、
「明るく」
「可愛く」
「元気がいい」
イラストが得意なイラストレーターです。
モノクロのカットイラストから背景付きのフルカラーイラストまで、
にこにこワクワクなイラストをお届けします。お気軽にご相談ください。
佐久間さのすけポートフォリオサイトより引用
対象学年:小学校3年生~
出版社:学研
説明:
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
7匹のスケモン(助っ人モンスター)が「場面分け」「きっかけ探し」など物語文の読解に必要な7つのコツを具体例を示しながら伝授。まんがを楽しく読みながら、すぐに使えて応用のきく読解力が身につく。巻末に練習問題4題を収録。読解入門に最適。
Amazonより引用
『合格する国語の授業』
4冊目は、『合格する国語の授業』です。
入試問題を使って文章の読み方を解説してくれるのはもちろん、文章によく出てくる語彙を取り上げ、それらの語彙の意味を丁寧に解説してくれています。
解答テクニックに偏りがちな中学受験の国語対策のなかで、異彩を放っている参考書です。国語嫌いの子に向いています。
物語文の入門編はコチラ↓
合格する国語の授業 物語文入門編 (中学受験 「だから、そうなのか! 」とガツンとわかる)
物語文の実践レベル編はコチラ↓
合格する国語の授業 物語文 得点アップよく出る感情語&パターン編 (中学受験「だから、そうなのか!」とガツンとわかる)
説明文の入門編はコチラ↓
合格する国語の授業 説明文・論説文入門編 (中学受験 「だから、そうなのか! 」とガツンとわかる)
説明文の実践レベル編はコチラ↓
合格する国語の授業 説明文・論説文 得点アップよく出るテーマ編 (中学受験「だから、そうなのか!」とガツンとわかる)
著者:松本亘正
著者の説明:
1982年福岡県生まれ。中学受験専門塾ジーニアス運営会社代表。ラ・サール中学高校を卒業後、大学在学中にジーニアスを開校。現在は東京・神奈川の8地区に校舎がある。開成、麻布、駒場東邦、女子学院、筑波大附属駒場など超難関校に合格者を毎年輩出。中学受験だけでなく、高校・大学受験時、就職試験時、社会人になっても活きる勉強の仕方や考える力の育成などに、多くの支持が集まっている。また、家庭教師のトライの映像授業「Try IT」の社会科を担当し、早くからオンライン指導に精通。塾でも動画配信、双方向Web授業を取り入れた指導を展開している。主な著書に、『合格する歴史の授業 上巻/下巻』『合格する地理の授業47都道府県編/日本の産業編』『合格する算数の授業 図形編/数の性質編』(実務教育出版)がある。
実務教育出版より引用
対象学年:小学生4~6年生
出版社: 実務教育出版
説明:
「説明文・論説文の指導を、もっとシンプルに」
本書の執筆を通じて意識したことです。
世の中にはたくさんの読解法がありますが、
やたら線を引いたり○をつけさせたり、多くのルールや鉄則があります。
しかも、本に書いてあることを実践したところで、
普段習っている塾の先生とはやり方が違うので、結局使いこなせないことばかり。
それでは時間の無駄です。本書は、説明文・論説文の入門編です。
誰にとっても、どのような指導を受けていたとしても、役に立つことに絞っています。
何より押さえておきたいのは、説明文・論説文の常識です。
限られた時間で、しかも難しい文章を読んで点数を取るために、
まず暗黙の了解となっている「常識」を知っておかなければなりません。筆者は何のために文章を書くのか
筆者はどうやって説得力を持たせるのかこの二つを意識して、注意すべきキーワードを逃さないようにすることで、
難しく見えていた文章の構造がわかってきます。
一読して文章の中身が頭に入ってくるような、教養のある人には必要ないことかもしれません。
でも、国語が得意でない人はまずここから始めることで、
読解の足がかりとしてほしいのです。
それに、説得力を持たせる手法を知っておくことで、
「何となく読む」が解消され、より確実に文章の構造を理解できるようになります。(「はじめに」より)
Amazonより引用
『中学受験 入塾テストで上位クラスに入る スタートダッシュ 国語』
5冊目は、『中学受験 入塾テストで上位クラスに入る スタートダッシュ 国語』です。
大手中学受験塾の入塾テストでよく出てくる問題(特に点を稼いでおきたい問題)を網羅しています。
中学受験の大家である西村先生の著書です。
中学受験 入塾テストで上位クラスに入るスタートダッシュ[国語]
算数編もあります↓
中学受験 入塾テストで上位クラスに入るスタートダッシュ[算数]
著者:西村則康
著者の説明:
40年以上、難関中学・高校受験指導一筋のカリスマ家庭教師。日本初の「塾ソムリエ」としても活躍中。暗記や作業だけの無味乾燥な受験学習では効果が上がらないという信念から、「なぜ」「だからどうなる」という思考の本質に最短で入り込む授業を実践している。また、受験を通じて親子の絆を強くするためのコミュニケーション術もアドバイス。これまで開成中、麻布中、武蔵中、桜蔭中、女子学院中、雙葉中、灘中、洛南高附属中、東大寺学園中などの最難関校に2500人以上を合格させてきた実績を持つ。テレビや教育雑誌、新聞でも積極的に情報発信を行っており、保護者の悩みに誠実に回答する姿勢から熱い支持を集めている。また、中学受験情報サイト『かしこい塾の使い方』は16万人のお母さんが参考にしている。
青春出版社より引用
対象学年:小学3~4年生
出版社:青春出版社
説明:
中学受験はスタートダッシュで9割決まる! 入塾テストで上位クラスに入ることができればその後の学習がスムーズに進み、目標の学校への合格可能性がグンと高くなります。本書では、「基本技術の学習で解くコツをつかむ」「漢字と言葉の知識を増やす」「模擬テストでテスト直前の総仕上げ」などの実践的な内容で、どんなレベルからでも国語の学力を底上げ。SAPIX、四谷大塚などの関東難関塾、浜学園などの関西難関塾の入塾テストに完全対応しています。
青春出版社より引用
『中学受験国語 文章読解の鉄則 増補改訂版』
6冊目は、『中学受験国語 文章読解の鉄則 増補改訂版』です。前述の『中学受験国語の必須語彙ドリル 』シリーズと同じ著者です。
読解・解答テクニックを指南してくれる、難関中学を目指す5~6年生が必読の1冊です。これ1冊で入試で10点は拾えそうです。
中学受験国語 文章読解の鉄則 増補改訂版 (YELL books)
著者:井上秀和
著者の説明:
1973年福岡県生まれ。進学塾や個別指導塾の専任講師を経て、現在は家庭教師(主にオンライン授業)で、最難関校から中堅下位校まで幅広く指導している。
Amazon著者説明ページより引用
対象学年:難関中学を目指す小学5~6年生
出版社: エール出版社
価格:1,760円(税込)
説明:
★「中学受験 国語 文章読解の鉄則」は,※難関~中堅中学校を受験するのなら是非とも身につけておきたい受験国語の「読み方&解き方のルール」と「難関・上位校受験用に厳選した語彙」を,中学受験国語を研究しつくした著者が,一切出し惜しみすることなく1冊にまとめた画期的な参考書です。受験生や保護者の方はもちろんのこと,4・5年生や塾の先生方にもお薦めの一冊です。
※難関校・・・筑駒・灘・開成・麻布・聖光・栄光・駒東・ラサール・桜蔭・女子学院・豊島岡・雙葉・フェリス・渋谷幕張など
※上位校・・・慶応・早稲田付属系・浅野・洗足・芝・サレジオ・市川・攻玉社・暁星など
※中堅校・・・田園調布・品川女子・世田谷・東京都市大・香蘭・カリタス・高輪など★今回の改訂にあたり,入試問題および解説(フェリスと浅野の2校分)と「鉄則」、「重要語句」を加筆し、より充実した内容になりました。
Amazonより引用
『答え探しの技(ワザ)』
7冊目は、『答え探しの技(ワザ)」で勝つ! 国語を味方の教科にして受験を制覇しよう!』です。
こちらも読解・解答テクニックを身につけて入試で10点を拾いに行く参考書です。
<中学入試>国語の読解は「答え探しの技(ワザ)」で勝つ! 国語を味方の教科にして受験を制覇しよう!
著者:早瀬律子
著者の説明:
早稲田大学大学院アジア太平洋研究科修了(国際関係学専攻)。
大学院修了後、塾講師と家庭教師に携わる。
独自のわかりやすい読解法と抜群の合格実績が評判となり個人指導の依頼が殺到し、受験生だけではなく、現在は、独自の読解法を保護者にも個別で学習指導をする 特異な授業を行っている。
「絶対合格」をスローガンにした入試対策指導方針を徹底し、東京の「御三家」や早慶などの第一志望校の合格率は毎年95%以上。
一方、偏差値が40台以下の受験生でも60台の上位校に導くなど、その驚異的な実績から、口コミだけで年間の指導予約が埋まってしまう。
指導を熱望する保護者からの問い合わせがあまりにも多いため、親子参加型の少数精鋭のセミナー「国語を味方につける必勝セミナー」「御三家道場セミナー」を定期的に開催している。また、自らが親として中学受験を経験したことから受験生の学習サポートの方法に加えて健康面、精神面を含めたサポート方法を指導する「お母さま塾セミナー」や受験カウンセリングを行っている。
早瀬律子オフィシャルサイトより引用
対象学年: 小学校5、6年生
出版社:文芸社
説明:
《中学受験国語「入試問題を制するためのノウハウ」を公開! 》
毎年第一志望合格95%超えの著者が入試における読解に必要な重要ポイントを伝授!
「ここだけは押さえてほしい! 」という内容がぎゅっと詰まっています。
国語の基本からやさしい言葉で丁寧に解説しているので、国語が苦手な受験生や親御さまにぜひ手に取っていただきたい1冊です。◆入試に出題される文章は主に3種類!
この3つのジャンルの文章を正しく読み、理解するためのポイントとコツを詳しく説明。
□「論説文」の読み方
□「物語文」の読み方
□「随筆文」の読み方◆高得点を獲得するために必須の主な3つの設問パターン!
入試で得点力を強化するために習得してほしい3つの設問パターンの解き方を丁寧に解説。
□「記号選択式問題」の解き方
□「抜き出し式問題」の解き方
□「記述式問題」の解き方長文読解の学習方法も記されていますので、本書を参考に国語の底力をつけ、入試でぜひ国語を味方の教科に!
Amazonより引用
『中学入試 正解が見える 図と表でわかる 国語の読み方・解き方』
8冊目は、『中学入試 正解が見える 図と表でわかる 国語の読み方・解き方』です。
第一ゼミナールが発行している国語の読解問題集で、文字だけでなく図と表を使って「本文の読み方」を解説してくれています。
中学入試 正解が見える 図と表でわかる 国語の読み方・解き方
著者:第一ゼミナール中学受験国語科
著者の説明:
近畿圏を中心に約120校を展開する総合進学塾。昭和51年の開塾以来「生徒第一・1対1の教育」を教育理念に掲げ、独自の意欲喚起教育「プラスサイクル学習法」を通して、「意欲喚起を通じた成績向上指導」を実践している。その中学受験部門『第一ゼミパシード』では、地域密着型のきめ細かい指導で、灘・東大寺学園・洛南高等学校附属・西大和学園・大阪星光学院・四天王寺・清風南海をはじめとする近畿圏の難関中学から、地元の有名人気中学まで、幅広い受験ニーズに対応し、一人ひとりの目標実現をバックアップしている。
KADOKAWAより引用
対象学年: 小学生
出版社:KADOKAWA
価格:1,320円(税込)
説明:
中学受験指導のプロが、国語の問題の目のつけどころと解き方を教えます中学入試の国語でよく出題される「内容」と、出題の「形式」を分析し、実際の入試問題を用いて国語の問題の解き方を解説していきます。
「なんとなく」読んでいても正解は見えてきません。正解を導くための正しい読みかたを、図と表を用いて、さらに板書くスタイルを用いて
中学受験指導のプロ講師がわかりやすく解説します。解説を1つひとつ、ていねいに読んでいくことで読解力が身につき、国語の力がグンと伸びます。
KADOKAWAより引用
『啓明館が紡ぐ小学国語読解』
9冊目は、『啓明館が紡ぐ小学国語読解の基礎/応用/完成』です。
知る人ぞ知る名著で、難問・良問ぞろいです。基礎→応用を繰り返し解くと難関中学にも対応できる力が身に付きます。
さらに力をつけたい人には「完成」もおすすめです。
長文読解の仕方からしっかり学ぶにはコチラ↓
啓明館が紡ぐ 小学国語 読解の基礎【3年~5年向け】
難関中を目指す人向けの長文読解練習用はコチラ↓
啓明館が紡ぐ小学国語 読解の応用 4年〜6年向け
国語が得意な5~6年生の難関中学志望者にはコチラ↓
啓明館が紡ぐ小学国語 読解の完成(5年・6年向け)
著者:啓明館 (監修), さなる教材研究室 (編集)
対象学年: 小学校3-6年生
出版社:啓明館
説明:
中学受験の進学塾として定評のある啓明館(啓明舎から改称)が、長年のノウハウを惜しみなく注ぎ込んだ文章読解力を養うワークブック。
<本書の特長>
1受験頻出テーマの徹底攻略
2ノート不要の書き込み解答式
3知的好奇心と情感を養う厳選された素材
4様々なタイプの記述問題を網羅。ポイントを定めた記述力がぐんぐんアップ
5わかりやすくていねいな解説書付き
Amazonより引用
『受験国語の読解テクニック』
10冊目は、『受験国語の読解テクニック』です。
本文中に線を引きながら(書き込みながら)解いていくドリルです。保護者の方が子どもに教えるときのポイントや教え方(ナビ)もついており、「実践編」と合わせての活用がおすすめです。
特に関西で中学受験をされる方向けです。
親向けのナビつきはコチラ↓
受験国語の読解テクニック 親ナビつき (シグマベスト)
子供用の実践編はコチラ↓
受験国語の読解テクニック実戦問題集 (シグマベスト)
著者:竹中秀幸
著者の説明:
大手進学塾において、灘・甲陽学院コースの教科責任者を務める。入試問題を解くことだけでなく、問題の分析・作問において高い技術力を発揮し、基幹テキストの作成や灘中対策模試の作成を担ってきた。また明解な講義力にも定評があり、その経験から、受験国語に関する著作も多数ある。とくに、読解の基礎技術を紹介した「受験国語の読解テクニック」は発刊からのロングセラーであり、受験生の定番アイテムとなっている。現在、大阪と兵庫で「学びの森 国語学習会」を運営し、日々受験生の指導にあたっている。今回「すご腕受験」における灘中特訓で講義を担当するにあたり、カリキュラムをゼロから構築し、合格につながる講義を受験生に届けることに。
すご腕受験より引用
対象学年: 小学校5-6年生
出版社: 文英堂
価格:1,650円(税込)
説明:
「国語で点数を伸ばしたい」人のための本です。
「国語が苦手」と思っている人のために、基本的なことからていねいに解説しています。【特長】
●問題を解くための「線引き」を伝授
この本では「読解を深める」ためではなく、「問題を解く」ための線引きを紹介しています。
問題に答えられるようにするための重要なテクニックです。●設問パターンごとのテクニックをおさえる
「ぬき出し問題」「記号選択問題」「記述問題」など、設問パターンごとにテクニックを解説しました。●「時間管理テクニック」を紹介
「解答時間が足りない」と思っている人のために、時間を短縮するための「時間管理テクニック」を紹介します。
日常の勉強時間も短くできて、自分のやりたいことができるようになります。●保護者用の「親ナビ」つき
Amazonより引用
保護者の方がお子様の勉強をサポートするための別冊「親ナビ」を用意しました。
受験国語のテクニック・エッセンスをコンパクトにまとめ、お子様が問題を解く時に戸惑っている場合、どういうふうに声かけをしてあげるとよいかのヒントを多く掲載しています。
作文対策の問題集(公立中高一貫校など)
公立中高一貫校では作文がほぼ必須です。
作文は書き方や切り口がある程度決まっていますので、まずそれを身につけるようにしましょう。
また、適性検査は論理性を問います。小学生からできる論理力をきたえるとレーニング用のドリルもおすすめ問題集のなかに入れています。
『5分で論理的思考力ドリル』
論理的に答えにたどりつく力を養うドリルです。大人が解いても楽しめるレベルです。
やさしめ↓
5分で論理的思考力ドリル ちょっとやさしめ
ふつうレベル↓
5分で論理的思考力ドリル
むずかしめ↓
5分で論理的思考力ドリル ちょっとむずかしめ
出版社:Gakken
特徴:
学校の勉強では身につかない、でも社会に出ると必要とされる、そんな論理的思考力が身につく良問が満載。論理的思考力を5つの思考回路に分類して紙面を構成した画期的なドリル。子どもも解ける、大人も悩む、あなたには論理的思考力があるか!?
Gakkenより引用
対象学年:小学校1年生~
出版社:学研プラス
説明:
【楽しすぎてハマる人続出】 論理的思考力を5分で身につけるドリル
★「知識を丸暗記する」時代から、「知識は調べて活用する」脱暗記時代へ――
2020年教育改革により、全ての子どもに「考える力」が必要とされています。
もちろん、子どもだけでなく、大人のビジネスの場でも、自ら考えて結論を導く力は必要不可欠。
そんな、今一番必要とされる<<論理的思考力>>を、楽しく、手軽に身につけられるドリルが、『5分で論理的思考力ドリル』です。★シンプルながら意外と奥深い、珠玉の問題が満載
全35問の問題は、スッキリ見やすい見た目でありながら、思わず頭をひねる面白い良問揃い。
家庭で、学校で、会社で、脳を活性化させましょう!★思わず手に取りたくなる!装丁はデザイン界の巨匠、寄藤文平氏。
Amazonより引用
『5分で論理的思考力ドリル』の装丁とアートディレクションは、デザイン界で不動の人気を誇る寄藤文平氏。寄藤氏の手によって、論理的思考力という一見すると難しい題材が、知的ながらも、温かく、遊び心のある柔らかな世界観で表現されました。
本を持っているだけで、楽しくて学びたい気持ちになります!
『小学校6年生までに必要な作文力が1冊でしっかり身につく本』
作文が苦手で、何をどう書けばいいか分からない小学生向けの作文問題集です。作文の表記のルールや書くコツを学べます。
また、作文が苦手な子は感情を表現する語彙が不足しているために、どう書けばいいか分からないことがよくあります。
この問題集では語彙の使い方・選び方も学べます。
通常版とステップアップ版があり、ステップアップ版でもハイレベルまで行かず、取り組みやすいシリーズです。
5年生までに終わらせておくと便利です。
基本編です↓
小学校6年生までに必要な作文力が1冊でしっかり身につく本
ステップアップ編です↓
小学校6年生までに必要な作文力が1冊でしっかり身につく本 ステップアップ編
著者:安藤秀明
対象学年:小学校1年生~5年生
出版社:かんき出版
説明:
★書くことが苦手な子どもの声から生まれた
徹底的にやさしい作文入門書「3日間でクラス全員が原稿用紙を埋められるようになる」という
話題の作文授業が、はじめて本になりました!□何を書いていいのかわからない
□数行で書くことがなくなってしまう
□原稿用紙が埋まらない
□言葉が思い浮かばない
そんな作文の悩みを一気に解決!
この本では、苦手な子の「書けない理由」を一つひとつなくしていくので、
読み終わるころには、「話す」ことと同じようにスラスラ「書ける」ようになります。
「作文の書きかたを子どもに教えたいけれど、どう教えればいいかわからない」
「参考書を見ても、難しくてできる気がしない」
「学校では書きかたを詳しく教えてくれなくて、子どもが困っている」
少しでも思い当たるなら、ぜひ本書を読んでみてください。本書の7つの強み
Amazonより引用
その1 助詞でつまずかないから、長い文章がスラスラ書ける!
その2 ゲームをしながら語彙を増やせる!
その3 書く「型」が身につくから、自然と構成力がつく!
その4 文のつなぎかたがわかるから、どんどん長く書ける!
その5 迷わず書ける特別原稿用紙がダウンロードできる!
その6 親子で楽しく学べる解説を掲載!
その7 すべての漢字に読みがなが振ってあるから、小学校1年生から使える!
『作文力で合格! 公立中高一貫校適性検査対策問題集』
公立中高一貫校の作文対策に特化した問題集です。
過去問を使って作文を書く練習ができます。作文の書き方も載っていますが、実践練習メインです。
別の問題集を使ってひととおり作文の練習をして、6年生夏以降にこれに取り組むと実力をつけやすいです。
基本編です↓
作文力で合格! 公立中高一貫校 適性検査対策問題集 (朝日小学生新聞の学習シリーズ)
より実践編です↓
作文力で合格! 2 公立中高一貫校適性検査対策問題集 (朝日小学生新聞の学習シリーズ)
出版社:朝日学生新聞社
シリーズ:公立中高一貫校の作文対策シリーズで、ちょっと難しく感じる人は1つ目の『作文力で合格!』からはじめておきましょう。
中学受験国語の問題集の選び方
中学受験国語の対策問題集はたくさんあります。
子どもに合うものを選ぶための選び方を以下にまとめました。
勉強したい分野で選ぶ
国語は漢字・語彙、文法、長文読解、作文と分野が分かれています。
どの分野の勉強をしたいのかで問題集のジャンルを絞りましょう。
志望校の難易度や出題傾向に合わせて選ぶ
受験する中学校の入試に合う問題集を選びましょう。
難関中学になると記述問題が多くなります。記述問題中心の問題集を選ぶなど、難易度や出題傾向に合わせた対策ができるものが便利です。
問題集の対象学年で選ぶ
小学生は学年によって語彙力や読解力、論理性が大きく変わります。
どの問題集も対象学年を2-3年の幅で設定していますから、あまりにも上の学年のものを選ぶと読めない漢字や知らない語彙が出てきて、ひとりで勉強しづらくなります。
子どもの学年に合うものを選んで、ひとりでも勉強しやすくしましょう。
解説が豊富なものを選ぶ
長文の難易度が上がってくると、小学生になじみのないテーマが採用されだします。
長文や言葉の意味をくわしく解説しているものを選ぶと理解しやすくなり、背景知識もたくわえられます。
入試直前期は読解・解答テクニックの豊富なものを選ぶ
6年生夏以降は読解テクニックや解答テクニックを豊富に掲載している問題集がおすすめです。
国語は点数を伸ばすのに時間がかかる教科ですが、テクニックを駆使すれば短期間で10-20点アップも可能です。
国語の勉強をしても成績があがらない原因
国語の勉強をしているのになかなか成績があがらないことはよくあります。その理由をいくつか紹介します。
※関連記事:【中学受験】苦手な国語の偏差値を短期間で伸ばす勉強法:偏差値30→60へ!
語彙が不足している
国語は豊富な語彙力がベースになります。中学入試では一般的な小学生をはるかに超える語彙力が求められます。
国語が苦手な子の大半は、語彙力が不足していると言っても過言ではありません。
国語を得意にするには、まず「使える語彙」を増やしましょう。
※関連記事:中学受験家庭必見:子どもの語彙力を伸ばす方法と語彙力の高い子の過ごし方
※関連記事:【中学受験】小学生向けの語彙力向上ドリル・国語辞典:選び方と親子でできる言葉の練習法を紹介
読解の仕方を知らない
長文読解の仕方を学校では教わりません。そのため、いきなり読もうとしても苦労します。
長い文章を読むときには専用の読解法が便利です。
- 接続語の意味
- 指示語の指す内容
- 説明文での意見と具体例の区別
「しかし」のような逆接が出てきたら、以前と以後で流れや主張が逆になっている。
「それ」のような指示語が出てきたら、何を指しているか読み替える。
こうした、長文を読むときに意識せずに実践していることを、意識して行うことが大切です。
意識して行っていれば、大きく平均点を下げる点数を取ることもなくなるでしょうし、模試のたびに点数が上下する幅も小さくできます。
※関連記事:中学受験国語の長文読解勉強法:塾や家庭教師が個別指導で教えている読解テクニックを大公開!
本文内容の読み取りをテクニックに頼り過ぎている
逆に、読解のルールを意識しすぎて細部に気を取られてしまい、肝心の本文内容を読み取れなくなる場合もよくあります。
5年生まではテクニックである程度点数を取れますが、6年生になるとテクニックの逆を突く問題も出てきます。
本文の内容を読み取るのが読解です。読解して問題を解くという正攻法で行くことも大切です。
【演習を重ねても成績が伸びない場合の対処方法】
①ルールを意識して実践する
②ルールに慣れてきたら内容の読み取りに意識を向ける
中学受験国語の対策におすすめの通信教育
最後に、国語対策におすすめの通信教育を紹介します。
移動時間がゼロですし、塾に比べて短時間の1回あたりの勉強が短時間に設計されています。「塾と併用」「通信教育単独」のどちらも選べます。
オーガニックの出産祝い【Haruulala】難関中学対策ならZ会
難関中学、最難関中学(首都圏御三家、灘中学、ラサール中学など)を目指しているならZ会がおすすめです。下記のような特長があります。
- トータル受講、ライトな受講(要点集中プラン)を選べる
- 1科目から受講できる
- 塾と同じかそれ以上の難易度の問題にもチャレンジできる
- 記述特訓や理科の複雑な計算対策など入試頻出分野の対策講座を取れる
※関連記事:Z会中学受験コースだけで難関中学に合格する方法
苦手、嫌いを克服するなら進研ゼミ
中学受験対策の通信教育として進研ゼミも多くの受験生に選ばれています。楽しく、自信をつけながら学べるという特徴があります。
- 視覚的に理解しやすい授業動画
- 1回15分の設計で勉強がつづけやすい
- 赤ペン先生がほめながら添削してくれる
- 合格実績は4,000名以上
※関連記事:進研ゼミ小学講座の特徴と効果的な利用法
まとめ
いかがでしょうか。
国語の点数不足に悩むご家庭は多いです。
模試で成績が不安定になったり点数が上がらない原因は、
読解力不足ではなく、読解力をアップさせるための対策の仕方がちがっていることです。
正しい勉強法で対策をすれば読解力は上がります。
※関連記事:【中学受験】国語の勉強法と入試出題傾向を解説!
※関連記事:【中学受験】記述力を伸ばす問題集
※関連記事:中学入試によく出る漢字・熟語・慣用句・ことわざの問題
この記事で紹介した問題集はどれも定番のものです。お子様の学習状況や志望状況に合わせて、ぜひお子様に合う問題集をお選びください。
もし家庭学習に限界を感じられたら、家庭教師を依頼する方法もあります。
特にプロ家庭教師は中学受験で非常に有効です。
※関連記事:【中学受験】小学生の家庭教師はいつからがいい?学年ごとのおすすめの利用目的を解説します!
Z会の通信教育 中学受験コース※Z会の中学受験コースのメリットや活用法を下記の記事で紹介しています。
Z会中学受験コースだけで難関中学に合格する方法
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