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【2025年度】中学入試で英検®が使える関西の私立中学一覧:英語に強い私立中学を紹介

中学入試情報
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英語学習に力を入れているご家庭がとても多くなりました。
2020年から小学校で英語教育が必修化されたことも大きな後押しになっています。

英語検定資格はいくつもありますが、そのなかで代表的なものに「英検®(実用英語技能検定)」があります。

英検®は中学受験をするうえでも有効な武器になります。英検®に合格しておくと入試で得点認定してもらえる学校もあるのです。

そこで今回は、中学受験生が英検®取得で得られるメリットや必要性、入試で英検®が使える関西の私立中学校を紹介します。

※関連記事:【中学受験の英語】幼児期・小学校低学年から家庭で始められる英語学習の仕方

中学受験での英検®のメリットは?

中学入試の必須科目は算数、国語、理科、社会です。英語は入試の必須科目ではありませんが、それでも近年、中学受験で英検®を活用されるご家庭がふえています。

中学受験での英検®のメリットは大きく3つあります。

  • 受験資格が得られる
  • 加点される
  • 英語で受験できる(試験免除あり)

それぞれ説明します。

受験資格が得られる

英語教育やグローバル教育に力を入れている学校のなかには、英検®〇級以上を取得など一定の条件を満たした子しか受験できないところがあります。かなり特色のある教育をしているため、進学者に英語のフィルターをかけているのです。

こうした学校では、受験資格を得られるだけでかなり合格に近づけます。

また、複数の受験生で入試得点が同じになったとき、英検®取得者が合格になるなどの「考慮」を定めている学校があります。

中学入試ではボーダーラインの1点に10人前後がいると言われていますので、いざというときに助かります。

加点される

英語で入試を受けられる中学校があります。そういう学校では、英検®の取得級によって点数が加算されます。加点の大きさは学校により異なります。

英語で受験できる

主に英検®3級以上を取得していると、英語を試験科目として使用できる学校があります。当日に英語で受験するパターンと、級によっては試験免除のパターンがあります。

これも学校によって何級以上が対象なのか変わりますので、各学校の募集要項を確認しましょう。

※関連記事:【英検3級】一次試験対策の演習問題(リーディング・ライティング)

【2025年度】英検®が使える関西の私立中学校の一覧

前述のように、英検®の取り扱いには3つのタイプがあります。

タイプごとに表にしました。

①受験資格を得られる
②加点できる
③英語で受験できる

※関連記事:【英検3級】一次試験対策の演習問題(リーディング・ライティング)

受験資格を得られる中学校

府県学校名
(校名をクリックするとその学校のHPに飛びます)
利用条件
大阪初芝富田林中学校【エクセレンス入試】
英語資格の証明書を送付して、合格判定。
大阪大阪薫英女学院中学校4級以上で特別推薦入試
※国語と面接のみ
大阪大阪学芸高等学校附属中学校【英語資格入試】
英検®準2級以上。国・算・面接(保護者同伴)。
奈良西大和学園中学校 【英語重視型A】
英語の筆記試験・英語のエッセイ・英語面接・国語・算数
※英語だけで500点満点中200点
※算数は通常入試の算数とは異なる問題
【英語重視型B】
英検®2級以上に相当する外国語検定試験結果証明書などのコピーを提出。
国・算・面接(日本語)。
奈良智辯学園中学校【自己推薦型】
英検®3級以上

加点できる中学校

府県学校名
(校名をクリックするとその学校のHPに飛びます)
利用条件
大阪樟蔭中学校英検®5級10点、4級15点、3級以上20点加点及び入学金無料。
大阪追手門学院中学校英検®5級で60%、4級で70%、3級で90%、準2級以上で100%
大阪追手門学院大手前中学校英検®5級5点、4級10点、3級15点、準2級以上20点加点。
大阪大阪国際大和田中学校【1次A】
英検®4級で5点、3級で10点、準2級で15点、2級20点、準1級以上25点加点。
【1次B、2次】
英検®3級で5点、準2級で10点、2級15点、準1級以上20点加点。
大阪大阪信愛女学院中学校英語見なし得点換算:
英検®5級30点、4級40点、3級以上50点加点。
大阪大阪体育大学浪商中学校実用英語技能検定4級以上合格者は特待制度利用可能。
大阪大阪桐蔭中学校【L特別入試】
英検®準2級で30点、2級40点、準1級以上50点加点。
大阪金蘭会中学校【一般英語型】【一般英検優遇型】
A特待:英検®準2級以上取得済で、入学金免除+3年間40万円の奨励金支給
B特待:英検®3級以上取得済で、入学金免除+3年間20万円の奨励金支給
大阪梅花中学校出願時に英検®3級以上取得済で、入学金全額免除および3年間授業料半額免除。
大阪羽衣学園中学校◆英検®準2級以上の合格者:入学金・年間授業料全額免除
◆英検®3級合格者:入学金全額免除・年間授業料半額免除
◆英検®4級合格者:入学金全額免除
大阪プール学院中学校英検特待生制度:小学4年生から6年生の間に英検®3級以上取得で入学金全額免除、4級取得で入学金半額免除
大坂常翔啓光学園中学校英検®5級5点、4級10点、3級15点、準2級25点、2級以上30点加点。
大阪履正社学園豊中中学校英検®5級5点、4級10点、3級15点、準2級20点、2級以上25点加点。
京都京都先端科学大学附属中学校英検®5級10点、4級15点、3級20点、準2級以上30点加点。
京都京都文教中学校英検®5級5点、4級10点、3級20点、準2級30点加点、2級以上100点(満点)。
兵庫神戸国際中学校英検®4級60点、3級70点、準2級80点加点、2級以上100点(満点)
兵庫松蔭中学校英検®5級10点、4級20点、3級40点、準2級以上50点加点。
兵庫百合学院中学校英検®5級5点、4級10点、3級15点、準2級20点、2級30点、準1級以上40点加点。
兵庫雲雀丘学園中学校【A日程午前】
英検®3級15点、準2級以上30点。
【A日程午後】
英検®3級6点、準2級以上12点。
奈良育英西中学校英検®4級以上加点。
奈良智辯学園中学校【一般入試A・B、適性検査型入試】
400点満点の場合:
英検®4級20点、3級40点、準2級60点、2級80点加点。
200点満点の場合:
英検®4級10点、3級20点、準2級30点、2級40点加点。
奈良智辯学園奈良カレッジ中学校英検®3級5%、準2級10%、2級15%、準1級以上20%加点。
奈良奈良学園登美ヶ丘中学校英検®4級以上加点。
和歌山和歌山信愛中学校【A日程午後、C日程】
英検®4級10点、3級20点、準2級30点、2級50点、準1級以上70点加点。
(満点200点を超えない範囲)

英語で受験or試験免除のある中学校

府県学校名
(校名をクリックするとその学校のHPに飛びます)
利用条件
大阪アサンプション国際中学校【英語型】
英語+英語インタビュー+個人面接のみ。
英検®準2級:満点の80%換算、2級:満点の90%換算、準1級:満点換算のうえ、英語インタビューを免除
大阪香里ヌヴェール学院中学校【英語インタビュー型】
10分間の英語インタビューのみ。
英検®4級以上あるいはTOEFL Primary®のスコア210以上が必要。
大阪樟蔭中学校【A入試】
算or英+国+理+社。
大阪初芝富田林中学校【エクセレンス入試】
英語資格の証明書を送付して、合格判定。
大阪箕面自由学園中学校【A日程3教科選択型】
国語・算数・理科
もしくは
国語・算数・英語
【B日程2教科選択型】
国語・算数・理科・英語 から2教科
大阪追手門学院中学校【特進SS 、特進Sの3教科】
国・算・英語検定型、
国・算・英語コミュニケーション型、
国・算・英併用型(英検型or英コミ型)
【特進S2教科】
国・英語検定型、
国・英語コミュニケーション型、
国・英併用型(英検型or英コミ型)
大阪追手門学院大手前中学校【Ⅲ型】
国・算・英・面接
大阪大阪薫英女学院中学校【英検推薦入試】
英検®4級以上取得で国語と面接のみ
大阪大阪国際大和田中学校【1次A】
国・算+理or英
大阪大阪信愛女学院中学校【A日程Ⅱ型】
小学校4~6年生の間(2020年度~2022年度)に取得した下記検定資格やスコアと入学試験当日の点数と比較して良い方を採用。
英検®3級以上50点、4級40点、5級30点
TOEFL Primary Step1・2のスコア 212以上50点、 204以上30点
TOEFL Juniorのスコア 645以上50点、600以上30点
大阪大阪体育大学浪商中学校【N方式】
作文+面接+国語基礎or算数基礎or英語基礎(英検®5級レベル)
大阪大阪桐蔭中学校【L特別入試】
算+国or英。
大阪金蘭会中学校【一般英語型】
英語筆記・英語インタビュー・英語で個人面接(本人のみ)
※英検®準2級以上90%、3級80%、4級70%、5級60%のみなし点と当日の得点を比べ、高い方を採用
【一般英検優遇】
英語インタビュー・英語で個人面接(本人のみ)
※英検®準2級以上90%、3級80%、4級70%、5級60%のみなし点と当日のインタビューで判定
大阪金蘭千里中学校【前期E】
国・算・英。
大阪賢明学院中学校【3科目型総合コース】
国+算+理or社or英。
大阪金光八尾中学校【SR入試】
エントリーシートに英語検定資格のことを記載可能。
※SR入試受験者はプレテスト受験が望ましい。
大阪常翔啓光学園中学校【B日程・英語選択】
国・英+面接(保護者同伴)
大阪昇陽中学校【A日程】
国・算・英。
大阪高槻中学校【英語選択型】
国・算・英(筆記+リスニング)。
大阪梅花中学校【E入試】
英語のみ。筆記+リスニング+個人面接(日本語、本人のみ)。
大阪羽衣学園中学校【1次A・文理特進Ⅱコース・3科目型】
国・算・英。
大阪プール学院中学校【1次B】
英+国or算。
大阪履正社学園豊中中学校【3科目型】
国・算・英または国・算・理。
京都京都文教中学校【A日程】
国+算+英or理or社。
京都京都先端科学大学附属中学校【A1】
国+算+英or理or社。
京都同志社国際中学校【G選考】
国+算+英or理or社。
京都花園中学校【フラッグシップ入試・3科】
国語・算数・英語(リスニングを含む) ・グループ面接(3名ずつ)。
京都平安女学院中学校【3科E】
国・算・英・個人面接
【自己推薦】
エントリーシートに英語検定資格を記載可能。その場合、英語面接あり。
兵庫芦屋学園中学校【英語入試】
英語筆記・英語面接(個人面接)
兵庫神戸国際中学校【英語重視型】
英+国or算
【英語民間テスト利用型】
国or算
兵庫松蔭中学校【英語Ⅰ、英語Ⅱ】
英語(筆記、リスニング)。
GS志望のみ英語面接。
兵庫百合学院中学校【英語入試】 英語・面接(本人のみ)
兵庫愛徳学園中学校【英語型入試】
国・算・英(筆記、インタビュー)
兵庫小林聖心女子学院中学校【A日程3教科型】
国・算・英(リスニング、インタビュー)
※インタビューによる判定で、英語特別選抜講座(満点を超えない範囲で10点加点)への参加資格を得られる。
兵庫近畿大学附属豊岡中学校【3教科型】
国・算・英
兵庫園田学園中学校【A日程】
国or算+英(英語、英語インタビュー)+面接(本人のみ)
兵庫滝川中学校【前期午前】
国+算+英or理。
兵庫雲雀丘学園中学校【B日程・英語入試】
国・算・英(筆記、英語面接)
兵庫武庫川女子大学附属中学校【B方式】
国・算・英から2科目
【C方式】
英語(創造グローバルコースのみ)
奈良奈良育英中学校【3教科】
国+算+英+面接。
奈良西大和学園中学校【英語重視型A】
国+算+英(筆記、エッセイ、英語面接)

英会話を習っている小学生はどれくらいいるのか?

小学校で英語教育が必修化されることが決まって以降、英会話スクールに通う小学生は多くなりました。
以下のグラフをご覧ください。小学生のご家庭を対象に、学校外での英語学習をしている小学生の割合を表しています。

ベネッセ教育総合研究所『第1回小学校英語に関する基本調査』より

学校外で英語学習を行っている子は、小学校1年生から5年生までは全体の2割前後います。
小学校6年生になると4人に1人(24%)が英語学習をしています。

各社の調査で子どもに習わせたい習い事の第1位に英会話が君臨しつづけていますが、納得の結果ですね。

これだけ勉強をしていると、小学校で習う英語では物足りなくなります。
最近では小学生で英検®を受ける子が多くなっています。

英検®を受ける理由はさまざまですが、中学入試に利用できることと、英語学習のモチベーションにつなげたいというのが多いでしょう。

英検®の概要説明

英検®の正式名称は「実用英語技能検定」で、国内最大級の英語資格試験です。公益財団法人の「日本英語検定協会」が主催し、文部科学省が後援しています。

英語の試験を受けて合格したら受験者の英語技能の証明書が発行されます。この証明書は生涯有効で、履歴書にも書けますし、中学入試・高校入試・大学入試にも使えることが多いです。

試験は年に3回あり、試験会場は全国にあります。学校で受けることも可能で、総志願者数は250万人を超えています。

ほかの英語資格検定(TOEIC、TOEFLなど)が留学やビジネスなど限定された範囲の英語試験なのに対して、英検®の試験範囲は幅広く、日常生活から大学やビジネスまで多岐にわたります。

合格すると認定される級があり、1級、準1級、2級、準2級、3級、4級、5級の7つです。

受験者は自分のレベルに合いそうな級を自分で選んで申し込みます。5級を飛ばして4級から受けることも可能です。

各級で測定される技能は下記のとおりです。

・1級~3級:リーディング・ライティング・リスニング・スピーキングの4技能
・4級と5級:リーディング・リスニングの2技能
※4級・5級は、受験者自身のパソコン・スマホ・タブレットなどの端末でスピーキングテスト(録音方式)を受けられます。合否には関係しません。

英検®の試験日程

英検®年3回、毎年同じ時期に開催されています。個人で申し込む際の試験日程を下記の表にまとめています。

 受付期間1次2次
第1回3月15日~5月2日
(書店は4月19日締切)
6月2日(日)本会場(A日程)7月7日(日)
(B日程)7月14日(日)
第2回7月1日~9月6日
(書店は8月30日締切)
10月6日(日)本会場(A日程)11月10日(日)
(B日程)11月17日(日)
第3回11月1日~12月16日
(書店は12月6日締切)
2025年1月26日(日)本会場(A日程)2025年3月2日(日)
(B日程)2025年3月9日(日)
日本英語検定協会-受験案内より作成

英検®の合格率と合格ライン

英検®は2015年度まで合格率が発表されていました。2016年度以降は不明ですが、それまでは下記のとおりでした。

 1級準1級2級準2級
2015年12.0%16.0%26.4%36.7%
2014年10.4%15.3%25.1%35.7%
2013年10.4%15.3%26.2%35.9%
2012年10.0%15.1%25.0%35.8%
2011年9.6%14.5%25.2%36.1%
2010年8.8%14.4%24.9%35.1%
 3級(1次)4級5級
2015年52.9%69.9%81.4%
2014年54.6%69.4%82.0%
2013年53.4%70.1%85.0%
2012年55.3%69.8%83.0%
2011年51.6%69.9%82.5%
2010年53.1%71.4%83.1%

ご覧のように、どの年度も合格率はほぼ同じです。5級は8割、4級は7割、3級は5割ほどです。

2016年以降は英検®がリニューアルされて合格率は非公表になりました。代わりに合格点が下記のように固定されています。

1次スコア2次スコア
1級2028/2550点(79.5%)602/850点(70.8%)
準1級1792/2250点(79.6%)512/750点(68.3%)
2級1520/1950点(77.9%)460/650点(70.8%)
準2級1322/1800点(73.4%)406/600点(67.8%)
3級1103/1650点(66.8%)353/550点(64.2%)
4級324/500点(64.8%)
5級266/425点(62.6%)
日本英語検定協会-一次試験、二次試験の合格スコアは各級何点ですかを元に作成

どの級も合格ラインは大体6-7割です。決して高得点が必要なわけではありません。

だからといって、「リスニング苦手だから筆記でがんばろう!」といったことは避けましょう。配点は統計的に処理されるため、毎回変わります。リスニング対策をあまりせずに受けたら実はリスニングの配点が高かった、ということもあり得ます。

満遍なく勉強するようにしましょう。

※関連記事:英検5級の勉強法:5級のレベルやリスニングのコツ、小学生が一発合格できる方法を紹介!

英語入試のレベル・対策方法

前述のように多くの中学校が英語入試を取り入れています。

英語入試のレベル」と「どう対策すればいいか」を説明します。

※関連記事:【中学受験】英語入試の問題のレベルと対策方法

英検®3級以上を目指す

入試で使えるのは英検®5級からです。各級の目安の学力をお伝えします。

推奨目安出題目安
5級中学初級程度
(中学1年相当)
家族のこと、趣味やスポーツなど身近な話題が出題されます。
4級中学中級程度
(中学2年相当)
出題形式や内容が、より実用的に。 身近なトピックを題材とした読解問題が加わります。
3級中学卒業程度
(中学3年相当)
二次試験でスピーキングテスト。英語で考えを伝えましょう。 筆記試験の題材は、海外の文化など少し視野が広がります。
日本英語検定協会-各級の目安より

5級は中学初級程度です。中学校の英語を少し先取りした程度です。

記事の前半でお伝えしたように5級の合格率は80%以上です。イチから勉強しても数か月くらいで合格レベルまで持っていけます。

ただ、英語入試では英検®3級以上は取っておくほうがいいです。

※関連記事:【英検3級】一次試験対策の演習問題(リーディング・ライティング)

下記の3つの理由があります。

  • 入試での加点が大きくなる
  • 入学後の英語力に差がつく
  • 英語入試がおおむね4級レベル
【加点の大きさ】

英語入試を利用するのは、やはり英語教育に力を入れているご家庭がほとんどです。

英検®5級や4級ぐらいだと多くの受験生が所持しています。入試ですから、「ライバルに差をつけること」が大切です。

5級だと加点が5-10点程度ありますが、3級になるとその2倍以上になる学校もあります。この差は大きいです。周囲のライバルに差をつけられる原因にもなりますので、3級以上を目指すようにしましょう。

【入学後の英語力】

入学後にはクラスメートは英語が得意な子が多くなります。

英検®準2級以上を持っている子もいます。授業で初めて習う内容を、3級や準2級の子たちはすでに習得しています。発音も上手ですし。この差は大きいです。

学校も英語教育にかなり力を入れていますから、中高6年間で相当英語力をあげられます。

それでも、スタート地点でクラスメートとあまりにも実力差があると最初から苦手意識を持ってしまいかねません。

【英語入試は4級レベルから】

英語入試を課す中学校では、問題のレベルがおおむね英検®4級程度です。

英検®4級は上記の表で「中学中級程度」とありますが、ひと昔前の基準です。

今は小学校5、6年生で英語を習うので、中学1年生くらいの英語力でも十分合格できます。

ただし、難関校や国際色のとても強い中学校だと3級~準2級程度は必要になります。

英語入試の対策方法

4級あるいは3級程度の英語入試の対策はどうすればいいのか、対策方法をまとめました。

※関連記事:【中学受験】英語入試の問題のレベルと対策方法

志望校の過去問を調べる

まず、志望校の入試問題の傾向を調べましょう。

中学校のHPに過去問を載せていることがありますので、それをみて問題傾向をチェックします。HPになくても、学校に問い合わせれば送付してくれることが多いです。

  • 単語の意味を問う問題が多い
  • 文法の穴埋め問題が多い
  • 長文や英作文も出る

など、筆記問題でも中学校によって傾向が異なります。

さらに、リスニングや英語面接を課す学校もあります。

例として、いくつかの中学校の過去問を載せておきますので、参照ください。

樟蔭中学校の過去問
大阪信愛学院中学校の過去問
同志社国際中学校の過去問

英単語をたくさん覚える

中学によって入試傾向はさまざまですが、まずしておくべき対策は英単語の暗記です。

必要な英単語数の目安を下記の表にまとめています。

 学力目安必要英単語数
5級中学1年生程度600語
4級中学2年生程度1200語
3級中学3年生程度2000語
準2級高校2年生程度3500語
2級高校3年生程度5000語

級が1つ上がるごとに必要な英単語数は2倍近くにふくれあがります。

小学校6年間で習う漢字は1026字ですから、4級ですでに漢字以上の数の英単語を覚えないといけなくなります。

英単語は効率のいい方法できっちり暗記しておきましょう。

※関連記事:英単語の暗記方法

ドリルや問題集を使って練習する

三人称単数や時制(現在・過去・未来)など、覚えないといけない文法はたくさんあります。

難関校では長文や英作も出てきますから、毎日1時間ずつ勉強するなど演習量をこなして問題に慣れておく必要があります。

中堅校であっても、穴埋め問題などはきちんとした文法の知識と問題への慣れが必要です。

また、文法問題を解く前に「文法理解」を深めておきましょう。

  • 三人称単数とは何か
  • どういうときに使うのか
  • 動詞の形がどう変わるのか

などを把握してから演習問題に入るのがおすすめです。

小学生向けの英文法ドリルとして、下記のシリーズがおすすめです。


【CD付】英検5級 を ひとつひとつわかりやすく。 (学研英検シリーズ)


【CD付】英検4級 を ひとつひとつわかりやすく。 (学研英検シリーズ)

※関連記事:【英検3級】一次試験対策の演習問題(リーディング・ライティング)
※関連記事:英検3級ライティングの書き方

オーガニックの出産祝い【Haruulala】

スピーキングの練習をする

一部の学校では英語面接もあります。英語で質問されて英語で答えます。

英語の知識がいくらあっても使い慣れていないと、とっさには英語が出てきません。

英語を話す機会をつくるようにしましょう。

  • シャドーイングをする
  • 英会話スクールや通信教育の英語スピーキング講座を受ける

すぐできるものとしては、上記のような方法があります。

シャドーイングの仕方

CDやアプリの英語音声の原稿をみながら、ネイティブの1-2秒後につづいて自分も発音します。

最初は字を追うだけになるかもしれませんが、同じパートを繰り返し練習すると

今どういう内容を言っているか

をイメージしながらリスニング+スピーキングできるようになります。

この繰り返しでリスニング・スピーキングの能力がかなり上がります。毎日10-15分でいいので続けるようにしましょう。

オンライン英会話を活用する

  • 通える範囲内に良い英会話スクールがない
  • 送迎の負担をなくしたい
  • 自宅でリラックスしながら英語を学ばせたい

こういうときは、オンライン英会話が便利です。自宅で受けられるので送迎も必要ありませんし、出かけるための準備も、他人を家に迎え入れる準備も不要です。

しかもリビングで受けられるので、子どものレッスン中の様子を見ながら家のことができます。

まとめ

いかがでしょうか。関西は英語利用入試が急激に増加しています。

英語利用入試を導入している多くの中学は外国語教育に力を入れているか、力を入れているコースを準備しています。

こうした学校は英語学習に力を入れているご家庭と教育方針がマッチしやすいでしょう。利用できる優遇制度をご確認いただき、ぜひご家庭にとって良い中学校を選択ください。

※関連記事:英検®5級から3級までの対策問題集
※関連記事:英検®準2級~1級までの対策問題集
※関連記事:関西圏の学校別私立中学入試情報
※関連記事:関西にある大手中学受験塾の比較

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