【2023年度】関西圏の私立中学入試情報(大阪、京都、兵庫、和歌山、奈良)と塾通いの状況

校舎の風景 中学入試情報
Pocket

近年、関西圏の中学入試は安定してきました。小6の児童数が減っていますが、受験率が10%で横ばい状態です。代わりに初日と2日目の午後入試が定着し、入試制度の変更による出願数の増減が学校ごとに発生しています。

志望校の入試情報をキャッチして、第一志望校の合格を勝ち取りたいですね。

そこで、関西圏の2023年度私立中学の入試情報を一覧にまとめました。気になる中学があればチェックしておきましょう。

※関連記事:大手中学受験専門塾を比較(大阪、兵庫、京都、奈良、和歌山、滋賀)

【下記バナーは難関中学受験対策で定番のZ会のPRです。塾と併用、Z会単独どちらにも有効です。】

※Z会の中学受験コースのメリットや活用法を下記の記事で紹介しています。
Z会中学受験コースだけで難関中学に合格する方法

関西圏の私立中学の入試概要

■出願期間:12月1日前後~1月13日

■試験日程:1月14日-16日(一部中学は2月はじめまで)

■試験科目:2科目か4科目メイン

■入学手続き締め切り:1月20日前後がメイン

関西圏の私立中学の入試情報

学校名偏差値試験日試験科目合格発表日
洛南高等学校附属中学校 (共学)741/16【4科型】
国語150点、算数150点、理科50点、社会50点
【3科型】
国語150点、算数150点、理科100点
1/18
西大和学園 (共学)721/15【4科型】
国語150点、算数150点、 理科100点、社会100点
【3科型】
国語150点、算数150点、 理科100点
【英語重視型】
国語150点、算数150点、 英語170点、面接30点
1/16
高槻中学校 (共学)68①1/14
②1/15
【4科型】
国語120点、算数120点、 理科80点、社会80点
【3科型】
国語120点、算数120点、 理科80点
【英語選択型】
① 国語120点、算数120点、 英語160点
②国語120点、算数120点、理科80点
①1/15
②1/17
清風南海中学校 (共学)67①1/15 ②1/17① 【SG】 国語120点、算数120点、 理科80点
【4科型】 国語120点、算数120点、 理科80点、社会80点
【3科型】 国語120点、算数120点、 理科80点
② 【4科型】 国語120点、算数120点、 理科80点、社会80点
【3科型】 国語120点、算数120点、 理科80点
①1/16 ②1/18
智辯学園和歌山中学校 (共学)67①1/14 ②1/16①国語100点、算数100点、理科100点
②国語100点、算数100点
①1/14 ②1/17
奈良学園中学校 (共学)65①1/14 ②1/15 ③1/16① 【4科型】 国語150点、算数150点、 理科100点、社会100点
【3科型】 国語150点、算数150点、 理科100点
※医進コースは理科150点
② 【4科型】 国語150点、算数150点、 理科100点、社会100点
【3科型】 国語150点、算数150点、 理科100点
※医進コースは理科150点
③国語150点、算数150点
①1/15
②1/16
③1/17
灘中学校 (男子)781/14・1/151/14(初日): 国語100点、算数100点、理科100点 1/15(2日目): 国語100点、算数100点1/17
東大寺学園中学校 (男子)731/16【4科型】
国語100点、算数100点、 理科100点、社会100点
【3科型】
国語100点、算数100点、 理科100点
1/18
甲陽学院中学校 (男子)731/14・1/151/14(初日): 国語100点、算数100点、理科100点 1/15(2日目): 国語100点、算数100点1/16
大阪星光学院中学校 (男子)701/14【4科型】
国語120点、算数120点、 理科80点、社会80点、 面接
【3科型】
国語120点、算数120点、 理科80点、面接
1/15
洛星中学校 (男子)691/14【4科型】
国語120点、算数120点、 理科100点、社会100点
【3科型】
国語120点、算数120点、 理科100点
1/15
神戸女学院中学部 (女子)691/14・1/16国語120点、算数120点、 理科100点、社会100点、 体育20点1/17
四天王寺中学校 (女子)691/14【4科型】
国語120点、算数120点、 理科80点、社会80点
【3科型】
国語120点、算数120点、 理科80点
【文化・スポーツコース】
国語120点、作文80点、 面接
1/16
神戸海星女子学院中学校 (女子)62①1/14
②1/15
① 【4科型】 国語100点、算数100点、 理科80点、社会80点 【3科型】 国語100点、算数100点、 理科80点 ②国語100点、算数100点1/17
甲南女子中学校 (女子)62①1/14
②1/15
③1/18
① 【4科型】 国語100点、算数100点、 理科50点、社会50点 【3科型】 国語100点、算数100点、 理科50点 ②国語100点、算数100点 ③国語100点、算数100点①②1/16 ③1/19
京都女子中学校 (女子)62①1/14
②1/15 ③1/16
④自己推薦1/14
①国語100点、算数100点、 理科100点、社会100点
②国語100点、算数100点
③国語100点、算数100点
④自己推薦: 国語100点、算数100点、 作文100点
※自己推薦入試は京女オープン模試の受験必須
①1/15
②1/16
③1/19
自己推薦1/15
偏差値はシリタスより作成

塾はいつから通ってる?

中学受験対策といえば、やはり塾に通う方が多いです。

最近では小学生で塾に通いはじめる割合は学年があがるにつれて高くなります。

下記のグラフはベネッセによる、塾に通いはじめた学年を調査した結果です。

3年生で塾通いをはじめた方がとても多くなっています。

受験をしてもしなくも、多くのご家庭では3年生になると塾を利用しはじめていることがわかります。

ベネッセ教育総合研究所「第3回 学校外教育活動に関する調査 2017(データブック)」を元に作成

では中学受験を予定しているご家庭はどうかというと、やはり3-4年生で塾通いをはじめる方がとても多いです。

6割は小学校4年生までに通塾を開始しています。

さらに2年生で塾に通いはじめる子も16.2%おり、低学年から本格的に受験対策をはじめているご家庭も多いです。

インターエデュをもとに作成

通塾日数は?

前項の塾通いの開始時期のグラフを見ると、「学力アップ目的」の方と「受験対策目的」の方は同じくらい勉強しているように見えます。

ですが、塾に通っている日数をくらべると、違いがみえてきます。

対象者を中学受験に限定しない調査では、4人中3人(74%)の小学生は週2日以内の通塾回数でした(mamastaより)。

インターエデュ「塾・受験・教育現場」をもとに作成

ところが、中学受験を予定している方だけを対象にした調査では通塾日数がもっと多くなっています。

4年生では69.3%「週2日」と決して多くはありませんが、5年生になると55.1%が「週3日」、6年生になると6割近くが「週4日以上」も塾に通っていました。

また、中学受験の専門塾では6年生は週5日授業がほとんどです。宿題の量を考えても、5年生以降はほぼ塾で授業を受けているか、塾の宿題をしているかになります。

塾代はどれくらいかかる?

塾に通わせると、気になるのは授業料ですよね。あまり高いと長くは続けられませんし、少なすぎると効果がうすいかもしれません。

下記の調査によると、小学生の場合、月2万円以内のご家庭が全体の6割です。2万円台というご家庭も2割近くいらっしゃいますので、2万円前後の予算で考えておけば大きくあがることはないでしょう。

mamasta「「小学生・中学生の塾通い」に関する実態調査」をもとに作成

この結果は、文部科学省の「平成30年度学習費調査」でも同様です。

ただし、中学受験をされたご家庭では塾代はもっとかかっており、平均総額94万円という調査結果が出ています(株式会社POPER「2021年度の中学受験実態調査」より)。

通塾年数はご家庭によって異なるでしょうが、4-6年生まで3年間通ったとすると年間30万円以上になります。

塾以外の学習方法は?

子どもの勉強が気になったとき、対策方法は塾以外になにがあるでしょうか。

大きくわけて、「通信教育」と「市販教材による家庭学習」があります。

通信教育のメリット

幼児期から通信教育をはじめるご家庭は多いです。塾に通いだす前に家庭でできる学習として一般的になりつつあります(我が家でも子どもにさせていました)。

通信教育のメリットは大きく4つあります。

お手頃価格

なんといっても、通信教育は安価です。

人気5社(進研ゼミ小学講座、スマイルゼミ、ポピー、すらら、Z会)で見てみても小学生は、月3,000円前後からです。
ポピーで月2,500円から、
Z会で月4,598円からです。

通うわけではないので、何回、何時間学習してもこの金額は変わりません。

学習習慣をつけやすい

小学生の早い段階で学習習慣をつけたいと思っている保護者の方は多いのではないでしょうか。

ベネッセの大規模な調査でも、小学生の実に3人に2人(67.4%)は「毎日コツコツと勉強する」に「はい」と回答しています。

ベネッセ教育総合研究所「小中学生の学びに関する実態調査」より

自宅で学習する習慣をつけるのが長い目でみても有効です。その点、通信教育なら自宅で利用できますから、学習習慣をつけやすいです。

送迎不要

3つ目のメリットとして、送り迎えがありません。共働き家庭だけでなく、子どもが小さいうちは専業主婦(主夫)の場合も送迎は大変です。

それがないだけでも、かなり継続して利用しやすい学習形態です。

保護者の方が子どもの様子をみれる

塾に行って授業を受けると、勉強中の子どもの様子がわかりません。

通塾しているご家庭が塾への不満を持った大きな理由に、「授業中の様子がわからない」というものがあります。

通信教育なら子どもが家で勉強しているので、様子がよくわかります。

以前ならすぐにあきらめていた子が粘り強く取り組むようになったなど、成績以外で目に見える変化(成長)に気づけます。

株式会社POPER「2021年度の中学受験実態調査」より

※関連記事:【最新版】小学生向けオススメの通信教育5社を比較!通信教育のメリットや学習習慣をつける方法も解説!

難関中学対策ならZ会

難関中学、最難関中学(首都圏御三家、灘中学、ラサール中学など)を目指しているならZ会がおすすめです。下記のような特長があります。

  • トータル受講、ライトな受講(要点集中プラン)を選べる
  • 1科目から受講できる
  • 塾と同じかそれ以上の難易度の問題にもチャレンジできる
  • 記述特訓や理科の複雑な計算対策など入試頻出分野の対策講座を取れる

※関連記事:Z会中学受験コースだけで難関中学に合格する方法

苦手、嫌いを克服するなら進研ゼミ

中学受験対策の通信教育として進研ゼミも多くの受験生に選ばれています。楽しく、自信をつけながら学べるという特徴があります。

  • 視覚的に理解しやすい授業動画
  • 1回15分の設計で勉強がつづけやすい
  • 赤ペン先生がほめながら添削してくれる
  • 合格実績は4,000名以上

※関連記事:進研ゼミ小学講座の特徴と効果的な利用法

楽しく算数の先取り学習ができるRISU

中学受験対策には算数の先取りが欠かせません。

算数の先取りをするのに便利な学習道具としてRISU算数という、「算数に特化したタブレット型の通信教育サービス」があります。

ゲームのようにステージをクリアすればするほど算数の問題を解けるようにしていくシステムです。

小学校の勉強先取りはもちろん中学受験の問題もたくさんあり、RISUの会員で四谷大塚の全国小学生学力テストやSAPIXの模試で全国1位を取っている子も出ています。

費用のシステムが分かりにくいので、その解説も含めて下記の記事で紹介しています。

RISU算数の特長・活用法(小学生向け)と費用を解説

市販教材のメリット

つづいて、市販教材のメリットをみていきます。

自宅で学習するという点で通信教育と共通点も多いです。こちらはメリットを3つ紹介します。

圧倒的に安価

塾や通信教育とくらべて、安いです。

学研KUMON(くもん)が出版している小学生用のドリルだと、1冊700円前後です。毎日のように使っても、標準使用ペースで2-3か月使えます。夏休みの学習習慣づけのために使う場合もあります。

直接手に取って比較できる

本屋に行けば何種類ものドリル・問題集から選べます。

勉強嫌いな子どもでも、『うんこドリルシリーズ』『すみっコぐらしシリーズ』『ドラゴンドリルシリーズ』など幅広いシリーズの中には興味を持つものもあるでしょう。

有名受験塾の指導メソッドを体験できる

首都圏Z会で指導している有名講師の指導内容を集めた『中学入試 算数 塾技100』や、進学塾出身の国語講師による『中学受験国語 文章読解の鉄則』など、塾に行かないと受けられなかったハイレベルな指導内容の一端を自宅で経験できます。

特に受験が近づいてきたころにこれらの問題集で勉強すると、点数が10-20点あがることもよくあります。
小6におすすめの算数ドリル・問題集
小6におすすめの国語ドリル・問題集

受験算数の苦手単元を克服したい方は下記の記事をご覧ください。
割合の勉強法 ・ 比の勉強法

まとめ

英検®4級以上あれば優遇措置を受けられる中学もたくさんあります。

英語教育や国際教育を重視しているご家庭にとっては非常に強力な追い風です。ご家庭にあう中学校をぜひ探してみましょう。

※関連記事:入試で英検®が使える関西の私立中学一覧:英語入試のレベルや対策方法
※関連記事:2-5級の対策方法を解説している記事はこちら
英検®2級の一次試験対策
英検®2級の二次試験対策
英検®準2級の一次試験対策
英検®準2級の二次試験対策
英検®3級の一次試験対策
英検®3級の二次次試験対策
英検®4級の試験対策
英検®5級の試験対策

また、最近では公立中高一貫校も人気が出てきています。6年一貫教育を公立の費用で受けられます。
ただし、私立中学とは入試制度がちがっており、対策方法もことなります。

興味のある方は下記の記事をご覧ください。

※関連記事:公立中高一貫校の入試制度の解説

※以下に公立中高一貫の対策でおすすめのe点ネット塾のPRリンクを貼っておきます。無料体験のお申し込みをリンク先でできます。

e点ネット塾 公立中高一貫受検対策

コメント

タイトルとURLをコピーしました