「国語の文法がよく分からない」
「国文法で点を取れるようにしたいけど、国文法にテスト勉強の時間をあまりかけたくない」
このような中学生は多いのではないでしょうか。
日ごろの会話で文法を意識する人は少ないでしょうが、文法は言葉の基本であり重要です。定期テストにも毎回出てきますし、高校入試でも頻出です。
そこで、中学生向けに国文法の勉強法をお伝えします。
国文法とは?
国文法とは、日本語を正しく使うためのルールや法則を学ぶ単元です。
文法は、言葉の使い方や文の構造を理解するための基本的な学問であり、日本語を話したり書いたりするときに欠かせない知識です。
国文法で習う内容
国文法では、言葉の種類(品詞)や文の成り立ち、文の中での言葉の役割を学びます。
例えば、「名詞」「動詞」「形容詞」などの品詞を学び、それぞれが文の中でどんな役割を果たすのかを理解します。
また、主語と述語の関係や、文の中で使われる助詞(は、が、を、に、で、など)の使い方についても学びます。
国文法を学ぶことで、文章を正しく作る力が身につき、他人が書いた文章も理解しやすくなります。さらに、定期テストや入試などで出題される日本語の文法問題に対応できるようになります。
中学生が国文法を学ぶ際には、品詞や文の構造、文の成分に注目し、基本的なルールをしっかり覚えることが大切です。その後、実際に文章を読んだり書いたりすることで、文法の知識を実践的に活かしていくことができます。
中学国語の文法の勉強法
国文法の勉強の仕方やポイントをまとめました。
文節や単語の区切り方のコツ
国文法の一番の基本は「文節」と「単語」です。
文節…文を、自然さを失わない程度に短く区切ったもの。意味別、発音のしやすさで分けられる。
単語…文節を、言葉の意味を失わないようにさらに短く区切った最小単位。
文節は語尾に「ネ」や「サ」をつけたときに「自然に聞こえる範囲」で区切ります。単語は多少不自然になってでもそれをさらに「意味のまとまり」で区切ります。
文節に区切る例
以下の文を使って説明します。
「私の母の名前は、カオルです。」
この文を、「ネ」をつけて文節に区切ると以下のようになります。
私の(ネ)/ 母の(ネ)/ 名前は(ネ)、/ カオルです(ネ)。
単語に区切る例
さきほどの文節を、さらに単語に分けることができます。単語は「意味」で範囲をしぼります。
私/ の/ 母/ の/ 名前/ は、/ カオル/ です。
文節→単語に分けるときに「どこまで区切って良いか」が分かりにくいかもしれません。このときに役立つのが「品詞」の知識です。
品詞を覚え方のコツ
文節と単語について勉強したら、次は品詞を覚えましょう。単語には役割によって以下のような「品詞」に分かれています。
これらのなかで特に重要なのは名詞、動詞、助動詞です。
最初のうちはどの単語が名詞あるいは動詞なのかを区別できるようにしましょう。
名詞と動詞の例
例えば、以下の文から名詞と動詞を探してみます。
「雨が降りそうだったので、私は傘を手に取った。」
名詞は名前を表すので、「雨」「私」「傘」「手」が当てはまります。特に、「富士山」「静岡」のような特定の人やものの名詞を「固有名詞」と言います。
動詞は動作を表すので、「降り」「取っ」が当てはまります。なんとも中途半端な場所で区切っているように感じるかもしれませんが、単語は「意味」で区切ります。
「降り」や「取っ」のあとにつづく言葉によって意味が変わってくるため、ここで区切ります。
活用形の種類
名詞、動詞などの品詞が単語のなかには、「活用する単語」と「活用しない単語」があります。「活用する」とは、「文の意味によって形が変わること」です。
例えば、「食べる」という単語は「食べ+た」「食べ+ない」のように、「食べ」の後ろの言葉が変わると「食べたかどうか」の意味が変わります。
活用形は以下の6種類です。
例えば五段活用の活用表は以下のとおりです。
基本形 | 語幹 | 未然形 | 連用形 | 終止形 | 連体形 | 仮定形 | 命令形 |
行く | 行 | –か –こ | –き –っ | –く | –く | –け | –け |
助詞の種類を4つ覚える
国語の文法のなかで助詞は大きなウェイトを占めます。テストにもよく出るので、しっかり覚えておきましょう。
助詞とは
助詞は名詞についてその意味を補足する単語です。ほかの言葉にくっついて初めて意味をなす言葉(=付属語)で、形が変わることがありません(=活用がない)。
助詞には4つあります。
格助詞
主に体言(≒主語)にくっついて、主語と述語の関係を示します。
(例文)赤ちゃんが、すやすや眠っている。
「が」が格助詞で、「赤ちゃん」という体言(名詞)にくっつき、「赤ちゃん」と「眠っている」をつないでいる。
接続助詞
主に活用する語(動詞、形容動詞など)にくっついて、前後の文節どうし・文どうしをつないでいます。
(例文)雨が降れば、運動会は中止です。
「ば」が接続助詞で、「降れ」という動詞にくっついて、後半の「運動会は中止です」につなげる働きをしています。なお、「雨が」の「が」と「運動会は」の「は」は格助詞です。
副助詞
いろいろな語にくっついて意味を加える働きをします。
(例文)雨が降っているから、運動会は中止です。
「から」が副助詞で、「(降って)いる」にくっついて、「運動会がなぜ中止なのか」を説明する意味を加えています。
終助詞
おもに文末でいろいろな語にくっついて意味を加える働きをします。
(例文)その映画は面白かったですか。
文末の「か」が終助詞で、「(面白かった)です」にくっついて、「映画が面白かったかどうか」を質問する意味をつけ加えています。
格助詞と接続助詞をメインに勉強する
助詞を勉強するにあたって、格助詞と接続助詞を見分けられるように勉強しましょう。
前述のように助詞には4種類ありますが、そのうち副助詞と終助詞は「いろいろな語にくっついて、さまざまな意味を加える」という、雑多な役割を果たします。「格助詞でも接続助詞でもなければまあ副助詞で、文末にあるなら終助詞」と理解しておけば高確率で正解します。
助動詞の種類6つ
国文法のなかで最も難易度が高いと言われるのが「助動詞」です。助動詞は名詞以外の単語にくっついてその意味を補足する単語です。ほかの言葉にくっついて初めて意味をなす言葉(=付属語)で、形が変わることがあります(=活用がある)。
助詞と名前が似ていますが、「形が変わる」=助動詞、「形が変わらない」=助詞で区別します。
助動詞には6種類あります。
れる・られる…受け身、尊敬、可能、自発
足を踏ま「れる」、校長先生が来「られる」のように、「れる/ られる」の助動詞があります。全部で4種類の意味があります。
このうち、「受け身・尊敬・可能」の意味の区別はしやすいかと思います。その3つのどれでもなければ「自発」を選ぶようにすると、大抵正解できます。
せる・させる…使役
読ま「せる」、覚え「させる」のように、相手に何かをさせる意味(=使役)の助動詞があります。
(例文)親が子どもに自分の部屋を片付けさせる。
片付けを「する」のは「子ども」で、片付けを「させる」のは「親」
ない・たい・らしい…打消し、希望、推定(形容詞型)
勉強し「ない」、満天の星空を見「たい」、雨が降る「らしい」のように、「ない・たい・らしい」のように、形容詞とよく似た形の助動詞があります。
形容詞「ない」と見分けるコツ
助動詞の「ない」は形容詞の「ない」と形が同じで、見分けがむずかしいです。以下の2つの方法で見分けられます。
【コツ①】「ない」を「ぬ」「ず」に言いかえる
→ 言いかえて意味が変わらなければ、助動詞
(例文)この問題はむずかしくて解け「ない」。
→ この問題はむずかしくて解け「ぬ」。
ない→ぬに言いかえても「解けない」という意味は変わらないので、「ない」=助動詞だと分かる。
【コツ②】「ない」の直前に「は」「も」を入れる
(例文)お茶はもう熱く「ない」。
→ お茶はもう熱く「は」「ない」。
「ない」の直前に「は」を入れても「お茶は熱くない」という意味は変わらないので、「ない」=助動詞だと分かる。
そうだ・ようだ・だ…様態、伝聞、推定/例示、断定(形容動詞型)
形容動詞とよく似た活用の仕方をする助動詞があります。そうだ、ようだ、だの3つの助動詞です。以下のような意味の違いがあります。
そうだ:
様態…~のように見える、思える。もうすぐ雨が降り「そうだ」。
伝聞…~だと聞いている。もうすぐ雨が降る「そうだ」。
ようだ:
推定…~のようだと想像する。彼は優勝した「ようだ」。
例示…同じような別ものに例える。彼の筋肉はボディビルダーの「ようだ」。彼のムキムキ筋肉はボディビルダーのムキムキ筋肉と同じカテゴリー。
たとえ(比況)…異なる種類の何かへのたとえ(比況)を表す。彼女は太陽の「ようだ」。彼女と太陽は別モノ。
だ:
~だと判断する断定。彼は弁護士「だ」。
「そうだ」には「様態」と「伝聞」の2つの意味があり、「ようだ」には「推定」「例示」「たとえ」の3つの意味があります。
また、「そうだ」「ようだ」「だ」はそれぞれ「そうです」「ようです」「です」と丁寧な言い方もあります。表記が変わるので、注意してください。
ます・てす・た・ぬ…丁寧、丁寧な断定、過去・完了・存続、打消し(特殊型)
ここまでお伝えしてきたカテゴリーに入りきらない特殊なタイプの助動詞もあります。
う・よう・まい…推量・意志、打消しの推量・意志(無変化型)
助動詞のなかで、ほぼ終止形しかない(語形変化をしない)ものもあります。
助動詞を見つけ出すコツ
助動詞は単独で意味をなさない単語のため、名詞や動詞などとくらべて分かりにくいです。以下の3つの手順で見分けることができます。
- 文節分けする
- 自立語を除外する
- 残った付属語から活用する語を探す
まず、文節分けをし、単独で意味をなす語(=自立語)を取り除きます。残った語が助詞か助動詞なので、活用する語だけ選び出せば助動詞をみつけられます。
国文法の勉強計画:中学生におすすめのスケジュール
国文法の学習は、短期集中ではなく、長期的に少しずつ進めるのがポイントです。
まず、1週間の中で3〜4日を国文法の学習に充てる計画を立てましょう。1日30分から始め、最初は基礎的な内容(例えば品詞の分類や文節のルール)に取り組むことが大切です。
また、週末にはその週に学んだ内容を振り返り、テスト形式で確認する時間を設けることで記憶が定着しやすくなります。
この学習スケジュールで無理なく、着実に実力を伸ばすことが可能です。
毎日の少しずつの積み重ねで苦手を克服する方法
毎日少しずつ国文法を学ぶことで、知識の定着を図れます。例えば、1日目は品詞の分類(名詞・動詞など)を覚え、2日目は文節や句の分け方を練習する、といった具合に、テーマを分けて学ぶのが効果的です。
また、3日目には過去の内容を復習し、理解があいまいな箇所を重点的に見直すとよいでしょう。
苦手意識を克服するには、問題を解く際に「なぜその答えになるのか」を意識し、解説を丁寧に読み込むことが大切です。少しずつの積み重ねが、大きな自信につながります。
定期テスト1週間前からの効率的な学習法
テスト1週間前には、復習を中心に学習を進めましょう。
まず、これまでに学んだ範囲を見直し、よく出題される品詞分解や主語・述語の関係などの基本問題を解き直します。その後、間違えた問題を集中的に復習し、弱点克服を目指しましょう。
また、過去のテストや学校で配布されたワークシートを活用し、定期テストでの出題傾向を把握することも重要です。
テスト直前には、暗記よりも問題演習に力を入れることで、本番の問題形式に慣れることができます。
国文法のテスト対策と頻出問題の解き方
国文法の問題は、知識の定着だけでなく、理解力も求められます。特に定期テストでは、文法のルールにもとづいて解答を作成したり、文章の構造を分析する問題が頻出です。
たとえば、「次の文を文節ごとに分けなさい」や「主語と述語を答えなさい」といった問題に正解するには、普段から例題を解き、解説を確認することが重要です。
また、文法用語を正確に覚えるだけでなく、実際の文章の中でどのように使われているかを理解することが大切です。
定期テストによく出る問題の例と解説
定期テストでは、品詞の分類や文節分け、主語と述語の関係を問う問題がよく出題されます。以下の例題を解いてみましょう。
問題(1):文節分けの問題
次の各文を文節に区切ってください。
①私の母の名前は、マイです。
②もし雨が降れば、明日の予定を大きく変更する。
③松の木が春の風で揺れている。
解答・解説
①私の/母の/名前は、/マイです。
解説:「私の」と「母の」はそれぞれお「名前」を修飾しているので、区切ります
②もし/雨が/降れば、/明日の/予定を/大きく/変更する。
解説:「大きく」は「変更する」を修飾しているので、区切ります
③松の木が/春の/風で/揺れて/いる。
解説:「松の木」のように「物の名前」は途中で区切りません
問題(2):動詞の活用の問題
次の各文中の( )内に、【 】の動詞を活用させて入れ、またそれぞれの活用形を答えてください。
①私の兄はあまり意見を( )ない。【言う】
②気に入ったマンガを( )う。【買う】
③小鳥たちは空を( )ことを夢見ていた。【飛ぶ】
④雨が( )ば傘を持っていこう。【降る】
解答・解説
①言わ・未然形
解説:後ろに「ない」をつけた形は未然形です。
②買お・未然形
解説:後ろに「う」をつけた形も未然形です。
③飛ぶ・終止形
解説:言い切りの形は終止形です。
④降れ・連用形
解説:後ろに「ば」をつけた形は仮定形です。
国文法の問題で高得点を狙うための解答テクニック
国文法の問題でで高得点を取るためには、消去法を活用しましょう。
消去法とは、選択問題で使う解答テクニックで、「正しい答えを選ぶ」のではなく「間違った答えをはぶいていく。残った選択肢を答えとして選ぶ」という方法です。
国文法の問題では、「活用形を選びなさい。」「品詞を選びなさい。」といった、複数の選択肢から1つの選択肢を選ぶ問題がよく出てきます。
「いる」の活用形(上一段活用か五段活用)、「ない」につながる単語の品詞(助動詞か形容詞)の区別は、問題を見てすぐに分からないときもあります。そんなときはほかの問題を先に解きましょう。
すると、残った選択肢を必然的に選ぶことになります。「『助動詞』だと思っていたら『形容詞』の選択肢しか残らなかった」というときもよくあります。
このように、問題番号どおりに解くのではなく、自信のない問題はいったん飛ばして消去法で解答を選ぶと正解しやすくなります。
国文法学習の「間違いやすいポイント」まとめ
国文法を学ぶ中で特に間違いやすいのが、品詞の分類や主語と述語の関係です。
たとえば、「動詞」と「形容詞」の違いを混同することがよくあります。「美しい」「走る」など、用語を文脈で判断する練習を取り入れましょう。
また、主語と述語の関係については、「○○が△△する」という形を確認する癖をつけることが有効です。これらのポイントを克服するためには、基礎に戻り、分からない部分を具体例とともに復習することが大切です。
実践!国文法を短期間でマスターする勉強例
1日30分の集中学習を続けることで、国文法を効率的にマスターできます。たとえば、月曜日は品詞分類、水曜日は文節分け、金曜日は復習問題、といったスケジュールを組むと無理なく取り組めます。
実際に国文法を得意にできたある中学生の体験談では、「1週間、苦手な動詞の活用に集中した結果、テストで国文法の問題に全問正解した」という例もあります。
テストに向けて具体的な目標を設定しながら取り組むことで、成果が出やすくなります。
国語の文法を勉強するメリット
普段日本語で話すときに文法を意識することはマレですが、正しい知識を知っておくといくつかメリットがあります。
テストの点数がアップする
まず、テストの点数がアップします。
国語は文章題が中心で、テストのたびに点数のアップダウンがやや大きい科目です。ですが、漢字と文法の問題は事前にしっかり勉強しておけば確実に得点を見込めます。
定期テストなら漢字と文法で10-25点くらいあり、全問正解できればかなり大きいです。
記述問題や作文で減点を少なくできる
文法を正確に使いこなせると、作文や記述問題でのうっかりミスによる減点を減らせます。特に作文で、助動詞や格助詞の使い方を間違えている中学生が少なくありません。限られた時間内で解答しようとすると焦るため、普段ならあまりしないミスも出やすくなります。
事前に正しい知識や使い方を慣れておくと、そうしたミスを少なくできます。
英語の文法を理解しやすくなる
意外に感じるかもしれませんが、国文法を得意にできれば英語の文法も理解しやすくなります。
一般的に中学生だと脳の論理性が発達してきているので、日本語の文法との違いを踏まえて英語の文法を理解する勉強法が適していると言われます。国文法を勉強しておけば、同時に英語の文法も理解しやすくなり、一石二鳥です。
特に主語・述語、名詞・動詞・形容詞は英文法でもメインなので、きっちり理解しておきましょう。
国文法の参考書
最後に、国文法のおすすめ参考書・問題集を紹介します。
『これでわかる中学国文法』
文英堂から出ているテキストで、参考書と問題集が両方入っています。章ごとに解説が左ページ、問題が右ページにまとめられています。
解説を読んでなんとなく分かったらすぐに問題演習ができるので、理解→定着を早められます。
問題の難易度も、定期テスト・高校入試どちらにも使えます。
これでわかる 中学国文法
出版社:文英堂
『くわしい 中学国文法』
こちらも文英堂から出ているテキストで、『これでわかる中学国文法』よりも解説がくわしいです。例文が豊富で、さらに色分けしながら解説してくれているので印象に残りやすいです。
ただし、解説が詳しい分、ページも多いです(288ページ)。短時間でササっと文法を勉強したい人は『これでわかる』、しっかり勉強したい人には『くわしい』がおすすめです。
くわしい 中学国文法 (中学くわしい)
出版社:文英堂
中学国文法のQ&A
Q1. 国文法って何ですか?
A: 国文法とは、日本語の文法のルールを学ぶ分野のことです。文を成り立たせる品詞や文節、文の成分(主語・述語など)の仕組みを理解するための基礎になります。これを学ぶことで、文章を正確に書いたり、他人の書いた文を正しく理解する力が身につきます。
Q2. 国文法の勉強はなぜ必要ですか?
A: 国文法を学ぶと、文章を論理的に組み立てる力や、正しい日本語の使い方を身につけることができます。特に定期テストや高校入試では、国文法の知識が必要になる問題が多く出題されるので、受験対策としても重要です。
Q3. 中学生が国文法を勉強するとき、最初にやるべきことは何ですか?
A: まずは品詞をしっかり覚えることが重要です。品詞は、動詞、形容詞、名詞など、言葉の役割を示します。これを覚えることで、文の構造を理解する基礎が作られます。その後、文節分けや主語と述語の関係などに進むと良いでしょう。
Q4. 国文法の記述問題が苦手です。どうしたら克服できますか?
A: 記述問題を克服するには、解答の書き方を練習することが大切です。特に、「主語と述語を答えなさい」や「文節ごとに分けなさい」といった問題を毎日1問ずつ解く習慣をつけましょう。また、間違えた問題はなぜ間違えたのかを確認し、理解を深めることも効果的です。
Q5. 国文法の勉強でよくある間違いにはどんなものがありますか?
A: よくある間違いには、品詞の分類を混同することや、主語と述語の関係を間違えることがあります。たとえば、「美しい花が咲いた」の中で「美しい」を名詞と勘違いする例などがあります。文の中での役割を考える習慣をつけましょう。
Q6. 毎日の勉強時間があまり取れないとき、国文法を効率よく学ぶ方法はありますか?
A: 短時間で効率よく学ぶには、1日15分を目安に学習内容を区切るのがおすすめです。例えば、月曜日は品詞分類、水曜日は文節分けなど、曜日ごとにテーマを決めると効率的です。また、覚えた内容をすぐに問題を解いて確認することで、理解が深まります。
Q7. 家での国文法の勉強に役立つ教材やツールはありますか?
A: 市販の問題集や、中学生向けの国文法アプリを活用すると良いでしょう。また、学校のワークブックや授業で配られたプリントも役立ちます。動画教材も最近では多く、視覚的に学ぶことが好きな生徒にはおすすめです。
Q8. 定期テスト1週間前に、国文法の勉強を始めても間に合いますか?
A: はい、1週間で集中して勉強すれば十分間に合います。まず、テスト範囲を確認し、出題される可能性が高い内容(品詞分類や文節分け)に絞って復習しましょう。その後、実際のテスト形式の問題を解いて、解答の仕方を確認しておくと良いです。
Q9. 国文法を楽しく学ぶ方法はありますか?
A: クイズ形式で学んだり、友達や家族と問題を出し合ったりすると楽しく学べます。また、アニメや漫画のセリフを使って文法のルールを確認するのも面白い方法です。「このキャラクターのセリフの主語は何?」といったクイズを考えてみましょう。
Q10. 国文法が得意な人になるためには、どうすればいいですか?
A: 毎日少しずつ学び続けることが大切です。特に、問題を解いて理解した内容を復習することで、知識が定着します。また、文章を書く練習をすることで、文法の知識を実際に使えるようになります。繰り返し取り組むことで、得意分野にしていきましょう。
まとめ
いかがでしょうか。
中学生向けに国文法の勉強法を紹介しました。
定期テストでも高校入試でも、国文法は確実に点をかせげる範囲です。文節・単語の区切りの勉強から始めて、品詞の区別、助詞・助動詞の種類ごとの理解を深めていけば、テストで高得点をねらえます。
文英堂から出ている国文法参考書を使うのもおすすめです。
なお、国文法以外にも国語の定期テスト対策の仕方を以下の記事で紹介しています。
国語の定期テスト勉強法【中学生向け】:テストで90点以上を取れる勉強の仕方を紹介
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