中学社会の定期テスト対策のために、よく出る問題を一問一答にまとめました。
今回は「日本の地域的特色(自然環境、気候)」です。
- これからテスト勉強をはじめる人
- テスト直前のチェックをしたい人
どちらでも活用できます。
社会は丁寧に覚えれば誰でも高得点をねらえます。早めに勉強して、社会を得意にしておきましょう!
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【中学生向け】Z会タブレットコースの進め方:成績上位を取って難関校に合格する方法を解説
中学社会:日本の地域的特色の解説
「日本の地域的特色」について、中学生向けにポイントをまとめた解説をします。
日本の地形
日本は環太平洋造山帯に属し、火山活動や地震が活発です。
国土の約75%が山地で、日本アルプスと呼ばれる飛騨山脈、木曽山脈、赤石山脈が中部地方に広がっています。また、地質の境界「フォッサマグナ」があり、日本一長い信濃川や日本一広い関東平野も特徴的です。
日本の海岸・海流
リアス式海岸が多く、良好な漁場となっています。大陸棚が広がり、深い海溝もあるため、漁業が盛んです。暖流の黒潮と寒流の親潮が交わる潮目は世界有数の漁場です。
日本の気候
日本は温帯と亜寒帯に属し、四季がはっきりしています。
季節風の影響で梅雨や台風があり、気候区分は以下の6つに分かれています。
雨温図を使って気温と降水量を表しますが、気候区分によって雨温図の特徴も異なります。
日本の自然災害
日本は地震や台風が多く、火山活動も活発です。大地震で津波や液状化が発生することがあり、豪雨で洪水や土石流も起こります。
南海トラフによる巨大地震のリスクも高く、防災や減災の取り組みが行われています。
また、災害時には、国や自治体の公助、個人の自助、住民同士の共助が重要で、ハザードマップの活用も進められています。
中2地理一問一答:日本の地域的特色のまとめ問題
中学2年の社会で出てくる「日本の地域的特色」の範囲で、テスト頻出問題を一問一答にまとめました。
「テストで正解しておきたい基本問題」と「テストで差がつく問題」に分けています。
テストで正解しておきたい基本問題
(1)日本の国土の( )分の( )は山地である。( )に当てはまる数字を答えよ。
(2)日本が属している造山帯は何か。
(3)日本で最も長い河川は何か。
(4)日本で最も流域面積の大きい河川は何か。
(5)日本アルプスを3つとも答えよ。
(6)日本で最大の平野は何か。
(7)川が山地から平地へ流れ出るところに形成された、傾斜が緩やかな地形を何というか。
(8)川が海や湖に流れ出るところに形成された、低く平らな地形を何というか。
(9)三陸海岸のように、海水が浸水してできた入り組んだ地形の海岸を何というか。
(10)日本の太平洋岸に沿って南から北に流れる暖流を何というか。
(11)日本の太平洋岸に沿って北から南に流れる寒流を何というか。
(12)傾斜のゆるやかな水深200mくらいまでの海岸を何というか。
(13)季節ごとにふく風で、夏と冬で向きが逆になる風を何というか。
(14)日本の太平洋側の気候は、夏に降水量が(多く/少なく)て気温が(高く/低く)、冬は降水量が(多い/少ない)という特徴がある。当てはまる選択肢を選びなさい。
(15)日本の日本海側の気候は、冬に降水量が(多い/少ない)という特徴がある。当てはまる選択肢を選びなさい。
(16)日本の中央高地の気候は、年間を通して降水量が(多く/少なく)、夏と冬や昼と夜の気温差が(大きい/小さい)という特徴がある。当てはまる選択肢を選びなさい。
(17)瀬戸内気候は、気温が比較的(高く/低く)、降水量が(多い/少ない)という特徴がある。当てはまる選択肢を選びなさい。
(18)沖縄などの南西諸島の気候は、一年をとおして気温が(高く/低く)、降水量が(多い/少ない)という特徴がある。当てはまる選択肢を選びなさい。
(19)北海道の気候は、一年をとおして気温が(高く/低く)、降水量が(多い/少ない)という特徴がある。当てはまる選択肢を選びなさい。
(20)日本の地形を東と西でわけている地帯を何というか。
(21)大地震が起こると海岸に大きな波が押し寄せてくることがある。この災害を何と呼ぶか。
(22)地震の揺れで、地盤が一時的に泥のようになってしまう現象を何現象と呼ぶか。
(23)東北地方を中心に起こる、夏に気温が低かったり寒気が早く来たりして農作物が被害を受けることを何というか。
(24)自然災害が発生したときに応急的に生活を支援するための法律を何というか。
(25)自然災害の起こりやすさや予測される被害の大きさを色で示している地図のことを何というか。
解答
(1)4・3
(2)環太平洋造山帯
(3)信濃川
(4)利根川
(5)木曾山脈・赤石山脈・飛騨山脈(※順不同)
(6)関東平野
(7)扇状地
(8)三角州
(9)リアス式海岸
(10)黒潮(日本海流)
(11)親潮(千島海流)
(12)大陸棚
(13)季節風(モンスーン)
(14)多く・高く・少ない
(15)多い
(16)少なく・大きい
(17)高く・少ない
(18)高く・多い
(19)低く・少ない
(20)フォッサマグナ
(21)津波
(22)液状化現象
(23)冷害
(24)災害救助法
(25)ハザードマップ(防災マップ)
テストで差がつく問題
(1)日本の河川は世界の大河に比べると、流れが(急/ゆるやか)で(長い/短い)。当てはまる選択肢を答えよ。
(2)日本の太平洋岸に沿って存在する海溝を何というか。
(3)日本の大半の地域が属する気候帯は何か。
(4)日本の太平洋側が夏に高温多雨になるのは、(北西/南東)からの季節風の影響である。当てはまる選択肢を選びなさい。
(5)日本海側が冬に降水量が多くなるのは、(北西/南東)からの季節風の影響である。当てはまる選択肢を選びなさい。
(6)地震や火山活動がほとんど起こらない大陸を何というか。
(7)川の水量を調節するために川の上流に設けられている設備は何か。
(8)日本で特に降水量が多くなる時期は台風の時期と何の時期か。
(9)海溝型地震と内陸型地震で、津波が発生しやすいのはどちらの地震か。
(10)集中豪雨や長雨が原因となって、山の中腹にたまった土砂が雨水と一緒に流れ出る災害を何というか。
(11)岐阜県・愛知県・三重県の一部にまたがっている平野を何というか。
(12)北海道最大の平野を何というか。
(13)中国地方のやや北寄りの兵庫県から山口県にまたがっている山地を何というか。
(14)四国地方の中央部で東西に連なっている山地を何というか。
(15)九州地方の中央部で南北に連なっている山地を何というか。
解答
(1)急・短い
(2)日本海溝
(3)温帯(温暖湿潤気候)
(4)南東
(5)北西
(6)安定大陸
(7)ダム
(8)梅雨
(9)海溝型地震
(10)土石流
(11)濃尾平野
(12)石狩平野
(13)中国山地
(14)四国山地
(15)九州山地
日本の海流4つの覚え方(語呂合わせ)
日本周辺で覚えておくべき海流は4つあります。
- 親潮(千島海流):太平洋側・北からの海流
- 黒潮(日本海流):太平洋側・南からの海流
- リマン海流:日本海側・北からの海流
- 対馬海流:日本海側・南からの海流
場所と名称を一致させるのに苦労しますが、語呂合わせで覚えておくと覚えやすいです。
太平洋の北から親とやってきた黒くて日本一りっぱな馬
(太平洋側の北から親潮→黒潮、日本海側からリマン海流→対馬海流)
扇状地と三角州の違い
扇状地と三角州は同時期に登場します。どちらも地形を表しますが、違いが分かりにくいかもしれません。
以下のような違いがあります。
できる場所の違い | 形の違い | 砂の大きさの違い | 農作物の違い | |
扇状地 | 山地から平地に出るところにできる(山と平地の間) | おうぎ形 | 粒がやや大きい (水はけがいい) | 果樹園が多い |
三角州 | 海や湖に注ぐところにできる(平地と海の間) | 三角形 | 粒が小さい (水はけがよくない。水がたまりやすい。) | 水田が多い |
定期テストにおすすめの社会問題集
定期テスト対策としておすすめの社会の問題集を4冊紹介します。
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- 定期テストで70点くらい取りたい→『ニューコース参考書 中学地理』
- 県内トップ高を狙っている→『中学 地理 ハイクラステスト』『最高水準問題集』
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・総合実力テスト…巻末に設けた実戦形式のテスト。○ くわしい解答・解説
増進堂・受験研究社より引用
解答編は,解答及びくわしい解説・解き方を設け,レベルの高い問題でもしっかり理解できるように説明しています。
『最高水準問題集 社会』
最後に紹介するのは、難関国公私立入試対策の定番である「最高水準問題集」です。
難問をメインに構成されており、学校のテストで80-90点を安定して取れている人が入試に向けてレベルアップをするのに最適です。
「最高水準問題集」と「最高水準問題集 特進」に分かれており、「特進」のほうが難問ぞろいです。
地理↓
最高水準問題集 中学地理 (シグマベスト)
地理 特進↓
最高水準問題集 特進 中学地理
歴史↓
最高水準問題集 中学歴史 新訂版 (シグマベスト)
歴史 特進↓
最高水準問題集 特進 中学歴史
公民↓
最高水準問題集 中学公民 (シグマベスト)
高校入試対策用↓
最高水準問題集 高校入試 社会
出版社:文英堂
特徴:
最高レベルの入試対策! 難関高校の入試を突破するための問題集
Amazonより引用
◇◆本書の構成は、本冊160頁 + 別冊 解答・解説64頁 となります。◆◇
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国立・私立難関高校の入試問題を全分野から厳選。よく出る問題には「頻出」マークを、特に難しい問題には「難」マークをつけて、問題を解きながら、問題のレベルや傾向がわかるように配慮しました。
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