化学基礎の一問一答問題をまとめました。定期テスト対策、大学入試対策のどちらにも使えます。
化学基礎のおすすめの勉強方法と参考書・問題集も紹介していますので、化学基礎が苦手な人・化学基礎を得意にしたい人はぜひ参考にしてみてください。
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(1)元素は約何種類あるか。
(2)①1種類の元素からなる物質を何というか。また、②2種類以上の元素からなる物質を何というか。
(3)金属や塩や炎のなかに入れたときにその金属元素特有の色を示す反応を何というか。
(4)炎色反応の組み合わせとして以下の金属元素を炎に入れた場合の炎色を答えなさい。①リチウム、②ナトリウム、③カリウム、④カルシウム、⑤ストロンチウム、⑥バリウム、⑦銅
(5)①気体が液体に変化すること、②液体が固体に変化すること、③固体が気体に変化することを何というか。
(6)①固体が液体に変化すること、②液体が気体に変化すること、③気体が固体に変化することを何というか。
(7)これより低い温度がない温度のことを何というか。
(8)原子を構成する素粒子を3種類答えなさい。
(9)原子の構成の表示方法について、①質量数は何と何を足した数で、②原子番号は何を表しているか。
(10)原子核が不安定で、放射線を出してほかの原子に変化する同位体を何というか。
(11)放射線を出して一度壊れ、ほかの原子に変化することを何というか。
(12)放射性同位体は時間が経つにつれてほかの原子に変化する。元の半分の量に減るまでの時間を何というか。
(13)原子の中心にある原子核の周囲を電子がまわっている。このとき電子がまわってできる黒い円を何というか。
(14)電子殻について、原子核に近い順に(内側から順に)ある4つの電子殻の名称を答えなさい。
(15)周期表にある元素の種類について、①3~11族の元素、②①以外の元素をそれぞれ何元素というか。
(16)正や負の電気を帯びた粒子を何というか。
(17)水に溶けると陽イオンと陰イオンに分かれる現象を何というか。
(18)構成元素の種類と数を最も簡単な整数の比で表した式を何というか。
(19)イオン結合でできた固体を何というか。
(20)原子がお互いの電子を共有しあってつくる結合を何というか。
(1)約120種類
(2)①単体、②化合物
(3)炎色反応
(4)①赤、②黄、③赤紫、④橙赤、⑤赤、⑥黄緑、⑦青緑
(5)①凝縮、②凝固、③昇華
(6)①融解、②蒸発、③昇華
(7)絶対零度
(8)陽子・中性子・電子 ※順不同
(9)①陽子の数と中性子の数、②陽子の数(電子)
(10)放射性同位体
(11)壊変(崩壊)
(12)半減期
(13)電子殻
(14)K殻→L殻→M殻→N殻
(15)①遷移元素、②典型元素
(16)イオン
(17)電離
(18)組成式
(19)イオン結晶
(20)共有結合
(1)アボガドロ定数の式を答えなさい。
(2)3.0×1023個の水素原子の物質量を求めなさい。
(3)質量数12の炭素原子について、1個の質量を12gと定めた場合の各原子の質量を何というか。
(4)各元素に複数存在している同位体の相対質量の平均値を何というか。
(5)炭素原子の2つの同位体の存在比を12Cが98.9%、13Cが1.1%とする。このとき、炭素の原子量を求めなさい。
(6)炭素原子の2つの同位体(12Cと13C)の原子量が12.011であるとき、それぞれの存在比を求めなさい。
(7)0°、1気圧(1013ヘクトパスカル)の標準状態のとき、気体1molの体積はいくらか。
(8)標準状態で密度が1.43g/Lの気体の分子量を求めなさい。
(9)分子量32.0の気体の標準状態における密度を求めなさい。
(10)「酸は水に溶けると水素イオンH+を生じる物質であり、塩基は水に溶けると水酸化イオンOH–を生じる物質である」とする定義を何というか。
(11)「反応する相手に陽子H+を与える物質が酸であり、反応する相手から陽子H+を受け取る物質が塩基である」とする定義を何というか。
(12)電離度αを求める式を答えなさい。
(13)酸と塩基が反応して水を生成することを何というか。
(14)水と反応して酸を生じたり、塩基と反応して塩を生じるものを何というか。
(15)水と反応して水酸化物を生じたり、酸と反応して塩を生じるものを何というか。
(16)酸に反応しても塩基に反応しても塩を生じるものを何というか。
(17)中和の量的関係を式で表しなさい。
(18)酸化の際に酸素を供給し、自身は還元される物質を何というか。
(19)相手の物質を還元し、自身は酸化される物質を何というか。
(20)①一度使ったらもう使えなくなる電池、②充電して繰り返し使える電池をそれぞれ何というか。
(21)①ボルタ電池、②ダニエル電池、③乾電池、④鉛蓄電池はそれぞれ一次電池、二次電池のどちらになるか。
(1)6.02×1023/mol
(2)0.5mol
3.0×1023/6.0×1023
(3)相対質量
(4)原子量
(5)12.011
12×98.9/100+13×1.1/100を計算する。
(6)12Cが98.9%、13Cが1.1%
12×x/100+13×x/100=12.011を計算する。
(7)22.4L
(8)32.0
1mol=22.4Lなので1.43g×22.4L
(9)1.43g/L
分子量が32.0ということは、1mol(=22.4L)の質量が32g。
32g÷22.4Lで計算する。
(10)アレニウスの定義
(11)ブレンステッド・ローリーの定義
(12)α=電離した酸(塩基)の物質量(mol)/溶解した酸(塩基)の物質量(mol)
(13)中和
(14)酸性酸化物
(15)塩基性酸化物
(16)両性酸化物
(17)acV/1000=a’c’V’/1000
H+の物質量=OH–の物質量
※価数をa、濃度をc mol/L、体積をVmLとする
(18)酸化剤
(19)還元剤
(20)①一次電池、②二次電池
(21)①②③は一次電池、④は二次電池
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化学基礎は暗記することが多いです。だからといって丸暗記だけで対応するのは難しい科目です。
中学の理科にくらべて、高校の理科は科学的な説明が多くされています。「用語の意味」や「つながり」を理解しながら勉強するほうが効率よく得点につながります。
化学基礎の定期テストで高得点を取れる勉強法をお伝えします。
スタディサプリENGLISH パーソナルコーチプランまず、学校の授業で習った範囲をすぐに復習しましょう。覚える内容が多いので、後回しにするとテストまでに覚えきれません。
また、先述のように理解しながらの暗記がおすすめです。授業で習って理解が進んでいる間に暗記しましょう。
暗記しながら先生の説明を思い出すようにするとさらに記憶に定着しやすくなります。
テスト1週間前になったら「浅く・広く」復習しましょう。
完璧に覚えようとするとなかなか勉強が進まず、テストまでにテスト範囲が終わらないかもしれません。「大体覚えた」くらいで次の範囲に進みましょう。
化学基礎は「炎色反応の組み合わせ」のように、まとまって覚えないといけないものがときどき出てきます。全部覚えようとして何割かでも覚えられたら、次の範囲に進みましょう。完璧に覚えておかなくても、テスト直前に頭に入れなおせばテスト中にしっかり思い出せます。
化学基礎が苦手になる人は、「計算問題で苦労する」という特徴がみられます。
モル計算は、最初はとっつきにくさを感じるかもしれません。ですが、繰り返し解くとコツをつかめるようになります。
単位も書きながら計算するようにするなどすると、早く慣れられます。
数学の計算問題と同じで、最初はややこしく感じても解き慣れると決して難しくありません。繰り返し計算演習をしましょう。
定期テストの化学基礎は、推薦をねらう人にとって非常に重要です。英語や数学は学年が上がると徐々に点を取りづらくなりますが、化学基礎や生物基礎は難易度が上がりません。
1度取れるようにすると、同じ勉強法・勉強スケジュールで高得点を取り続けられます。
指定校推薦をねらう人はもちろん、公募推薦をねらっている人も「評定4.0以上≒定期テスト80点以上」を取れるようにがんばりましょう。
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化学基礎を大学入試でも使う場合、主に共通テストで利用するはずです。共通テストは定期テストと問題傾向が異なるため、勉強方法も少し変える必要があります。
※関連記事:高校国語の勉強方法(現代文・古文・漢文)
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難関大学を目指している人にはZ会がおすすめです。下記のリンク先で資料請求ができます。
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Z会だけで難関大学に合格する方法
まず、定期テスト対策以上に「理解」を重視しましょう。まず理解してから用語や性質を暗記するほうが、点数が伸びやすくなります。
化学基礎のメインは性質の暗記とその活用です。共通テストでもその点は同じです。ですが、共通テストでは「知識」と「言語的理解」を関連させた問題が出される傾向にあります。
例えば下記の画像をご覧ください。共通テスト本試験の問題です。
エタノールの性質を利用した問題で、エタノールを加熱する実験の説明をしています。エタノールの性質を理解している人にとってこの問題文は「確認」程度で済みます。流し読みで解けます。
ですが、エタノールの性質を丸暗記している人は、問題文とこの後につづくグラフを照らし合わせて読まないと内容を把握しづらいかもしれません。
問題文を読むのに手間取ると時間がかかると、試験で残り時間が気になります。問題文の理解に脳のスペックを大きく使ってしまうので、問題を解くときにミスも出やすくなります。
同じ問題でも、「理解」を土台にした知識と丸暗記の知識では正答率や解答スピードに差が出てくるのです。
単元内容や性質を理解できたら、しっかり暗記しましょう。「暗記が必要」という点は変わりません。
一問一答を使って知識の抜けがないかチェックしたり、基本レベルが解けたら標準→応用レベルへと演習を進めていきましょう。
計算問題も大学入試によく出てきます。化学の計算問題は「慣れ」が必要です。数学であれば数字を扱っているので、数字を公式に当てはめればとりあえず大丈夫です。
ですが、化学(基礎)は現象を扱っています。数学と同じ感覚で計算をすると、計算式の意味(目的)が分からなくなってしまいがちです。
「何を求めるために何の計算をしているか」を意識しながら計算問題を解くようにしましょう。
近くに良い塾や予備校がない、部活が忙しくて塾・予備校に通う時間がない。
こういったケースはよくあります。
そんなときは通信教育がおすすめです。
なかでも、難関大学を目指す高校生はZ会を検討してみてください。1回15~30分ほどで勉強でき、難関大学によく出る難問や記述問題の対策ができます。
苦手な科目が気になるけどまとまった勉強時間が取れない、帰宅したらもう夜になっている。という人には、オンライン授業がおすすめです。
自宅で受けられますから、21時や22時からでも安心して授業を受けられます。塾や予備校だと22時までには授業も終わり、自習室も閉めざるを得ません。
ところが在宅受講なら22時からさらに1時間授業を受けても23時半には寝られます。気になる箇所を1対1の個別授業で解説してもらえば、すっきりした状態で1日を終えられます。
しかも遅い時間帯だと、予備校で教えているプロ講師が予備校の授業後にオンラインで個別授業をすることもあります。どうしても分からない問題に1人で悩んでいるより、実力のある講師に教わるほうが効率よく学力を伸ばせます。
定期テストは一発勝負ではなく年に4-5回ありますから、1回ごとに勉強のやり方を工夫して質を高められます。時間がないなど、ほかの人より不利な状況にある人ほど、質の高い勉強をするチャンスです。自分に合ったやり方を早めに見つけるようにしましょう。
ここまで説明してきた勉強法を実践したり、もっと一問一答を解きたいという人向けに、化学基礎のおすすめの参考書や問題集を紹介します。
1冊目は『高校化学基礎をひとつひとつわかりやすく。 改訂版』です。「ひとつひとつわかりやすく」シリーズの化学基礎編です。
解説が非常に丁寧なうえに書き込み式なので演習しながら理解を進めることができ、集中力が続きやすいというメリットもあります。問題は少ないので、別に問題集をそろえる必要があります。
下記の人におすすめです。
出版社:学研プラス
特徴:
少しずつ、効率よく学べるように わかりやすい 解説(左ページ)+書き込み式の練習問題(右ページ)が見開きで勉強できる。 参考書 としても 問題集 としても使える。高校生の 予習 ・ 復習 はもちろん、中学生の予習や大人の学び直しにも大活躍。
●●高校化学基礎の改訂ポイント●●
・オールカラー化で、図や表がもっとみやすく、もっとわかりやすく。
・読みやすい文字と色づかいにこだわりました。
・左ページに解説、右ページに練習問題を掲載。学習しやすくなりました。
・別冊解答は問題ページのレイアウトそのまま、解答を入れた再録式! ラクラク答え合わせできます。〇〇高校化学基礎をひとつひとつわかりやすく。改訂版のおすすめポイント〇〇
学研プラスより引用
●超基礎からやさしく学べる
難しい用語を使わず、わかりやすい文章とかわいいイラストで解説しています。1回分はたったの2ページ。化学基礎がニガテな人や、ほかの参考書では少し難しいと感じる人でも、この本なら無理なく進められます。
●やさしい練習問題でしっかり定着
穴うめ 、 書き込み式 の練習問題を解くことで、理解した内容をしっかり定着できます。
●大人の学び直し・中学生の予習にも
「そもそも分子ってなに? 」など基本的なことからていねいに解説しています。高校入試、高校入学準備をしたい中学生や、学び直しをしたい大人の方にもおすすめです。
2冊目は『化学基礎一問一答【完全版】』です。学校の教科書や参考書を読んで理解できた後におすすめです。
全国の入試問題からよく出る問題ばかりをピックアップして作られています。
出版社:東進ブックス
特徴:
◆本書の特長◆
(1)増補・改訂・完全版
最新の入試傾向にあわせて重要用語を増補し,掲載問題を大幅に入れ替えました。また,核問題の頻出度や解説も刷新,共通テスト・国公立・私立大すべての入試に対応した内容です。(2)入試に必要な知識を完全収録
大学入試問題を分析し,頻出の用語問題・計算問題を余すことなく収録しました。実際の入試に出た問題を扱っているので,「試験に出る」形で覚えられます。入試に直結した問題と丁寧な解説により,短期間で基礎~応用まで幅広い力が身につきます。(3)問題・解答の出題頻度を3段階で表示
東進ブックスより引用
各問題の解答すべてに重要度・頻出度を表す★マークを3段階で表示。さらに,新たに問題全体の頻出度も付加しました。基礎を重視して学習したい場合は★3つの問題を優先して解くなど,学習レベルや目標に応じて多様な使い方が可能です。
3冊目は共通テスト対策用です。「点数が面白いほどとれる本」シリーズの化学基礎編です。
丁寧な解説と共通テストによく出る暗記モノを載せてくれており、この1冊で共通テスト8-9割を十分取れます。
出版社:KADOKAWA
特徴:
のべ400万人の支持を得た圧倒的定番が共通テスト対策にリニューアル!
2004年の刊行から合格した400万人の先輩が大絶賛した【実績No.1の参考書】シリーズが、共通テスト対策用としてリニューアルしました。
志望校が決まれば、次はこの本で対策を始めましょう! 高得点を狙うならこの本1冊で十分です!大学入学共通テスト「化学基礎」は、正確な知識を押さえ、それらを総合する力を身につけることが重要です。
そのため、本書は、教科書の内容を1つひとつわかりやすく解説し、必要な知識を正しく覚えられるようにまとめてあります。
さらに、覚えたことを得点に結びつける重要ポイントをコンパクトにまとめ、正しく要領よく身につくように工夫しました。また、徹底的な分析のもと、センター試験の過去問や試行調査の問題のうち、
本試でネラわれそうな問題を選定し、豊富に掲載しました。
各問題には詳しい解説がついているので、計算問題や知識問題だけでなく、
思考力や応用力が問われる問題にも対応できるようになるはずです。本書でしっかりと対策して、自信をもって本試に臨める実戦力を身につけましょう。
KADOKAWAより引用
定期テスト化学基礎でよく出る問題の一問一答と、化学基礎の勉強法と参考書・問題集を紹介しました。
一問一答は「物質の構成」「物質の変化」と単元ごとに問題を分けています。定期テスト対策、大学入試対策のどちらにも活用できます。
化学基礎は理解しながら暗記し、単位を伴う計算問題にも慣れれば定期テスト80-90点を安定して取れる科目です。推薦も取りやすくなりますし、入試でも得点源にできます。
※関連記事:【高校生】定期テストで90点以上を取れる勉強方法
※関連記事:生物基礎の一問一答問題
※関連記事:高校国語の勉強方法(現代文・古文・漢文)
※関連記事:【大学受験】英語の勉強方法とおすすめの参考書
※Z会を活用して、部活と並行して難関大に進学するための方法を下記記事で紹介しています。
Z会だけで難関大学に合格する方法
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