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日本史の時代区分と各時代の特徴:入試に出やすい年号や出来事、歴代首相などを時代別にまとめました

勉強中の高校生の女の子 大学入試
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日本史はたくさんの時代があり、名称や順番をややこしく感じる高校生も多いかもしれません。

ですが、時代区分を順番に覚え、さらに各時代の特徴を把握すれば日本史(日本史探求)をかなり得意にしやすくなります。

そこで、高校生向けに日本史の時代区分の名称と順番を紹介し、各時代の特徴や入試によく出る年号や出来事、歴代首相などを紹介します。

時代区分を押さえ、ぜひ日本史(日本史探求)を得意にしましょう!

※関連記事:日本史の勉強法:苦手な人でも流れをつかんで効率よく覚えられる勉強の仕方を紹介

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  1. 日本史の時代区分
    1. 日本史の時代の順番
  2. 日本史の各時代の特徴と入試に出やすい年号・出来事
    1. 縄文時代の特徴
      1. 縄文時代で覚えておくべき遺跡
    2. 弥生時代の特徴
      1. 弥生時代で覚えておくべき遺跡
      2. 弥生時代で入試に出やすい年号・出来事
    3. 古墳時代の特徴
      1. 古墳時代で入試に出やすい年号・出来事
    4. 飛鳥時代の特徴
      1. 飛鳥時代で入試に出やすい年号・出来事
    5. 奈良時代の特徴
      1. 奈良時代で入試に出やすい年号・出来事
    6. 平安時代の特徴
      1. 平安時代で入試に出やすい年号・出来事
    7. 鎌倉時代の特徴
      1. 鎌倉時代で入試に出やすい年号・出来事
    8. 南北朝時代の特徴
      1. 南北朝時代で入試に出やすい年号・出来事
    9. 室町時代の特徴
      1. 室町時代で入試に出やすい年号・出来事
      2. 室町時代の主な戦国大名
    10. 安土桃山時代の特徴
      1. 安土桃山時代で入試に出やすい年号・出来事
    11. 江戸時代の特徴
      1. 江戸時代で入試に出やすい年号・出来事
      2. 江戸時代の鎖国政策
        1. 年代順の鎖国政策
        2. 鎖国体制下での外国との窓口4つ
    12. 明治時代の特徴
      1. 明治時代で入試に出やすい年号・出来事
    13. 大正時代の特徴
      1. 大正時代の首相(内閣)の順番と出来事
    14. 昭和時代の特徴
      1. 昭和時代の首相(内閣)の順番と出来事
    15. 平成時代の特徴
  3. 日本史の勉強で時代区分と時代ごとの特徴が重要な理由
    1. 時系列に沿って出来事を覚えられる
    2. 時代ごとの主要人物を覚えやすい
    3. 入試で誤りのある選択肢を見つけやすい
  4. 日本史の参考書
    1. 『金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本 改訂版』
    2. 『一度読んだら絶対に忘れない日本史の教科書』
    3. 『日本史B一問一答【必修版】【完全版】』
    4. 『よくわかる高校日本史探究』
  5. まとめ

日本史の時代区分

日本史の時代区分は原始~現代まで全部で6つあります。

時代区分を順番にならべると以下の表のようになります。

原始旧石器時代
縄文時代
弥生時代
古代古墳時代
飛鳥時代
奈良時代
平安時代
中世鎌倉時代(+建武の新政)
南北朝時代
室町時代
安土桃山時代
近世江戸時代
近・現代明治時代
大正時代
昭和時代
現代平成時代・令和時代

太平洋戦争終結を機に近代と現代が分かれます。そのため、表では明治時代~昭和時代までの時代区分を「近・現代」としています。

日本史の時代の順番

日本史は時代名を順番に覚えましょう。前述の表にも記載がありますが、以下のようになります。

縄文→弥生→古墳→飛鳥→奈良→平安→鎌倉→室町→安土桃山→江戸→明治→大正→昭和→平成→令和

日本史の各時代の特徴と入試に出やすい年号・出来事

日本史の時代名はそれぞれの時代の特徴を表しています。時代名から特徴を思い出せるようになっておくと、入試でややこしくなったときに正解を選びやすくなります。

各時代の特徴と入試に出やすい年号や出来事を紹介します。

縄文時代の特徴

それまでの更新世から完新世へと入り、温暖な気候で動植物が豊富になりました。

石鏃(せきぞく)などの磨製石器をつかって狩猟が行われるようになり、食料の確保がしやすくなります。そこで、土器(縄文土器)で食料が保存されるようになりました。

また、食料が手に入りやすい土地をみつけてそこに定住するようになり、竪穴住居もつくられるようになりました。

縄文時代で覚えておくべき遺跡

  • 東京都の大森貝塚(モースが発見)
  • 青森県の三内丸山遺跡

弥生時代の特徴

朝鮮半島から伝わってきた稲作が広まり、農耕文化へと変わっていきました。食料の保存を倉庫(高床倉庫)で行うようになると、食料の備蓄量によって集落(ムラ)の内外で格差が発生するようになりました。

大きな集落はほかの集落と連合あるいは支配するようになり、国へと発展していきました。

弥生時代で覚えておくべき遺跡

  • 佐賀県の菜畑遺跡
  • 佐賀県の吉野ケ里遺跡
  • 福岡県の板付遺跡
  • 島根県の荒神谷遺跡
  • 奈良県の唐古・鍵遺跡
  • 静岡県の登呂遺跡

弥生時代で入試に出やすい年号・出来事

年号・年代出来事
紀元前1世紀百余国に分立し、楽浪郡に定期的に使者を派遣(『漢書』地理志)
57年奴国王が後漢へ使者を派遣し、「漢委奴国王」の金印を授かる(『後漢書』東夷伝)
107年倭国王帥升らが生口(奴隷)160人を献上(『後漢書』東夷伝)
2-3世紀邪馬台国を女王卑弥呼が率い、約30国の小国連合を形成(『魏志』倭人伝)
239年魏に使者が派遣され、「親魏倭王」の称号をもらう(『魏志』倭人伝)

古墳時代の特徴

強力なヤマト政権が樹立され、大王を中心に国をまとめていました。朝鮮半島から専門技術や専門知識を持った渡来人を積極的に受け入れ、須恵器や武器などをつくらせていました。

この頃には漢字も使われており、埼玉県の稲荷山古墳で出土した鉄剣に漢字が書かれています。

また、百済の五経博士が儒教を伝え、百済の聖明王が仏教を伝えました。仏教は、崇仏派の蘇我稲目と排仏派の物部氏との間で争いが起こる引き金にもなりました。

古墳時代で入試に出やすい年号・出来事

年号・年代出来事
391年(辛卯年)高句麗と倭が交戦
5世紀ごろ漢字が伝わる
6世紀ごろ儒教伝来(五経博士)
538年もしくは552年仏教伝来(百済の聖明王)
538年説:『上宮聖徳法王定説』より
552年説:『日本書紀』より
391年(辛卯年)高句麗と倭が交戦

飛鳥時代の特徴

ヤマト政権内で蘇我氏と物部氏の戦が起こり、戦に勝った蘇我氏・厩戸王が政権の中心を担います。天皇と蘇我氏を中心として豪族が使える体制を整えるため、冠位十二階の制や仏教の考えを取り入れた十七条の憲法を制定しました。

国内は仏教を中心とした文化(飛鳥文化)が発展し、蘇我馬子建立の飛鳥寺、聖徳太子建立の法隆寺と四天王寺、、秦河勝建立の広隆寺などのけんちくぶつや、法隆寺金堂釈迦三尊像などの海外の様式による彫刻も盛んになりました。

また、朝鮮半島の情勢変化によってヤマト政権は中国と国交を持とうと小野妹子を隋に派遣します。隋は返礼の使者として裴世清を日本に派遣しました。

その後、百済は唐・新羅連合軍にほろぼされ、危機感をつのらせた中大兄皇子・中臣鎌足らに蘇我蝦夷・入鹿親子がほろぼされます(乙巳の変)。天皇(皇族)と中臣鎌足を中心とした政治体制となり、私地私民から公地公民へと変化します。

戦時体制として国内を統治する天智天皇(中大兄皇子)は、大宰府の北に水城を設置して朝鮮半島からの敵軍襲来にそなえ、近江大津宮にも遷都します。さらに庚午年籍を作成して全国の民衆の人口を管理します。

天智天皇の死後に皇位継承争いが起こり、勝利した大海人皇子が即位して天武天皇になります。国内統治のため、天武天皇・持統天皇によって豪族の身分を再編成する八色の姓が制定され、戸籍である庚寅年籍も作成されます。

飛鳥時代で入試に出やすい年号・出来事

年号・年代出来事
587年蘇我馬子が物部守屋をほろぼす
607年小野妹子が隋に派遣される
608年小野妹子が隋に再度派遣される。南淵請安・高向玄理・僧旻が同行。
646年改新の詔
663年白村江の戦
672年壬申の乱

奈良時代の特徴

唐の先進的な文化の輸入が優先事項とされていました。唐に派遣された貴族や僧は帰国後、朝廷内で重職に就くようになりました。吉備真備や僧玄昉など。

710年には藤原京から平城京に遷都され、長安をモデルとして条坊制で道がつくられました。

朝廷に従わない東北地方にもたびたび遠征が行われ、聖武天皇の頃には多賀城もつくられました。同じく九州の隼人にも遠征が行われ、大隅国がつくられて朝廷の支配下に置かれました。

奈良時代で入試に出やすい年号・出来事

年号・年代出来事
710年平城京遷都
723年三世一身の法
724年多賀城の建設
729年長屋王の変
740年藤原広嗣の乱
743年墾田永年私財法
740~745年聖武天皇がたびたび遷都:
平城京→恭仁京→難波宮→紫香楽宮→平城京
757年橘奈良麻呂の変
764年藤原仲麻呂(恵美押勝)の乱
769年宇佐八幡神託事件

平安時代の特徴

桓武天皇は平安京に遷都し、新たな政治をはじめるという意志を明らかにしました。その補佐役として重用していた藤原種継が長岡京造営中に暗殺されるも、引き続き藤原家との関係を重視しました。さらに坂上田村麻呂を征夷大将軍に任じるなどして3度蝦夷討伐を行います(胆沢城の築城、アテルイ降伏)。

藤原氏は他氏排斥をたびたび行ない、藤原氏以外の有力貴族(大伴氏、橘氏など)の勢力を弱めました。藤原氏の権力基盤が強固なものになり、摂関政治をはじめるに至りました。

また、平安時代は承平・天慶の乱に代表されるように武士による大きな乱が相次ぎ、それらの乱を鎮めたことで武士の台頭を招く結果になりました。

最終的に、院政を行う上皇と権力を取り戻したい天皇・藤原氏との間の争い(保元の乱・平治の乱)で平清盛が大きな権力をにぎり、平家をほろぼした源頼朝が鎌倉幕府を樹立して武家政権をつくりました。

平安時代で入試に出やすい年号・出来事

年号・年代出来事
794年平安京遷都
810年薬子の変(平城上皇の乱)
842年承和の変
866年応天門の変
902年延喜の荘園整理令
939年平将門の乱、藤原純友の乱
969年安和の変
1028年平忠常の乱
1051年~1062年前九年の役
1083年~1087年後三年の役
1086年院政の開始(白河上皇)
1156年保元の乱
1159年平治の乱
1177年鹿ケ谷の陰謀
1180年以仁王の令旨
1185年屋島の戦い、壇の浦の戦い
1185年守護・地頭の設置

鎌倉時代の特徴

源義経らによって平家はほろぼされます。その後、源頼朝は全国に守護・地頭を設置して武士による全国支配権を獲得します。

鎌倉幕府と御家人は御恩と奉公の関係でむすばれ、幕府は御家人に対して本領安堵・新恩給与を約束します。

幕府の実権は執権として北条氏がにぎり、北条氏は自家の権力を固めるために源氏将軍を衰退させ、ほかの有力御家人をほろぼします。さらに政権奪回をねらった後鳥羽上皇が承久の乱を起こすもこれを鎮圧し、六波羅探題を設置して朝廷の監視を強めます。

ですが、元寇や分割相続で窮乏する御家人が増え、最終的には後醍醐天皇の命を受けた足利尊氏や新田義貞らによって鎌倉幕府は滅ぼされます。

鎌倉時代で入試に出やすい年号・出来事

年号・年代出来事
1180年侍所設置(初代別当・和田義盛)
1184年公文所設置(初代別当・大江広元)
問注所設置(初代別当・三善康信)
1185年守護・地頭の設置
1203年北条時政が比企能員をほろぼす
1213年北条時政が和田義盛をほろぼす
1221年承久の乱
1225年連署、評定衆の設置
1232年御成敗式目の制定
1247年宝治合戦
(北条時頼が三浦泰村をほろぼす)
1249年引付衆の設置
1274年文永の役
1281年弘安の役
1285年霜月騒動
(内管領・平頼綱が有力御家人・安達泰盛をほろぼす)
1293年鎮西探題の設置
1297年永仁の徳政令
1324年正中の変
1331年元弘の変
1333年鎌倉幕府滅亡

南北朝時代の特徴

後醍醐天皇は足利尊氏との戦いに敗れ、吉野に逃れました。吉野に朝廷をつくり、南朝として存在しました。南朝は大覚寺統、足利尊氏らが擁する光明天皇ら北朝は持明院統と呼ばれました。

北朝方では足利尊氏+高師直・足利直義が権力争いを起こし、混乱します。その間、南朝方は勢力を盛り返す時もありましたが、基本的には北朝方に押されます。

3代将軍・足利義満は幕府の権力を安定させ、ついに南朝の後亀山天皇が北朝の後小松天皇に譲位する形で南北朝合一に成功しました。

南北朝時代で入試に出やすい年号・出来事

年号・年代出来事
1335年中先代の乱→足利尊氏が建武政権に反旗をひるがえす
1336年・建武政権崩壊
・足利尊氏が建武式目を制定
1350年~1352年観応の擾乱
1371年今川貞世(了俊)が九州探題に就任
1392年南北朝合一

室町時代の特徴

3代将軍・足利義満は有力守護大名(土岐康行、山名氏清、大内義弘ら)をほろぼして守護大名の力をそぎました。幕府内の政治体制を整え(三管領、四職)、自身は太政大臣に就任し日明貿易をはじめるなどして室町幕府の権力を強くしました。

しかし守護の権限を鎌倉時代よりも強めたことで、守護大名の強大化を招きました。

また、将軍も足利義満以降は守護大名に押されるようになり、6代目・足利義教に至っては赤松満祐に暗殺されました(嘉吉の乱)。

幕府の権力が弱くなったことで、地方でも自治的な組織(惣)がつくられ、守護に反発して国人一揆が起こるようになりました。

室町時代で入試に出やすい年号・出来事

年号・年代出来事
1390年土岐康行の乱
1391年明徳の乱
1399年応永の乱
1401年足利義満が第一回遣明船を派遣
1404年日明貿易開始
1419年応永の外寇
1428年正長の土一揆
1429年琉球王国成立
1438年永享の乱
1441年・嘉吉の土一揆
・嘉吉の乱
1457年コシャマインの蜂起
1467年~1477年応仁の乱
1485年~1493年山城の国一揆
1488年から約100年間加賀の一向一揆
1532年法華一揆
1536年天文法華の乱

室町時代の主な戦国大名

戦国大名本拠地現在の地名
北条氏(北条早雲、氏康ら)小田原神奈川県
上杉謙信越後新潟県
武田信玄甲斐山梨県
今川義元駿河静岡県
織田信長尾張愛知県
毛利元就安芸広島県
長曾我部元親土佐高知県

安土桃山時代の特徴

鉄砲が日本に伝わり、戦争の決着が早くつくようになりました。その結果、織田信長が全国の支配者になりかけ、つづいて豊臣秀吉→徳川家康の順に全国の支配者が変わっていきました。

武家の力が格段に強まったため貴族や寺社の力は弱まり、経済地盤を武家にうばわれました。武家が全国の石高や人口を管理し、強い支配体制を築くようになりました。

また、キリスト教も「天下統一」の事業が完成するまでは保護され(支配者に利用され)、天下統一が果たされて以降は禁止・弾圧へと方針が転換していきました。

安土桃山時代で入試に出やすい年号・出来事

年号・年代出来事
1560年桶狭間の戦い
1568年織田信長が足利義昭を奉じて入京
1575年長篠の戦い
1580年織田信長と石山本願寺の戦いが終結
1582年本能寺の変
1585年豊臣秀吉が関白に任命される(藤原氏以外で初)
1590年豊臣秀吉が全国を統一する
1592年文禄の役
1597年慶長の役
1600年関ヶ原の戦い

江戸時代の特徴

徳川幕府は全国の大名との間で主従関係となり、封建体制をとりました。幕府は金山・銀山や重要な港を支配して収入を多く持ち、大名が強い軍事力を持つのを避けようとします。

改易された大名の遺臣などが反乱を起こすなどしたため、朱子学を奨励して武断政治から文治政治へと切り替え、国内で大規模な軍事的手段が取りづらい体制にしました。

また、国内の安定的な統治のために外国との交渉窓口を4か所にしぼり、鎖国状態をつくりあげました(松前:アイヌ、長崎:オランダ・中国、対馬:朝鮮、薩摩:琉球)。

一方でロシアをはじめとする外国からたびたび使節がやってきて通商を求められるようになりました。幕府は『オランダ風説書』などで列強の軍事力を脅威に感じるようになりました。そんな折にアヘン戦争での清国が敗北したのをみて、1854年日米和親条約を結んで開国し、1858年に日米通商条約を結んで貿易をはじめました。

こうした幕府の方針に反対した薩摩藩や長州藩などの勢力の反乱で幕府は滅びました。

江戸時代で入試に出やすい年号・出来事

年号・年代出来事
1603年徳川家康が征夷大将軍に任命される
1614-1615年・大坂の陣
・武家諸法度(元和令)の制定
・禁中並公家諸法度の制定
1627年紫衣事件
1651年・由井正雪の乱
・末期養子の禁緩和
1709年~1716年正徳の治
1716年~1745年享保の改革
1772年~1786年田沼意次の政治
1782年~1787年天明の飢饉
1787年~1793年寛政の改革
1792年ラクスマンが根室に来航
1804年レザノフが長崎に来航
1806年文化の薪水給与令
1808年フェートン号事件
1825年異国船打払令
1837年モリソン号事件
1839年蛮社の獄
1840年~1842年アヘン戦争
1841年~1843年天保の改革
1842年天保の薪水給与令
1853年ペリーが浦賀に来航
1854年日米和親条約締結
1858年・日米修好通商条約締結
・安政の大獄(~1859年)
1860年桜田門外の変
1862年・坂下門外の変
・生麦事件
1864年禁門の変
1867年・大政奉還
・王政復古の大号令
1868年~1869年戊辰戦争

江戸時代の鎖国政策

江戸時代は段階的に鎖国政策がとられました。その概要を説明します。

年代順の鎖国政策

鎖国政策は以下の順に取られました。

  • 1612年直轄地に禁教令
  • 1613年全国に禁教令
  • 1614年宣教師とキリシタンをマニラ・マカオに追放
  • 1616年ヨーロッパ人の来航を平戸と長崎に制限
  • 1624年スペイン船の来航禁止
  • 1633年奉書船以外の海外渡航禁止
  • 1635年日本人の海外渡航禁止と帰国を禁止
  • 1639年ポルトガル船の来航禁止
  • 1641年オランダ商館を長崎の出島に移す

約30年かけて一部の日本人以外は日本と海外を行き来することができなくしました。また交渉を持つ外国も一部の国に制限されました。

なお、スペインとポルトガルの来航禁止について、スペインが先でポルトガルが後というのを覚えておきましょう。ややこしいので入試にときどき出てきます。

鎖国体制下での外国との窓口4つ

鎖国後も、一部の外国と4か所の窓口で交渉を持っていました。

窓口交渉のあった外国覚えておくべきポイント
松前アイヌ商場知行制→場所請負制
長崎オランダ・中国オランダ→『オランダ風説書』
中国→唐人屋敷設置
対馬朝鮮朝鮮通信使
薩摩琉球謝恩使・慶賀使

明治時代の特徴

明治政府は列強からの独立を守るため、欧米と同様に憲法と議会をつくり、工業力の発展を目指しました。短期間で軍事力を上げるため、天皇を中心とした中央集権体制を取りました。

まず、外国の侵略から守るために防衛拠点として朝鮮半島の支配をねらって清国と争い、つづいてロシアと争いました。この2つの戦争を経て列強から一目置かれるようになり、領事裁判権の撤廃と関税自主権の回復に成功しました。

明治時代で入試に出やすい年号・出来事

年号・年代出来事
1868年・五箇条の御誓文
・五榜の掲示
1869年版籍奉還
1871年・廃藩置県
・日清修好条規
1872年・富岡製糸場
・学制発布(→1886年学校令)
1873年・徴兵令
・地租改正
・明治六年の政変
1875年・江華島事件
・樺太・千島交換条約
1876年廃刀令
1877年・地租改正反対一揆(地租が3%→2.5%)
・西南戦争
1884年甲申事変→1885年天津条約
1894年・甲午農民戦争
・日清戦争(~1895年)
1904年日露戦争(~1905年)
1910年韓国併合

大正時代の特徴

日露戦争での善戦により、国内で軍部の発言力が強まっていきました。さらに第一次世界大戦で日本の軍需産業が大きくうるおい、軍事と経済の関係性が強まりました。国際的には第一次世界大戦の戦禍で軍縮の動きが強まり、国際協調機関として国際連盟が設立されました。

臥薪嘗胆の精神で我慢を重ねてきた国民も要求を表に出すようになり、大正デモクラシーが起こりました。労働者の環境問題が社会問題化しました。

大正時代の首相(内閣)の順番と出来事

内閣出来事
第2次西園寺公望内閣陸軍大臣上原勇作の辞職→軍部大臣現役武官制の利用により内閣崩壊
第3次桂太郎内閣第一次護憲運動「閥族打破・憲政擁護」
第1次山本権兵衛内閣・軍部大臣現役武官制の改定
・文官任用令の緩和
・ジーメンス事件で退陣
第2次大隈重信内閣二十一か条の要求
寺内正毅内閣・石井・ランシング協定
・西原借款
・シベリア出兵、米騒動
原敬内閣・三・一独立運動
・直接国税の規定を10円以上→3円以上に改定
加藤友三郎内閣・在任中に病死
・ワシントン海軍軍縮条約
第2次山本権兵衛内閣関東大震災
清浦奎吾内閣第二次護憲運動
加藤高明内閣・憲政の常道
・日ソ基本条約
・治安維持法、普通選挙法

昭和時代の特徴

戦後恐慌と震災恐慌で金融不安が広がりました。イギリスなど植民地を持つ国はブロック経済で国内の経済を守りに入りますが、日本・ドイツ・イタリアは植民地を持たないため、外国を侵略して経済を回復させようとしました。

その方針のもと、中国に対して強硬姿勢を持つ田中義一内閣は山東出兵や張作霖爆殺事件を起こし、中国侵略を広げました。田中義一内閣が総辞職後もこの流れは止められず、満州事変を起こして国際連盟脱退におちいり、日本は国際的に孤立しました。

国内でも軍部主導を主張するグループが五・一五事件や二・二六事件を起こし、内閣は軍部の主張を受け入れる態勢になっていきました。

これらの結果、日中戦争→太平洋戦争へと戦争を広げていくようになりました。

戦後はGHQの指導のもと、日本国憲法をつくって国民主権としました。また、教育制度改革、大地主や財閥の解体といったいくつもの改革が行われました。

昭和時代の首相(内閣)の順番と出来事

内閣出来事
田中義一内閣張作霖爆殺事件
濱口雄幸内閣・世界恐慌
・ロンドン海軍軍縮条約 → 統帥権干犯問題
・重要産業統制法
第2次若槻礼次郎内閣柳条湖事件
犬養毅内閣五・一五事件
斎藤実内閣国際連盟脱退
岡田啓介内閣二・二六事件
広田弘毅内閣・軍部大臣現役武官制の復活
・日独伊防共協定
林銑十郎内閣 
第1次近衞文麿内閣・盧溝橋事件
・西安事件
・「国民政府を相手とせず」の声明
・日中戦争
・国家総動員法
平沼騏一郎内閣独ソ不可侵条約
阿部信行内閣 
米内光政内閣 
第2次・第3次近衞文麿内閣・大政翼賛会
・日ソ中立条約
東條英機内閣太平洋戦争
小磯國昭内閣ヤルタ会談
鈴木貫太郎内閣ポツダム宣言受諾
東久邇宮稔彦王内閣ミズーリ号で降伏文書に調印
幣原喜重郎内閣・公職追放 ・金融緊急措置令
第1次吉田茂内閣・教育基本法(6・3・3・4)
・学校教育法(義務教育9年、男女共学)
・地方自治法
・独占禁止法

以下のサイトで歴代内閣の政策を一覧で確認できます。
歴代内閣総理大臣の一覧

平成時代の特徴

日本は景気が低迷し、長い不況に入りました。同時に大きな自然災害が起こり(阪神大震災、東日本大震災など)、震災への対策が重要トピックになっています。

世界では冷戦終結や核軍縮など、大きな戦争が起こりにくくする動きが取られました。一方でリーマン・ショックを引き金とする金融危機もあり、国際的に景気が後退した時期もありました。

また、アメリカ・ロシアの力が相対的に下がり、アジア・アフリカ諸国が第三勢力として台頭してきました。

日本史の勉強で時代区分と時代ごとの特徴が重要な理由

大学受験の日本史では、時代区分や時代ごとの特徴をとらえることが重要です。

その理由をまとめてお伝えします。

時系列に沿って出来事を覚えられる

まず、時代区分を覚えれば時系列に沿って歴史的な出来事を覚えられます。

歴史上の出来事は単発のものではなく、ほかの出来事とつながっています。そのつながりごと覚えられるので記憶に残りやすく(ストーリー記憶)、入試で思い出しやすいです。

時代ごとの主要人物を覚えやすい

日本史では政権担当者などの主要人物がたくさん登場します。天皇、有力豪族、藤原氏、北条氏、足利氏、歴代首相など。

これらの人物の考え方や動きはその時代を特徴づくっています。そのため、入試でも以下の3点が設問の焦点になります。

  • 誰が
  • 何をしたのか
  • なぜそれをしたのか

時代区分を覚え、時代ごとの特徴を覚える過程で上記のポイントも頭に入ってきます。

入試で誤りのある選択肢を見つけやすい

大学入試では、歴史上の出来事を時系列で選択する問題がよく出てきます。例えば共通テストでは、誤りのある選択肢を選ばせる問題が出てきます。

そうした問題は、歴史の流れや順番が頭に入っていると解きやすく感じられます。

日本史の参考書

最後に、日本史の参考書を紹介します。

※関連記事:日本史の流れが分かる参考書、文化史の参考書、論述の参考書、日本史探究の参考書

『金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本 改訂版』

1冊目は日本史参考書の定番、「金谷の日本史」です。古代~近現代まで3冊と文化史1冊の合計4冊に分けて解説してくれています。

内容はオーソドックスで、教科書をさらにくわしく解説してくれています。

すべてじっくり読むというより、問題集で問題を解きつつ因果関係が分かりにくいときに参考書として使う人も多いです。

特に、共通テストを受ける人は『文化史』だけでも読んでおくと役立ちます。


金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本【改訂版】 原始・古代史 (東進ブックス 大学受験 名人の授業)


金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本【改訂版】 中世・近世史 (東進ブックス 大学受験 名人の授業)


金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本【改訂版】 近現代史 (東進ブックス 大学受験 名人の授業)


金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本【改訂版】文化史 (東進ブックス 大学受験 名人の授業シリーズ)

出版社:ナガセ

『一度読んだら絶対に忘れない日本史の教科書』

通常の大学入試問題集・参考書はちょっと苦手かも…という人におすすめなのがこちらの1冊です。

日本史の流れをストーリー仕立てで解説してくれる教科書です。イラストも豊富で、1つのストーリーにまとめてくれているので、楽しく読めます。「歴史の流れが苦手」という人にぴったりです。


一度読んだら絶対に忘れない日本史の教科書 公立高校教師YouTuberが書いた

出版社:SBクリエイティブ

『日本史B一問一答【必修版】【完全版】』

流れを理解できるようになったら、問題演習をして記憶に定着させる必要があります。

この問題集はそんなときに便利です。

「必修版」と「完全版」に分かれており、現在の学力や志望校のレベルに合わせて選べます。


日本史B一問一答【必修版】 (東進ブックス 大学受験 一問一答シリーズ)


日本史一問一答【完全版】2nd edition (東進ブックス 大学受験 一問一答シリーズ)

出版社:ナガセ

『よくわかる高校日本史探究』

学研が出版している「標準レベルまで」の参考書です。教科書よりも解説がくわしく、日本史探求に苦手意識を持っている人も理解しやすいです。

定期テスト対策用の問題ページもあり、定期テスト対策、中堅レベルまでに大学入試対策に便利です。


よくわかる高校日本史探究 (MY BEST)

出版社:Gakken

まとめ

いかがでしょうか。

高校生向けに日本史の時代区分の名称と順番を紹介し、各時代の特徴や大学入試によく出る年号や出来事を紹介しました。

江戸時代の鎖国政策の流れや外国との窓口4つ、歴代首相と在任中の出来事など、共通テストや大学入試で問われやすい内容もまとめています。

時代区分を押さえ、ぜひ日本史(日本史探求)を得意にしましょう!

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福地 暁です。
個別指導の塾を経営しています。

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