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中学英語の文型5つを完全整理|SVC・SVO・SVOOを例文と練習問題で得意にする

中学英語の文型5種類を勉強中のノート 中学生
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中学英語が苦手になる原因の一つが、「語順のルール」があいまいなまま文を作ったり読んだりしてしまうことです。
実は、中学英語の文はすべて「5つの文型」に当てはめて考えることができます。

文部科学省の学習指導要領でも、中学英語では5文型を理解することが基本として示されています。詳しくは学習指導要領をご確認ください。

文及び文構造については,・・・繰り返し触れることによって英語の語順に気付かせ,その規則性を内在化させ・・・

文部科学省野『中学校学習指導要領解説(外国語 – 英語 – 内容)』より引用


文型が分かるようになると、英文の意味が取りやすくなり、定期テストの並び替え問題や文法問題でも迷いにくくなります。

そこでこの記事では、中学生が必ず押さえておきたい「中学英語の文型」について、全体像からやさしく整理します。

  1. 中学英語の文型とは?まず全体像をつかもう
    1. 文型を学ぶと何ができるようになる?
    2. 中学英語では文型は「5つ」だけ覚えればOK
    3. 文型=語順のルールと考えると理解しやすい
      1. 文型と品詞(名詞・形容詞)の関係を最低限おさえよう
  2. 中学英語の文型① SV(主語+動詞)
    1. SVの意味と基本例文
    2. 中1でよく出るSVの動詞例
      1. go / come / run / live など
      2. 「目的語がない=SV」という誤解に注意
  3. 中学英語の文型② SVC(主語+動詞+補語)
    1. SVCは「イコールの関係」
    2. be動詞を使うSVCの基本
    3. look+形容詞の文に注意しよう
      1. He looks happy. がSVCになる理由
      2. get / become / feel もSVCになる
      3. 「look=動作」と勘違いするミスが多い
  4. 中学英語の文型③ SVO(主語+動詞+目的語)
    1. SVOは「〜を」の形
    2. 中学生が一番使う基本文型
      1. like / have / play / study など
      2. SVOとSVCの見分けミスに注意
  5. 中学英語の文型④ SVOO(主語+動詞+目的語+目的語)
    1. SVOOは「人に物を」の形
    2. She teaches us English. の文型を確認
    3. SVOOとSVO+前置詞の書きかえ
      1. She teaches English to us. との違い
      2. give / show / tell / teach の共通点
      3. 定期テストによく出る「どちらが人か」で迷う問題の解き方
        1. 練習問題①
        2. 練習問題②
        3. 練習問題①②の解答・解説
          1. 問題①の解答・解説
          2. 問題②の解答・解説
  6. 中学英語の文型⑤ SVOC(主語+動詞+目的語+補語)
    1. SVOCは「O=C」の関係
    2. make+人+形容詞の形
      1. The movie made me happy. を分解する
    3. name+人+名前 の文型
      1. My parents named me Kaoru. のしくみ
      2. SVOCは中2以降で一気に増える
  7. 学年別に見る|中学英語の文型の出題ポイント
    1. 中1でよく問われる文型
    2. 中2で増える文型と注意点
  8. 5文型の見分け方|定期テストで迷わないコツ
    1. まず動詞の種類を見る
    2. 補語があるかどうかをチェック
    3. 目的語が1つか2つかで判断する
    4. 日本語に訳す前に文型を決める理由
  9. 中学英語の文型 練習問題(定期テスト対策)
    1. 文型を答える練習問題
    2. 書きかえ問題(SVOO・SVOC)
  10. 中学英語の文型 練習問題の解答・解説
    1. 各問題の文型と理由を解説
    2. よくある誤答パターンと修正ポイント
  11. まとめ|文型が分かると英語は一気に楽になる
    1. 次に読むべきおすすめ記事
  12. よくある質問
    1. Q1|中学英語の文型は全部でいくつありますか?
    2. Q2|文型を覚えると何が便利ですか?
    3. Q3|SVOとSVCの見分け方は?
    4. Q4|SVOOとSVO+前置詞の違いは?
    5. Q5|SVOCは中1でも出ますか?
    6. Q6|lookやbecomeを使った文はどの文型ですか?
    7. Q7|文型を日本語に訳す前に決める理由は?
    8. Q8|目的語が2つあるかどうかの見分け方は?
    9. Q9|補語はどこまでを指しますか?
    10. Q10|文型の練習問題はどこで確認できますか?
    11. Q11|定期テストで文型を聞かれる形式は?
    12. Q12|文型を覚える順番はありますか?

中学英語の文型とは?まず全体像をつかもう

中学英語5文型の一覧図。SV、SVC、SVO、SVOO、SVOCの語順と例文を色分けで整理
中学英語の5文型を色分けした一覧図。語順と例文を視覚的に理解できます。

中学英語の文型とは、英語の文を作るときの基本的な語順のパターンのことです。
英語では、日本語のように語順を自由に変えることはできません。

どんなに長い英文でも、文の骨組みは決まっていて、その形が「文型」です。
まずは、この全体像をつかむことが大切です。

文型を学ぶと何ができるようになる?

文型が分かるようになると、英語を「かたまり」で理解できるようになります。
単語を一語ずつ日本語に直す必要がなくなり、文全体の意味を素早くつかめるようになります。

また、定期テストでよく出る次のような問題に強くなります。

  • 語順を並び替える問題
  • 下線部の文法的な役割を問う問題
  • 書きかえ問題

特に「なぜこの語順になるのか」を説明できるようになると、英語が暗記ではなく理解に変わっていきます

中学英語では文型は「5つ」だけ覚えればOK

中学英語で使う文型は、全部で5つしかありません。
高校英語や大学入試でも基本は同じですが、中学生のうちはこの5つを確実に身につけることが最優先です。

どの文型も、主語と動詞を中心に考えることで整理できます。
難しく感じる人も、数が少ないことを知るだけで気持ちが楽になるはずです。

文型=語順のルールと考えると理解しやすい

文型は「意味のルール」ではなく、「語順のルール」です。
英語では、主語のあとに何が来るかが文型によって決まっています。

たとえば、動詞のあとに目的語が来る文もあれば、形容詞が来る文もあります。
この違いを感覚ではなく、文型として整理することが重要です。

英語の文を見るときは、「この文はどの文型か」を意識するクセをつけましょう。

文型と品詞(名詞・形容詞)の関係を最低限おさえよう

文型を理解するためには、品詞の中でも特に「名詞」と「形容詞」の役割を知っておく必要があります。

名詞は「人・もの・こと」を表し、文の中で主語や目的語になることが多いです。
一方、形容詞は名詞の様子や状態を表し、文の中では補語として使われることがあります。

たとえば、
He is happy.
この文では、happy は名詞ではなく形容詞で、主語 He の状態を説明しています。

この「名詞なのか、形容詞なのか」の違いが分からないと、文型の判断でつまずきやすくなります。
文型を学ぶ前後で、名詞と形容詞の使い方を整理しておくと理解が一気に深まります。

詳しい文法の全体像は「中学英語文法一覧」で確認し、
名詞と形容詞の基本は「名詞の使い方まとめ」「形容詞の使い方まとめ」で復習しておくのがおすすめです。

中学英語の文型① SV(主語+動詞)

SVは、中学英語でいちばん基本になる文型です。
主語のあとに動詞が来て文が終わる形で、「誰が」「どうする」という動作や状態を表します。

まずは、SVがどのような意味を持ち、どんな文で使われるのかを確認しましょう。

SVの意味と基本例文

SVの文型は、主語が何をするのか、どんな状態なのかをそのまま伝える文です。
動詞のあとに「〜を」にあたる目的語が来ないのが特徴です。

たとえば、
I run.
She sleeps.

これらの文では、run や sleep のあとに名詞は続いていません。
主語の動作だけで意味が完結しているため、SVの文型になります。

SVは短くてシンプルな文が多く、中1の英語では最初に学ぶ形です。
英語の語順に慣れるための土台になる文型だと考えてください。

中1でよく出るSVの動詞例

SVで使われる動詞は、「それだけで意味が通じる動詞」です。
動作や状態を表し、あとに名詞を必要としません。

中1で特によく出てくる動詞を見ていきましょう。

go / come / run / live など

go は「行く」、come は「来る」、run は「走る」、live は「住む」という意味を持ちます。
これらは、目的語がなくても文として成立します。

たとえば、
I go to school.
She comes here.
They live in Tokyo.

to school や here、in Tokyo は名詞ではなく、場所を表す語句です。
このような語句があっても、文型はSVのままです。

動詞のあとに語が続いていても、それが目的語でなければSVになる点をしっかり押さえておきましょう。

「目的語がない=SV」という誤解に注意

SVを学ぶときに多い間違いが、「目的語がない文はすべてSV」と考えてしまうことです。
これは正しくありません。

たとえば、
He is happy.

この文には目的語はありませんが、文型はSVではなくSVCです。
is のあとに来ている happy は名詞ではなく形容詞で、主語の状態を説明しています。

SVかどうかを判断するときは、
①動詞の種類
②動詞のあとに来ている語が何の役割か
この2点を見ることが大切です。

「目的語がないからSV」と決めつけず、「この動詞はSVの形を取る動詞か」を考えるようにしましょう。
この意識を持つだけで、文型の見分けミスは大きく減ります。

中学英語の文型② SVC(主語+動詞+補語)

SVCは、中学英語の文型の中でも特に誤解されやすい形です。
動作を表しているように見えて、実は主語の状態や性質を説明している文が多くあります。

SVCでは、主語と補語が同じものを指している関係になります。
この考え方をしっかり押さえることが理解への近道です。

SVCは「イコールの関係」

SVCの文型では、主語と補語が「イコール」の関係になります。
補語は、主語がどんな状態か、どんなものかを説明します。

たとえば、
She is a student.
この文では、She と a student は同じ人物を表しています。

このように、主語と補語が同じものを指しているとき、その文はSVCになります。
「主語=補語」と考えると分かりやすいです。

be動詞を使うSVCの基本

SVCのいちばん基本的な形は、be動詞を使った文です。
be動詞のあとには、名詞や形容詞が来て、主語を説明します。

たとえば、
He is tall.
They are friends.

tall は形容詞、friends は名詞ですが、どちらも主語の説明になっています。
このような文はすべてSVCです。

be動詞を使った文は、中学英語の中でも特に出題が多いため、
be動詞の使い方とあわせて理解しておくことが重要です。

look+形容詞の文に注意しよう

look は「見る」という意味で覚えている人が多いですが、
文型の話では「〜に見える」「〜のようだ」という意味で使われることがあります。

この場合の look は動作ではなく、状態を表す動詞です。
そのため、文型はSVCになります。

He looks happy. がSVCになる理由

He looks happy.
この文では、happy が he の状態を説明しています。

he と happy は同じものを指しているわけではありませんが、
「he は幸せな状態だ」という意味になっており、補語として主語を説明しています。

look のあとに形容詞が来て主語の様子を表している場合、
この文はSVCと判断します。

動詞のあとに形容詞が来ているかどうかを確認することがポイントです。

get / become / feel もSVCになる

SVCになる動詞は、be動詞だけではありません。
get、become、feel なども、主語の状態の変化や気持ちを表すときにSVCになります。

たとえば、
I got tired.
She became famous.
I feel sleepy.

これらの文では、tired、famous、sleepy が主語の状態を説明しています。
目的語ではなく補語なので、文型はSVCです。

「look=動作」と勘違いするミスが多い

SVCで特に多いミスが、look をすべて「動作の動詞」だと思い込んでしまうことです。
「見る」という意味で使う look は、SVOの文型になることもあります。

たとえば、
I look at the picture.
この場合は「絵を見る」という動作なので、文型はSVOです。

一方、
The cake looks good.
この文では、good が cake の状態を説明しているため、SVCになります。

look の意味が「動作」なのか「状態」なのかを見分けることが大切です。
この違いを意識できるようになると、文型の判断ミスは大きく減ります。

be動詞の基本的な使い方は「be動詞の使い方」で、
形容詞の役割については「形容詞の使い方」で確認しておくと理解がより深まります。

中学英語の文型③ SVO(主語+動詞+目的語)

SVOは、中学英語で最も使われる文型です。
「誰が」「何を」「どうする」という形で、動作が相手に向かう文になります。

文型の中でも出題数が多く、ここを正しく理解できるかどうかで英語全体の得意・不得意が分かれます。

SVOは「〜を」の形

SVOの文型では、動詞のあとに目的語が来ます。
目的語は「〜を」「〜に」にあたる名詞で、動作の対象になります。

たとえば、
I like music.
She plays the piano.

music や the piano は、動詞の動作が向かう相手なので目的語です。
このような文はSVOになります。

動詞のあとに名詞が来ているかどうかを確認することが、SVOを見分ける基本です。

中学生が一番使う基本文型

中学英語の英文の多くは、SVOの形で作られています。
日常会話でも、テストの英文でも頻繁に登場します。

肯定文、否定文、疑問文のどれでも、文型そのものは変わりません。
語順の中心は常に「主語+動詞+目的語」です。

まずはSVOを確実に理解することが、他の文型を学ぶ土台になります。

like / have / play / study など

like は「好きだ」、have は「持っている」、play は「する」、study は「勉強する」という意味です。
これらの動詞は、必ず目的語を取ることが多い動詞です。

たとえば、
I have a pen.
They study English.

a pen や English がなければ、文として意味が足りません。
このように、動詞のあとに目的語が必要な文はSVOになります。

SVOとSVCの見分けミスに注意

SVOとSVCは、見た目が似ているため間違えやすい文型です。
どちらも動詞のあとに語が続きますが、その役割が違います。

SVOでは、動詞のあとに来る語は目的語で、「〜を」にあたります。
一方、SVCでは、動詞のあとに来る語は補語で、主語の状態や性質を説明します。

たとえば、
I like apples.
この文では apples は目的語なのでSVOです。

I am happy.
この文では happy は主語 I の状態を説明しているためSVCです。

「動詞のあとに来ている語が、動作の相手なのか、主語の説明なのか」を考えることが、見分けるためのポイントです。

中学英語の文型④ SVOO(主語+動詞+目的語+目的語)

SVOOとSVO+前置詞の書きかえ例。She gave me a pen. と She gave a pen to me. を矢印で示す
SVOOとSVO+前置詞の書きかえの例。目的語と人を色分けで示しています。

SVOOは、動作が二つの相手に向かうときに使われる文型です。
「誰が」「人に」「物を」「どうする」という形になり、中学英語では書きかえ問題でよく出題されます。

目的語が二つあるため難しく感じやすいですが、意味の流れをつかめば理解しやすくなります。

SVOOは「人に物を」の形

SVOOの基本的な意味は「人に物を与える」「人に情報を伝える」です。
最初の目的語は「人」、二つ目の目的語は「物」になることが多いです。

たとえば、
She gave me a present.
この文では、me が「人」、a present が「物」にあたります。

このように、「人に物を」の意味になっていれば、SVOOの文型を疑いましょう。

She teaches us English. の文型を確認

She teaches us English.
この文では、teaches のあとに us と English が続いています。

us は「教える相手の人」、English は「教える内容」です。
どちらも目的語ですが、役割が違うため目的語が二つあるSVOOになります。

動詞のあとに名詞が二つ続き、意味が「人に物を」になっているかを確認することが大切です。

SVOOとSVO+前置詞の書きかえ

SVOOの文は、多くの場合「SVO+前置詞」の形に書きかえることができます。
意味はほとんど変わらず、語順だけが変わります。

この書きかえは定期テストで非常によく出題されるため、必ず押さえておきましょう。

She teaches English to us. との違い

She teaches English to us.
この文では、English が目的語で、to us は前置詞句です。

SVOOの文では us が目的語でしたが、書きかえ後は us の前に to がつき、目的語ではなくなっています。
文型はSVOになります。

意味はほぼ同じですが、文型が変わる点が重要です。
前置詞 to は「〜に」を表し、人を示すことが多いです。

前置詞 to や for の使い分けについては「前置詞 to / for」で確認しておくと安心です。

give / show / tell / teach の共通点

give、show、tell、teach は、SVOOになりやすい代表的な動詞です。
どれも「人に何かを与える」「人に何かを伝える」という共通の意味を持っています。

これらの動詞を見たら、目的語が二つ来る可能性が高いと考えましょう。
文型を判断するスピードが上がります。

定期テストによく出る「どちらが人か」で迷う問題の解き方

SVOOの問題で多いミスは、「どちらが人なのか分からなくなる」ことです。
特に代名詞が使われていると混乱しやすくなります。

たとえば、
She gave him it.
この文では、him が人、it が物です。

代名詞は意味を考えないと判断できません。
me、him、us、them などは人を表すことが多い点を思い出しましょう。

代名詞の基本は「代名詞の使い方」で復習しておくと、SVOOのミスを減らすことができます。

練習問題①

次の英単語を、日本語の文に合うように並び替えましょう。

問題文
彼女はポストカードを友だちに送った。
【sent / a/ she/ her friend/ postcard】.

練習問題②

次の英単語を、日本語の文に合うように並び替えましょう。

問題文
その先生は生徒たちに宿題を与えた。
【the/ homework/ the/ teacher /gave /students】.

練習問題①②の解答・解説
問題①の解答・解説
  • 答え
    She sent her friend a postcard.
  • 解説
    動詞 sent(現在形はsend) のあとに her friend(人)と a postcard(物)が続いています。SVOO の形では「人→物」の順で直接目的語を2つ置けます。SVO+前置詞にすると、物を目的語にして人は to を使って表します。定期テストでは「どちらが人か」を確認することが大切です。
問題②の解答・解説
  • 答え
    My teacher gave the students homework.
  • 解説
    動詞 gane(現在形はgive) の後ろに the students(人)と homework(物)が続いています。SVOO では人が先、物が後の順番で目的語を置きます。SVO+前置詞に書きかえると、物を目的語にして人は to で表します。ポイントは「人と物を正しく見分ける」ことです。

中学英語の文型⑤ SVOC(主語+動詞+目的語+補語)

SVOC文の例 The movie made me happy. を主語、動詞、目的語、補語に分解して色分けした図
SVOC文の例を分解。目的語と補語の関係を色分けで理解できます。

SVOCは、中学英語の文型の中で最も難しく感じやすい形です。
動詞のあとに目的語があり、そのさらにあとに補語が続きます。

ポイントは、補語が「目的語を説明している」という点です。
この関係を理解できると、SVOCは一気に分かりやすくなります。

SVOCは「O=C」の関係

SVOCでは、目的語と補語が「イコール」の関係になります。
主語ではなく、目的語がどんな状態なのか、何なのかを補語が説明します。

たとえば、
They call him a hero.
この文では、him と a hero が同じ人物を指しています。

SVCでは「主語=補語」でしたが、
SVOCでは「目的語=補語」になる点が大きな違いです。

make+人+形容詞の形

SVOCで中学生が最初に出会う形が、make+人+形容詞です。
この形では、「人を〜な状態にする」という意味になります。

make のあとに来る人が目的語、形容詞が補語です。
動作の結果として、人の状態がどう変わったかを表します。

make の詳しい使い方は「make の使い方」で確認しておくと理解が深まります。

The movie made me happy. を分解する

The movie made me happy.
この文を文型ごとに分けて考えてみましょう。

The movie が主語、made が動詞、me が目的語、happy が補語です。
happy は me の状態を説明しているため、目的語の説明になっています。

このように、「誰を」「どんな状態にしたか」を表している文はSVOCになります。

name+人+名前 の文型

SVOCは形容詞だけでなく、名詞が補語になる場合もあります。
その代表例が、name+人+名前 の形です。

この形では、「人を〜と名づける」という意味になります。
名前は、その人を説明する名詞なので補語になります。

My parents named me Kaoru. のしくみ

My parents named me Kaoru.
この文では、me が目的語、Kaoru が補語です。

me と Kaoru は同じ人物を指しており、「目的語=補語」の関係になっています。
そのため、この文はSVOCの文型です。

「人を何と呼ぶか」「人を何と名づけるか」を表す文は、SVOCになることが多いです。

SVOCは中2以降で一気に増える

SVOCは、中1の段階ではあまり多く出てきません。
中2以降になると、make や name をはじめとしたSVOCの動詞が増え、長い文も登場します。

定期テストでは、SVOCかSVOかを見分ける問題が出されやすくなります。
動詞のあとに「人+形容詞」「人+名詞」が続いていたら、SVOCを疑うようにしましょう。

SVOCの考え方を早めに理解しておくと、中2・中3の英文が読みやすくなります。

学年別に見る|中学英語の文型の出題ポイント

中学英語の文型は、学年が上がるにつれて出題のされ方が変わります。
ここでは文型そのものの説明ではなく、定期テストや学校の問題で「どの文型が、どのように問われやすいか」という出題傾向にしぼって整理します。

中1でよく問われる文型

中1では、英語の語順に慣れることが目的になるため、SV・SVC・SVOが中心になります。
特に多いのは、主語と動詞の位置が正しいかどうかを確認する問題です。

文型としてはシンプルでも、be動詞と一般動詞の使い分けができていないと間違えやすくなります。
SVCでは、be動詞のあとに名詞や形容詞が来て主語を説明しているかどうかが問われやすいです。

SVOでは、動詞のあとに目的語が必要かどうかを判断させる問題が多く出ます。
語順並びかえ問題や、空所補充で目的語を正しく入れられるかがチェックされます。

中1の段階では、文型名を答えさせるよりも、正しい語順で文を作れるかが重視される傾向があります。

中2で増える文型と注意点

中2になると、SVOOとSVOCが本格的に登場します。
文が長くなり、動詞のあとに語が複数続くため、文型の判断が難しくなります。

SVOOでは、「人に物を」の意味になっているか、前置詞 to や for に書きかえられるかがよく問われます。
特に代名詞を使った書きかえ問題でミスが増えやすくなります。

SVOCでは、目的語と補語の関係を理解しているかがポイントになります。
make や name を使った文で、形容詞や名詞が何を説明しているかを見抜けるかが試されます。

中2以降は、単に語順を覚えているだけでは対応できません。
動詞の性質と、あとに続く語の役割を意識して読むことが、文型問題で点を取るための重要なポイントになります。

5文型の見分け方|定期テストで迷わないコツ

5文型を正しく見分けられるようになると、英文の理解スピードが一気に上がります。
定期テストで迷う原因の多くは、文を日本語に訳そうとしてから文型を考えてしまうことです。

ここでは、文型を判断するときの考え方を順番に整理します。

まず動詞の種類を見る

文型を見分けるとき、最初に注目すべきなのは動詞です。
英語の文型は、どの動詞が使われているかで、ほぼ決まります。

be動詞や look、become などは、あとに主語を説明する語が来ることが多く、SVCになりやすいです。
一方、like や have、play などは、目的語を必要とするためSVOになります。

動詞を見ずに、後ろの語だけで判断しようとすると、文型を間違えやすくなります。
まずは「この動詞は、どんな形を取りやすいか」を考えましょう。

補語があるかどうかをチェック

次に確認するのは、補語があるかどうかです。
補語は、主語や目的語の状態や性質を説明する語です。

be動詞のあとに形容詞や名詞が来ている場合、その語は補語になります。
また、make のあとに来る形容詞や名詞も、補語として使われることがあります。

補語が主語を説明していればSVC、目的語を説明していればSVOCです。
「誰の説明になっているか」を意識すると判断しやすくなります。

目的語が1つか2つかで判断する

動詞のあとに目的語がいくつあるかも、文型を見分ける重要なポイントです。
目的語が1つならSVO、2つならSVOOの可能性が高くなります。

ただし、前置詞がついている語は目的語ではありません。
to や for のあとに来る語は、目的語ではなく前置詞句になります。

名詞がそのまま二つ続いているかどうかを確認することが大切です。

日本語に訳す前に文型を決める理由

多くの中学生がやってしまう失敗は、先に日本語に訳してから文型を考えることです。
日本語は語順が自由なため、日本語訳に引っ張られると英語の語順が見えなくなります。

英語では、語順そのものが意味を決めています。
だからこそ、文を見たらまず文型を決め、そのあとで意味を確認することが大切です。

「動詞を見る」「補語や目的語の数を確認する」という手順を身につけると、
並びかえ問題や文型問題で迷う時間が大きく減ります。

中学英語の文型 練習問題(定期テスト対策)

ここまでで、中学英語の5文型の考え方を学んできました。
知識として分かったつもりでも、実際に問題を解いてみると迷うことはよくあります。

このセクションでは、定期テストでよく出る形式の練習問題を通して、
文型の判断と書きかえの考え方を確認します。
本格的な演習は別記事で行い、ここでは出題の型に慣れることを目的にします。

文型を答える練習問題

次の英文の文型を答えてみましょう。

  1. She runs fast.
  2. He is kind.
  3. I like English.
  4. She gave me a pen.
  5. The news made him sad.

それぞれの文で、
どの動詞が使われているか
動詞のあとに何が来ているか
を意識して考えてください。

文型の判断に迷った場合は、日本語に訳す前に
主語、動詞、目的語、補語の位置を確認することが大切です。

書きかえ問題(SVOO・SVOC)

中学英語の定期テストでは、SVOOやSVOCを使った書きかえ問題がよく出題されます。
特にSVOOは、前置詞を使った形への書きかえが定番です。

たとえば、
She gave me a book.
を別の形に書きかえる問題です。

このような問題では、
どの語が人で、どの語が物か
前置詞 to や for を使うべきか
を正しく判断できるかが問われます。

SVOCの書きかえでは、make や name を使った文が出されることが多く、
補語が誰を説明しているのかを見抜く必要があります。

ここで紹介した問題形式について、
解答と詳しい解説つきの練習問題は、別記事(中学英語|文型の練習問題まとめ【5文型・定期テスト対策/解答・解説つき】)でまとめて扱います。
定期テスト前の仕上げとして、必ずそちらも解いておきましょう。

中学英語の文型 練習問題の解答・解説

前のセクションで紹介した練習問題の解答と、なぜその文型になるのかを詳しく解説します。
定期テストで高得点を狙うには、ただ答えを覚えるのではなく、理由まで理解することが大切です。

各問題の文型と理由を解説

  1. She runs fast.
    文型:SV
    理由:runs は動作を表す自動詞で目的語が不要です。主語 She の動作だけで文が成立しています。
  2. He is kind.
    文型:SVC
    理由:is のあとに kind(形容詞)が来ており、主語 He の性質を説明しています。補語が主語を説明しているのでSVCです。
  3. I like English.
    文型:SVO
    理由:like は目的語を必要とする動詞で、English が動作の対象になっています。動詞のあとに目的語が1つあるのでSVOです。
  4. She gave me a pen.
    文型:SVOO
    理由:gave のあとに me と a pen が続き、me が人、a pen が物になっています。動詞のあとに目的語が二つあるためSVOOです。
  5. The news made him sad.
    文型:SVOC
    理由:made のあとに目的語 him と補語 sad が続き、補語が目的語 him の状態を説明しています。目的語=補語の関係になるためSVOCです。

よくある誤答パターンと修正ポイント

  1. SVとSVCの混同
    He is kind. を SV と答えてしまうことがあります。
    ポイント:be動詞のあとに主語の状態を説明する語が来ている場合はSVCです。
  2. SVOとSVOCの混同
    The news made him sad. を SVO と答えてしまうことがあります。
    ポイント:補語が目的語の状態を説明しているかを確認してください。形容詞や名詞が目的語を説明していればSVOCです。
  3. SVOOとSVO+前置詞の混乱
    She gave me a pen. を SVO+前置詞の形と混同する場合があります。
    ポイント:前置詞がつく場合は文型がSVOになることもあります。原文を見て、to や for がついていないかを確認しましょう。
  4. 目的語の数を数え間違える
    SVOOかSVOか迷う原因は、目的語を正しく数えていないことです。
    ポイント:代名詞や名詞の役割を確認して、動作の対象が1つか2つかを判断してください。

このように、文型ごとの典型的な誤答パターンを意識し、理由を理解することで定期テストで迷わず正答できる力がつきます。

NHK for School の英語教材では、日常で使う例文や会話形式で5文型を確認できます。

まとめ|文型が分かると英語は一気に楽になる

中学英語の文型を理解すると、英文を読む・書く・聞く・話すのすべてで迷う時間が大幅に減ります。
SV、SVC、SVO、SVOO、SVOC の5つの文型を押さえるだけで、ほとんどの中学英文を正しく理解できるようになります。
特に定期テストや入試問題では、文型の見分け方が分かっているだけで点数が安定するようになります。
文型を判断する順序「動詞の種類 → 補語の有無 → 目的語の数」を意識すると、迷わず解答できる力が身につきます。

学んだ知識を定着させるには、練習問題を繰り返すことが有効です。
別記事で用意している「文型練習問題フル記事」で、解答・解説付きの演習を行い、実戦力をつけましょう。

次に読むべきおすすめ記事

  • 一般動詞まとめ:SVOの動詞を中心に、日常でよく使う動詞の使い方を確認できます。
  • be動詞まとめ:SVCやSVの文型で重要なbe動詞の使い方を整理できます。
  • 助動詞記事:文型と組み合わせて覚えると、疑問文や否定文も迷わず作れます。
  • 文型練習問題フル記事:解答・解説付きの演習で、定期テスト前の仕上げに最適です。

さらに例文を増やして練習したい場合は、アルクの『キクジュク』が役立ちます。

よくある質問

Q1|中学英語の文型は全部でいくつありますか?

A1|中学英語では基本的に5文型です。SV、SVC、SVO、SVOO、SVOC の5つを覚えれば十分です。

Q2|文型を覚えると何が便利ですか?

A2|英文の意味が正しくつかめるようになり、並びかえ問題や書きかえ問題に迷わなくなります。

Q3|SVOとSVCの見分け方は?

A3|動詞のあとに来る語が目的語ならSVO、主語を説明する語ならSVCです。

Q4|SVOOとSVO+前置詞の違いは?

A4|SVOOは動詞のあとに目的語が2つ並びます。SVO+前置詞では、2つ目の目的語が前置詞 to / for で始まります。

Q5|SVOCは中1でも出ますか?

A5|中1ではほとんど出ません。中2以降でmakeやnameなどの動詞を使ったSVOCが増えます。

Q6|lookやbecomeを使った文はどの文型ですか?

A6|look+形容詞、become+形容詞はSVCになります。動作ではなく主語の状態を説明しています。

Q7|文型を日本語に訳す前に決める理由は?

A7|日本語の語順に引っ張られると英語の語順が見えなくなるため、文型を先に決めることが正確な理解につながります。

Q8|目的語が2つあるかどうかの見分け方は?

A8|動詞のあとに名詞が2つ連続している場合はSVOO。前置詞がついていればSVO+前置詞になります。

Q9|補語はどこまでを指しますか?

A9|補語は主語や目的語の状態や性質を説明する語です。形容詞でも名詞でも補語になります。

Q10|文型の練習問題はどこで確認できますか?

A10|「文型練習問題フル記事」で解答・解説つきの練習問題を確認できます。

Q11|定期テストで文型を聞かれる形式は?

A11|並びかえ問題、空所補充、SVOOやSVOCの書きかえ問題、文型名を答える問題が多いです。

Q12|文型を覚える順番はありますか?

A12|まずSV・SVC・SVOを覚え、次にSVOO、最後にSVOCを学ぶと理解しやすくなります。

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この記事を書いた人
現役の塾経営者。指導歴25年以上、のべ3,500人以上の小・中・高校生を指導。
定期テスト対策から中学・大学受験、英検対策まで幅広く対応。
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福地 暁です。
25年以上教育に携わり、現在は個別指導の塾を経営しています。

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この記事では中学受験、高校受験、大学受験、英検・TOEIC対策、中学生・高校生の定期テスト対策など、さまざまな学習アドバイスをしています。

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