中学社会の定期テスト対策のために、よく出る問題を一問一答にまとめました。
今回は「身近な地域の調査」です。
- これからテスト勉強をはじめる人
- テスト直前のチェックをしたい人
どちらでも活用できます。
社会は丁寧に覚えれば誰でも高得点をねらえます。早めに勉強して、社会を得意にしておきましょう!
※関連記事:社会の定期テスト対策の仕方
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※Z会について下記記事でくわしく紹介しています。
【中学生向け】Z会タブレットコースの進め方:成績上位を取って難関校に合格する方法を解説
身近な地域調査の手法(手順)
身近な地域を調査するための手順を解説します。
調査テーマを決める
まず、調査のテーマを決めます。
疑問に感じたことを「自然環境」「産業」「生活・文化」などの6つの視点のなかのどれに当てはまるを選びます。自分の地域にある自然や産業を考えると、興味のあるテーマが見つかりやすいでしょう。
調査項目と調査方法を決める
次に、テーマに基づいて調査項目と調査方法を決めます。
仮説を立てて、インターネットや図書館で必要な情報を集め、より深く調べていきます。
調査計画書を作る
調査の準備ができたら、調査計画書を作ります。
計画書には、調査の目的や方法、スケジュールを明確に記載しましょう。
中学地理:「身近な地域の調査」の一問一答問題
それでは、身近な地域の調査の範囲で、テストによく出る問題を解いてみましょう。
「テストで正解しておきたい基本問題」と「テストで差がつく問題」に分けています。
テストで正解しておきたい基本問題
(1)地図では実際の距離を縮めて表示する。縮めた割合のことを何というか。
(2)地図は、縮尺の(大きい/小さい)ほうが詳しい内容が描かれている。当てはまる選択肢はどちらか。
(3)地図が示す4方位をすべて答えよ。
(4)地図が示す8方位をすべて答えよ。
(5)地図上で、標高の等しい地点を結んだ線のことを何というか。
(6)地図上で、等高線の間隔が狭いと斜面が(急/ゆるやか)であることがわかる。当てはまる選択肢はどちらか。
(7)谷と谷の間の、山地の一番高い部分の連なりを何というか。
(8)尾根は等高線が(高い/低い)ほうへ張り出しており、谷は等高線が(高い/低い)ほうへ張り出している。当てはまる選択肢をそれぞれ選びなさい。
(9)地図上で田や畑、工場などの施設を表すマークを何というか。
(10)川が山地から平地へ流れ出るところに形成された、傾斜が緩やかな地形を何というか。
(11)川が海や湖に流れ出るところに形成された、低く平らな地形を何というか。
(12)川の中流・下流域の岸に形成された、階段状の地形を何というか。
(13)地形図を発行している国土交通省の機関を何というか。
(14)地域を調査しようと思ったとき、最初に決めるのは何か。
(15)地域調査においてテーマが決まれば、次に調査項目や調査方法を決めるために何を作成するか。
(16)地域調査の3つの種類のうち、統計資料や書籍、新聞などを調べる方法を何というか。
(17)地域調査の3つの種類のうち、現地に行って調査・観察を行う方法を何というか。
(18)地域調査の3つの種類のうち、調査テーマについてくわしい人に話を聞く方法を何というか。
(19)調査結果をまとめたレポートで、割合をみるのに適しているグラフは何と何か。
(20)調査結果をまとめたレポートで、数量を比較するのに適しているグラフは何か。
(21)調査結果をまとめたレポートで、変化をみるのに適しているグラフは何か。
解答
(1)縮尺
(2)大きい
(3)北・東・南・西(※順不同)
(4)北・北東・東・南東・南・南西・西・北西
(5)等高線
(6)急
(7)尾根
(8)低い・高い
(9)地図記号
(10)扇状地
(11)三角州
(12)河岸段丘
(13)国土地理院
(14)テーマ
(15)計画書
(16)文献調査
(17)野外調査(野外観察)
(18)聞き取り調査
(19)円グラフ・帯グラフ(※順不同)
(20)棒グラフ
(21)折れ線グラフ
テストで差がつく応用問題
(1)縮尺が25000分の1の地図での2cmは、実際には何mか。
(2)実際の1kmが地図上で2cmになるとき、この地図の縮尺はいくらか。
(3)縮尺2万5千分の1の地図では、等高線の主曲線(細い実線)は標高何mごとに引かれているか。
(4)縮尺2万5千分の1の地図では、等高線の計曲線(太い実線)は標高何mごとに引かれているか。
(5)縮尺5万分の1の地図では、等高線の主曲線(細い実線)は標高何mごとに引かれているか。
(6)縮尺5万分の1の地図では、等高線の計曲線(太い実線)は標高何mごとに引かれているか。
(7)野外調査を行う際に、道順などを記載した地図を何というか。
(8)野外調査を行う際に記録をつけるノートを何というか。
(9)【 】のなかの選択肢を、地域調査の手順に並び替えよ。
【調査方法の決定・テーマの決定・調査結果の発表・調査の実施・調査結果をまとめる】
(10)調査結果をまとめたレポートで、円グラフや帯グラフは何をみるときに適しているか。
(11)調査結果をまとめたレポートで、棒グラフは何をみるときに適しているか。
(12)調査結果をまとめたレポートで、折れ線グラフは何をみるときに適しているか。
(13)調査に関して、関連のありそうなことをいくつかのグループに分類することを何というか。
(14)調査前に立てた仮説が正しかったかどうかを調査結果と照らし合わせることを何というか。
(15)野外観察で1番必要なものを以下の【 】から選びなさい。
【スコップ・方位磁針・雨具】
(16)集めた情報や思いついたアイデアを書き、関連していることば同士をくもの巣のようにつなぎあわせて作る地図を何というか。
解答
(1)500m
(2)5万分の1
(3)10m
(4)50m
(5)20m
(6)100m
(7)ルートマップ
(8)フィールドノート
(9)テーマの決定→調査方法の決定→調査の実施→調査結果をまとめる→調査結果の発表
(10)割合
(11)数量の比較
(12)変化
(13)グルーピング
(14)検証
(15)方位磁針
(16)ウェビングマップ
記述問題
記述問題も解いてみましょう。
(1)身近な地域の調査をするのに作成するルートマップは、5万分の1の地形図と2万5千分の1の地形図のどちらのほうが便利ですか。また、その理由を答えてください。
(解答)2万5千分の1:建物や土地の様子が2万5千分の1の地形図のほうが細かく書かれており、分かりやすいから。
地図記号の一覧
以下に、地図記号の一覧を載せています。
すべて覚える必要はありません。
「市役所」「消防署」「警察署」「小・中学校」「高等学校」「病院」「博物館」「図書館」「老人ホーム」「神社」「寺院」「田」「畑」「果樹園」「茶畑」は覚えておきましょう。

等高線の種類
等高線は全部で3種類出てきます。計曲線、主曲線、補助曲線です。それぞれ解説します。
計曲線
計曲線(けいきょくせん)は、地図上で見やすいように引かれた等高線で、通常は5本ごとに太く描かれています。これにより、地形の高さの変化を一目で把握しやすくなります。覚え方としては、「計算するように大きくまとめて表示」されているイメージを持つとわかりやすいです。
主曲線
主曲線(しゅきょくせん)は、通常の等高線で、地形の高低差を詳しく示します。これがあることで細かい地形の起伏もわかるようになります。「主要な等高線」と覚えると良いでしょう。
補助曲線
補助曲線(ほじょきょくせん)は、主曲線の間に引かれた補助的な線で、地形の微妙な傾斜を表現しています。
主曲線と計曲線の覚え方(見分け方)
計曲線は、標高の高さを見やすくするために5本ごとに太く描かれており、大きな起伏を把握しやすい特徴があります。ポイントは「5本目ごとにひかれている太い線」をみつけることです。
主曲線は細く描かれており、計曲線の間の標高を細かく示しています。こちらは「計曲線より薄く、たくさん書かれている線」です。
等高線の種類まとめ(一覧)
| 等高線 | 2万5千分の1の地形図 | 5万分の1の地形図 |
| 計曲線 | 50mごと | 100mごと |
| 主曲線 | 5mごと、2.5mごと | 10mごと |
| 補助曲線 | – | 5mごと |
※なお、「身近な地域の調査」のテスト頻出ポイントを以下の記事で詳しく解説しています。
中学地理『身近な地域の調査』を徹底解説
定期テストにおすすめの社会問題集
定期テスト対策としておすすめの社会の問題集を4冊紹介します。
目標の点数によって下記のように使い分けるのがおすすめです。
- 教科書内容の対策に特化したい(定期テスト平均前後まで)→『中学教科書ワーク 地理』
- 定期テストレベルまでの問題を解けるようにしたい(定期テスト70点くらいまで)→『ニューコース参考書 中学地理』
- 県内トップ高を狙っている→『中学 地理 ハイクラステスト』『最高水準問題集』
※関連記事:社会の定期テスト対策の仕方
『中学教科書ワーク 社会 地理』
学校の教科書に合わせて作成された問題集です。教科書のページ数も記載されているので、「テスト範囲表」をページを確認しながらテスト勉強ができます。
帝国書院はコチラ↓
東京書籍はコチラ↓
教育出版はコチラ↓
日文はコチラ↓
出版社:文理
『ニューコース参考書 中学地理』
前出の『教科書ワーク』と同程度くらい~やや難しいレベルまでを網羅した参考書と問題集です。教科書よりポイントを分かりやすくまとめてくれており、テスト勉強に使いやすいです。
出版社:Gakken
『中学 地理 ハイクラステスト』
定期テストレベルの問題~高校入試レベルまで幅広いレベルの問題が掲載されています。
社会は範囲によって得意・不得意が分かれますから、そのときの自分に合った難易度の問題を選択できます。
出版社:増進堂・受験研究社
『最高水準問題集 社会』
最後に紹介するのは、難関国公私立入試対策の定番である「最高水準問題集」です。
難問をメインに構成されており、学校のテストで80-90点を安定して取れている人が入試に向けてレベルアップをするのに最適です。
「最高水準問題集」と「最高水準問題集 特進」に分かれており、「特進」のほうが難問ぞろいです。
地理↓
地理 特進↓
歴史↓
歴史 特進↓
公民↓
高校入試対策用↓
出版社:文英堂
中学社会のテスト勉強におすすめの通信教育
1人で勉強していると、下記のようなことがあります。
- 思うように成績があがらない
- 解説を読んでもいまいち理解できない
- 1つ1つの解説は理解できるが、問題を解くときに知識をうまく使えない
こういうときにおすすめの通信教育を2つ紹介します。
月2,178円で受け放題のスタディサプリ
スタディサプリは視覚的に理解しやすい授業を特徴としています。何度も受講できるので、説明動画を頭に焼き付けることができます。
また、高品質な授業動画に加えて10万問以上の演習問題があります。
くわしくは、スタディサプリ中学講座の特徴と効果的な活用法で紹介しています。
受講者数No. 1の進研ゼミ
やはり通信教育といえば進研ゼミです。受講者数No. 1で、昔から高校受験対策に定評があります。
高校入試情報をタイミングよく配信してくれますし、苦手克服から難関校対策まで幅広いレベルに対応しています。解説動画を学校の予習代わりに使って1日15~30分の勉強で高得点をねらうことも可能です。
くわしくは、進研ゼミ中学講座の特徴と効果的な利用法で紹介しています。
まとめ
中学地理の「身近な地域の調査」の範囲で、定期テストによく出てくる問題を一問一答形式でまとめました。
「縮尺の問題」「等高線の主曲線・計曲線」「ルートマップ」「地域調査の手順」「グラフの種類(円グラフ・帯グラフ、棒グラフ、折れ線グラフ)」など、定期テストで覚えるべき問題21問と定期テストで差がつく問題16問です。
定期テスト対策や高校入試対策にご活用ください。
※Z会について下記記事でくわしく紹介しています。
【中学生向け】Z会タブレットコースの進め方:成績上位を取って難関校に合格する方法を解説
※関連記事:社会の定期テストの勉強法
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※関連記事:高校入試によく出る問題の記述問題
※関連記事:高校受験社会の対策方法
地理:
【世界のすがた】
【日本のすがた】
【世界の地形・環境】
【アジア州】
【ヨーロッパ】
【アフリカ】
【北アメリカ】
【南アメリカ】
【オセアニア】
【身近な地域】
【日本の自然環境】
【日本の産業】
【人口からみる日本】


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