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2024年度首都圏私立中学の入試情報:各私立中学の偏差値、日程、科目、配点の一覧

校舎の写真 中学入試情報
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首都圏の中学入試は年々激化しています。問題の難易度があがり、対策しづらいタイプの問題も多くなってきました。

中学入試は情報戦です。志望校の入試情報をキャッチしておけば、第一志望校の合格を勝ち取る第一歩になりますね。

そこで、首都圏の私立中学の入試情報を一覧にまとめました。気になる中学があればチェックしておきましょう。

※関連記事:中学受験の塾費用はいくらかかる?:家庭教師・通信教育との費用比較と塾代を抑える方法を紹介

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2024首都圏の私立中学入試概要

■出願期間:12月20日~1月31日(難関中学は1月15日前後まで)

■試験日程:2月1日-5日(一部中学は3月まで)

■試験科目:4科目メイン(午後入試は2科目メイン)

■入学手続き締め切り:2月6日、11日、15日がメイン(一部中学は3月8日まで)

※関連記事:全国の公立中高一貫校偏差値表

2024首都圏私立中学の入試情報

学校名偏差値試験日試験科目合格発表日
渋谷教育学園幕張中学校 (共学)73①1/22
②2/2
①国語100点、算数100点、理科75点、社会75点
②国語100点、算数100点、理科75点、社会75点
①1/24
②2/3
慶應義塾中等部 (共学)70①2/3
②2/5
①国語100点、算数100点、理科50点、社会50点
②体育、面接(保護者同伴)
①2/4
②2/6
渋谷教育学園渋谷中学校 (共学)70①2/1
②2/2
③2/5
①国語100点、算数100点、理科50点、社会50点
②国語100点、算数100点、理科50点、社会50点
③国語100点、算数100点、理科50点、社会50点
①2/2
②2/3
③2/6
筑波大学附属中学校 (共学)702/3国語50点、算数50点、 理科25点、社会25点2/4
慶應義塾湘南藤沢中等部 (共学)68一次:2/2
二次:2/4
一次:
【4科目】
国語100点、算数100点、 理科50点、社会50点
【3科目】
国語100点、算数100点、英語100点
二次: 体育、面接(保護者同伴)
一次:2/3
二次:2/5
栄東中学校 (共学)68A日程:
1/10か11(選択制)
東大特待Ⅰ: 1/12
B日程: 1/16
東大Ⅱ: 1/18
A日程:
国語100点、算数100点、 理科・社会(合計100点 )
東大特待Ⅰ:
【4教科型】
国語150点、算数150点、 理科75点、社会75点
【1教科型】
算数150点
B日程:
国語150点、算数150点、 理科75点、社会75点
東大Ⅱ:
国語150点、算数150点、 理科75点、社会75点
A日程:1/12
東大特待Ⅰ: 1/13
B日程: 1/17 東大Ⅱ: 1/19
早稲田実業学校中等部 (共学)682/1国語100点、算数100点、 理科50点、社会50点2/3
開成中学校 (男子)712/1国語85点、算数85点、 理科70点、社会70点2/3
聖光学院中学校 (男子)70①2/2
②2/4
①国語150点、算数150点、理科100点、社会100点
②国語150点、算数150点、理科100点、社会100点
①2/3
②2/5
麻布中学校(男子)682/1国語60点、算数60点、 理科40点、社会40点2/3
栄光学園中学校 (男子)672/2国語70点、算数70点、 理科50点、社会50点2/3
早稲田中学校 (男子)67①2/1
②2/3
①国語60点、算数60点、理科40点、社会40点
②国語60点、算数60点、理科40点、社会40点
①2/2
②2/4
海城中学校 (男子)66①2/1
②2/3
①国語120点、算数120点、理科80点、社会80点
②国語120点、算数120点、理科80点、社会80点
①2/2
②2/4
駒場東邦中学校 (男子)662/1国語120点、算数120点、 理科80点、社会80点2/2
桜蔭中学校 (女子)712/1国語100点、算数100点、 理科60点、社会60点2/2
豊島岡女子学園中学校 (女子)70①2/2
②2/3
③2/4
①国語100点、算数100点、理科・社会100点(合計)
②国語100点、算数100点、理科・社会100点(合計)
③国語100点、算数100点、理科・社会100点(合計)
①2/3
②2/4
③2/5
女子学院中学校 (女子)692/1国語100点、算数100点、 理科100点、社会100点、 グループ面接(本人のみ)2/2
雙葉中学校 (女子)682/1国語100点、算数100点、 理科50点、社会50点、 面接(本人のみ)2/2
浦和明の星女子中学校 (女子)65①1/14
②2/4
①国語100点、算数100点、理科・社会100点(合計)
②国語100点、算数100点、理科・社会100点(合計)
①1/16
②2/5
鷗友(鴎友)学園女子中学校 (女子)65①2/1
②2/3
①国語100点、算数100点、 理科100点、社会100点
②国語100点、算数100点、 理科100点、社会100点
①2/2
②2/4
洗足学園中学校 (女子)65①2/1
②2/2
③2/5
①国語100点、算数100点、理科・社会150点(合計)
②国語100点、算数100点、理科・社会150点(合計)
③国語100点、算数100点、理科・社会150点(合計)
①2/1
②2/2
③2/5
フェリス女学院中学校 (女子)652/1国語100点、算数100点、 理科60点、社会60点、 面接2/2
偏差値は中学受験情報の「スタディ」より作成

中学受験の志望校はいつ・どうやって決めているか

中学受験で志望校選びはとても重要です。

志望校の選択時期とその方法から確認します。

4年生までに6割の人が志望校選びをはじめている

説明会の参加など、志望校の情報収集を本格的にはじめた時期は3-4年生が6割です。下記のグラフをご覧ください。

「志望校選びに動き始めた時期」を調査した結果です。

  • 1番多いのは4年生で32.7%
  • 2番目に多いのは3年生で28.0%

3-4年生で6割以上のご家庭が志望校選びのために動き出されています。

朝日小学生新聞「中学受験に関するアンケート調査」をもとに作成

志望校の決定は5-6年生

3-4年生から志望校の情報を集め出し、最終的に決定したのは5-6年生が多いようです。

3-4年生で志望校選びをはじめて、決定が5-6年生です。2年ほどかけていることになります。

志望校を決定した理由」も確認しておきましょう。

朝日小学生新聞「中学受験に関するアンケート調査」をもとに作成
  • 1番多いのは子ども自身の希望で55.0%
  • 2番目に多いのは「学校の雰囲気」で40.0%
  • 3番目に多いのは「大学進学実績」で33.9%

でした。

これらの結果を概観すると、下記のことがわかります。

  • 志望校選びを始めだしたのは小学校3、4年生が1番多い
  • 約1年後の4-5年生で志望校を決定している
  • 子どもが行きたいと思い、親も雰囲気に安心し、大学進学実績に納得して決めることが多い

※関連記事:【中学受験】志望校はいつまでに・どうやって決める?

中学受験対策での塾通いの状況

中学受験をする子の多くは塾に通います。

塾通いの状況をまとめました。

塾にはいつから通うほうがいいか

まず、いつから塾に通う子が多くなるか確認してみましょう。

3年生からの塾通いが多い

最近では小学生で塾に通いはじめる割合は学年があがるにつれて高くなります。

下記のグラフはベネッセによる、塾に通いはじめた学年を調査した結果です。

3年生で塾通いをはじめた方がとても多くなっています。

受験をしてもしなくも、多くのご家庭では3年生になると塾を利用しはじめていることがわかります。

ベネッセ教育総合研究所「第3回 学校外教育活動に関する調査 2017(データブック)」を元に作成

では中学受験を予定しているご家庭はどうかというと、やはり3-4年生で塾通いをはじめる方がとても多いです。

中学受験をする小学生の6割は4年生までに通塾開始

6割は小学校4年生までに通塾を開始しています。

さらに2年生で塾に通いはじめる子も16.2%おり、低学年から本格的に受験対策をはじめているご家庭も多いです。

インターエデュをもとに作成

中学受験塾の通塾日数

前項の塾通いの開始時期のグラフを見ると、「学力アップ目的」の方と「受験対策目的」の方は同じくらい勉強しているように見えます。

ですが、塾に通っている日数をくらべると、違いがみえてきます。

小学生の大半は週2日以内の通塾

対象者を中学受験に限定しない調査では、4人中3人(74%)の小学生は週2日以内の通塾回数でした(mamastaより)。

インターエデュ「塾・受験・教育現場」をもとに作成

中学受験をする小学生は週2~4日以上通塾

中学受験を予定している方だけを対象にした調査では通塾日数がもっと多くなっています。

下記のような結果になっています。

  • 4年生では69.3%が「週2日」
  • 5年生になると55.1%が「週3日」
  • 6年生になると6割近くが「週4日以上」

また、中学受験の専門塾では6年生は週5日授業がほとんどです。宿題の量を考えても、5年生以降はほぼ塾で授業を受けているか、塾の宿題をしているかになります。

中学受験に必要な塾の費用

塾に通わせると、気になるのは授業料ですよね。あまり高いと長くは続けられませんし、少なすぎると効果がうすいかもしれません。

首都圏大手中学受験塾の費用比較(月間・年間)

4つの大手塾の年間費用(月謝、講習会)を表にまとめて比較してみます。

費用はあくまで概算で、受講する講座によって多少の増減があります。

 SAPIX早稲田アカデミー日能研四谷大塚
4年生約60万円約57万円約36万円約58万円
5年生約85万円約95万円約62万円約75万円
6年生約110万円約107万円約100万円約96万円
4~6年生合計約255万円約260万円約200万円約230万円

比較すると日能研が比較的手ごろな費用帯ですが、それでも4~6年生で200~250万円の塾代がかかる計算です。

これ以外に教材費やテスト代もかかるため、3年間で塾に250~300万円ほどかかる予定にしておくほうが良いでしょう。

塾以外の学習方法のメリット

子どもの勉強が気になったとき、対策方法は塾以外になにがあるでしょうか。

大きくわけて、「通信教育」と「市販教材による家庭学習」があります。

通信教育のメリット

幼児期から通信教育をはじめるご家庭は多いです。塾に通いだす前に家庭でできる学習として一般的になりつつあります(我が家でも子どもにさせていました)。

通信教育のメリットは大きく4つあります。

お手頃価格

なんといっても、通信教育は安価です。

人気5社(進研ゼミ小学講座、スマイルゼミ、ポピー、すらら、Z会)で見てみても小学生は、月3,000円前後からです。
ポピーで月2,500円から、
Z会で月4,598円からです。

通うわけではないので、何回、何時間学習してもこの金額は変わりません。

学習習慣をつけやすい

小学生の早い段階で学習習慣をつけたいと思っている保護者の方は多いのではないでしょうか。

ベネッセの大規模な調査でも、小学生の実に3人に2人(67.4%)は「毎日コツコツと勉強する」に「はい」と回答しています。

ベネッセ教育総合研究所「小中学生の学びに関する実態調査」より

自宅で学習する習慣をつけるのが長い目でみても有効です。その点、通信教育なら自宅で利用できますから、学習習慣をつけやすいです。

送迎不要

3つ目のメリットとして、送り迎えがありません。共働き家庭だけでなく、子どもが小さいうちは専業主婦(主夫)の場合も送迎は大変です。

それがないだけでも、かなり継続して利用しやすい学習形態です。

保護者の方が子どもの様子をみれる

塾に行って授業を受けると、勉強中の子どもの様子がわかりません。

通塾しているご家庭が塾への不満を持った大きな理由に、「授業中の様子がわからない」というものがあります。

通信教育なら子どもが家で勉強しているので、様子がよくわかります。

以前ならすぐにあきらめていた子が粘り強く取り組むようになったなど、成績以外で目に見える変化(成長)に気づけます。

株式会社POPER「2021年度の中学受験実態調査」より

※関連記事:【最新版】小学生向けオススメの通信教育5社を比較!通信教育のメリットや学習習慣をつける方法も解説!

難関中学対策ならZ会

難関中学、最難関中学(首都圏御三家、灘中学、ラサール中学など)を目指しているならZ会がおすすめです。下記のような特長があります。

  • トータル受講、ライトな受講(要点集中プラン)を選べる
  • 1科目から受講できる
  • 塾と同じかそれ以上の難易度の問題にもチャレンジできる
  • 記述特訓や理科の複雑な計算対策など入試頻出分野の対策講座を取れる

※関連記事:Z会中学受験コースだけで難関中学に合格する方法

苦手、嫌いを克服するなら進研ゼミ

中学受験対策の通信教育として進研ゼミも多くの受験生に選ばれています。楽しく、自信をつけながら学べるという特徴があります。

  • 視覚的に理解しやすい授業動画
  • 1回15分の設計で勉強がつづけやすい
  • 赤ペン先生がほめながら添削してくれる
  • 合格実績は4,000名以上

進研ゼミ小学講座の特徴と効果的な利用法

楽しく算数の先取り学習ができるRISU

中学受験対策には算数の先取りが欠かせません。

算数の先取りをするのに便利な学習道具としてRISU算数という、「算数に特化したタブレット型の通信教育サービス」があります。

ゲームのようにステージをクリアすればするほど算数の問題を解けるようにしていくシステムです。

小学校の勉強先取りはもちろん中学受験の問題もたくさんあり、RISUの会員で四谷大塚の全国小学生学力テストやSAPIXの模試で全国1位を取っている子も出ています。

費用のシステムが分かりにくいので、その解説も含めて下記の記事で紹介しています。

RISU算数の特長・活用法(小学生向け)と費用を解説

市販教材のメリット

つづいて、市販教材のメリットをみていきます。

自宅で学習するという点で通信教育と共通点も多いです。こちらはメリットを3つ紹介します。

圧倒的に安価

塾や通信教育とくらべて、安いです。

学研KUMON(くもん)が出版している小学生用のドリルだと、1冊700円前後です。毎日のように使っても、標準使用ペースで2-3か月使えます。夏休みの学習習慣づけのために使う場合もあります。

直接手に取って比較できる

本屋に行けば何種類ものドリル・問題集から選べます。

勉強嫌いな子どもでも、『うんこドリルシリーズ』『すみっコぐらしシリーズ』『ドラゴンドリルシリーズ』など幅広いシリーズの中には興味を持つものもあるでしょう。

有名受験塾の指導メソッドを体験できる

首都圏Z会で指導している有名講師の指導内容を集めた『中学入試 算数 塾技100』や、進学塾出身の国語講師による『中学受験国語 文章読解の鉄則』など、塾に行かないと受けられなかったハイレベルな指導内容の一端を自宅で経験できます。

特に受験が近づいてきたころにこれらの問題集で勉強すると、点数が10-20点あがることもよくあります。
小6におすすめの算数ドリル・問題集
小6におすすめの国語ドリル・問題集

受験算数の苦手単元を克服したい方は下記の記事をご覧ください。
割合の勉強法 ・ 比の勉強法

まとめ

いかがでしょうか。

首都圏の私立中学入試は年々激化しています。難関校や中堅校も英語に力を入れるなどして独自色を強めています。

英検®4級以上あれば優遇措置を受けられる中学もたくさんあります。

※関連記事:入試で英検®が使える東京の私立中学一覧:英語入試のレベルや対策方法
※関連記事:入試で英検®が使える神奈川、埼玉、千葉の私立中学一覧:英語入試のレベルや対策方法
※関連記事:英検2-5級の対策方法の解説記事はこちら
英検®2級の一次試験対策
英検®2級の二次試験対策
英検®準2級の一次試験対策
英検®準2級の二次試験対策
英検®3級の一次試験対策
英検®3級の二次次試験対策
英検®4級の試験対策
英検®5級の試験対策

英語教育や国際教育を重視しているご家庭にとっては非常に強力な追い風です。ご家庭にあう中学校をぜひ探してみましょう。

また、最近では公立中高一貫校も人気が出てきています。6年一貫教育を公立の費用で受けられます。
ただし、私立中学とは入試制度がちがっており、対策方法もことなります。

興味のある方は下記の記事をご覧ください。

※関連記事:公立中高一貫校の入試制度の解説

※以下に公立中高一貫の対策でおすすめのe点ネット塾のPRリンクを貼っておきます。無料体験のお申し込みをリンク先でできます。

e点ネット塾 公立中高一貫受検対策
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福地 暁です。
個別指導の塾を経営しています。

これまで3000組以上のご家庭を担当させていただきました。
中学受験、高校受験、大学受験、英検・TOEIC対策、中学生・高校生の定期テスト対策など、さまざまな学習支援をしています。

みなさまの学びにプラスになる情報をお伝えしていきます!
よろしくお願いします。

1男1女の父。
どうやら娘には「甘いパパ」と思われているようで、
アイスやジュースをねだるときは必ずパパのところにきます。

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