「子どもに中学受験をさせようと思うけど、そろそろ勉強させたほうがいいのか」
「友だちと遊ぶ時間や習いごとも大事にしたい。でも、今のままでいいのか不安」
「受験すると決めたわけじゃないけど、あれこれ調べておきたい」
このようなお悩みを抱えていませんか。
中学受験の勉強は数年間におよぶ長期戦です。早めに準備をして、受験学年になったときに後悔しないようにしたいですね。
そこで、この記事では下記の内容をお伝えします。
- 中学受験の勉強はいつからはじめればいいか
- はじめるときの注意点
- 自宅でできる本格的な受験勉強
準備に取り組んでらっしゃるご家庭も、受験するかどうか検討されているご家庭もぜひ参考にしてください。
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中学受験の勉強はいつはじめる?
中学受験といえば、塾です。本格的な受験勉強を塾でされる方はとても多いです。
では、中学受験をされたご家庭では何年生から塾通いをはじめたのでしょうか。
塾通いのスタートは3-4年生が多い
塾に通って本格的に受験勉強をはじめた人は3-4年生が最も多いです。
下記の画像をご覧ください。中学受験生が塾に通い出した学年を調査した結果です。
この調査結果をみると、下記のことがわかります。
- 3年生までに塾に通い出した子が50%以上
- 4年生までで3人に2人(76%)は塾に通っている
ほとんどの人は3-4年生までに塾通いをはじめているのがわかります。
幼児や小1から準備をはじめるのがおすすめ
塾に通い出す前に、幼児や小1から自宅で勉強に少しずつ慣れさせておくほうがいいです。
中学受験をする場合、小学校内容を4年生くらいまでにはほぼ勉強を終えておく必要があります。小学校内容をベースにして応用問題や思考力問題を解く練習をするからです。
また、子どもは大きくなってくるとだんだん親の言うことを聞かなくなってきます。
算数が難しくなる5-6年生になると、勉強をなかなかはじめない・解きっぱなしにしてしまう子どもが多くなってきます。
そのため、子どもへの勉強のモチベーションをあげるのに苦労するご家庭が多くなります。
早めに学習習慣をつけ、自主的に勉強する姿勢を養っておくほうがいいです。
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小1からできる受験準備
長く、大変な受験勉強を前向きに取り組めるようにするには、幼児や小1からどのような準備をしておくのがおすすめかお伝えします。
勉強を楽しいと感じさせる
「できなかったことができるようになるのってうれしい!」
「知らないことを知るのって楽しい!」
そんな感情を持つようになると、勉強自体が楽しいと感じるようになります。
幼児や低学年のうちに、勉強を楽しみながらする経験をさせてあげましょう。
親子で一緒にドリルやアプリに取り組むなどすると、子どもも楽しいですし、子どもの成長を感じられて保護者の方もうれしくなります。
※関連記事:【幼児・小学生向け】算数の学習アプリをランキングでご紹介
※関連記事:【幼児・小学生向け】国語の学習アプリをランキングでご紹介
小学校の算数を先取りしておく
受験するかどうか決めていなくても、算数については小学校の先取り学習をしておくほうがいいです。
受験算数の問題は割合、速さ、比、公約数・公倍数など小学校内容をベースにして作られています。それらの単元を理解して解ける状態にしてからでないと受験問題を解いてもチンプンカンプンです。5-6年生になってから急いで受験勉強を始めても、算数がやはり一番大変です。
受験算数の勉強に入るにはまず小学校で習う算数を終わらせる必要がありますが、この壁を乗り越えるのに一番苦労する人が多いです。小学校内容を先取りするので、予習になります。「なんとなく分かった」というレベルで終わってしまう子が少なくありません。
小学生はまだまだ自主性が育っていませんから、苦手な問題は苦手なまま残して次に進んでしまいがちです。早く予習しつつ、苦手を残さないように「復習しながら」進めるようにしてみてください。
算数の先取りをするのに便利な学習道具としてRISU算数という、「算数に特化したタブレット型の通信教育サービス」があります。
問題を解くにつれてAIが子どもの学習状況を分析し、「ちょうどいい」レベルに教材が自動に変化します。苦手なものを苦手なまま取り残さないようにできています。
先取り学習をしたい人が多く利用しており、利用している子どもの75%以上が自分の学年より上のステージを先取りしています。
また、検出されたつまづきにはトップチューターらによる個別メールとピンポイントで解説した動画でのフォローが入るので、苦手意識を持つ前に苦手を解消できます。
自宅学習用に作られた教材ですから、家で学習をどんどん進めていけます。まず体験を受けてみて、お子様に合うようなら先取り学習をすぐ始めることをおすすめします。
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勉強以外にもいろいろな経験をさせる
子どもに運動や芸術、遊び、読書などいろいろな経験をさせてあげましょう。
脳は五感を使うと成長しやすいです。
はさみを使う遊びやパズルが好きな子は図形が得意になりやすいですし、
読書が好きな子はやはり語彙が豊富で読解力があがりやすいです。
※関連記事:【中学受験】国語辞典を使って国語の読解力を大きく伸ばす方法
特に嗅覚が脳を成長させると言われています(親子deアウトドアより)。
花の香りや土の香り、動物のにおいを脳が記憶すると、ドリルなどで動物・植物をみたときに、その記憶がよみがえり、記憶に定着しやすくなります。
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学習習慣をつける
長期間の受験勉強ですから、やる気が出ない日や遊びたい日も当然あります。
そんなときでも継続的に勉強するには、学習習慣が欠かせません。
- 平日は毎日一緒に勉強する時間をつくる
- 1回5-10分の短い時間にする
- 毎日同じ時間帯、同じ場所で勉強する
この3点を実践されると、学習習慣はつきやすくなります。
新たな習慣をつくるわけですから、時間はかかります。早めに習慣化をはじめ、気ながにやりましょう。
いきなり難しい問題を解かせると子どもは「勉強ってむずかしいからキライ」と思ってしまいます。取り組みやすいレベルで1日5-10分程度でできるものがおすすめです。
その点、ポピーはおすすめです。
- 学校のレベルと同じなので子どもになじみがある
- 毎日短い時間でできる
- 毎月絵本を送ってくれるので親子で楽しく本が読める
- 紙教材なので、「書いて」勉強できる
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自宅で手軽にオンライン学習からはじめる
オンライン学習は、2020年からのコロナ禍で急激に需要がのびました。
メリットはなんと言っても、
「自宅にいながら塾の先生や家庭教師に1:1で教わることができる」
という点です。
自宅を出なくていいので送迎がいりませんし、30-40分から受講できるところが多いです。
本格的に集団塾に通いだす前に
「集中して勉強に取り組む」「自分から質問する」
という習慣をつけられます。
※関連記事:オンライン家庭教師だけで中学受験をするやり方を解説
志望校を子どもと一緒に相談する
受験すると決めたら、勉強と並行して進めるのが
「志望校選び」
です。
下記の調査結果をみると志望校を決めた時期は、
「小学校4-5年生」が多いようです。
ただ、その前から学校説明会に行くなどの情報収集や、夫婦での相談の期間も必要です。
低学年ころから志望校選びに動き出していると、じっくり選べるようになります。
この志望校選びは、できるだけ子どもと一緒に相談しながら進めましょう。自分の行く学校ですから、自分で考えるほうが実感がこもります。
数年間も勉強していると、何のために勉強しているのかがわからなくなるときがあります。
そんなときに、「〇〇中学に行ってこんな6年間を過ごしたい」というイメージがあると、勉強へのモチベーションにもなります。
※関連記事:【中学受験】志望校の決め方:いつまでに・どうやって?
早期の家庭学習の注意点
入試問題がむずかしくなっているので、解けるようになるまでの勉強にも時間が必要です。ですが、早くはじめれば必ずしも学力があがるわけでもありません。
3年生までは塾の模試で偏差値60以上取っていた子が、4年生で60を切るようになり、5年生からは50台前半が定位置になってしまう。
そういうケースが中学受験塾でよく見られます。
早くはじめるほうが有利ですが、早くはじめれば大丈夫というわけでもないです。
勉強時間が長く、疲れてしまう
受験勉強で最も必要なのは勉強時間です。
下記のグラフは中学受験をする4-6年生の「平日」の勉強時間です。学校・塾の授業時間を除いた時間数です。
- 5年生の2人に1人は平日2時間の勉強をしている
- 6年生の夏以降、2人に1人は平日3時間の勉強をしている
塾の授業も受けながら平日に2-3時間以上勉強しているのです。
受験しない子がほかの友だちと遊んだり1人の時間を楽しんでいる頃、受験する子は勉強にはげんでいるのです。こういう毎日がつづきます。
子どもが疲れてしまい、親も疲れてしまい、受験自体をやめるご家庭も少なくありません。
全力で勉強をするのは6年生になってからしておき、5年生までは余力を残しながら勉強するほうが長期的には(中学入学後を考えても)良いでしょう。
※関連記事:中学受験やめようかなと思ったら:やめどき、判断基準を3つ紹介します!
子どもの自主性を養っておく
それでも勉強をつづけられるかどうかは、本人の意思によります。
下記のグラフは、中学受験を経験されたご家庭に
「中学受験で最も大切な要素」
を聞いた調査結果です。
「本人のやる気」が56.4%と圧倒的に1番多かったそうです。
親や塾の先生に怒られるから勉強をする、という姿勢では受験勉強は乗り切れません。
「行きたい中学がある」
「もっと解けるようになりたい」
といった目標を持ち、自主的にがんばれる姿勢をつくっておくことが大切です。
中学受験するかどうか決めていない場合どうするか
中学受験をすると早くから決めていた家庭の場合、準備も早くなります。
ですが、受験するかどうかをすぐには決められない場合も多いです。
子どもも保護者の方も大きな努力をする受験ですから、慎重になります。
ただ、相談や検討に時間をかけるあまり、5年生や6年生になってから受験勉強をはじめるとなると、選べる中学校の幅が限られてきます。
※関連記事:【中学受験】5年生からでも塾で間に合う?巻き返すための勉強方法と親のサポート方法
受験勉強を先にはじめておく
5年生になってから勉強をはじめて、上位校や難関校を目指すのはとても大変です。
比較的手ごろな偏差値の中学でも、小学校ではみたことのない複雑な問題を入試にたくさん出してきます。
受験の可能性があるなら、ご家庭で早めに勉強をはじめられておくほうがいいですね。
勉強は早めにはじめておき、どの学力レベルまで高めていくかは志望校選び次第にしておきます。
これなら、6年生になってから志望校を決めてもかなり入試レベルに対応しやすくなります。
また、受験をするかどうかなかなか決められないときは、
「なぜ受験をさせたいのか?」
を明確にすると、決めやすくなります。
- 公立中高一貫校の教育環境に魅力を感じている
- 高校受験を回避させたい
など、受験目的はさまざまです。
目的をはっきりさせておけば、迷っているときも夫婦で相談がまとまらないときも、判断しやすくなります。
※関連記事:中学受験をするかどうかの決め方
自宅でできる本格的な受験勉強の方法
最近では、塾に通わずに家庭学習のみで偏差値60以上の上位校を受けて合格する子もたくさんいます。
自宅での学習のみで受験対策をする方法をお伝えします。
通信教育を活用する
1つ目の方法は通信教育です。
進研ゼミやZ会などでは中学受験専用のコースも用意しており、塾に行かなくても塾と同様のカリキュラムで受験勉強ができます。
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月5000円前後の費用で4教科受講でき、とてもお得です。
勉強時間は1回15分からできるようになっており、学習習慣をこれからつけていくのにも便利です。
紙の教材とタブレット学習も選べるところもありますので、子どもの興味にあうほうを選んでみてください。
※関連記事:進研ゼミ小学講座の特徴と効果的な利用法
市販教材を駆使する
2つ目の方法は市販教材です。
市販教材の良さは、
- 通信教育よりさらに安価であること
- 自分で教材を選べること
です。
本屋さんで子どもが「やってみたい!」と思うものを選ぶようにすると、楽しくレベルアップしていけます。
下記のように、有名塾の講師が書いた中学受験テクニックの問題集も多数あり、受験対策は市販教材でも十分にできるようになっています。
■『中学入試 算数 塾技100 新装版』
(算数の入試解答テクニックを教えてくれる)
■『中学受験国語 文章読解の鉄則 増補改訂版』
(国語の長文読解のテクニックを教えてくれる)
※関連記事:小学校6年生におすすめの算数ドリル・問題集(比、円の面積、角柱と円柱など)
※関連記事:小学校6年生の中学入試・ハイレベル学習におすすめの国語ドリル・問題集
勉強のスケジュール管理をする
受験は1教科あたりの勉強量が多いうえに、4教科もあります(関西なら3教科受験も多いです)。
子どもはどんどん先に勉強を進めたがりますが、振り返りや復習も大切です。
1度解けるようになっても、しばらくすると忘れてしまいます。
- いつまでに何を勉強するか
- いつ・何を復習するのか
こういった学習スケジュールは保護者の方が管理してあげるほうが良いです。
本格的に受験勉強をはじめたら、入試日から逆算して効率よく勉強できるようにお膳立てをしてあげる必要があります。
※関連記事:【中学受験】親はどこまでサポートする?勉強スケジュールの作成・管理方法をお伝えします!
まとめ
いかがでしょうか。
中学受験のために塾に通う子は3-4年生が1番多いですが、その前から自宅学習で準備されているご家庭もたくさんあります。
本格的に受験勉強をはじめたら、入試までまっしぐらです。
モチベーションが下がったり、むずかしい問題で簡単にあきらめてしまわないように、塾に通うまえの準備が大切です。
【下記バナーはRISUという算数の通信教育のPRです。中学受験に欠かせない「先取り学習」に低学年や就学前から楽しく取り組めます。】
【ゲーミフィケーションやアニメーションは最小限でいいという方向けに、Z会のバナー(PR)も貼っておきます。塾と併用、Z会単独どちらにも有効です。】
※Z会の中学受験コースのメリットや活用法を下記の記事で紹介しています。
Z会中学受験コースだけで難関中学に合格する方法
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