中学英語文法とは?【まず全体像をつかもう】
中学英語文法とは、「英語で正しく意味を伝えるための基本ルール」を体系的に学ぶ内容です。
単語を知っているだけでは英文は作れません。「語順」「動詞の形」「時制」「疑問文・否定文の作り方」など、英語特有の決まりを理解してはじめて、読む・書く・聞く・話すがつながります。

小学校英語では「英語に慣れる」ことが中心でしたが、中学英語では一気に文法学習が本格化します。そのため、どこか一つでつまずくと、その後の単元が分からなくなりやすいのが特徴です。
逆に言えば、全体像を押さえておけば、苦手単元の原因も見えやすくなります。
中学英語文法は、大きく見ると「文の骨組み」と「意味を広げるルール」に分けられます。
文の骨組みとは、be動詞・一般動詞・語順・三人称単数など、すべての英文の土台になる部分です。意味を広げるルールには、時制、助動詞、不定詞、動名詞、比較、受動態、関係代名詞などがあります。
また、中1・中2・中3で学ぶ内容は、学年ごとに完全に分かれているわけではありません。
中1で学んだbe動詞や一般動詞は、中2・中3でも当然のように使われますし、三人称単数や時制の理解が不十分だと、受動態や関係代名詞でもつまずきます。中学英語は「積み重ね型」の教科です。
中学英語で学ぶ文法内容は、文部科学省が定める
「中学校学習指導要領(外国語)」
に基づいて構成されています。学習指導要領では、以下のようにライティングにおいては「正確さ」を重視すると規定しています。
文構造や文法事項を正しく用いて正しい語順で文を構成することや,伝えたいことについての情報を正確に捉え,整理したり確認したりしながら書くこと
文部科学省『中学校学習指導要領解説(外国語 – 学習目標 5. 書くこと)』より引用
この記事では、中学英語文法を「一覧」として整理し、どこで何を学ぶのかを一目で分かる形にまとめています。
各文法項目の詳しい解説は、個別の子記事で丁寧に説明します。ここはあくまで全体地図と入口です。
「今どこが分からないのか」「次に何を復習すればいいのか」「定期テストや高校入試でどこが重要なのか」を判断するためのハブとして活用してください。
中学英語文法を丸ごと整理したい人にとって、最初に読むべきページになることを目的としています。
中1で習う英語文法一覧
中学1年生の英語文法は、これから先すべての英文を支える「土台」を作る段階です。
ここで学ぶ内容があいまいなままだと、中2・中3の文法や高校入試で必ずつまずきます。
この章では、中1で習う英文法を一覧で整理し、それぞれがどんな役割を持つのかを分かりやすく解説します。
詳しい使い方や問題演習は、各関連記事で確認してください。
中1で習う英文法一覧表
| 分野 | 文法項目 | 内容のポイント |
|---|---|---|
| 動詞 | be動詞 | am / is / are の使い分け |
| 動詞 | 一般動詞 | 動作を表す基本の動詞 |
| 動詞 | 三人称単数現在 | 主語が三人称のときの形 |
| 文の形 | 疑問文・否定文 | do / does / not の使い方 |
| 疑問詞 | what / who / where など | 情報をたずねる表現 |
| 名詞 | 代名詞 | 主格・所有格・目的格 |
| 助動詞 | can | できる・許可を表す |
| 文の形 | 命令文・感嘆文 | 指示・強い気持ち |
| 時制 | 過去形 | 規則動詞・不規則動詞 |
| 時制 | 現在進行形 | 今していること |
| 構文 | There is / are | 存在を表す文 |
be動詞とは
be動詞は「〜です」「〜にいる」という意味を表す動詞で、am・are・isの3種類があります。主語によって形が変わるのが最大の特徴です。
I am a student.(私は生徒です。)
She is happy.(彼女は幸せです。)
be動詞は、一般動詞とは使い方がまったく異なります。疑問文や否定文の作り方も特別なので、中学英語で最初にしっかり区別する必要があります。
→ be動詞の詳しい解説は「be動詞とは」の記事で確認してください。
一般動詞とは
一般動詞は「食べる」「行く」「好きだ」など、動作や状態を表す動詞です。be動詞以外の動詞は、基本的にすべて一般動詞に分類されます。
I like music.(私は音楽好きです。)
We play soccer.(私たちはサッカーをします。)
疑問文や否定文を作るときにdoやdoesを使う点が、be動詞との大きな違いです。
→ 一般動詞の基本は「一般動詞とは」の記事で詳しく解説しています。
三人称単数現在
三人称単数現在とは、主語が「三人称」かつ「一人・一つ」のとき、一般動詞の形が変わるルールです。主語がhe、she、Tomなどの場合、動詞にsやesがつきます。
He likes soccer.(彼はサッカーが好きです。)
She plays the piano.(彼女はピアノを弾きます。)
中1英語で最もミスが多く、定期テストでも頻出です。中2以降の文法でも前提になるため、早めに定着させることが重要です。
→ 三人称単数現在のsについては、「三単現のsの解説」の記事で詳しく解説しています。
疑問詞(what / who / where / when / which / how)
疑問詞は「何を」「誰が」「どこで」など、情報をたずねるときに使います。YesやNoでは答えられない疑問文を作るのが特徴です。
What do you like?(あなたは何が好きですか?)
Where do you live?(あなたはどこに住んでいますか?)
疑問詞のあとは、疑問文の語順になる点が重要です。howは「どのように」「どれくらい」など、幅広い意味で使われます。
→ 疑問詞については、「疑問詞の作り方や使い方」の記事でくわしく解説しています。
代名詞(主格・所有格・目的格)
代名詞は、人や物の名前の代わりに使う語です。文の中での役割によって形が変わります。
I like him.(私は彼を好きです。)
This is my book.(これは私の本です。)
主語になる主格、〜のという意味の所有格、動詞の後に来る目的格をセットで覚える必要があります。英作文や長文読解で必須の知識です。
→ 代名詞については、「代名詞の使い方(主格・所有格・目的格)」の記事でくわしく解説しています。
疑問文・否定文
中1では、be動詞と一般動詞それぞれについて、疑問文と否定文の作り方を学びます。
Are you busy?(あなたは忙しいですか?)
I do not like math.(私は数学mathが好きではありません。)
「何の動詞を使っているか」で形が変わる点が最大のポイントです。ここを混同すると、英文全体が崩れます。
→ 現在時制の疑問文・否定文については、「現在時制の疑問文・否定文の作り方」の記事でくわしく解説しています。
中1英語|be動詞の現在形の疑問文・否定文の作り方
【中1英語】一般動詞の疑問文のつくりかた
中1英語 | 一般動詞の否定文のつくりかた
助動詞can
canは「〜できる」「〜してもよい」という意味を表す助動詞です。動詞の前に置き、後ろは必ず動詞の原形になります。
I can swim.(私は泳ぐことができます。)
Can you help me?(あたなは私を手伝ってくれますか?)
疑問文や否定文も、canを主語の前に出すだけなので、比較的理解しやすい文法です。
→ canについては、「canの使い方」の記事でくわしく解説しています。
命令文・感嘆文
命令文は「〜しなさい」「〜してください」と相手に指示するときの文です。主語を使わず、動詞の原形から始めます。
Open the door.(ドアを開けなさい。)
Be quiet.(静かにしなさい。)
感嘆文は「なんて〜なんだ」と強い気持ちを表す文で、WhatやHowを使って作ります。
→ 感嘆文については、「感嘆文の作り方」の記事でくわしく解説しています。
過去形(規則動詞・不規則動詞・be動詞)
過去形は「〜した」「〜だった」と、過去の出来事を表します。一般動詞には、edをつける規則動詞と、形が大きく変わる不規則動詞があります。
I played tennis yesterday.(私は昨日テニスをしました。)
I went to school.(私は学校に行きました。)
be動詞の過去形はwasとwereを使います。時制の考え方は、中学英語全体に関わる重要ポイントです。
→ be動詞の過去形については、「be動詞の過去形was/ wereの作り方や使い分け方」の記事でくわしく解説しています。
→ 一般動詞の過去形については、「一般動詞の過去形(規則変化・不規則変化)」の記事でくわしく解説しています。
→ 一般動詞の過去形(不規則変化)について、「過去形の一覧(不規則動詞変化表)」の記事に一覧を掲載しています。
現在進行形・過去進行形
進行形は「〜しているところだ」と、動作の途中であることを表します。be動詞+動詞ingの形を使います。
I am studying English.
She was reading a book.
現在形や過去形との使い分けが、定期テストでよく問われます。
→ 進行形について、「現在進行形と過去進行形の作り方や使い分け方」の記事でくわしく解説しています。
There is / are ~.
There is / areは「〜がある」「〜がいる」と存在を表す文です。be動詞の使い分けと、後ろに来る名詞が単数か複数かがポイントになります。
There is a book on the desk.(机の上に本があります。)
There are many students in the room.(部屋の中にたくさんの生徒がいます。)
長文読解や会話文でもよく出てくるため、文の形ごと覚えておくことが重要です。
このように、中1英語文法は「英文を作るための基本ルール」が集中しています。分からない文法があれば、必ず対応する関連記事に戻って確認し、土台を固めていきましょう。
→ There is/ areについては、「There is/ are~の作り方や使い分け方」の記事でくわしく解説しています。
中2で習う英語文法一覧
中学2年生の英語文法は、中1で作った土台の上に「表現の幅」を大きく広げる段階です。文の形そのものを覚えるだけでなく、「言いたい内容に応じて文法を使い分ける力」が求められるようになります。
高校入試では、中2文法が得点差になりやすいため、意味と使い分けを意識して整理することが重要です。
中2で習う英文法一覧表
| 分野 | 文法項目 | 内容のポイント |
|---|---|---|
| 時制 | 未来形 | will / be going to |
| 助動詞 | 助動詞の使い分け | can / may / must / should |
| 接続詞 | if / when / because など | 文と文をつなぐ |
| 準動詞 | 不定詞 | to+動詞の形 |
| 準動詞 | 動名詞 | 動詞+ing の名詞用法 |
| 比較 | 比較級・最上級 | 〜より/いちばん |
| 文の形 | 受け身 | be動詞+過去分詞 |
未来形
未来形は「これから起こること」を表す文法です。中2では主にwillとbe going toの2つを学びます。
I will study English tonight.(私は今夜英語を勉強します。)
I am going to visit my aunt.(私はおばを訪ねるつもりです。)
willはその場で決めた未来、be going toは前から決まっていた予定を表すのが基本的な使い分けです。定期テストや入試では、文脈からどちらを選ぶかを判断させる問題がよく出題されます。
→ 未来時制については、「未来のwillとbe going toの作り方や使い分け方」の記事でくわしく解説しています。
助動詞(canとbe able to、canとmay、mustとhave to、should)
中2では、助動詞の意味の違いと使い分けが本格的に登場します。
canとbe able toはどちらも「〜できる」という意味ですが、be able toは時制や形を変えられる点が特徴です。
canとmayはどちらも許可を表しますが、mayのほうがより丁寧で控えめな表現になります。
mustとhave toは「〜しなければならない」という意味ですが、mustは話し手の強い判断、have toは状況やルールによる必要性を表します。
shouldは「〜したほうがよい」と助言を表す助動詞で、入試の会話文でも頻出です。
助動詞は後ろに動詞の原形が来るという共通ルールを必ず押さえておきましょう。
→ 助動詞については、「助動詞can,may,must, have to,shouldの意味や使い方」の記事でくわしく解説しています。
接続詞(if, when, and / or, so, because, that)
接続詞は、文と文をつなげて内容を詳しく説明するための文法です。中2では、条件・理由・結果・時などを表す接続詞を学びます。
If it rains, I will stay home.(もし雨が降れば、家にいます。)
I was happy because I passed the test.(私は試験に合格したのでうれしかった。)
andやorは並列、soは結果、becauseは理由を表します。thatは「〜ということ」と内容をまとめる働きをします。文と文の関係を意識して読む力は、長文読解で特に重要です。
→ 接続については、「接続詞の意味や使い方」の記事でくわしく解説しています。
不定詞
不定詞は「to+動詞の原形」の形で、名詞・形容詞・副詞の3つの役割を持ちます。
I want to play soccer.(私はサッカーがしたいです。)
This is a book to read.(これは読むための本です。)
中2では特に「〜すること」「〜するための」という意味がよく出題されます。どの働きで使われているのかを見分けることがポイントです。
→ 不定詞については、「不定詞3用法の見分け方」の記事でくわしく解説しています。
動名詞
動名詞は「動詞+ing」で「〜すること」という意味を表します。
I like playing the piano.(私はピアノをひくことが好きです。)
不定詞と意味が似ているため混同しやすい文法です。likeやenjoyなど、後ろに動名詞しか取らない動詞がある点も重要です。
→ 動名詞については、「動名詞の意味や使い方」の記事でくわしく解説しています。
→ 定期テストや高校入試によくでる「動名詞と不定詞の使い分け」について、「動名詞と不定詞の使い分け方」の記事でくわしく解説しています。
比較(比較級・最上級)
比較は、2つ以上のものを比べるときに使います。中2では、比較級と最上級を学びます。
This book is bigger than that one.(この本はあの本より大きいです。)
She is the best student in the class.(彼女はクラスで一番の生徒です。)
語尾にerやestをつける場合と、moreやmostを使う場合の使い分けがテストでよく問われます。
→ 比較については、「比較の解説」の記事でくわしく解説しています。
受け身
受け身は「〜される」という意味を表す文法で、「be動詞+過去分詞」の形を使います。
This book is used by many students.(この本は多くの生徒によって使われています。)
「誰がするか」よりも「何がどうされるか」を重視するときに使われます。日本語と語順の考え方が異なるため、入試では理解度が問われやすい単元です。
中2英語文法は、暗記だけでは対応できない内容が増えてきます。それぞれの文法が「どんな意味を足すのか」「どんな場面で使うのか」を意識しながら、理解を深めていきましょう。
→ 「受動態(受け身)とは」の記事でくわしく解説しています。
中3で習う英語文法一覧
中学3年生の英語文法は、中学英語の総仕上げにあたります。内容は一気に抽象度が上がり、高校英語につながる考え方も多く含まれます。
高校入試では、中3文法が長文読解や英作文の中で複合的に使われ、理解のあいまいさがそのまま減点につながりやすいのが特徴です。
ここでは、中3で習う代表的な英文法を「役割」と「つまずきやすいポイント」に絞って整理します。
中3で習う英文法一覧表
| 分野 | 文法項目 | 内容のポイント |
|---|---|---|
| 時制 | 現在完了 | 経験・継続・完了 |
| 分詞 | 現在分詞・過去分詞 | 名詞を説明する |
| 関係詞 | 関係代名詞 | 文をつなげる表現 |
| 不定詞 | 不定詞の応用 | It for to / too to / enough to |
| 文法 | 仮定法 | もし〜ならば |
現在完了

現在完了は「過去から今までのつながり」を表す文法で、have+過去分詞の形を使います。
I have lived here for three years.(私は3年間ここに住んでいます。)
She has just finished her homework.(彼女は宿題をすでに終えています。)
中学では主に、経験、継続、完了の3つの用法を学びます。過去形との最大の違いは、「いつ〜したか」をはっきり言わない点です。sinceやfor、already、yetなどの語と一緒に使われることが多く、入試頻出です。
→ 現在完了については、「現在完了形の意味や使い方」の記事でくわしく解説しています。
分詞
分詞は、動詞の形を使って名詞を説明する文法です。現在分詞と過去分詞の2種類があります。
The boy running in the park is my brother.(公園で走っているその少年は私の兄です。)
This is a book written in English.(これは英語で書かれた本です。)
現在分詞は「〜している」、過去分詞は「〜された」という意味で使われることが多く、後ろから名詞を修飾する点が重要です。関係代名詞との言い換え問題もよく出題されます。
→ 分詞については、「分詞の意味や使い方」の記事でくわしく解説しています。
→ テストで出題されやすい分詞と動名詞の違いについて、「動名詞と現在分詞の違いと見分け方」の記事でくわしく解説しています。
関係代名詞
関係代名詞は、2つの文を1つにまとめて、名詞を詳しく説明する文法です。whoやwhich、thatなどを使います。
This is the girl who sings well.(こちらは歌が上手な少女です。)
I have a book that is interesting.(私はおもしろい本を持っています。)
関係代名詞の直前にある名詞を説明していることを意識すると、文構造が理解しやすくなります。長文読解で意味を取り違えやすい重要単元です。
→ 関係代名詞については、「関係代名詞の使い方」の記事(作成中)でくわしく解説しています。
不定詞のいろいろな用法
中3では、不定詞の応用的な使い方を学びます。
It for to構文は「〜することは…だ」という意味で、形式主語Itを使います。
It is important for you to study every day.
(毎日勉強することはあなたにとって大切です。)
tell 人 toは「人に〜するように言う」という表現です。
My teacher told me to study harder.
(私の先生は私にもっと一生懸命勉強するようにと言った。)
too 〜 toは「〜すぎて…できない」、so 〜 thatは「とても〜なので…だ」、enough toは「〜するのに十分…だ」と程度を表します。
These boxes are too heavy to carry.(これらの本は重すぎて運べない。)
She was so tired that she fell asleep.(彼女はとても疲れていたので、眠りに落ちた。)
He is tall enough to reach the shelf.(彼はその棚に手が届くほど背が高い。)
意味の違いと文の形をセットで整理することが大切です。
→ 不定詞のさまざまな用法について、「不定詞の練習問題take人to,it for to,tell人to,take時間など」の記事に練習問題を多数掲載しています。
仮定法
仮定法は「もし〜だったら」という、現実とは違う状況を表す文法です。中学では主に仮定法過去を学びます。
If I were a bird, I could fly.(もし私が鳥なら、それを飛べるのに。)
過去形を使っているのに、過去の話ではない点が最大の特徴です。wereを使う理由や、助動詞couldやwouldとの組み合わせは、高校入試でも理解力を問われます。
→ 仮定法について、「仮定法の意味や作り方」の記事(作成中)でくわしく解説しています。
中3英語文法は、1つ1つのルールを暗記するだけでは対応できません。文全体の意味や背景を考えながら理解することが重要です。
分からない単元があれば、必ず対応する関連記事に戻り、図や例文を使って整理していきましょう。
be動詞と一般動詞の違い・使い分け(重要)

中学英語で最も重要なのが、be動詞と一般動詞の違いと使い分けです。ここがあいまいなまま進むと、その後に出てくる三人称単数、疑問文、否定文、進行形、受け身、現在完了など、ほぼすべての文法でつまずきます。
中学英語の成績が伸びない原因の多くは、この区別ができていないことにあります。
be動詞は「〜です」「〜にいる」と、主語の状態や存在を表します。一方、一般動詞は「食べる」「行く」「勉強する」など、動作や行為を表します。英文では、このどちらを使っているかによって、文の作り方が完全に変わります。
I am busy.
I study English.
この2文はどちらも「私は〜だ/〜する」という意味ですが、使われている動詞が違うため、疑問文や否定文の形も異なります。
Are you busy?
Do you study English?
be動詞の文では、be動詞を主語の前に出すだけで疑問文になります。一方、一般動詞の文では、doやdoesを使わなければなりません。この違いを理解せずに丸暗記すると、応用がきかなくなります。
否定文も同様です。
I am not busy.
I do not study English.
さらに、三人称単数現在、進行形、受け身、現在完了などは、「be動詞が文の中でどう働いているか」を理解していないと意味が分からなくなります。中学英語の文法は、すべてこの分岐点から広がっていると言っても過言ではありません。
そのため、このサイトでは「be動詞とは」「一般動詞とは」をそれぞれ独立した専用記事として詳しく解説しています。例文、図解、よくあるミスまで含めてまとめているので、ここが不安な人は必ず最初に確認してください。
→ 「be動詞とは」
「be動詞と一般動詞の違いや使い分け方の解説」
「be動詞と一般動詞の使い分けの練習問題」
中学英語文法のおすすめ勉強順

中学英語文法は、正しい順番で学ぶことで、驚くほど理解しやすくなります。逆に、順番を無視して進むと「分からない文法が増えていく」状態に陥ります。ここでは、定期テスト対策にも高校入試対策にも共通する、最も効率の良い勉強順を紹介します。
まず最優先なのは、be動詞と一般動詞の完全理解です。疑問文・否定文・三人称単数現在まで含めて、「どの文でどの動詞を使っているか」を瞬時に判断できる状態を目指します。ここが中学英語のスタートラインです。
次に、時制の基本として、現在形・過去形・未来形を整理します。「いつの話か」を正確に判断できるようになると、英文の意味が一気に安定します。そのうえで、現在進行形や過去進行形に進むと理解がスムーズです。
その後、助動詞と疑問詞を学びます。can、will、mustなどの助動詞は、動詞の前に入るだけで意味を大きく変えます。疑問詞は、長文読解で情報を正確に読み取る力につながります。
中2以降は、不定詞・動名詞・比較・受け身といった「表現を広げる文法」に進みます。ここでは暗記よりも、「文の役割」を意識することが重要です。
最後に、中3内容である現在完了、分詞、関係代名詞、仮定法に取り組みます。これらは入試での得点源であると同時に、高校英語への橋渡しになります。
中学英語文法は、実際の高校入試問題の中でどのように使われているのかを知ることも重要です。
東京都教育委員会が公開している入試問題・解説資料は、学習の指針として非常に参考になります。
このように、中学英語文法は
土台 → 時制 → 表現の幅 → 応用
という流れで学ぶのが最も効率的です。このページを全体地図として使い、分からない文法があれば、必ず対応する子記事に戻って確認してください。それが、遠回りに見えて最短ルートの勉強法です。
よくある質問(中学英語文法Q&A)
中学英語文法は、まず何から勉強すればいいですか?
最優先は、be動詞と一般動詞の違いと使い分けです。ここが理解できていないと、疑問文・否定文・三人称単数・進行形など、ほぼすべてでつまずきます。
単語を覚えているのに英文が作れません。なぜですか?
原因の多くは「語順」と「動詞の使い分け」です。英語は日本語と語順が違うため、文法ルールを知らないと正しい文になりません。
三人称単数現在が覚えられません。コツはありますか?
主語が「he / she / 人の名前」のときだけ動詞が変わる、と主語に注目して判断する癖をつけるのがコツです。丸暗記よりも、判断基準を明確にしましょう。
疑問文と否定文が混乱します。
be動詞の文か、一般動詞の文かを最初に見分けてください。使う動詞が違えば、文の作り方もまったく変わります。
中2・中3の文法が難しく感じます。
中2・中3文法は、中1文法が前提になっています。難しいと感じたら、今の単元ではなく「土台」に戻ることが最短ルートです。
不定詞と動名詞の違いが分かりません。
どちらも「〜すること」と訳せますが、使える動詞や文の役割が異なります。意味だけでなく「形」と「働き」で区別することが重要です。
現在完了と過去形の違いは何ですか?
現在完了は「過去から今までのつながり」、過去形は「過去の一点」を表します。「いつ〜したか」を言っているかどうかが判断ポイントです。
長文読解が苦手です。文法は意味がありますか?
あります。長文が読めない原因の多くは、関係代名詞や分詞などの文構造が理解できていないことです。文法は読解力の土台です。
定期テストと高校入試で、勉強法は違いますか?
基本は同じですが、入試では文法が単独ではなく、長文や英作文の中で使われます。意味と使い方を理解しておく必要があります。
文法問題は解けるのに英作文が書けません。
知識を「使う練習」が不足しています。例文をまねして書く練習をすることで、文法が実際に使える形になります。
このページはどんな使い方をすればいいですか?
中学英語文法の全体像を確認するハブとして使い、分からない文法があれば必ず対応する子記事に戻って確認してください。
まとめ|中学英語文法は「全体像+土台」がすべて
中学英語文法は、暗記科目ではありません。be動詞と一般動詞を軸に、時制や文の形が積み重なっていく「構造理解の教科」です。
このページでは、中1・中2・中3で学ぶ英文法を一覧で整理し、どこに戻ればいいのかが分かる全体地図を示しました。分からない文法があれば、その場で悩まず、必ず専用の関連記事に戻って確認してください。
中学英語は、正しい順番で学べば、誰でも必ず伸びます。このページを入口として、英語が「分からない」から「読める・書ける」に変わるきっかけにしてください。
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この記事を書いた人
現役の塾経営者。指導歴25年以上、のべ3,500人以上の小・中・高校生を指導。
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