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小学1・2年生算数の自宅学習の仕方:家庭学習の時間、中学受験する小1・小2の勉強時間など

先生に勉強を教わる小学生の男の子 小学生勉強情報
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幼稚園や保育園から小学校にあがると、新たな環境や生活パターンに慣れるので大変ですよね。
新しい生活にも慣れてくると、やはり勉強が気になってきます。

「足し算の繰り上がりや引き算がなかなかできるようにならない…」
「国語の宿題で字が雑すぎて、毎回書きなおしになっている…」
「宿題をし始めるのに時間がかかる…始めてからさらに時間がかかる…」

これから勉強がむずかしくなっていくのに、低学年からこれで大丈夫か不安になります。

そこで今回は

  1. 小学校1・2年生の勉強時間の目安
  2. 1・2年生の算数で気をつけること

を確認していき、子どもへの保護者の方のかかわり方について確認していきます。

この記事は下記の方向けです。

  • これから小学校にあがるお子様のいる方
  • 小学生になって算数で戸惑っているお子様のいる方
  • 中学受験を予定されている方

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※関連記事:Z会小学生コースの進め方:自主性や考える力を伸ばせる問題の特徴を紹介

小学1・2年生の1日の家庭学習時間

小学生は学年×10分勉強しましょう」とよく言われます。

1年生だと1日10分、2年生だと1日20分です。

本当にこれで十分なのでしょうか。一般的に小学生は毎日どれくらい勉強しているものなのでしょうか。

1・2年生の家庭学習時間は45分

実は、1・2年生は「10-20分」どころか「45分」勉強しています。

下記のグラフをご覧ください。小学校1年生から6年生までを対象に、1日の家庭学習時間を調査した結果です。

おうち教材の森より
  • 1年生の平均学習時間は45.7分
  • 2年生の平均学習時間は46.0分

となっており、「学年×10分」を大きく越えています。

また、1・2年生の家庭学習時間はほとんど同じですが、3年生になると急に伸びて61.3分になります。

3年生は英語(外国語活動)・理科・社会の授業がはじまりますから、宿題も増えて勉強が忙しくなるのです。

中学受験をする小学1・2年生は1日1時間以上勉強しよう

中学受験をする小学1・2年生に関しては、1日1時間以上勉強しましょう。内訳は算数30分以上、国語30分以上です。

  • 算数:計算10分、文章問題20分
  • 国語:漢字10分、文章問題20分

上記のように基礎固め(計算、漢字)と文章問題の両方に勉強時間を毎日割くようにしましょう。

中学受験対策のため、3年生から塾に通いはじめる子が多くなります。塾の授業は1回50分あり、加えて宿題も出ます。

授業も宿題も集中して取り組める習慣づくりも兼ねて、1日1時間以上の勉強に慣れておく時期です。

1・2年生の家庭学習で気をつけること

1・2年生の間は、家庭学習が中心というご家庭が多いです。

リビング学習で気をつけておくと良いことを2つお伝えします。

学習習慣をつける

今までできなかったことや知らなかったことを勉強して身につけていくわけですから、時間がかかります。
また、たくさんがんばってもしばらく触れていないと忘れます。

継続的に触れるため、勉強を習慣化しましょう。

毎日同じ時間やタイミングに勉強(宿題)をする

寝る前に歯を磨くのと同じように、勉強は同じ時間か同じタイミングに実施しましょう。

  • 学校から帰ってきたらすぐ
  • 夜ごはんを食べる前(夜ごはんを作っている間)
  • お風呂に入る前

などが多いです。どのタイミングが良いかはご家庭の生活スケジュールによります。

「夜ごはんを食べる前」が気持ち的にも、ごはんを食べた後のスケジュール的にも(お風呂、歯磨き、明日の準備、寝かしつけ)都合がいいでしょう。

ただ、学習習慣ができるまでは親がついていないと1人で勉強できません。

共働き家庭だと、「学校から帰ってきたらすぐ」はむずかしいかもしれません。

その場合は、「夜ごはんを作っている間」にリビングで宿題をさせる方が多いようです。

音読の宿題も聞けますし、リビング学習は小学校低学年の王道と言えます。

毎日同じ場所で勉強(宿題)する

勉強をする場所も固定するほうが習慣化しやすいです。

場所が変わると気分が変わって良い面もありますが、
習慣化するときには同じ場所のほうが「いつもどおり感」が早く身につきます。

ちなみに勉強する場所は、
リビング学習というくらいですからやはり圧倒的にリビングが多いようです。

セイバンより

解く過程を大事にする

宿題や家庭学習で、答えがあっているかだけでなく、子どもの解き方も確認しておきましょう。

たとえば「8 +7」のように繰り上がりのある計算だと、
7を2と5にわけて「10+5=15」のように解きやすい方法で習います。

このほうが繰り上がりの計算をしやすいからですが、それだけではありません。

かけ算や割り算のようにむずかしい計算になったときに、
子どもが計算しやすいように工夫できるようになるからです。

最初は手間がかかりますが、はじめのうちに10の手間をかけておくと、後々、100の手間を省けるようになります。

小学校1年生算数の単元一覧

1年生は1学期に45時間、2学期に53時間、3学期に29時間の授業を受けます。
合計127時間あります。

1年生の算数の単元は大きくわけて、

「足し算」「引き算」「時計」

の3つです。

小学校1年生の算数の単元表をご覧ください。各単元の学習ポイントと一緒に表にまとめました。

学期学習内容ポイント
1学期・10までの足し算
・10までの引き算
・数字を正しく書ける      
・「リンゴ」などの具体的なものの個数と、3や4などの数字がつながる
2学期・10より大きい数の足し算
・10より大きい数の引き算
・3つの数の足し算と引き算
・時計を読む(何時、何時半)
・繰り上がりと繰り下がりの解き方を理解して使える
・2つの数の計算と同じように3つの数を計算できると理解する
・時計の長針と短針を区別して読める
3学期・100までの足し算と引き算      
・時計を読む(何時何分)
・手で数えきれない大きい数を、具体的なものではなく数字でイメージして扱えるようになる
・アナログ時計を1人で読めるようになる
啓林館:算数デジタルパンフレットを元に作成

1年生の間は、つまずく箇所がみんなよく似ています。

  • 具体的なものの個数と数字のマッチング
  • 繰り下がり・繰り下がり
  • 時計の読み方

など、どの子も1度はつまずく箇所です。

1年生の勉強方法

1年生の勉強のゴールは3つです。

  1. 数字を扱えるようになる
  2. 繰り上がり、繰り下がりを使えるようになる
  3. 時計を読めるという満足感を得る

一足飛びに学習を進められませんから、1つ1つできるようにしていけば十分です。

対策方法を1つ1つお伝えします。

日常生活で数字を数える

日常生活で数字に慣れるようにしましょう。

下記のような方法がオススメです。

  • 家族が1人1個ずつリンゴを食べられるような個数のリンゴを子どもに取って来てもらう
  • 数字をテーマにしている絵本を一緒に読む
  • 近所の公園で1番ブランコの多い公園はどこで、いくつあるかを子どもと一緒に考える

日常生活でものの個数と数字をマッチングさせる経験を多くすれば、感覚的に数字を扱えるようになります。

500円以内の買い物をして金額の計算練習をする

繰り上がり・繰り下がりは、どの子も最初はつまずきます。

10進法に慣れていないため、10を超えた世界を感覚的につかみにくいです。

お菓子や電車の切符など500円以内の買い物をするときに、子どもに硬貨を選ばせるようにすると良い練習になります。

10円玉10枚で100円、50円玉2枚で100円など繰り上がりの練習を楽しくできます。

リビングの時計を一緒に読む

リビングに時計を置いている(壁にかけている)ご家庭は多いと思います。

「今、何時?」

と子どもに聞いたり、一緒に時間を確認するようにしましょう。

時計を読めると子どもは自分が大人になったかのように感じて、うれしくなります。
時計を読む練習も日常生活でさせるほうが早く確実に身につきます。

3-4歳頃から取り組まれているご家庭も多いようですが、「知育時計」がとても便利です。

長針と短針が色分けされていて区別しやすく、「5分」「10分」などの分数も書かれています。おもちゃとして遊んでいるうちに時計をちょっとずつ読めるようになります。

ただ、これだけだと不十分かもしれません。

子どもが時計を触るのに慣れてきたら、リビングの時計を一緒にみながら「今は何時?」「もう3時半になったかな?」のように子どもに聞いてあげると、早く時計を読めるようになっていきます。

知育時計のように、リビングの時計にも「5分」「10分」と書いた紙を貼っておくという方法もとても有効です(我が家はこれで一気に子どもが時計に抵抗感がなくなりました)。

小学校2年生算数の単元一覧

2年生は1学期に60時間、2学期に60時間、3学期に36時間の授業を受けます。
合計156時間になり、1年生の1.2倍以上にアップします。

2年生の算数の単元は大きくわけて、

「かけ算」「大きな数」「図形」

の3つです。

小学校2年生算数の単元表をご覧ください。各単元の学習ポイントと一緒に表にまとめました。

学期学習内容ポイント
1学期・ひっ算
・単位の変換、表し方(m/cm、L/dL、時間/分)
・図を使って解く文章題
・100をこえる数
・一の位、十の位を理解する
・単位を使い慣れる
2学期・計算の工夫(数字を入れ替える→工夫、かけ算も数字を入れ替えてもOK)
・三角形と四角形の性質
・かけ算
・図を使って解く文章題
・かけ算の暗記をする
・文章題の読み取りができる
3学期・1-2学期の応用(九九、1000をこえる数、単位)・1-2学期の内容を完璧に理解しなおす
啓林館:算数デジタルパンフレットを元に作成

2年生は1年生より難易度があがります。子どもに応じた理解の仕方で学習方法が変わってきます。

2年生の勉強方法

2年生の勉強のゴールは3つです。

  1. 位の数を理解して使えるようになる
  2. 単位の変換ができるようになる
  3. 九九を覚えてかけ算を使いこなせるようになる

1年生のときは、数や10進法など日常生活でもよく使う考え方ばかり出てきました。

2年生で登場する「位の数」や「単位の変換」は、日常生活でよく使う考え方ではありません。

例えば、「35歳」と聞いたときに「十の位は3で、一の位は5だ」などと考えませんし、
10kgのお米を買ったときに「10,000g」とわざわざ単位変換しません。

初めて習う子にとってはやや唐突な内容なため、慣れるまで戸惑う子もいます。

「位の数」の教え方

位の数はとても重要です。これを理解して初めて、この次に出てくる「ひっ算」を理解して使えるようになります。

ひっ算は、一の位の数字どうし、十の位の数字どうしで計算します。

子どもに説明するときは、2通りの方法があります。

言語的に理解させる方法】

十の位、一の位の「位」は「数の段階」を表します。段階というのはグループやステージのことです。1が10個集まれば、次のステージに進みます。

どのステージにいくらの数字があるのかで、読み方が変わります。

「35」は「さんじゅうご」と読みます。「じゅう」がついているのは、それが十の段階(ステージ)であることを指します。「じゅう」に「さん」がついているので、十の段階に3があることになります。

まずはこうした「理屈」を説明してみてましょう。例題をいくつか解いてみて子どもがしっくり来ているようなら大丈夫です。

しっくり来ていなさそうなら、次の方法を試してみてください。

視覚的に理解させる方法】

「35」を紙に書いて、場所で説明します。

右端にある数字が一の位で、左の数字が十の位になる。

これだけです。これをいろいろな2ケタの数字で説明し、子どもに「この数字なら、十の位は何?」のようにたくさん質問すると早く定着します。

2年生だとこちらの視覚的な説明のほうが理解しやすい子が圧倒的に多いです。

「単位の変換」はもとにする単位を決める

単位の変換に戸惑う子も多いです。

2年生で出てくる単位は「m/cm/mm」「L/dL/mL」です。

単位は日常生活で出てきますが、単位の変換はあまりしません。慣れていないので、変換の仕方がわからず、一問一答のように暗記しようとしてしまいます。

1m=100cmで、1m=1000mmで、1cm=10mmで、しかもその逆もあります。
100cm=1m…となり、m、cm、mmだけで6通りも単位変換があります。

単位の変換は「基にする単位」を1つ決めておくと、とてもやりやすくなります。

たとえば、cmを基にするとこうなります。

  1. cm→m:位を2つ減らす
  2. cm→mm:数字の右端に0を1つ加える

2種類の手順を覚えるだけで済みます。

cmやdLのように、真ん中の単位を基にすれば単位変換がしやすくなります。

ほかの単位でも大丈夫です。子どもが使いやすい単位であれば十分です。

九九をゲーム感覚で覚える

位の数と単位変換にくらべると、かけ算に慣れるのはむずかしくありません。

昔ながらの方法が結構有効です。「ににんが、し!」とリズムよく叫んで覚えましょう。

あるいはアプリを使ったり、親子で一緒にゲーム感覚練習もできます。

※関連記事:【幼児・小学生の家庭学習向け】算数のおすすめアプリ

  • 2の段を最後までいう時間を競う(記録を残しておくと、タイムが早くなるのを見て成長を感じられます)
  • 2の段を後ろから最初まで逆向きに言ってみる
  • 食卓に並べたお箸の本数とお茶碗の数をかける
  • 各段を最後まで言い切る目標時間を決めて暗唱してみる(最初は30秒がオススメです。慣れてきたら20秒、15秒と短くしてみましょう)

ちなみに学校では2か月ほどかけて九九を覚えていきますから、最初つまずいていても焦る必要はありません。

かけ算はずっと出てきますし、そういう意味ではいくらでも練習の機会はあります。

家庭学習用の学習ツールの選び方

家庭での学習ツールは大きく3つあります。

  1. 市販教材
  2. 通信教育
  3. アプリ

です。それぞれの選び方を説明します。

市販教材を一緒に選ぶ

市販教材はネットや本屋さんで子どもと一緒に選ぶのがおすすめです。

親が気に入ったものを買って子どもにさせるのも良いですが、子どもがする気になってくれなかったら意味がありません。

「主婦と生活社」のすみっコぐらしシリーズや学研のドラゴンドリルシリーズなど、子どもの興味を引きながら楽しく勉強できるドリル・問題集がたくさんあります。

子どもが気に入ったものを使うと、楽しく勉強に取り組んでくれるようになります。

毎朝5分の学習習慣をつけるためのドリル(『早ね早おき 朝5分ドリルシリーズ』)もあれば、中学受験に向けて思考力や応用力を養う問題集(『トップクラス問題集』)もあります。

学習目的に合わせて選ぶようにしましょう。

※関連記事:低学年向けの市販教材をこちらの記事で学習目的別に紹介しています。
【1年生】
算数のおすすめドリル・問題集
国語のおすすめドリル・問題集

【2年生】
算数のおすすめドリル・問題集
国語のおすすめドリル・問題集

通信教育を試してみる

塾に通ってみて上手くいかなければ、通信教育を試してみるのも一つの手です。

移動時間がゼロですし、塾に比べて短時間の1回あたりの勉強が短時間に設計されています。「塾と併用」「通信教育単独」のどちらも選べます。

難関中学対策ならZ会

難関中学、最難関中学(首都圏御三家、灘中学、ラサール中学など)を目指しているならZ会がおすすめです。下記のような特長があります。

  • トータル受講、ライトな受講(要点集中プラン)を選べる
  • 1科目から受講できる
  • 塾と同じかそれ以上の難易度の問題にもチャレンジできる
  • 記述特訓や理科の複雑な計算対策など入試頻出分野の対策講座を取れる

※関連記事:Z会中学受験コースだけで難関中学に合格する方法

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Z会の通信教育 中学受験コース

苦手、嫌いを克服するなら進研ゼミ

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  • 視覚的に理解しやすい授業動画
  • 1回15分の設計で勉強がつづけやすい
  • 赤ペン先生がほめながら添削してくれる
  • 合格実績は4,000名以上

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楽しく算数の先取り学習ができるRISU

中学受験対策には算数の先取りが欠かせません。

算数の先取りをするのに便利な学習道具としてRISU算数という、「算数に特化したタブレット型の通信教育サービス」があります。

ゲームのようにステージをクリアすればするほど算数の問題を解けるようにしていくシステムです。

小学校の勉強先取りはもちろん中学受験の問題もたくさんあり、RISUの会員で四谷大塚の全国小学生学力テストやSAPIXの模試で全国1位を取っている子も出ています。

費用のシステムが分かりにくいので、その解説も含めて下記の記事で紹介しています。

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気軽に学習するならアプリ

勉強が苦手な小学生や、楽しく少しずつ「勉強」に慣れさせたい幼児・小学校低学年には、ゲーミフィケーション(ゲーム性を取り入れたもの)を取り入れたアプリがおすすめです。

国語の漢字、算数の計算をはじめとして、英検対策、中学入試対策に使えるアプリも数多くあります。

ほとんどのアプリは無料で利用できますが、アプリ内課金のあるものや広告表示のあるものもあります。

  • 親と一緒のときにだけ使っていい
  • 広告はタッチしない

などのルールを事前に決めておきましょう。

※関連記事:おすすめアプリを下記の記事で紹介しています。
算数のおすすめアプリ
国語のおすすめアプリ
英語のおすすめアプリ

うんこゼミ(PRを含みます)

あの「うんこドリル」のアプリ版です。3年生から6年生が対象です。

うんこドリルにハマった子やハマりそうな子(元気な子?)にはたまらない学習アプリになりそうです。

  • 反復学習ができる
  • 国算理社英もできる
  • 半月に1度テストがある
  • 全国のプレイヤーと競える

上記のような特長があり、学習アプリと通信教育の間のようなものです。

月額2,480円であり、安くはなく高くもなくという負担で済みます。

学習アプリ→うんこゼミ→通信教育」のようなステップアップにも使えそうなので、紹介しました。

10日間の無料体験もあるので、「どのような学習ツールが合うか試してみる」のにもおすすめです。

うんこ学園HPより

下記のPRバナーから無料体験を申し込めます。

中学受験をするご家庭がしておくほうがいいこと

中学受験を予定しているご家庭では、受験に向けた対策を1-2年生からはじめることが多いです。

最近の中学入試の問題は下記のような特徴があります。

  • 思考力を問う問題が多い
  • 記述問題が増えている
  • 英語入試や情報処理の問題が増えている

ひと昔前なら、「大量の知識をインプットして正確にアウトプットする能力の高い子」が志望校に合格しやすかったです。

最近では、そうした「処理能力の高い子」よりも「思考力・表現力の高い子」や「明確な学習方針で勉強してきた子」のほうが合格しやすくなっています。

子どもの学習サポートに入る

入試問題のタイプの変化だけでなく、難易度も上がっています。

例えば、東京都の御三家の1つである開成中学で30年前に出題された算数の問題が、今では偏差値40〜50くらいの学校で出題されています。

30年前の超難問は、今の標準問題なのです。

対策は早めに・計画的に始めておくほうが良いです。

※関連記事:【中学受験】受験勉強はいつから本格的にはじめる?受験を成功に導く3つの力とは?

学習スタイルを決める

受験対策をされる場合、約8割の方は塾で対策をされています。

ただ、その8割の方のなかでも利用する塾の種類や方法はさまざまです。

  • 集団指導塾のみ
  • 個別指導塾のみ
  • 集団指導塾と個別指導塾の併用
  • 塾と家庭教師の併用

集団指導塾のみだった方が途中から個別指導塾や家庭教師を併用される場合もあります。

6年生の冬(入試直前)に算数や理科でプロ家庭教師を活用して10-20点アップをする場合や、難関中学入試に向けて低学年から家庭教師を利用する場合など、学習手段も多様化しています。

※関連記事:【中学受験】個別指導塾だけで大丈夫!?
※関連記事:【中学受験】個別指導塾併用のメリット
※関連記事:【中学受験】小学生の家庭教師はいつからがいい?
※関連記事:中学受験・高校受験・大学受験でプロの家庭教師の選び方

状況や時期に応じて上手に活用したいですね。

さらに、家庭学習のみで受験対策をされているご家庭もあります。

首都圏で偏差値60以上の中学校に合格されているご家庭でもそうした方が2割ほどいらっしゃいます(ひまわり教育センターより)。

ご家庭の学習方針次第では、「塾なし」でも受験対策ができるような環境ができています。

※関連記事:【中学受験】塾なしは無理?家庭学習のみで志望校に合格できるおすすめの学習方法を紹介します

志望校情報を集める

志望校は3-4年生までに方向性を決めて本格的に動くご家庭が多いです。

1-2年生の間は、「方向性を決めるための情報収集」が必要です。

というのも、少子化が進むにつれて私立中学では学びの多様化が進んできているからです。

  • 難関大学受験に強い中高一貫校
  • 国際色の強い中高一貫校
  • 独自の指導方針を持つ中高一貫校
  • 大学附属の色を濃くしていく中高一貫校

など様々です。英語入試を導入する私立中学も非常に多くなっており、英語教育に力を入れているご家庭は将来の選択肢がとても多くなっています。

※関連記事:入試で英検®が使える東京の私立中学一覧
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※関連記事:入試で英検®が使える関西の私立中学一覧

しかも最近では公立中高一貫校が人気です。公立の費用で私立のような6年一貫の教育環境を手に入れられます。

あまりの人気で、開設時には偏差値50弱だった公立中高一貫校が数年後には偏差値60近くまで上昇しているケースもあります。

作文が必須だったり、複数の教科をまたいだ試験になっていたりと、私立中入試とは全く対策方法が違っています。

※関連記事:人気急上昇中の公立中高一貫校の魅力とは?私立中との入試制度の違いや対策方法を解説します!

受験をする・しないのご検討も含めて、早めに情報収集をしておきましょう。

※関連記事:中学受験するかしないか:私立中・公立中それぞれのメリット、中学受験と高校受験どちらがいいかを解説!

まとめ

小学校1年生の勉強は10までの足し算や時計など、子どもにとってなじみやすい勉強内容です。

繰り上がり、繰り下がりが出てきたときに注意すれば、
あとはそれほど苦労しない子が多いです。

2年生になると少しむずかしくなってきて、つまずきだします。
九九の暗唱なども焦らずじっくり取り組んでみてください。

学校の宿題がまだまだ少ない学年ですから、本格的に勉強をはじめる前に勉強に対してイヤな印象を持たせないことが大切ですね。

※関連記事:小学校1年生におすすめの算数ドリル
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