高校入試の社会では年号・年代が問題によく出てきます。
たくさんあって覚えるのに苦労している受験生はたくさんいます。
そこで、年号・年代を語呂合わせで覚えられるように、古代から現代まですべてまとめました。
をお伝えします。
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※スタディサプリについて下記記事でくわしく紹介しています。
スタディサプリ中学講座の特徴と効果的な活用法
57年 | 倭の奴国王が後漢に使いを送り、金印を授かる |
239年 | 邪馬台国の女王・卑弥呼が中国に使いを送る |
稲作が朝鮮半島から伝わり、経済的に豊かになった村どうしで争いが起こる。
いくつかの村をまとめて国をつくり、強大な軍事力で広い地域を支配するようになる。
支配体制を強めるために中国の王朝に使いを送ってハクをつけるようになる。
この頃の日本の様子が『魏志倭人伝』に伝わっている。
卑弥呼が鬼道(呪術)で国を治めており、魏の使節も訪れている。卑弥呼の死後に男王がたつも邪馬台国は乱れ、壱与(いよ)が女王になって国が収まったとある。
478年 | 倭王・武が中国に使いを送る |
538年 | 仏教が百済から日本に伝わる |
大王(おおきみ)が渡来人の技術を使いながら有力豪族と協力して大和朝廷を治めている。
有力豪族どうしの争いに蘇我氏が勝ち、大和朝廷の中心的役割を担う。仏教の招来・保護も蘇我氏が行う。
平面積では世界最大の仁徳天皇陵(大阪府)がつくられる。
593年 | 聖徳太子が推古天皇の摂政になる |
603年 | 聖徳太子が冠位十二階を定める |
604年 | 聖徳太子が十七条の憲法を定める |
607年 | 小野妹子らが遣隋使として派遣される |
630年 | 遣唐使が派遣される |
645年 | 大化の改新がはじまる |
652年 | 班田収授の法が施行される |
663年 | 白村江の戦いで大敗する |
天皇と有力豪族の蘇我氏による支配体制が安定していたが、外圧の危機が高まる。
朝鮮半島で百済がほろび、次は日本に攻め入ってくるかもしれないと防衛体制を強める。この危機感のなかで国内の支配体制にも変化が起こる。
蘇我入鹿が大化の改新でほろぼされ、天智天皇(中大兄皇子)と中臣鎌足(藤原鎌足)との政治体制になる。
672年 | 壬申の乱で天武天皇が大友皇子に勝利する |
683年 | 富本銭が発行される |
684年 | 八色の姓が制定される |
694年 | 都が藤原京に移される |
701年 | 大宝律令が制定される |
708年 | 和同開珎が発行される |
710年 | 都が平常京に移される |
712年 | 『古事記』がまとめられる |
713年 | 『風土記』がまとめられる |
718年 | 養老律令が制定される |
720年 | 『日本書紀』がまとめられる |
723年 | 三世一身の法が発布される |
724年 | 聖武天皇が即位する |
743年 | 墾田永年私財法が発布される |
752年 | 東大寺の大仏開眼 (大仏完成) |
753年 | 唐から鑑真が日本に来る |
784年 | 都が長岡京に移される |
壬申の乱で朝廷側の勢力に勝利した天武天皇は、天皇と新たな役人の体制(八色の姓)を整え、新たな法令(大宝律令)で民への支配体制を充実させていく。
後を継いだ持統天皇と藤原氏との協力体制により、皇位継承が安定する。以降、天皇と藤原氏による支配体制がつづく。
中国王朝から知識や技術を取り込む動きは活発で(遣唐使の派遣)、唐や新羅が日本に攻め入る心配が減り、国力が充実していく。
朝廷の支配体制が強まったことで、日本独自の貨幣政策(富本銭・和同開珎の発行)も行えるようになった。
794年 | 都が平安京に移される |
806年 | 空海が真言宗を伝える |
810年 | 薬子の変(平城上皇の乱)がおこる |
842年 | 承和の変がおこる |
866年 | 応天門の変が起きる |
894年 | 遣唐使中止 |
905年 | 『古今和歌集』が成立する |
935年 | 平将門の乱がおこる |
939年 | 藤原純友の乱がおこる |
969年 | 安和の変がおこる |
1016年 | 藤原道長が摂政となる |
1051年 | 前九年の役がおこる |
1053年 | 藤原頼通が平等院鳳凰堂(阿弥陀堂)を建立する |
1069年 | 延久の荘園整理令が発布される |
1083年 | 後三年の役がおこる |
1086年 | 白河上皇の院政が始まる |
1156年 | 保元の乱がおこる |
1159年 | 平治の乱がおこる |
1167年 | 平清盛が太政大臣になる |
1185年 | ・壇ノ浦の戦いがおこる (平氏滅亡) ・源頼朝が守護・地頭を設置する |
藤原氏内部や藤原氏とそれ以外の貴族との間で、権力争いが激しくなる。
地方の荘園を藤原氏に寄進する動きが強くなり、その荘園を管理する地方豪族が力を強めていく。
関東では平将門の乱が起こり、同時期に瀬戸内海で藤原純友の乱も起こる。この戦乱を鎮めた武家貴族が力を強め、前九年の役と後三年の役で地方に自身の勢力をつくるようになる。
強くなった武家の力を利用した皇族や貴族によって京都でも戦乱がたびたび起こる(保元の乱・平治の乱)。
戦乱に並行して藤原氏が政治の主導権を握りつづけることに失敗し、代わって上皇が院政をはじめる。
戦乱の勝者となった平氏が空前の強力支配をしくも、反発した武家勢力(源氏など)にほろぼされ(壇ノ浦の戦い)、源頼朝が武家のトップ(棟梁)になる。
天皇と貴族による支配から武家による支配へと変わっていく。
1192年 | 鎌倉幕府が成立する |
1203年 | 北条時政が執権になる |
1205年 | 藤原定家らが『新古今和歌集』を編集する |
1206年 | チンギス・ハンがモンゴル帝国を建国する |
1212年 | 鴨長明が随筆『方丈記』を書く |
1219年 | 将軍・源実朝が暗殺される |
1221年 | 後鳥羽上皇が承久の乱を起こす |
1232年 | 御成敗式目の制定がされる |
1274年 | 文永の役がおこる |
1281年 | 弘安の役がおこる |
1297年 | 鎌倉幕府が永仁の徳政令を出す |
1333年 | 鎌倉幕府が滅亡する |
1334年 | 後醍醐天皇が建武の新政をはじめる |
※関連記事:鎌倉時代の年表を使って鎌倉時代の出来事の順番や鎌倉時代の文化をわかりやすく解説します
源頼朝が征夷大将軍となって鎌倉幕府を開きます。
源氏が将軍として幕府のトップに立ちますが、一方で北条氏が執権となって御家人をたばねたため幕府の事実上の統治者のようになります。
両者の争いは3代目将軍・源実朝の暗殺により北条氏の勝利に終わります。
北条氏はその後、御成敗式目を制定したり評定衆を設置するなどして幕府の統治体制を固めます。
1274、1281年には元帝国の軍勢が日本に攻撃をしかけてきますが、2度とも退けます(文永の役・弘安の役)。しかし、この戦役で御家人は借金に苦しむことになり、借金を棒引きにするという永仁の徳政令を幕府が出すほど苦しむ結果になります。
1333年、鎌倉幕府体制に反発する武士をまとめた後醍醐天皇は鎌倉幕府をほろぼし、公家が中心となって政治を行う建武の新政をはじめます。
1338年 | 室町幕府が成立する |
1368年 | 明が中国統一をはたす |
1390年 | 土岐康行の乱がおこる |
1392年 | 南北朝が統一される |
1404年 | 勘合貿易がはじまる |
1428年 | 正長の土一揆がおこる |
1429年 | 琉球王国が建国される |
1467年 | 応仁の乱がはじまる |
1485年 | 山城国一揆がおこる |
1492年 | コロンブスがアメリカ大陸を発見する |
1517年 | ルターの宗教改革がおこる |
1543年 | 種子島に鉄砲が伝来する |
1549年 | キリスト教が日本に伝わる |
1560年 | 桶狭間の戦いがおこる |
朝廷は権威だけを持ち、武士が政治を行う時代がつづく。
室町幕府は鎌倉幕府にくらべて軍事力も経済力も非常に弱く、有力守護大名が幕府の言うことを聞かないことがしばしばあった。
3代目将軍・足利義満は幕府の力を強めるため有力守護大名に反乱を起こさせて討伐したり、経済力をたかめるために明との貿易をおこなったりした(勘合貿易/日明貿易)。
しかし、足利義満の死後、室町幕府は再び力が弱くなり、応仁の乱を長引かせてしまう。代わって地方の武士や農村が力をたくわえ、山城国一揆や正長の土一揆に代表されるように、地方勢力が守護大名を追いだす出来事も発生するようになる。
この頃はまだ1つの国に村や寺社、武士など複数の勢力が存在し、仲良くしたり敵対したりしている。
同時にヨーロッパでは大航海時代を迎える。数か月以上かけて新大陸を発見し、キリスト教の布教と貿易を行って大きな商売をはじめるようになる。
日本にもキリスト教と鉄砲が伝来し、日本国内の統治体制や戦争の仕方が大規模になっていく。
1568年 | 織田信長が足利義昭を立てて入京する |
1573年 | 室町幕府が滅亡する |
1575年 | 長篠の戦いがおこる |
1582年 | ・本能寺の変がおこる ・太閤検地が行われる ・天正遣欧使節が派遣される ・豊臣秀吉が明智光秀を討つ |
1588年 | 豊臣秀吉が刀狩りをする |
1590年 | 豊臣秀吉、全国統一を果たす |
1592年 | 文禄の役がおこる |
1597年 | 慶長の役がおこる |
1600年 | 関ヶ原の戦いがおこる |
地方のイチ勢力だった織田信長が力をつけ、足利義昭を立てて京都に入る。これにより、織田信長が全国の大名に命令し、命令に従わない大名を討伐する大義名分を得る。
鉄砲は弓矢にくらべて殺傷能力が高いため1つ1つの戦争の決着が早くなり、織田信長が急速に勢力を広げるようになる。
巨大な勢力だった武田家も長篠の戦いで破り、天下統一に向けて順調だったが、本能寺の変で明智光秀に討たれる。
その後の実権を握った豊臣秀吉が1590年に天下を統一し、太閤検地や刀狩り、キリスト教の制限によって武士の支配体制を強めていく。明に攻め入るために朝鮮半島へ2回攻撃をしかけるが失敗する(文禄の役、慶長の役)。
秀吉の死後は徳川家康が関ケ原の戦いで石田三成を破り、天下の実権を握る。
1603年 | 江戸幕府が成立する |
1615年 | ・武家諸法度ができる ・禁中並公家諸法度ができる |
1635年 | 参勤交代の制ができる |
1637年 | 島原・天草一揆 (島原の乱)がおこる |
1639年 | ポルトガル船の来航禁止 |
1641年 | オランダ商館を出島に移す |
1649年 | 慶安の御触書が出る |
1687年 | 生類憐れみの令が出る |
1688年 | 名誉革命がおこる |
1689年 | 権利の章典 (イギリス) |
1709年 | 新井白石による正徳の治が行われる |
1716年 | 徳川吉宗による享保の改革が行われる |
1772年 | 田沼意次の政治がおこなわれる |
1774年 | 『解体新書』が出版される |
1776年 | アメリカ独立宣言がだされる |
1787年 | 松平定信による寛政の改革が行われる |
1789年 | フランス革命がおこる |
1814年 | ウィーン会議がひらかれる |
1825年 | 異国船打払令がだされる |
1837年 | 大塩平八郎の乱がおこる |
1839年 | 蛮社の獄がおこなわれる |
1840年 | アヘン戦争がはじまる |
1841年 | 水野忠邦による天保の改革が行われる |
1842年 | アヘン戦争で清が敗北する |
1851年 | 太平天国の乱がおこる |
1853年 | ペリーが浦賀に来航する |
1854年 | 日米和親条約が結ばれる |
1857年 | インド大反乱がおこる |
1858年 | 日米修好通商条約がむすばれる |
1859年 | 安政の大獄がおこなわれる |
1860年 | ・桜田門外の変がおこる ・五品江戸廻送令が出される |
1861年 | アメリカ南北戦争がおこる |
1862年 | 生麦事件がおこる |
1866年 | 薩長同盟が成立する |
1867年 | ・徳川慶喜が大政奉還する ・王政復古の大号令が出される ・ええじゃないかの乱舞がおこる |
1868年 | 戊辰戦争がおこる |
※関連記事:中学生のための江戸時代年表勉強法
江戸幕府ができてしばらくの間はまだまだぜいじゃくな支配状況だった。統治体制を強固にするため、幕府は武家諸法度や参勤交代で大名の統制をはかり、禁中並公家諸法度で朝廷の統制をはかった。
島原の乱以降は大きな戦乱が起こらず、江戸幕府の支配体制は安定するようになった。
ただ、幕府は歳出と歳入のバランスが悪く、毎年赤字になるか、飢饉(ききん)や災害のときには巨額の赤字を抱えるようになっていく。
財政再建のために享保の改革・寛政の改革・天保の改革が行われるが目立った成果を得られない。
海外ではフランス革命などで人民が力をつけ、産業革命で工業力が大きく伸びていく。それによってヨーロッパ諸国の軍事力が強大化。
軍事力を背景に、外国のスキにつけいって商売をして大儲けする手法が確立される。
それを嫌った清国はアヘン戦争でイギリスに敗れる。
清国敗北のニュースに驚いた江戸幕府は、日米和親条約を結んで開国。各国と貿易協定(通商条約)を結ばされて不利な条件で貿易を行う。
日本国内で急激な物価高が進み、外国人に慣れていない日本人は生麦事件など外国人に対する殺傷事件をたびたび起こす。
外国人への反発が江戸幕府への反発へと変わり、薩長同盟など幕府討伐の準備が進む。
将軍・徳川慶喜は政権を朝廷に返上するが(大政奉還)、戊辰戦争で旧幕府側の勢力は敗北する。
1868年 | 五箇条の御誓文が発布される |
1869年 | 藩主が支配権を朝廷に返還する |
1871年 | 藩が廃止され府県が設置される |
1872年 | ・富岡製糸場が操業する ・学制が公布される |
1873年 | 徴兵令と地租改正が発布される |
1874年 | 『民選議員設立の建白書』が提出される |
1875年 | 樺太・千島交換条約がむすばれる |
1876年 | 日朝修好条規がむすばれる |
1877年 | 西南戦争がおこる |
1885年 | 伊藤博文が初代首相になる |
1886年 | ・学校令が発布される ・ノルマントン号事件がおこる |
1889年 | 大日本国憲法が制定される |
1890年 | 第一回帝国議会がおこなわれる |
1894年 | ・領事裁判権 (治外法権)が撤廃される ・甲午農民戦争がおこる ・日清戦争がおこる |
1895年 | ・下関条約が締結される ・ロシアが三国干渉をする |
1900年 | 義和団事件がおこる |
1901年 | 八幡製鉄所が操業開始する |
1902年 | 日英同盟がむすばれる |
1904年 | 日露戦争がおこる |
1905年 | ポーツマス条約がむすばれる |
1910年 | 韓国併合がおこなわれる |
1911年 | ・辛亥革命がおこる ・関税自主権を回復する |
列強(ヨーロッパ諸国とアメリカ)の政治体制や考え方を取り入れて不平等条約を改正し、工業化を進めて軍事力を増強したい明治政府。そのために必要な大日本帝国憲法を1889年に発布して議会を発足させ、人材育成のために学校令を公布する。
その結果、1894年に領事裁判権の撤廃に成功する。
ヨーロッパからの進出をはばむために朝鮮半島を自分のものにしたいと考え、日朝修好条規(1876年)、日清戦争(1894年)と徐々に進出していく。
ロシアは日本を抑えこもうとして三国干渉をしてくる(1895年)。ロシアへの反発が日本国内で強まる。
明治政府はロシアとの戦争にそなえて工業力の増強のために八幡製鉄所の操業を開始する(1901年)。そうした日本の動きを利用してロシアを抑えこみたいイギリスは、1902年に日本と同盟を結ぶ(日英同盟)。
1904年、日露戦争が起こる。日本・ロシアともに疲弊し、アメリカ合衆国大統領セオドア・ルーズヴェルトの仲介によりポーツマス条約を結ぶ(1905年)。
ロシアに対して優勢に戦争を進めたことで日本の朝鮮半島への影響力は強まり、日韓併合を行なう(1910年)。
世界のなかで日本の立場は上昇し、1911年には関税自主権の回復に成功する。
1912年 | 第一次護憲運動がおこる |
1914年 | 第一次世界大戦がはじまる |
1915年 | 二十一カ条の要求を出す |
1917年 | ロシア革命がおこる |
1918年 | ・シベリアへ出兵する ・米騒動がおこる |
1919年 | ・三・一独立運動がおこる ・五・四運動がおこる ・ベルサイユ条約がむすばれる |
1920年 | 国際連盟が設立される |
1921年 | ワシントン会議がひらかれる |
1922年 | 全国水平社が設立される |
1923年 | 関東大震災がおこる |
1925年 | ・普通選挙法が成立する ・治安維持法が制定される |
1927年 | 金融恐慌に突入する |
日露戦争後、ロシア国内は混乱し、1914年にヨーロッパでは第一次世界大戦が起こる。イギリスなどヨーロッパ諸国はアジアに関わる余裕がなくなる。
この過程で列強の脅威から逃れた日本は、韓国併合につづいて中国へ二十一カ条の要求をつきつける。日本のこうした動きに朝鮮半島や中国国内で強く反発して抵抗運動(三・一独立運動、五・四運動)が起こる(1919年)。
ヨーロッパ各国は第一次世界大戦による疲弊から平和へのかじ取りのために国際連盟を設立する。同時に、軍事大国化しつつある日本を抑えるためワシントン会議で軍縮を決定する。
日本国内では国政に参加する意識が高まり、普通選挙法が制定される。
1929年 | 世界恐慌がおこる |
1931年 | 満州事変がおこる |
1932年 | 五・一五事件 |
1936年 | 二・二六事件 |
1937年 | 盧溝橋事件が起こり、日中戦争がはじまる |
1938年 | 国家総動員法が発令される |
1939年 | 第二次世界大戦がはじまる |
1940年 | 日独伊三国同盟が結ばれる |
1941年 | ・日ソ中立条約が調印される ・太平洋戦争がはじまる |
1942年 | ミッドウェー海戦がおこなわれる |
1945年 | ・ヤルタ会談がひらかれる ・国際連合が発足する |
1946年 | ・農地改革が行われる ・日本国憲法が交付される |
1948年 | 世界人権宣言が採択される |
1949年 | 中華人民共和国が建国される |
1950年 | ・朝鮮戦争がおこる ・警察予備隊が創設される |
1951年 | ・サンフランシスコ平和条約に調印する ・日米安全保障平和条約に調印する |
1954年 | 自衛隊が発足する |
1955年 | アジア・アフリカ会議がひらかれる |
1956年 | 日ソ共同宣言が出される |
1962年 | キューバ危機がおこる |
1964年 | 東京オリンピックが開催される |
1965年 | ベトナム戦争がはじまる |
1967年 | 公害対策基本法が制定される |
1972年 | 沖縄が返還される |
1973年 | 石油危機がおこる |
1978年 | 日中平和友好条約が発効される |
1985年 | 男女雇用機会均等法が成立する |
1989年 | ・マルタ会談がひらかれる ・ベルリンの壁が崩壊する |
日中戦争で苦戦している日本は国家総動員法を発令して、国力をあげて日中戦争に臨む。大きな戦果をあげられないまま国力が疲弊し、燃料確保の目的もあって太平洋戦争へと突入する。
ミッドウェー海戦の大敗で軍事力を大きく失った日本は1945年、ポツダム宣言を受け入れて太平洋戦争に敗北する。国の建て直しのため、GHQの指導のもと日本国憲法を公布する(1946年)。
世界でも、第二次世界大戦を止められなかった反省から、抑止力の強い国際連合が発足する(1945年)。
世界人権宣言が採択され、「強者だけで回す世界」から「全員参加の世界」への方針を転換していく。
同時にアメリカとソ連という2強の対立が激しくなり、戦争によらない対立構造(冷戦)が定着する。自分の味方を増やすためアメリカは日本と日米安全保障条約を結び(1951年)、沖縄も返還し(1972年)、有事の協力体制を取る。
1962年のキューバ危機で核戦争の脅威が現実となり、危機感を感じた米ソはマルタ会談で冷戦の終結、東西ドイツの統一(ベルリンの壁崩壊)を決める。
1964年の東京オリンピック以降、日本は経済が回復する。急速な工場化のために公害が起き、公害対策基本法を成立させる。
1990年 | 東西ドイツが統一する |
1991年 | ・湾岸戦争がはじまる ・ソ連が解体する |
1992年 | PKO協力法が成立する |
1993年 | EUが発足する |
1995年 | 阪神淡路大震災がおこる |
2003年 | イラク戦争がはじまる |
2008年 | 世界金融危機とリーマンショックがおこる |
2011年 | 東日本大震災がおこる |
ソ連が解体し、アメリカが「世界の警察」として世界各地の紛争に手を出し、湾岸戦争(1991年)やイラク戦争(2003年)などを起こす。
ヨーロッパの国力は第二次世界大戦後もアメリカには及ばず、EUを発足させて連合で存在感を高める方針を取る(1993年)。
日本は2つの大きな地震(阪神大震災・東日本大震災)を経験し、地震からの復興策やボランティアの意義について評価が進んでいる。
歴史の勉強で年号を覚えるのは非常に大切です。その理由を3つお伝えします。
まず、入試で得点を取りやすくなります。高校入試では、年号を覚えていれば解ける問題がいくつか出てきます。
例えば下記の入試問題をご覧ください。
都立高校入試の問題で、1560年から1635年を4つの区分にわけて資料Ⅱがどの区分に入るかを選択します。
資料Ⅱは、「1582年」から豊臣秀吉が全国で実施している「太閤検地」の資料です。
太閤検地の年号がわかっていれば、答えはイだとすぐにわかります。
このように、入試では「年号を暗記しておくと確実に正解できる問題」がいくつかあります。
正解を3問増やせると10点程度になります。入試は1点に7-10人がひしめいていると言われていますから、10点アップできればライバルをごぼう抜きできるのです。
いつ・何が起こったのかを覚えておくと、歴史の流れを正確に把握できるようになります。
例えば室町時代で、「南北朝の統一」と「勘合貿易の開始」はどちらが先でしょうか?
正解は、「南北朝の統一」が先です。南北朝を統一したことで室町幕府による国内の統治体制が安定しました。そのため、外国である明との貿易に乗り出せるようになったのです。
普通に問題集を解いているだけだと、出来事の順番やその順番になった理由(歴史の流れ)はそこまで気になりません。ですが、入試では正誤問題や時代順の並び替え問題、または記述問題でもこうした内容が問われます。
出来事だけを覚えるのではなく、年号と一緒に覚えると「歴史の流れ」も一緒に把握できるようになります。
特に歴史の流れを覚えておくと、時代ごとの重要なイベントや人物名を暗記しやすくなります。また、記述問題にもかなり強くなります。流れの解説を繰り返し聞き、自分でも説明してみると記憶に残りやすくなります。
そういう意味では、繰り返し視聴できるスタディサプリやZ会は非常に便利です。
【下記リンクはスタディサプリのPRです。定期テスト70点くらいまでを目指す人向けです。】
【トップ高を目指している方は下記のPRリンクからZ会を検討してみてください】
中学生のためのZ会歴史の流れを年号と一緒に覚えられると出来事を時系列で思い出せるようになり、「どのように聞かれても、考えて答えられるようになります」。何から何まで暗記しなくて済みます。
例えば、下記の5つはすべて奈良時代の出来事です。
「聖武天皇は三世一身の法を発布しましたか?」と問われたとき、バラバラに覚えていると答えられないかもしれません。
ですが、年号と一緒に覚えるとそれぞれの出来事を思い出しやすくなります。
三世一身の法は聖武天皇の即位前ですから、聖武天皇の事績ではありません。
年号を覚えていれば、聖武天皇が三世一身の法を発布したかどうかを覚えていなくても、問題に正解できます。
高校入試では記述問題が多くなっています。特に公立高校入試は受験生が歴史上の事実を的確に記述できるかどうかを問うものが多いです。
※関連記事:高校入試によく出る社会の記述問題
「いつ」「誰が(何が)」「なぜ」の3点を時系列でわかっていると、的確に答えやすくなります。
例えば、「永仁の徳政令の目的」が良く出題されます。「なぜ永仁の徳政令が出されたのですか?」という問題です。
「御家人の生活救済のため」が答えになりますが、「なぜ永仁の徳政令が御家人の生活を救うことになるのか」がわかっていないと、せっかく覚えてもすぐに忘れてしまいます。
時系列にすると下記のようになります。
元軍という当時世界最大の軍事大国が日本に2回も攻めてきたのです。しかも1回目と2回目の間が7年しかありません。
戦争は出費が大きいです。武器や馬、食料を調達するだけでもたくさんお金がかかります。
それが7年間で2回もあったわけです。7年間で高層マンションを2回購入したようなものです。
よほどお金持ちの御家人でないと家計は大赤字です。恩賞をかなりもらわないといけない。でも恩賞がほとんどなかった。
だから借金まみれになって生活が苦しくなったので、幕府は永仁の徳政令を出して御家人の生活を救済しようとしたのです。
永仁の徳政令の前に何があったのかをすぐに思い出せれば、「あ~戦争があったな。お金かかったんだな」と思い至ります。
記述問題はある程度暗記で対応できますが、一発勝負の入試は確実性が重要です。年号を覚えておくと、記述問題を確実に正解する準備ができます。解答・解説をみて納得するだけでなく、繰り返し自分で書いてみて模範解答をスラスラと書けるまで練習しておきましょう。
※関連記事:高校入試の社会によく出る記述問題
では年号を効率よく覚えるにはどうすればいいか説明します。
まず、一問一答や普通の問題集を繰り返し解きましょう。問題をみたらサッと答えが浮かぶくらいまで繰り返しましょう。
※関連記事:【高校入試】社会でよく出る一問一答形式の問題
※関連記事:高校受験社会の勉強方法
特に年号はたくさんあるので、1度覚えてもまた忘れてしまうのが普通です。思い出せないときにすぐに確認できるように、外出するときは『でる順』などをカバンに入れておきましょう。
一問一答や問題集で勉強しても、なぜか覚えられないものもあります。
どうしても天保の改革と寛政の改革はどちらが先かわからなくなったり…。
ややこしいものは語呂合わせで覚えましょう。
年号をすべて語呂合わせで覚えると、今度は語呂がややこしくなってきます。
「イチゴパンツをはいているのは織田信長だったかな?豊臣秀吉だったかな?」など。
こうすると効率よく覚えられます。
※関連記事:歴史の覚え方
年号を覚えるのにおすすめの問題集を3冊紹介します。それぞれの掲載内容は似ていますが、見せ方の特徴が違っています。
出版社:文英堂
特徴:
1書きこみ式だから用語が覚えやすい!
年表や資料の空欄に重要用語を書きこむので,要点がつかみやすくなっています。また,基礎編と発展編の2部構成になっており,基礎編では時代の流れにそって,発展編ではテーマ別に要点が簡潔にまとめてあります。2別冊解答は暗記ブックに早がわり!
別冊解答は,解答入りの本冊縮小版となっています。解答の確認だけでなく,付属の赤フィルターで暗記ブックとして使用することもできます。3年表と一問一答問題集のダブル付録!
文英堂より引用
年表は壁に貼ったり,デスクマットに挟んで,重要なできごとを素早くチェックできるようにしています。一問一答問題集は,重要用語を問題形式で確認することができるので,テスト直前のチェックに最適です。
出版社:増進堂・受験研究社
特徴:
○中学で学ぶ歴史の重要なできごととその年代を,「五・七・五」のリズムで覚えるゴロ暗記にしました。
増進堂・受験研究社より引用
○時代背景やその内容とともに,関連事項などを示しながら,1つ1つくわしく解説しています
○各章のはじめに年表を設けています。日本と世界の主なできごとを整理することができます。
○各章の終わりに「マンガで重要年代チェック」として,その章の主なできごとをマンガで描き,事件のイメージを深められるようにしました。
○消えるフィルターを活用すれば,穴埋め問題として何度でも取り組むことができます。
出版社:学研プラス
特徴:
学研プラスより引用
- 中学歴史の基本は年表にあり! 定期テストや高校入試に出る内容だけに絞り込んであるから、効率的に学習できる。別冊解答は再録式で、付属の赤フィルターを使って暗記ブックとして使うこともできる。写真や図が見やすいカラー版。
- ●ばらばらに覚えていた知識が、年表ですっきり!穴うめで、かしこく要点がまとまる1冊。
・時代の流れがおさえられる。
・地図や表など、ビジュアルまとめも充実。やる気が出るカラー版。
・手を動かすから、記憶に残りやすい。
・別冊解答は、ミニ暗記ブックになる。
どちらも年号・年表を覚えるのに適しています。下記のように使い分けるのがおすすめです。
1人で勉強していると、下記のようなことがあります。
こういうときの対策方法を3つお伝えします。
多くの中学生は分野ごとで得意・不得意が分かれます。
社会の勉強を効率良くするには、分野ごとの得意・不得意に合わせて問題のレベルを変えるのがおすすめです。
大手の通信教育なら問題の正解・不正解に応じて「解くべき問題」を提示してくれる機能があります。定期テストにも高校入試にも対応しており、難関校入試専用の講座も備えています。
勉強を得意にするには「分かりやすい授業」を「何度も受けること」が近道です。
スタディサプリは高品質な授業動画に加えて10万問以上の演習問題があり、月10,780円で個別指導も受けられます。
くわしくは、スタディサプリ中学講座の特徴と効果的な活用法で紹介しています。
やはり通信教育といえば進研ゼミです。受講者数No. 1で、昔から高校受験対策に定評があります。
高校入試情報をタイミングよく配信してくれますし、苦手克服から難関校対策まで幅広いレベルに対応しています。解説動画を学校の予習代わりに使って1日15~30分の勉強で高得点をねらうことも可能です。
くわしくは、進研ゼミ中学講座の特徴と効果的な利用法で紹介しています。
定期テスト対策や高校入試対策の王道として、塾の活用を考えてみましょう。
子どもは「人からの影響」を強く受ける時期にいます。
といったメリットが塾にはあります。
時期や生徒の学習状況・志望校・学力目標に応じて必要なカリキュラムを考えても、肝心の本人が実行しなければ(実行し続けなければ)効果は薄くなります。
「人からの働きかけ」と「学習環境」によって子どもの学習行動や意識は変わります。
※関連記事:塾はいつから通う?費用は?
こういうときは、家庭教師が便利です。特に受験直前期に家庭教師を活用する方が多くなります。
また、最近ではオンライン家庭教師の優位性がかなり際立ってきています。
普段は塾や予備校で教えている指導者がプロ家庭教師として活躍しています。オンラインなので、移動圏外に住んでいる人がちょっと空いた時間に授業をしています。
トップクラスの実績を持つプロ講師に教われば、1人であれこれ工夫するより5倍10倍早く、的確にポイントを押さえた学習ができます。
特に社会はプロと学生で指導力に大きな差が表れる科目です。「暗記科目」だと思うと興味がわきにくいかもしれませんが、プロが教えると興味を持つようになって楽しく勉強できるようになることがよくあります。
ほかの科目の勉強方法や問題を下記の記事で案内しています。ぜひ、ご覧ください。
【英語】
高校受験英語を得意にする勉強方法
不定詞3用法の見分け方
前置詞の覚え方
助動詞の覚え方
be動詞・一般動詞の違いと使い分け方
高校受験によく出る英熟語・連語の一覧:例文付き
【数学】
高校受験数学の勉強方法と学習計画
平面図形・空間図形の問題の解き方
関数、比例・反比例の問題の解き方
確率の問題の解き方
高校入試によく出る数学の文章問題
【国語】
高校受験国語の勉強方法と長文読解のコツ
【中学古文】頻出古語84・歴史的仮名遣い・月の名称の一覧と問題
高校受験で覚えておくべき漢字の問題100題
【理科】
高校受験理科を得意にする勉強方法
【高校受験】理科でよく出る問題:一問一答280題
高校受験によく出る理科の記述問題(生物・地学・物理・化学)
【社会】
高校受験社会を得意にする勉強方法
【高校受験】社会でよく出る一問一答形式の問題(地理・歴史・公民)
高校受験によく出る社会の記述問題(地理・歴史・公民)
【中学歴史の流れ】高校入試対策でのメリットと押さえておくべきポイント
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